モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

夜廻 怖さの中に愛がある ホラーゲーム界のマザーなのかもしれない

めちゃくちゃ怖いのに なぜかハートフル 凄いね

 

[お姉ちゃんと愛犬を探すために 少女は危険すぎる夜廻に出かけるのであった]

[夜廻  日本一ソフトウェア  PSVITA]

 

2015年発売  

ジャンル アクションホラーゲーム  

参考価格 この記事を書いた当時は4580円  今は4050円

記事のネタバレ度 オチは書きません

攻略に必要なプレイ時間  5時間

このゲームに対する世間の評価  わ!!と100回は言う

どんな人におすすめ マザーが好きで じわじわ系のホラーが好きなら遊んでほしい

 

 

最近はレトロゲームを遊びまくっているので

新作のゲームを我慢できるようになりました。

 

今までは、

是が非でも発売日に買って

誰よりも早く攻略したいと思っていたのに。

 

「安くなったら買おうかな?」ですからね。

 

心境の変化って凄いなと思います。

 

 

今回のゲームも

発売日に購入して、遊びまくりたかったのですが

1年寝かせました。

 

それでも、たいして安くならないのですから

皆大好きな作品なのでしょうね…。

 

 

そんな今回の  自分のせいで愛犬とお姉ちゃんが居なくなる

夜廻の感想です。

 

 

 

夜廻とはどんなゲーム?

 

この夜廻ですが

2015年に日本一ソフトウェアから発売された

プレイステーションVITA専用のホラーゲームでした。

 

 

ゲームのあらすじは

 

愛犬と散歩に行く少女

 

不気味なトンネルの前で嫌な予感がする

 

帰りたがらない愛犬

 

そんな愛犬を、引っ張りながら帰ろうとする少女

 

とあるきっかけで愛犬が居なくなってしまう

 

とぼとぼと自宅に帰る少女

 

お姉ちゃんに愛犬が居なくなったことを知らせる

 

そんな愛犬を探すために、出かけるお姉ちゃん

 

家には少女ひとり

 

夜中になっても帰ってこないお姉ちゃん

 

心配になる少女

 

ここはもう、私が探しに行くしかない

 

そして、少女の長すぎる夜が始まる…。

 

こんなあらすじでした。

 

 

ゲームの目的は

こんな街には絶対に住みたくない!!という

危なすぎる街を、懐中電灯片手に探索して行くのが目的でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアクションホラーで

 

ただひたすらに、襲い掛かる怪物から逃げ出す作品でした。

 

雰囲気で言いますと

クロックタワー」をアクションゲームに近づけた感じでしょうかね。

 

攻撃方法なんて一切ありません

 

ただひたすらに

 

草むらに隠れて

 

コンテナに隠れて

 

それでもだめならダッシュで逃げる

 

こんな貧弱さがありました。

 

幼い少女ということもあり

長時間のダッシュも出来ません。

 

直ぐに息切れを起こし

怪物に触れられてゲームオーバー

こんな大変さがありました。

 

 

日常の風景である筈なのに

 

夜中というマイナスポイントがあるだけで

最高のホラーシティーになってしまう

 

こんな、日常の中の非日常を楽しめる

ホラーゲーム界のマザーだったのかもしれません。

 

 

 

夜廻の感想でもあり レビューでもあり

 

[こんな街には住みたくない そんな世界が本当に怖い]

 

この夜廻ですが

ゲームの基本的な流れとしましては

 

お姉ちゃんと愛犬を探し出すのが目的です。

 

少女は思う訳です。

 

お姉ちゃんは学校に居るのかな?とか

 

お姉ちゃんは畑に居るのかな?とか

 

お姉ちゃんは商店街に居るのかな?とか

 

そんな少女を操りまして

 

真夜中の学校に行ったり

 

真夜中の畑に行ったり

 

真夜中の商店街に行ったりしながら

 

お姉ちゃんと愛犬の痕跡を探し出していきます。

 

しかし、この住んでいる街が異常でして

「一歩も進みたくない!!」と思ってしまうんですよね。

 

至る所に化け物が居ますし

 

至る所に未解決事件の看板が立っていますし

 

至る所にお地蔵さんが立っています

 

そんな危なすぎる街を

幼い女の子が歩くのですから

恐怖しかありませんでしたね。

 

 

お地蔵さんはセーブポイントになっていまして

役割としては全然怖くは無いのですが。

 

10円が無いとセーブが出来ない等

あの緊張感は良かったです。

 

なにせ即死系のゲームですからね。

 

お地蔵さんを見て、逆に安心する

中々のホラーゲームでした。

 

 

最初は何も知らなかった街が

 

沢山のアイテムやメモを探していく事で

いかにヤバい街だったのかに気づける

 

嫌な街なのだけど

魅力的な街だとも感じてしまう

 

そんな展開に、どんどん進みたくなる不思議なのでした。

 

 

最初は、絶対に進みたくない

 

後半は、進みたくないけど…展開が気になる

 

