モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

とんでもない方向のボールは拒否します 新・燃えろプロ野球

リアルさとバカゲー要素が絶妙に融合!『新・燃えろプロ野球』は、野球ゲームの新境地を開いた異色作だ

 

【新・燃えろプロ野球

  • ジャンル: 野球ゲーム
  • 発売: 1989年
  • 開発/販売: ジャレコ
  • 参考価格: 約500円
  • おすすめポイント: リアルな野球の奥深さと、ジャレコらしいユニークなシステムが共存。野球ゲームの進化を体感できる傑作。

 

バカゲーから優等生へ、驚きの進化

 

かつて、ジャレコから発売された初代『燃えろプロ野球』は、

その常識外れのゲーム性で「バカゲー」として多くのファミコンゲーマーに愛されました。

  • バントでホームラン
  • ホームランがファールになる
  • とんでもないボールがストライクになる

この理不尽さが、逆に多くのプレイヤーを惹きつけたのです。

 

しかし、その続編として1989年に発売された

『新・燃えろプロ野球』は驚くべき進化を遂げていました。

 

 

斬新なカメラアングルがもたらす臨場感

 

このゲームを初めて見た人が驚くのは、そのカメラアングルです。

 

従来の野球ゲームが「野球盤を真上から見下ろす」ような画面だったのに対し、

『新・燃えろプロ野球』は「野球盤を斜めから見下ろす」という、

当時としては非常に斬新なカメラアングルを採用しています。

  • 奥行きが生まれ、選手がよりリアルに見える
  • グラウンド全体を立体的に捉えられるため、臨場感が格段に向上する

 

この革新的な視点が、野球ゲームの新しい可能性を示しました。

 

カメラアングルだけでなく、ゲーム性も驚くほどリアルになっています。

 

これまでの野球ゲームは、

ストレートとフォークの2種類が基本でしたが、

本作は高め、真ん中、低めの3種類のコースを投げ分けることができます。

 

これにより、配球の戦略性が格段に上がりました。

 

キャッチャーが捕球できないというリアルさ

 

このゲームでは、投手がめちゃくちゃな方向に投げたボールは、

キャッチャーが捕球できません。

 

しかし、その「めちゃくちゃなボール」ほど、三振を取りやすいという、

絶妙なバランスがこのゲームの面白さです。

 

「せっかく三振を取ったのに、キャッチャーがボールを逸らしてしまった!」という、

現実の野球でも起こりうるハプニングが、このゲームの緊張感を高めています。

 

簡単には打てないホームラン

 

前作では簡単に打てたホームランも、本作ではほとんど打てません。

 

その分、ヒットをコツコツと繋げて点を重ねていく、

より現実の野球に近いゲーム性へと進化しました。

 

 

まとめ:進化を遂げた野球ゲームを体験せよ

 

『新・燃えろプロ野球』は、前作の「バカゲー」要素をほとんどなくし、

「リアルな野球ゲーム」として生まれ変わった傑作です。

  • 斬新なカメラアングルがもたらす臨場感
  • ピッチングの戦略性を高める、高さの概念
  • キャッチャーがボールを逸らすという、リアルなゲーム性

 

もし、あなたが「燃えプロ」と聞いて、あの理不尽なバカゲーを想像したなら、

ぜひこの『新・燃えろプロ野球』をプレイしてみてください。

 

バカゲーから、優等生への大幅な進化を体感できる

それが、今すぐこのゲームを買う理由です。

 

 

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