モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

風来のシレン2に勝てるのは この作品なのかも知れない 降魔霊符伝イヅナ弐

降魔霊符伝イヅナ弐』が魅せるトップクラスのローグライクRPG

人生には偶然の出会いってありますよね。

 

何気ないきっかけが、その後の人生を大きく左右する。

 

このブログも、まさか人生をかけて続けることになるとは思いませんでした。

これからもよろしくお願いします!

 

そんな偶然の出会いから始まったのが、

今回の『降魔霊符伝イヅナ弐』の感想です。

 

retogenofu.hatenablog.com

 

 

前作から大幅進化!忍者一行が神々の争いを解決!?『降魔霊符伝イヅナ弐』とは?

 

降魔霊符伝イヅナ弐』は、

2007年にサクセスから発売された、ニンテンドーDS専用のローグライクRPGです。

 

前作『降魔霊符伝イヅナ』から約1年、

満を持して帰ってきたこの作品は、

前作の面白さをさらにパワーアップさせた傑作となりました。

 

まだ前作を読んでいない方は、ぜひそちらから読んでみてください!

 

物語の目的は、

全国各地を旅する忍者の一行が、

各地で巻き起こる厄介事を解決していく中で、

やがて東洋と西洋の神々が巻き込む壮大なバトルへと発展していく…というもの。

 

前作同様、コメディー要素満載で進むライトな作品ですが、

物語の展開は大幅にパワーアップしており、

思わずほろりと来る場面も用意されるなど、

ストーリー面でも最高の仕上がりとなっています。

 

ゲームシステムは、

オーソドックスなローグライクRPG

トルネコ』や『シレン』といった

不思議のダンジョン」シリーズをイメージしていただければ分かりやすいでしょう。

 

入る度に構造が変化するダンジョン、

自分が動けば敵も動く、といった基本ルールはもちろん健在です。

 

そして、『イヅナ』シリーズならではの特徴としては、

  • レベルが1に戻らない:

倒されてもレベルがリセットされないため、レベル上げを続ければ誰でもクリアできる優しいシステムです。

  • 「霊符」による装備強化:

「霊符」と呼ばれるアイテムを装備品に貼り付けることで、装備をどんどん強化できる、中毒性の高いやり込みシステムです。

  • 装備品の耐久度:

装備品には耐久度があり、使い続けるといつかは壊れてしまいますが、完全に壊れる前なら修理が可能。

といった点が挙げられます。

 

前作は粗削りながらも、

そのヒリヒリする緊張感が素晴らしく、

DSのローグライクRPGでは間違いなくベスト3に入る作品だと私は思います。

 

そんな超名作に様々な要素が加わり、

進化して帰ってきたのが今作『イヅナ弐』なのです。

 

アイテムの種類も増え、ゲームバランスも大幅に修正され、やり込み要素もアップ。

 

それでいて、『イヅナ』本来の楽しさをしっかりと表現している。

今すぐにでも遊んでほしい、奇跡のローグライクRPGがここにあります!

 

 

「タッグ制」と「必殺技」がもたらす、ローグライクの新たな境地!

 

この『イヅナ弐』で最も驚かされた部分は、

なんと言っても「タッグを組んでダンジョンに潜れる」ことです。

 

トルネコ』や『シレン』でも、

モンスターを仲間に連れて行くことはできましたが、

この『イヅナ弐』のタッグシステムは少し違います。

 

戦うのは常に一人ですが、

いつでも仲間とチェンジできるのです。

 

遠くの敵には弓矢が得意なキャラクター、

近くの敵には接近戦が得意なキャラクター、

アイテムが欲しい時は盗むのが得意なキャラクター…といった具合に、

主人公以外の仲間も戦闘に参加できるようになっています。

 

これまでは主人公の武器だけを鍛えればよかったのが、仲間の分まで鍛えたくなるので、

これは上手いシステムだと感心しました。

 

そして、このタッグシステムの真骨頂は、

ゲージが溜まったら使えるようになる「必殺技」にありました。

 

必殺技は、行動するたびに徐々にゲージが溜まっていきます。

 

しかもかなりのスピードで溜まるため、1フロアで3回使えることもあります。

 

その効果は、

「同じ部屋にいるモンスターに大ダメージを与える」というもの。

 

まるで『トルネコ』の「イオの巻き物」のような感覚です。

 

しかし、「イオの巻き物」は消耗品でアイテム欄も圧迫しますが、

必殺技は何もいりません。

 

フロアを探索し、勝手にゲージが溜まり、

4体くらいモンスターを部屋におびき寄せ、必殺技を発動!

