モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

松村邦洋伝 格闘ゲームなのに体力回復システムがあるの?

隠れた名作格闘ゲームの世界をあなたに! 『松村邦洋伝』は、タレントゲーの皮をかぶった異端児だった!

 

松村邦洋伝・最強の歴史を塗り替えろ』

 

タレントゲー全盛期が生んだ、奇跡の一本

 

昔は、タレントや有名人を題材にしたゲームが数多く発売されていました。

 

今の時代では、AKB48恋愛シミュレーションや、

YouTuberのゲームくらいでしょうか。

 

しかし、ファミコンスーパーファミコンの時代には、

本人が登場するアクションゲームやRPGが当たり前のように存在していました。

 

そんなタレントゲー全盛期に、

ひときわ異彩を放っていたゲームがあります。

 

それが、今回ご紹介する『松村邦洋伝・最強の歴史を塗り替えろ』です。

 

多くの人が、「どうせバカゲーだろう」と思ってプレイしたに違いありません。

 

しかし、その見た目からは想像もつかないほど奥深く、

そしてユニークなゲームシステムが、多くのプレイヤーを魅了したのです。

 

物まねタレントとして一世を風靡した松村邦洋さんが、なぜ格闘ゲームの主人公に?

 

そして、なぜこのゲームが隠れた名作とまで言われるのか?

 

その秘密を、一緒に探っていきましょう。

 

 

松村邦洋伝』とは、一体どんなレトロゲームだったのか?

 

松村邦洋伝』は、

1994年にショウエイシステムから発売されたスーパーファミコン専用の格闘ゲームです。

 

ゲームのあらすじは、まさにとんでもないの一言。

 

「物まねタレントの異端児・松村邦洋が、自分の主演格闘ゲームを発売してもらうため、ゲームメーカーへの大冒険に出かける」という、前代未聞のストーリーです。

 

プレイヤーは、主人公の松村邦洋さんを操り、

旅路を邪魔する様々なジャンルの最強キャラクターたちを倒しながら、

ゲーム会社の社長を目指します。

 

そして、最終的に社長に勝利し、自分のゲームを世に出すのが目的です。

 

ゲームシステムは、

一見すると『ストリートファイター2』のような

オーソドックスな格闘ゲームに見えます。

 

実際に、松村さんが着ている道着は、あの「リュウ」とそっくり。

 

見た目からして、ただならぬ雰囲気が漂っています。

 

しかし、その中身は全く違いました。

 

物語と共に、松村邦洋が最強に成り上がっていく!

 

このゲームのストーリーモードは、まさに松村邦洋の最強への道を描いています。

  • STEP1: 自分の主演ゲームを発売してもらうため、ゲーム会社を目指す松村。
  • STEP2: 旅の途中で、喧嘩最強のヤンキーに襲われる。
  • STEP3: ヤンキーを撃退し、喧嘩最強の座を手に入れる。
  • STEP4: 腹が減ったので中華料理店に立ち寄ると、カンフー最強の達人に襲われる。
  • STEP5: 達人を撃退し、カンフー最強の座を手に入れる。
  • STEP6: 食い逃げ犯として捕まり、刑務所最強のプロレスラーと戦うことに。
  • STEP7: プロレスラーを撃退し、プロレス最強の座を手に入れる。

 

このように、最初はただの芸能人だった松村さんが、

戦いを経るごとに様々なジャンルの最強の称号を手に入れていくという、

ハチャメチャな展開が最高に面白いのです。

 

そして、このゲームのキャラクターグラフィックもまた強烈です。

 

松村さんや敵キャラクターの顔は、

なんと実写取り込み

 

ゲーム雑誌やラジオのリスナーから選ばれた「精鋭」たちが、

ゲームの中で松村さんと激しいバトルを繰り広げます。

 

小さいドット絵の中に、はっきりと写真が貼り付けられたような顔があるため、

戦っている時のインパクトは絶大。

 

今の時代に、自分の顔がゲームでボコボコにされていると思うと、

笑いと恐怖が入り混じった複雑な気持ちになりますね。

 

格闘ゲーム界の常識を覆す、異端のシステム

 

この『松村邦洋伝』が、ただのタレントゲーで終わらなかったのは、

そのユニークすぎるシステムにありました。

 

  • ボタン一つでラインを移動できる!

