突っ込みどころ満載だが、紛れもない名作!『熱血硬派くにおくん』の魅力

ファミコンを代表するアクションゲームとして、
今なお愛され続ける『熱血硬派くにおくん』(1987年、テクノスジャパン)。
大人気シリーズの原点であるこの作品は、
その斬新なゲームシステムと、多くの「ツッコミどころ」が魅力となっています。
シンプルながら奥深いベルトスクロールアクション
ゲームの目的は、
誘拐された相棒の「ひろし」を救うため、
主人公の「くにお」が単身敵のアジトに乗り込んでいくというものです。
本作は、後に『ファイナルファイト』などで有名になる
ベルトスクロールアクションの先駆けともいえるシステムを採用しています。
パンチ、キック、飛び蹴り、馬乗りパンチといったアクションを駆使し、
ステージ上の敵をすべて倒すと次のステージに進めます。
アイテムの種類は体力回復やパワーアップなど非常にシンプルで、
プレイヤーは自身のテクニックを磨くしかありません。
このストイックなゲームデザインが、
本作を繰り返し遊びたくなる名作へと進化させました。
謎の短さと、理不尽な強敵
『熱血硬派くにおくん』は、
その面白さとは裏腹に、驚くほど短いゲームです。
ステージ数はわずか4つしかなく、
この時代のゲームとしては異例の短さでした。
さらに、コンティニュー機能がないという厳しい設定も、
ゲームの難易度を高めています。
しかし、この短いステージ数こそが、
「さっと遊んでさっと終われる」という手軽さを生み出し、
プレイヤーに何度も挑戦させました。
また、本作には「スケバン」と呼ばれる女性の敵キャラクターが登場しますが、
彼女たちがとにかく強烈です。
チェーンを振り回して襲いかかってくるスケバンに対し、
特に、スケバンのボスは、
くにおくんの3倍ほどの巨体で、
掴んでビンタを連打するというシンプルな攻撃ながら、
恐ろしいほどのダメージを与えてきます。
彼女たちのインパクトは、多くのプレイヤーの脳裏に焼き付いています。
狂気の最終ステージと「クローン」の脅威
『熱血硬派くにおくん』の最大のハイライトは、
ファミコン屈指の難易度を誇る最終ステージにあります。
このステージでは、
今まで倒してきたボスたちが「リベンジ」とばかりに襲いかかってきます。
他のアクションゲームでは、
通常ボスとの一対一の対決が一般的ですが、
本作では、なんと同じ顔のボスが複数で襲いかかってくるのです。
特に、クマのような女子高生のボスが3人、
最大のライバル「りき」に至っては6人も同時に襲いかかってくるという、
悪夢のような展開は、プレイヤーを混乱させます。
基本性能が高いボスたちに囲まれたら最後、
あっという間にボコボコにされてしまいますからね。
この狂気的な「ボスラッシュ」こそが、本作の最大の魅力であり、同時に最大の難関でした。
時代を超えた名作アクション
『熱血硬派くにおくん』は、
コンティニューなし、ステージはたった4つ、
そして理不尽なボスラッシュといった多くのツッコミどころがありながらも、
そのシンプルで奥深いアクションと、ユニークな世界観で、
ファミコンを代表する名作として確固たる地位を築きました。
今遊んでも楽しめるこの作品は、くにおくんシリーズの偉大なる原点なのです。
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