 

すると、全てのモンスターが消滅する…。

 

その時に押し寄せる、とんでもない快感!

 

そして、誰もいなくなったフロアを悠々と探索する…。

 

この幸せは、他のローグライクでは味わえません。

 

そして、この必殺技が最も効果を発揮するのは、

やはり「モンスターハウス」です。

 

『イヅナ』にも、

1つの巨大な部屋に凶悪なモンスターがひしめく

モンスターハウスが搭載されています。

 

普通ならば大ピンチで、

あっという間に8体ものモンスターに囲まれるのが当たり前。

 

前作でもかなりのピンチに陥りましたが、

今作には強力すぎる必殺技がありますからね。

 

行動を開始した瞬間に、一瞬で全てのモンスターが消え去るのです。

 

大量の経験値と、大量のお金と、大量のアイテムが手に入る…しかもリスクはほぼゼロ。

 

毎回モンスターハウスでもいいと思えるほどの、夢のような体験でした。

 

この必殺技の何がすごいって、

通常攻撃の3倍くらいのダメージを叩き出す点です。

 

同じか少し減るのが当たり前のところを、まさかの3倍!

 

『イヅナ』の製作者は、やっぱり「狂ってるな!」と思いました。

 

「こっちの方が絶対楽しいじゃん!!」そんな製作者の好奇心が、

『イヅナ』という作品を最高の作品にしたのかもしれません。

 

体験した瞬間に絶対に虜になる、そんな最高のシステムをぜひ楽しんでください。

 

 

ローグライクRPG史上、まさかの「チートアイテム」爆誕

 

このゲームには、

まさに「とんでもないチートアイテム」が存在します。

 

正直言って、ゲームバランスをぶっ壊しています。

 

このアイテムがなければ、

エンディングを見るまでにあと5時間はかかったかもしれません。

 

そのチートアイテムとは、一体何だと思いますか?

 

少し考えて、楽しんでみてください。

 

ヒントは「ローグライクRPGならでは…」です。

 

例えば、それが「全ての敵を一撃で倒す、最強の武器」だとします。

 

これならば、他のローグライクRPGでもありそうですよね。

 

トルネコ3』なんかは、

最強の装備を作成するための作品でもありますから、

「全てを1撃で倒す」とまではいきませんが、それに近い状況に持っていけるでしょう。

 

実際、『イヅナ』でもそれを目指していきますし、

ほぼ無尽蔵に能力が上がるので、目指す道は他のローグライクRPGと一緒です。

 

しかし、今回ご紹介するアイテムは、

そんな最強装備すらも、ビビって逃げ出すようなアイテムだったのです。

 

それでは、答えです。

 

 

それは、「蒼天の靴(そうてんのくつ)」という、2回移動できる装備でした。

 

「え?どこがすごいの?」と思うかもしれません。

 

2回攻撃するわけではありません。2回移動するんです。

 

これが何を意味するのか?

 

 

…それは、ほぼ100%死ななくなる、ということです。

 

1歩進んで、相手も1歩進む。

 

これがローグライクRPGの当たり前です。

 

つまり、いつまでたっても敵から逃げられません。

 

敵はいつまでたっても、こちらの背中にピッタリくっついています。

 

ただ、HPは時間経過で回復します。

 

なので、グルグル回れる場所を探すのも、ローグライクRPGの定石でした。

 

そして、回復している途中に、

向こうから別のモンスターが歩いてきて挟まれ、

ボコボコにされる…これがローグライクRPGの大半の死に方でした。

 

だからこそ、保険のアイテムを大量に持ち歩くわけです。

 

これが、胃の痛くなるゲームたるゆえんなのです。

 

そんな常識をこの「蒼天の靴」は覆し、

もう、とんでもないスピードで敵を引き離していきます。

 

相手が5歩進む間に、こちらは10歩進む。

 

相手が10歩進む頃には、もう部屋にいない。まさに神の領域でした。

 

トルネコ』で言う所のガーゴイル

シレン』で言う所の店主でしょうか。

 

泥棒をしたら最後、地獄の果てまで追ってくるような、

あの憧れの能力を、靴を履いただけで味わうことができる。

 

もうヤバすぎました。

 

1対1ならば、まず100%死にません。

 

罠を踏んで、眠るとか、痺れるとかになると危険ですが、

それ以外の要素ではまず死にません。

 

ただし、ボス戦に限っては、

「遠くまで攻撃できる必殺技」が用意されているため、ボス戦は注意が必要です。

 

なので、ボスがいたら全力で逃げ、

違う部屋でHPを回復し、1発耐えられる状況になったら殴りに行く。

こんな戦法ができる所も、このチートアイテムの強みになっていました。

 

それならば、大量のモンスターに囲まれた場合はどうなるのか?

