パズルゲームの常識を覆す!セーラームーンが贈る、異色の落ちものパズル

【どんなパズルゲームでも味わえない、独特なシステムが売り?】
ゲームセンターに「ハメ禁止」の張り紙があった時代、
対戦ゲームには暗黙の了解やローカルルールが存在しました。
そんなルールが、このパズルゲームにも存在します。
今回ご紹介するのは、
『美少女戦士セーラームーンS・今度はパズルでおしおきよ』です。
ベルトスクロールアクションが主流だったセーラームーンのゲームが、
本作で可愛らしいパズルゲームへと路線変更。
その内容は、見た目とは裏腹に、非常にユニークで奥深いシステムを持つ名作でした。
パズルゲームなのに、画面は最初から満員御礼!?
本作のシステムは、
一般的な「落ちものパズル」とは一線を画します。
『テトリス』や『ぷよぷよ』のように、上からブロックが降ってくるのではなく、
なんと最初から画面がカラフルなマスでびっしり埋まっているのです。
このマスをすべて消すことがゲームの目的。
では、どうやって消すのか?
ルールはシンプルです。
- 2個以上つながった同じ色のマスをクリックして消す。
- マスを消すと、上から新しいマスが降ってくる。
最初はバラバラだったマスが、クリックして消していくうちに、
どんどん大きなかたまりになっていきます。
このかたまりを一度に大量に消すと、
相手に「お邪魔マス」を送ることができます。
まるで『パズドラ』から複雑な操作を取り払い、
ひたすらクリックするだけでコンボを繋げていくような感覚。
無計画に消していくか、緻密な戦略を練るかによって、全く違うプレイが楽しめます。
必殺技が戦局を左右する、パズル格闘ゲーム
このゲームのもう一つの大きな特徴が、「必殺技」の存在です。
マスをたくさん消すことで必殺技ゲージが溜まり、
キャラクター固有の必殺技が発動できます。
この必殺技には大きく分けて2つのタイプがあります。
- 自分のマスを消す必殺技
- 相手のマスを邪魔する必殺技
そして、この必殺技の性能によって、
キャラクターの強さが大きく変わってきます。
初心者におすすめなのは、
自分のマスを消すことができる「セーラームーン」と「ちびうさ」。
特にセーラームーンの必殺技は、
自分のマスを大量に相手に送りつけるという、攻防一体の完璧な性能を誇ります。
しかし、対人戦となると話は別です。
プルートは使うべからず!時間を止める反則技
対人戦において、圧倒的な強さを誇るのが「セーラープルート」です。
原作の設定通り、
時間を操る能力を持つプルートの必殺技は、
なんと相手の動きを20秒間止めるというもの。
パズルゲームの命である思考と操作を完全に封じ込める、
まさにチート級の能力です。
プレイ中にいきなり時間が止まり、
ただ画面を見ているだけになる絶望感は、対戦相手の戦意を一気に喪失させます。
そのため、私たちの間では「プルートを使うのは禁止」という
ローカルルールが生まれました。
本編ではムーンが最強、対人戦ではプルートが最強。
そのほかにも、使い方次第で最強になれるキャラクターが隠されているかもしれません。
この戦略性の高さこそが、このゲームの最大の魅力なのです。
まとめ:なぜ今、この名作を遊ぶべきなのか?
- 斬新なゲームシステム
「落ちものパズルなのに、最初からマスがびっしり」という、
これまでのパズルゲームにはなかったユニークなシステムが、
新鮮な驚きと中毒性をもたらします。
- ドキドキとグダグダの二面性
手詰まりになった時のもどかしさと、
そこからの大逆転を狙うドキドキ感が絶妙なバランスで共存しています。
- 伝説のゲームサウンド
このゲームのBGMは、ロックマンシリーズや『天地を喰らう2』の音楽を手掛けた
藤田靖明氏が担当しています。
言われてみればどこかロックマンらしさを感じさせる、
聴いているだけでテンションが上がる名曲揃いです。
この素晴らしい音楽も、このゲームを語る上で欠かせない魅力の一つです。
パズルゲームなのに、とてつもなく盛り上がれる。
それが『今度はパズルでおしおきよ』の真骨頂です。
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