 

他の格闘ゲームでは、必殺技を避けるにはガードしたり、

ジャンプでかわしたり、こちらも必殺技を撃って相殺したり、といった方法が一般的でした。

 

しかし、このゲームでは、

ボタン一つで奥のラインに移動して、

相手の必殺技をまるまるかわすことができるのです。

 

このお手軽さが、ゲームのテンポを良くし、駆け引きをより複雑にしました。

 

  • まさかの「ガード無し」システム!

 

このゲームには、なんと「ガード」の概念がありません。

 

つまり、相手の攻撃をガードで耐えるという待ち戦法が通用しないのです。

 

このため、プレイヤーは常に攻撃を仕掛け、

ラインを移動して攻撃をかわすという、アグレッシブな戦いを強いられます。

 

試合がどんどん進んでいくため、テンポの良さは抜群でした。

 

  • 「バウバウ」で無敵になれる!

 

ガードの代わりに用意されていたのが、

「バウバウ」という一定時間無敵になれる技です。

 

しかし、この技は無敵になれる代わりに、

発動時と終了時に大きな隙が生まれます。

 

相手は、「バウバウが終わった瞬間に顔面パンチ!」とばかりに攻撃を狙ってくる。

 

この絶妙なバランスが、ゲームの奥深さを生み出していました。

 

  • ジュースで回復!「ピロピロ」システム!

 

さらに、このゲームを伝説たらしめたのが、

「ピロピロ」という回復システムです。

 

試合中にポケットからジュースを取り出して飲むと、

ライフがどんどん回復していくのです。

 

しかも、このピロピロは無制限。

 

上級者の戦いでは、

いかにピロピロを成功させるかが重要になってくるそうです。

 

ただし、ジュースを飲んでいる間に攻撃を受けると、大ダメージを受けるため、

使用するタイミングが非常に重要でした。

 

斬新なシステムをこれでもかと盛り込んだにも関わらず、

「タレントゲーム」というジャンルで一括りにされてしまったのは、

本当に残念なことでした。

 

松村邦洋さんのファンだけでなく、

格闘ゲーム好きにこそ、この異端の傑作を体験してほしいのです。

 

 

なぜ、今この『松村邦洋伝』を遊んでほしいのか?

 

 

「超クソゲー」という本で紹介されていたのを読んで、

思わずこのゲームを購入したという話を聞いたことがあります。

 

その本の内容に負けないくらい、圧倒的な面白さが詰まっています。

 

ストーリーのハチャメチャ感は、バカゲー好きにも間違いなく刺さるでしょう。

 

 

ガード無し、ライン移動、そしてライフ回復。

 

この独創的なシステムは、

当時の格闘ゲームとは全く違う、新鮮なプレイ体験を与えてくれます。

 

特に、ジュースを飲んで回復するというシステムは、

今でも斬新に感じられるはずです。

 

  • 実写取り込みキャラをボコボコにする快感:

 

今の時代、芸能人を題材にした格闘ゲームはまずお目にかかれません。

 

実写取り込みのキャラクターを自分の手でボコボコにするという、

他では味わえない快感を、ぜひ体験してみてください。

 

格闘ゲーム界の異端児、松村邦洋伝』

 

「タレントゲーだから」と敬遠するのはもったいない。

 

その独特な世界観と、癖になるシステムは、

あなたのゲーム観を揺さぶるかもしれません。

 

それこそが、今急いで買うべき、たった一つの理由です。

 

 

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