プレイステーション『ディアブロ』は、あなたの時間を丸ごと奪う「狂気のアクションRPG」だ!
ウィザードリィという最高のゲームに出会って以来、かなりの時間が経ちましたが、
未だにあの感動を超えるゲームには出会えていません。
あのプレイした瞬間の、心臓が熱くなるような興奮。
ゲーム以外でそれを味わえたのは、
ももクロを初めて見た時くらいでしょうか。
ももクロを初めて見た時、
ウィザードリィに初めて触れた時のような、
あの「最高に熱い気持ち」が鮮やかに蘇ったのを、今でも思い出します。
全ての時間を犠牲にしても良いとまで思わされたゲームが、存在したんです。
今でこそ、インターネットショッピングを頻繁に利用しますが、
昔の私は「情報が全て抜き取られるのでは…」なんて、
ものすごく怖いイメージを抱いていました。
しかし、あまりの便利さには勝てず、結局は通販のヘビーユーザーに。
そんな私が、初めてインターネットで購入した記念すべきゲームが、
この『ディアブロ』だったんです。
ダンジョンに潜るたびに進化する、奇跡のアクションRPG!
1998年、エレクトロニック・アーツから
プレイステーション用アクションRPGとして発売された『ディアブロ』。
元々はPCゲームとしてその名を轟かせた作品でしたが、
当時のPCゲームは、まさに「高嶺の花」。
そんな憧れのゲームが、家庭用ゲーム機で手軽に遊べるようになったのが、
このプレイステーション版だったのです!
ゲームの目的は、ただ一つ。
街の地下に広がる巨大な迷宮へ潜っていくこと。
ある者は財宝のため、ある者は依頼人のため、ある者は最強の装備を求めて、
どこまでも深く続くダンジョンへと挑みます。
果たして、最下層には何が待ち構えているのか…?
ゲームシステムは、
オーソドックスなアクションRPG。
例えるなら、『聖剣伝説』や『シャイニングフォース・ネオ』にも似た、
爽快なアクションが楽しめます。
職業が異なる3人の主人公(ウォーリアー、ローグ、ソーサラー)から一人を選び、
薄気味悪いダンジョンを進んでいく。
敵を蹴散らす「無双系アクション要素」と、
様々な財宝やバリエーション豊富な武器を集める「トレジャーハンティング要素」。
この二つの奇跡が融合した、まさにアクションRPGの金字塔です!
しかし、『ディアブロ』には一風変わったシステムがあります。
それは「敵を倒すと二度と復活しない」というもの。
つまり、経験値もお金も有限なんです。
敵を倒すことでアイテムを落としますが、
一度倒してしまうと二度と手に入らないため、資源がどんどん枯渇していく…。
だからこそ、お金の使い方がものすごく重要になるゲームでもありました。
なぜなら、『ディアブロ』の世界では、
お金があればなんでもできるから!
最強装備の購入、ドーピングアイテムの入手、
そして魔法を覚えるのも全てお金が必要なんです。
では、お金が尽きたらどうするのか?
そこで登場するのが、このゲーム最大の画期的なシステム!
なんと、ディアブロという世界そのものを、
いつでも好きなタイミングで「1からやり直す」ことができるんです!
イベントはリセットされ、敵キャラクターも復活。
しかし、自分のキャラクターの強さは引き継ぎという、とてつもなく面白いシステム!
だからこそ、ゲーム初心者でもキャラクターを繰り返し引き継ぎながらプレイすれば、
「エンディングまでたどり着ける」というのが、本当に嬉しかったですね。
しかも、エンディングを見ると、
さらに難しいモードが解禁されるシステム。
自分の鍛え上げたキャラクターで、さらに凶悪なダンジョンに挑めるのは、
まさに究極の「ご褒美」以外の何物でもありませんでした。
最後までダンジョンを潜ったら引き継ぎ、
また潜ったら引き継ぎ…この狂気的な繰り返しこそが、
「全ての時間をディアブロに捧げても良い」と思えた理由だったのです。
基本的なルールはシンプル、イベントの数も物凄く少ない。
最初から最後までプレイしても、それほど時間はかからない。
それなのに、何百時間でも遊べてしまう!
何度やり直しても、「やっぱりディアブロってすごいな」と思わせてくれる。
まさに「原点にして偉大過ぎる作品」なのです!
初心者向けが一番難しい!?キャラ選択の罠と真の「ディアブロマスター」への道!
『ディアブロ』では、最初に主人公の職業を選んで冒険が始まります。
- パワーとタフネスを武器に、モンスターを叩きのめす「青年 ウォーリアー」
- 最高のスピードと弓を装備させたら右に出るものはいない、ゲームのヒロイン「ローグ」
- 最初は貧弱だが、全ての呪文を唱えることができる、渋いおじさん「ソーサラー」
こんな個性豊かすぎる3人から選びます。
普通のRPGの感覚なら、
戦士は初心者向けのパワーキャラ、魔法使いは中級者向けのマジックキャラ、
ローグは上級者向けのスピードキャラというイメージですよね。
しかし、実際の難易度は、これが見事に逆転しているんです!
主人公的な扱いであるウォーリアーこそが、実は一番難しいキャラクターなんです。
動きはとんでもなく遅いし、ステータスの関係上、魔法はほとんど使えない。
戦士の売りである強力な装備も、なぜか後半までまともなものが出ない…。
こんなウォーリアーだけが異常に難しい世界になっていました!
