ダンジョンを攻略していく たったそれだけなのに 素晴らしすぎる
[ディアブロ エレクトロニック・アーツ プレイステーション]
1998年発売
ジャンル アクションRPG
参考価格 この記事を書いた当時は1600円 今は1000円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 20時間
このゲームに対する世間の評価 プレイステーション初期の超名作ゲーム
どんな人におすすめ? 全てのアクションRPG好きは遊ぶべき
アーカイブスで配信なし
ウィザードリィという最高のゲームにはまって
結構な時間が経ちますが
未だにウィザードリィを越えるゲームには出会っていません。
あの頃の様な
プレイした瞬間から最高に熱い気持ちにさせてくれたのは
ゲーム以外だと、ももクロしかありません。
(最近はアイドルマスターが増えました)
ももクロを初めて見たときに、
ウィザードリィに初めて触れた時のような
「最高に熱い気持ち」が甦って来たのを今でも思い出します。
そんな
肩を並べるくらい熱中したゲームが過去にあったんです。
そんな今回の、遊んだ瞬間から 全ての時間を犠牲にしても良いと思った
ディアブロの感想です。
今でこそ、
インターネットショッピングをよく利用しますが。
昔の私は、
インターネットショッピングに、物凄く怖いイメージを持っていたんです。
「情報が全て抜き取られるのでは…」なんてビビッていたものです。
しかし、あまりの便利さには勝てず
結局は、通販のヘビーユーザーになったのでした。
そんな、初めてインターネットで購入したゲームが、
今回のディアブロでしたね。
このディアブロですが
1998年にエレクトロニック・アーツから発売された
プレイステーション用のアクションRPG作品でした。
この作品は、
元々はパソコンゲームでしたが
当時としては高嶺の華でした。
そんなゲームが、
家庭用ゲーム機で簡単に遊べるようになったのが
今作でした。
ゲームの目的は
街の中にある巨大な迷宮へ
あるものは財宝の為
あるものは依頼人の為
あるものは最強の装備の為に
深すぎるダンジョンを潜って行く。
果たして、最下層には何が待ち構えているのか?
こんな目的になっていました。
ゲームのシステムは
オーソドックスなアクションRPGで
似たタイプのゲームで言いますと
「聖剣伝説」や「シャイニングフォース・ネオ」に似たシステムでした。
職業が違う三人の主人公から一人を選び
薄気味悪いダンジョンを進んで行く
敵を蹴散らしていく
無双系のアクション要素
さまざまな財宝や
バリエーション豊富な武器を集めていく
トレジャーハンティング要素
こんな二つの奇跡が融合した名作RPGです。
そんな、ディアブロですが
一風変わったシステムとして
「敵を倒すと二度と復活しない」という特殊なシステムになっています。
どういうことかと言いますと、
経験値もお金も有限なんです。
敵を倒すことで、
さまざまなアイテムを落とすのですが。
一度倒してしまうと、二度と復活しませんので、
どんどん枯渇していく訳です。
なので、お金の使い方が
ものすごく大事なゲームでもありました。
と言いますのも、
ディアブロの世界では
お金があればなんでもできます。
最強装備も購入出来ますし
ドーピングアイテムも購入できますし
魔法を覚えるのにもお金が必要です。
ではどうやって、
お金不足を解消するのか?というと
ディアブロという世界そのものを、
1からやり直す事が出来るんですね。
イベントもリセット
敵キャラクターもリセット
自分の強さは引継ぎという、とても面白いシステムでした。
しかも、いつでも好きなタイミングで引き継げるので
ゲームの初心者でも
キャラクターを繰り返し引き継げば
「エンディングまでたどり着ける」というのは嬉しかったです。
エンディングを見たら、
難しいモードが解禁されるシステムなので
自分の鍛え上げたキャラクターで
さらに凶悪なダンジョンに挑めるのも
ご褒美以外のなにものでもありませんでしたね。
最後までダンジョンを潜ったら引継ぎ
最後までダンジョンを潜ったら引継ぎ
最後までダンジョン潜ったら引継ぎ…こんな繰り返しが
「全ての時間をディアブロに捧げても良い」と思えた理由なのでした。
基本的なルールはシンプル
イベントの数も物凄く少ない
最初から最後までプレイしても、それほど時間はかからない
それなのに、何百時間でも遊べる
なんどやり直しても、
「ディアブロって凄いんだな」と思わせてくれる
原点にして偉大過ぎる作品なのでした。
ディアブロの感想でもあり レビューでもあり
[初心者向けキャラクターが一番弱い]
このディアブロというゲームでは
主人公の職業を選んで始まります。
パワーとタフネスを武器に、モンスターを叩きのめしていく
青年 ウォーリアー
最高のスピードと弓を装備させたら右に出るものは居ない
ゲームのヒロイン ローグ
最初は貧弱ですが、全ての呪文を唱える事が出来る
渋いおじさん ソーサラー
こんな個性豊かすぎる三人から選びます。
普通の考えならば
戦士は初心者向けのパワーキャラ
魔法使いは中級者向けのマジックキャラ
ローグは上級者向けのスピードキャラというイメージです。
しかし、実際の難易度はと言いますと
主人公的な扱いであるウォーリアーこそが、一番難しいんです。
動きがとんでもなく遅い
ステータスの関係上 魔法がほとんど使えない
戦士の売りである強力な装備も、後半まで強いのが出ない…などなど
戦士だけが異常に難しいんです。
私も初めの頃は、戦士でチャレンジしまして
「こんなのクリア出来ない!!」なんて
すぐに諦めました。
ですので
初心者向けのスピードキャラ