 

大量のモンスターに囲まれて、

移動ルートをモンスターに防がれ、

もはや2回移動できようが関係ない…どうしよう?

 

必殺技を使えばいいんです。

 

このゲームの定石として、

次の階に移動する前にゲージを満タンにしておきます。

 

いきなりモンスターハウスを引いたら困りますからね。

 

降りた瞬間に、「いつでも必殺技を発動できる状況」にしておくわけです。

 

その当たり前の状況が、

このモンスターに囲まれた状態で最大限の威力を発揮しました。

 

何体いようが関係ありません。

 

必殺技を使った瞬間に、全て死にます。

 

そして、安全なルートを確保したら最後、

もうどこまでも逃げきれますからね。

 

そして、逃げている間にゲージも同時に溜まっていきます。

 

この相乗効果こそが、「ほぼ100%死ななくなる」という、

とんでもないチートアイテムの誕生に繋がっていったのです。

 

例えば、大きな部屋があったとします。

 

普通ならば、もたもたしていると沢山のモンスターが集まってきます。

 

このゲームのモンスターは主人公への嗅覚が半端なく、

追尾ミサイルのように集まってきます。

 

そんなモンスターを、

この圧倒的な移動スピードで集めまくるんです。

 

部屋の端っこを歩き回り、

モンスターを呼び込みつつも、絶対に攻撃を食らわない安全な距離を保ちます。

 

部屋の端っこを2周もすれば、

7体ほどのモンスターが部屋に集まってきます。

 

そこで、必殺技の出番なんです。

 

一瞬で蒸発しますからね。

 

幸せ以外の言葉が見つかりませんでした。

 

チートアイテムでありながら、

ゲームの面白さを何倍にもしてくれる神アイテムでもある。

 

「これは絶対にダメだよね?」と一瞬で思うような

ぶっ壊れた能力を持つアイテムが、全てのローグライクRPGの常識を覆す。

 

この幸せをぜひ体験してみてください。

 

 

DS史に残るローグライクの傑作!今こそ「イヅナ参」を夢見よう!

 

なぜ今、このゲームを遊んでほしいのか?

 

前作よりもかなり簡単になっていますが、

クリア後の隠しダンジョンが充実しているので、

前作同様のヒリヒリした緊張感もちゃんと味わえます。

 

なので、DSをお持ちの方は、前作と一緒に遊んでみてください。

 

DSを持っていない方は、今すぐDSとセットで買ってください。面白さは私が保証します。

 

何がそんなに面白いのか?

 

「楽しい」を徹底的に追求している、この一言に尽きますね。

 

これを『風来のシレン』でやられたら、

とんでもないブーイングが巻き起こると思います。

 

シレンを壊すんじゃない!!」と。

 

しかし、『イヅナ』という全く新しい作品だからこそ、

様々な「バカな要素」を詰め込めたのだと思います。

 

普通だったらブレーキをかけるところで、

アクセルをベタ踏みして突っ走っていく。

 

そんな「バカな要素」が本当に楽しく、

いつまでもこの世界に浸っていたいと思えるほどでした。

 

今すぐ買うべき理由は?

 

残念ながら、『イヅナ』の歴史はこの作品で終わってしまいました。

 

他の作品にゲストキャラとして登場はしていますが、

ローグライクRPGとしてはこれが最後。

 

もっと売れていれば、今でもシリーズが続いていたのでしょうけど、

その部分が本当に残念でなりません。

 

まあ、『トルネコ』も3作で終わってしまいましたからね。

 

あれほど最高の作品なのに、結局は終わってしまいました。

 

ですので『トルネコ3』と同じように、

「面白い作品だったとしても、終わってしまうんだな」と納得するしかありません。

 

いつか必ず来るであろう『イヅナ参』の発売を、共に待ちましょう…。

 

 

こちらから購入できます