ゴッサムシティで大暴れ ボスの強さはチート級
[ダークな雰囲気がたまらない 難易度も最高 どうして流行らなかったのか]
1993年発売 ジャンル ベルトスクロールアクション 参考価格850円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 1時間
このゲームに対する世間の評価 バットマンのゲームは癖が強いですが 名作です
どんな人におすすめ? 全てのベルトスクロールアクション好きに遊んでほしいな
バーチャルコンソールで配信無し
ダークという言葉は
かなりの魔力を秘めていますよね。
魔法が主人公の狂ったシミュレーションRPG
ダークハーフ
魔王軍の下っ端となって、出世しながら人間世界を制覇していくRPG
ダークキングダム
自身を持ってプレイする事をお勧めしないアドベンチャーゲーム
ダークシード
こんな、ダークという言葉が付いただけで
普通のゲームが、個性的なゲームに早変わりします。
それくらい、ダークという言葉が持つ力は凄いんです。
そんな今回の、ダークヒーローになって大暴れ
バットマンリターンズの感想です。
このバットマンリターンズですが
1993年にコナミから発売された
スーパーファミコン用のアクションゲームでした。
バットマンという大人気映画のゲーム化作品で
劇場版の「バットマンリターンズ」を
スーパーファミコンで楽しめる様に発売されたのが、今作でしたね。
ゲームのあらすじは
主人公のバットマンとなりまして
様々な犯罪者集団が暗躍する「ゴッサムシティ」を舞台に、大暴れしていく。
こんなあらすじでした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなベルトスクロールアクションで
似たタイプのゲームで言いますと、
「ミュータントタートルズ」や「ファイナルファイト」に似た作品でした。
ステージ上に居る全ての敵を倒すことで
次のエリアに、ようやく進むことが出来るシステムでした。
全ての敵を倒さなければ
次に進めませんので
他のアクションゲームに比べれば、難易度が高めに感じます。
しかし、雑魚敵をぼこぼこにする爽快感は抜群ですので
「アクションゲームを遊ぶなら、ベルトスクロールだよね!!」
というプレイヤーも多いでしょうね。
そんな、爽快感抜群の主人公に抜擢されたのが
「ヒーローなのにダーク、ダークなのにヒーロー」でお馴染の
バットマンなのでした。
コウモリをモチーフにしたダークヒーローが
ゴッサムシティという、犯罪者しか居ないのでは?というほどの
荒廃した街を舞台に大暴れするのですから
こんなにも
贅沢なアクションゲームは有りませんでしたね。
ムキムキのバットマンが
豪快に殴る
ド派手に蹴る
ショーウインドーに相手を叩きつける
敵と敵の頭を掴んで、ごっつんこする
こんな、他のゲームよりアクションのパターンが多い作品でした。
出現する敵も
気持ちの悪い ピエロ
気持ちの悪い 太ったピエロ
気持ちの悪い 剣を持った敵
気持ちの悪い 火を噴く大道芸人
気持ちの悪い ジャグラー
こんな、全ての敵が
気持ち悪いキャラクターというのも
「ゴッサムシティは、こうでなくっちゃね」という満足感がありました。
ステージをクリアする事に
映画の様なムービーが流れるなど
原作ファンにもたまらない作品になっていますので。
原作を知らなくても楽しめますし
原作を知っていれば、何倍も楽しむことができます。
バットマンが好きで
硬派なアクションゲームが好きなら
最高にお勧めの作品なのでした。
バットマンリターンズの感想でもあり レビューでもあり
[この作品は ベルトスクロールアクションだけじゃない]
この作品は、基本的には
ベルトスクロールアクションで進んで行きます。
バットマンとなりまして
大暴れしながらステージを進んで行く
こんなバイオレンス満載の作品でした。
しかし、ステージ事に変化をつける事で
沢山のゲームジャンルを遊ぶ事が出来ました。
今までは
ベルトスクロールアクションだったのに
次のステージでは
ワイヤーを使用しながら
燃え盛るビルの中から脱出する、ワイヤーアクションゲームに変化したり
愛車である「バットモービル」を操りながら
3Dシューティングゲームが始まるなど
沢山のゲームを交互に遊ぶ事が出来ました。
そんな中でも
特に大好きだったのが
シューティングステージでしたね。
このシューティングステージの面白さは最高で
このステージを遊ぶ為に
何度も繰り返しプレイしたのを覚えています。
基本的には、ベルトスクロールアクション
時にはワイヤーアクションゲーム
時には3Dシューティング
こんな、1本の作品で様々ゲームを楽しめた
お得な作品なのでした。
[このゲームがどうして流行らなかったのか?]