私も初めてプレイした頃はウォーリアーで挑戦し、
「こんなのクリアできない!!」とすぐに諦めました。
ですので、真の難易度順はこうなります。
- 初心者向けのスピードキャラ、なおかつ攻撃力も最高の「ローグ」
- 中級者向けのマジックタイプ、中盤からは圧倒的な火力でモンスターを焼き尽くす「ソーサラー」
- 超上級者向けのパワータイプ、このキャラクターでクリアした瞬間にディアブロマスター「ウォーリアー」
我こそはアクションRPGの達人!という方は、
ぜひウォーリアーで激ムズの難易度にチャレンジしてみてください!
「フレッシュミート!」ブッチャーに会えなかった悲劇と、トラウマ級の初遭遇!
このゲームは、どんなイベントが起こるのかが、
プレイ開始時に決定されるという不思議なシステムでした。
「こちらのイベントが起きたら、あちらのイベントは抹消される」…つまり、
1回のプレイだけでは、全てのイベントを見ることはできないんです。
そんなシステムのおかげで、
私もディアブロで最も有名なボス「ブッチャー」とは、
なかなか出会うことができませんでした。
ディアブロを語る上で、必ずブッチャーの話題は避けて通れません。
「ブッチャーのあまりの強さに、そのフロアは無視して進んだよね」とか、
「弓矢で、本当に倒せるのだろうかと思いながら、20分間戦った」とか、
全てのプレイヤーの脳裏に焼き付いています。
「フレッシュミート!(新鮮な肉)」と叫びながら、
執拗に追いかけまわし、2・3発食らっただけで即死させてくる強力な一撃に怯え、
泣きながら、ちまちまと扉の向こうから攻撃しまくっていた…。
そんなトラウマ確定の凶悪なボスこそが、ブッチャー様なのです。
そんなブッチャーですが、
最初のプレイで出会わなければ、そのインパクトは薄まってしまいます。
このゲームの売りは、何度でも引き継ぎして冒険できること。
そのため、こちらが強い状態で進む場合が多かったんです。
そんな、ものすごくレベルが上がった状態で恐怖のブッチャーに会っても、
「なんか変なボスがいたな…」くらいの軽い印象になってしまうんですよね。
そして、私が初めてプレイした時も、
「ヤバい、ブッチャーっていつ出てくるんだろう!?」と思いながら、
ドキドキでプレイし、エンディング画面を見た時に
「あ!ブッチャーのイベント、選ばれなかったんだな…」とガックリしたわけです。
その後、あえて新しいキャラクターを作成してブッチャーに会いに行きましたが、
そのヤバいほどの強さには改めて驚かされました。
もし初めてのディアブロ体験でブッチャーに出会っていたら、
間違いなく「トラウマ確定だったな」と心底思ったのでした。
お金があれば何でもできる!それが『ディアブロ』の真髄!
『ディアブロ』を遊んでいて驚いたのが、
「魔法の書」がお店で普通に売っているという点でした。
これまでのRPGなら、レベルを上げて魔法を覚えていくのが一般的です。
ファイナルファンタジーシリーズなど、
一部のゲームでは魔法を購入するシステムもありましたが、
それ以外のゲームではレベルアップで覚えるのが基本でしたから。
それを、大金を出して魔法の書を購入するのですから、
それはもうビックリしましたね。
しかも、他のアイテムに比べるとかなり高価で、
自分の装備品を売ってまで魔法の書を購入したこともありました。
ゲームの序盤は本当に貧乏なので、魔法を覚えるのも一苦労。
憧れの魔法を覚えるためだけに、
ダンジョンを探索していると言っても過言ではありませんでした。
このコツコツ感も、ワクワクしながら遊べた理由だったかもしれません。
ある程度お金を稼げるようになってくると、
さらにワクワクが止まらなくなります。
買い物の時間こそが、『ディアブロ』の醍醐味だったような気がするほどです。
魔法の書の他にも、ステータスをアップさせるポーションも普通に売っています。
お金さえあれば、どんどん最強のキャラクターに近づいていくことができるんです。
ダンジョンに潜る → レアアイテムをたんまり持って帰る
→ そのレアアイテムを全部売る → お店で買い物をする。
こんな、今までのゲームとは違う感覚も、『ディアブロ』ならではの、強烈な魅力でした。
プレイステーションに刻まれた伝説!全ての時間を捧げる価値がある超大作!
どんなゲームが好きな人におすすめ?
まず相性抜群なのが『ウィザードリィ』シリーズ!
まさに『ディアブロ』は「アクション版ウィザードリィ」と言っても過言ではありません。
次に、『無双』シリーズ好きにもおすすめ!
敵をバンバン蹴散らして、アイテムをザクザク拾っていく爽快感が、
無双シリーズ好きにはたまらないでしょう。
なぜ遊んでほしいのか?
プレイステーションという限られた容量の中で、
これほどまでに大きな夢を見させてくれたのは奇跡でした。
寝ている時も『ディアブロ』のことを考えてしまう…そんな
恐ろしいほどの中毒性を秘めています。
何がそんなに面白いのか?
やっぱりアイテムを集める楽しさに尽きますね!
何度もボスに挑んではリセットしてアイテムを吟味する…そんな100時間でした。
どんなアイテムが出てくるか分からない、だからこそ一生遊べるのかもしれません。
『ディアブロ』が買えるなら、最悪、データが全て抜き取られても目をつむる!
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