なおかつ攻撃力も最高の ローグ
中級者向けのマジックタイプ
中盤からは圧倒的な火力でモンスターを焼き尽くす
超上級者向けのパワータイプ
このキャラクターでクリアした瞬間にディアブロマスター
ウォーリアー
こんな順番ですので
我こそはアクションRPGの達人と言う人は
ウォーリアーで
激ムズの難易度にチャレンジしてみて下さい。
[ブッチャーに出合えなかったのだけが 心残り]
このゲームですが、
どんなイベントが起こるのか?が
プレイした瞬間に決定される不思議なシステムでした。
「こちらのイベントが起きたら、あちらのイベントは抹消される」
「あちらのイベントが起きたら、こちらのイベントが抹消される」
こんなシステムでしたので
一回のプレイだけでは、全てのイベントを見る事は出来ませんでした。
そんなシステムのおかげで、
ディアブロで最も有名なボス
「ブッチャー」とは出会う事が出来ませんでした。
ディアブロを語られるときは、
必ずブッチャーの話題になります。
「ブッチャーのあまりの強さに、そのフロアは無視して進んだよね」とか
「弓矢で、本当に倒せるのだろうかと思いながら、20分間戦った」とか
全てのプレイヤーの脳に焼き付いています。
「フレッシュミート(新鮮な肉)」と叫ばれて、執拗に追いかけまわされ
2・3発食らっただけで死んでしまう、強力な一撃に怯えて
泣きながら、ちまちまと扉の向こうから攻撃しまくっていた
そんなトラウマ確定の凶悪なボスこそが、
ブッチャー様と言う訳です。
そんなブッチャーですが
初めての状態で出会わなければ、インパクトは薄まってしまいます。
このゲームの売りは
何度でも引継ぎして冒険することです。
そんなゲームでしたので、
こちらが強い状態で進む場合が多かったです。
そんな、物凄くレベルが上がった状態で、
恐怖のブッチャーに会っても。
「なんか変なボスが居たな…」なんて軽い印象になってしまいます。
そして、私が初めてプレイした時も。
「ヤバい、ブッチャーっていつ出てくるんだろう!!」
と思いながら、ドキドキでプレイして。
エンディング画面を見たときに
「あ!ブッチャーのイベント選ばれなかったんだな…」とガックリした訳です。
その後に、あえて新しいキャラクターを作成して
ブッチャーに会いに行きましたが
ヤバいほどの強さでしたので
初めてのディアブロ体験で、ブッチャーに出会ったとしたら
「トラウマ確定だったな」と改めて思ったのでした。
1週目にブッチャーに出会えた人こそが、
本当の幸せ者なのかもしれません…。
[お金があれば何でもできる それこそがディアブロというゲームの凄さ]
ディアブロを遊んでいて驚いたのが
「魔法の書」が売っているという所でした。
今までのRPGならば
レベルを上げて魔法を覚えていくのが一般的でした。
魔法を購入するシステムでしたが。
それ以外のゲームではレベルアップで覚えるのが基本です。
そこを、大金を出して魔法の書を購入するのですから
それはもうビックリした訳です。
しかも、他のアイテムに比べるとかなり高価でして
自分の装備品を売って魔法の書を購入した事もありました。
と言いますのも、
ゲームの序盤は本当に貧乏ですので
魔法を覚えるのも一苦労な訳です。
憧れの魔法を覚えるためだけに、
ダンジョンを探索しているといっても過言ではありません。
このコツコツ感も、
ワクワクしながら遊べた理由だったかもしれません。
ある程度お金を稼げるようになってくると
更にワクワクが止まらなくなりまして。
買い物の時間こそが
ディアブロの醍醐味だった様な気がします。
魔法の書の他にも
ステータスをアップさせるポーションも普通に売っていますので
お金さえあれば、どんどん最強のキャラクターに近づいていきましたね。
ダンジョンに潜る
レアアイテムをたんまり持って帰る
そのレアアイテムを全部売る
お店で買い物をする
こんな、今までのゲームとは違う感覚も
ディアブロならではなのでした。
どんなゲームが好きな人にお勧め
まず相性抜群なのが
ウィザードリィシリーズで
まさに、ディアブロは
「アクション版ウィザードリィ」といっても過言ではありません。
次に、無双シリーズでしょうか。
敵をバンバン蹴散らして
アイテムをザクザク拾っていく
そんな爽快感が、
無双シリーズ好きには
たまらないのではないでしょうか。
ディアブロのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
プレイステーションという限られた容量の中で
こんなにも夢を見させてくれたのは奇跡でした。
寝ている時もディアブロのことを考えてしまう
そんな中毒性なのでした
なにがそんなに面白いのか?
やっぱりアイテムを集める楽しさでしょうかね
何度もボスに挑んではリセットしてアイテムを吟味する
そんな100時間でした
どんなアイテムが出てくるのか分からない
だからこそ一生遊べるのかも知れません
今急いで買う理由ってあるの?
おそらくですが
アーカイブスで配信されることは無いと思います
だったら今の内に現物を購入しましょう
100時間以上遊べることをお約束します
ディアブロが買えるなら
最悪、データを全て抜かれても目をつむる
そんな気分にさせてくれた、超大作RPGなのでした。
絶対にももクロにはまる。
一生ディアブロ
一生ウィザードリィ
一生ももクロ
そんな、一生遊びつづけるであろう作品をお楽しみください
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
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