そんな恐怖をお楽しみください。

 

 

 

[恐怖のホラーゲームなのに なぜかハートフル]

 

このゲームですが、まあ死にます。

 

200回くらい死んだでしょうかね。

 

40時間のダークソウルでも200回位なのに

たったの5時間で200回ですからね。

 

まさに死んで覚えるゲームでした。

 

しかも、やられた時の描写も酷く

画面が血だらけになって終わります。

 

「マジで、辞めてやろうかな」と思うくらいの

気持ち悪さでした。

 

しかし、そんな気持ち悪すぎるゲームにも

良心はありました。

 

そして、この良心こそが

「あ!なんか、この雰囲気いいな…」なんて思ってしまいます。

 

 

それは、主人公が書く日記でして。

 

その場所に行って、

その場所の事件を解決して、

少女がどう思ったのか?というのを日記で読める所でした。

 

この日記が良かったですね。

 

小学校低学年くらいなので

「全てがひらがな」で書いており

この何とも言えない、ほのぼの感が良かったです。

 

めちゃくちゃ怖い体験をしたのに

日記はマイルド

 

次もめちゃくちゃ怖い体験をしたのに

日記はマイルド

 

最高に怖い体験をしたのに

日記はなぜかハートフル

 

こんな展開の連続に

「はやく日記を読んでみたい!!」と思ってしまうのでした。

 

 

そんな時に思ったんです。

 

グッとくるシナリオテキスト

 

街自体が生きているかのような魅力

 

広すぎるマップ

 

「これって、マザーを遊んだ時の感覚だ!!」と。

 

 

マザーでも思います。

 

この文章最高だなとか

 

町全体が魅力的だなとか

 

幾らなんでも広すぎませんか?とか

 

そんな要素が

この夜廻という作品には流れていましたね。

 

 

気持ち悪い世界なのだけど

なぜか、心にグッとくるものがある

 

そんなホラーゲーム界のマザーなのかもしれません。

 

 

 

[シンプルな謎に90分悩む]

 

このゲームですが、謎解きとしては

物凄くシンプルです。

 

扉に鍵がかかっています

 

その鍵を探し出してください

 

鍵を拾いに行くには、怪物が邪魔をしますけどね

 

こんなシンプルさでした。

 

 

そんなゲームでしたので

ほぼ詰まることは無く、サクサク進んで行きます。

 

謎解きが優しい代わりに

アクションテクニックを要求されるといえば分かりやすいですかね。

 

そんなゲームだったのに、

ある一か所の謎解きが全く解けませんでした。

 

それは工場というステージなのですが

マジで進めませんでした。

 

 

このゲームでは

バリケードという物がありまして

 

「ここからは先に進めませんよ」という

なんてことは無い、壁の役割でした。

 

そんなバリケード

まさか、隙間があるとは思いませんよね。

 

物凄くシンプルなのですが

先入観で「ここは壁なので無視します」と勝手に思っちゃうんです。

 

ちゃんと見れば、

完全に隙間が空いているのに。

 

いい感じの暗さと相まって、完全に見落としていました。

 

おそらく、何十回もその前を調べているのに

「ここは異常なし!!」ですからね。

 

人間の先入観って凄いなと思いました。

 

 

ちなみに、工場のステージは

軽く100回は死ぬほどの難易度でしたので

謎解き自体は軽めだったのかも知れません。

 

これで、謎解きも異常だったら

諦める人が続出したと思いますので

 

あれは謎解きでもなかったんだろうなと

今になって理解するのでした。

 

 

 

夜廻のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

このゲームですが

前から欲しかったんです。

 

ようやく3500円程に下がりましたので

この機会になんて思った訳です。

 

事前情報を一切入れませんでしたので

それはもうワクワクでした。

 

そして遊んでみると

ホラーゲームなのに、まさかのマザーの雰囲気がありましたからね。

 

マザーが大好きで

「ホラーゲームも意外と好きだよ」なんて人にこそ

遊んでほしいなと思います。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

真っ暗闇なので

それはもう怖いです。

 

あまりの怖さに

普通に「わ!!」とか叫んじゃいます。

 

怖くないホラーゲームが多い中で

 

久しぶりのヒットでしたので

 

じわじわ系のホラーが好きなら最高だと思います。

 

基本はじわじわ系なのに

 

急にビビらせたりもする

 

そんな二面性をお楽しみください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

不満点があるとするならば

ゲームの短さでしょうか。

 

私は5時間掛かりましたが

上手い人なら3時間で終ってしまうと思います。

 

ゲームのクリア後に

ちょっとしたアイテム集めがあるので

10時間ほどは遊べるのですが。

 

メインが3時間で終わりますので

ここだけが不満点でもありましたね。

 

あの怖さで、10時間の長さだとしたら

100%心がやられちゃうと思いますので

 

次回作は7時間位でお願いしたいです。

 

ただ、下手に薄められるよりは

濃厚な3時間でもいいのかな?とも思います。

 

それくらい、熱中した瞬間なのでした。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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