このゲームですが
結構お求めやすい値段で売っていました。
というか、ワゴンセールの常連ソフトでした。
コナミから発売されたゲームであり
ベルトスクロールアクションという、値段が下がりにくい作品であり
バットマンという主人公のネームバリュー
こんな、全ての要素を考えても
ワゴンセールに行く事は考えられない作品だったと思います。
それなのに、どうして格安で売られていたのか?と言いますと
ゲームの難易度が異常だったからでした。
このゲームに言える事はただひとつ
「ボスの強さがおかしい」たったのこれだけです。
アクションステージは
頑張ればわりとどうにかなります
敵のパターンさえ覚えれば
サクサク進むことが出来ますので
アクションステージは何とかいけます。
しかし、ステージに待ち受ける
圧倒的なボスの強さこそが
このゲームが、ゲームショップに溢れかえった理由ですね。
特に印象的だったのが
さっきまでは普通のOLだったでお馴染の
「キャットウーマン」
悪役なのにどこか憎めない
「ペンギン」の2人でした。
キャットウーマンが、どのくらい強いのかと言いますと
スピードが異常に速い
攻撃の届く範囲が異常に長い
必殺技の威力が半端なく、食らったらほぼ間違いなく即死
こんな異常な強さでした。
更に酷いのが
このボスが、ステージ3という序盤で登場する所でした。
ハッキリ言えば
「ラスボスでも何ら問題のない圧倒的な強さ」なのに
まさかの序盤のボスですからね。
ですので、ここで挫折したプレイヤーが
泣きながらゲームショップに売りに行ったのでしょうね。
次に、悪役なのにどこか憎めない
悲しいボスこと「ペンギン」ですが。
このボスも、異常な強さを誇っていました。
このボスの攻撃方法は
「傘を飛ばしてくる」シンプルな攻撃方法なのですが
ステージ全体に無数の傘を飛ばしてきますので
対処法が分からなければ
ダメージすら与える事が出来ない強敵でした。
このボスも
ステージ4という序盤で登場しますので
明らかにボスの順番が間違っている作品でした。
こんな理由から
ゲームショップに売られまくったのかも知れません。
「キャットウーマンで諦めた」とか
「ペンギンで諦めた」といった感想を多く聞きますので
いかに、この2人のボスで
心を折られたプレイヤーが多かったのかは
分かっていただけると思います。
なんでも、バットマンリターンズという映画の主人公は
バットマン…では無く
キャットウーマンとペンギンが主人公の
悪役目線で映画が進んで行くそうです。
なので、こんな強力な設定になったのかも知れませんね…。
このゲームは
難易度設定ができますので
最初は簡単なモードでパターンを覚えてから
徐々に難易度を上げて行くのが、シンプルな攻略方法でした。
ですので
ゲームの難易度が
もう少しだけ簡単だったとしたら
名作アクションゲームとして、今でも語り継がれていたと思いますね。
骨太なアクションゲームが好きな人にとっては
これ以上ないくらいの、名作ゲームなのでした。
バットマンリターンズのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
こんなにも濃厚なゲームも珍しいので
ダークな世界感が好きなら最高ですよね
なにがそんなに面白いのか?
マッチョなバットマンを操って
気持ちの悪い敵キャラクターをボコボコにしてください
全てのストレスが無くなります。
今急いで買う理由ってあるの?
このバットマンリターンズというゲームですが
コナミのゲームという事もあり
ゲームの音楽が最高でした。
聴いているだけで
恐怖を感じてしまうほどのダークな雰囲気と
カッコイイ音楽の融合が
ゲーム音楽を聴くだけでも遊ぶ価値のある、素晴らしい作品でした。
ダークなのにヒーロー
ヒーローなのにダーク
こんな不気味な世界を、今の時代に味わってみてはいかがですか。
バットマンのゲームがいかに濃いのかを
今すぐに体験して欲しい
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
キャットウーマンとペンギンしか印象に無い 名作アクション
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