モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

祇園花・SFC版 花札と双六が両方楽しめるよ バランスは悪いけど

双六なのですが、ルールは大雑把

 

[相手にサイコロを振らせないという双六ゲーム 逆もまたしかり]

[祇園花  日本物産  スーパーファミコン]

1994年発売  ジャンル 花札ボードゲーム  参考価格450円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  3時間

このゲームに対する世間の評価  花札と双六の奇跡の融合

どんな人におすすめ?  渋いゲームが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

花札ってどこの家庭にもありましたよね。

 

修学旅行なんかだと

トランプの他に花札が定番でした。

(私の時代はゲームボーイカラーでしたね)

 

今では、スマホゲームなのかも知れませんね。

 

 

そんな今回の、花札のゲームと双六のゲームが結婚したら

祇園花の感想です。

 

 

 

祇園花とはどんなレトロゲーム

 

この祇園花ですが

1994年に日本物産から発売された

スーパーファミコン専用の花札ゲームでした。

 

ゲームの目的は

「こいこい」「絵合わせ」「おいちょかぶ」の3種類を楽しむ

シンプルな花札のゲームでした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなテーブルゲーム

まさに、花札を楽しむ為の作品でしたね。

 

それならば、他の花札ゲームでも良いのでは、と思いますよね?

 

ここからが、祇園花の特徴的なポイントなんです。

 

 

このゲームでは

双六を楽しめるモードがありまして

 

このモードを楽しむ事で

花札のこいこいも楽しめる

ボードゲームの様な双六も楽しめる

こんな一挙両得な作品なんです。

 

 

ゲームの流れとしては

サイコロを振る 

マスに止まってイベントが起こる 

花札対決をする 

ポイントを取り合いっこする 

サイコロを振る…。

 

こんな流れで進んで行きます。

 

イベントには 

ポイントを貰える事が出来たり

次の出目を好きな様に選べたり 

一回休みになったり 

 

物凄くオーソドックスな双六でした。

 

そんな、花札と双六を両方楽しみたい人にはたまらない

斬新な作品なのでした。

 

 

 

祇園花の感想でもあり レビューでもあり

 

[こいこいという名の こいこいじゃないゲーム]

 

このゲームですが

こいこい、絵合わせ、おいちょかぶ

こんな3種類を遊ぶ事が出来るのですが

 

双六モードのメイン種目は、こいこいです。

 

こいこいを行いながら、ポイントを貯めて行き

一位を目指す訳ですね。

 

 

こいこいというのは

決められた役を完成させたら

 

そこで終わりにするのか?

 

それとも、更に高い役を狙いに行くのか?

 

こんなハラハラドキドキを味わうゲームでした。

 

1点よりも3点の役を

 

3点よりも5点の役を

 

5点の役よりも10点の役を

 

こんな、チキンレースの様なドキドキを味わうゲームです。

 

「次にあの札を取れば10点だ」となっても

相手に1点の役が出来れば、そこで終わらされてしまう。

 

どこまで突き進むのか

どこで引くのか

こんな戦力性の高いゲームでした。

 

 

そんな戦略の高いゲームなのですが

相手のコンピューターはと言いますと

「役が完成した瞬間に、100%」終わります。

 

こちらが、どんなに酷い手で

後3回は役を完成できないのに、相手は終わります。

 

つまり、こいこいと言うゲームなのに

100%こいこいをしない、コンピューターでした。

 

こんなゲームですので

こちらも、相手において行かれない様に

こいこいをできない訳です。

 

相手はどんな手でも終わらせてしまいますからね。

 

せっかく

双六とこいこいを両方楽しめた筈なのに

 

基本的には

「先に役を完成させた方が勝ち」という

大雑把なゲームになってしまったのは残念でしたね。

 

 

 

[こいこいをしないのには理由があった]

 

ではなぜ、相手はこいこいをしないのか?

 

このゲームでは

花札の勝負に勝った方が

「サイコロを振る権利を貰える」という斬新なルールでした。

 

普通の双六ゲームならば

「交互にサイコロを振る」のが当たり前です。

 

自分が振って

相手が振って

自分が振って

こんな感じで進みます。

 

そんな当たり前の双六のルールをぶち壊したのが

今作の祇園花でした。

 

 

花札の勝負に勝つことで、サイコロの権利を勝ち取ります。

 

つまり、こいこいをする意味なんて殆んど無いんです。

 

進めば進むほど

「ポイントを貰えるイベント」がありますので

 

無理をして高い役を狙わないで

ぽんぽんと先のマスへと進んだ方が、圧倒的に効率が良い訳です。

 

そんなルールですので

お互いにこいこいの権利を放棄して

 

「月見で一杯」「花見で一杯」などの

1ターンで終ってしまう、シンプルな役だけを狙いに行くのでした。

 

酷い時なんて

6回連続で相手にサイコロを振られましたので

いかにこのゲームが豪快だったのかは

ご理解いただけると思います。

 

 

 

祇園花のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

花札ボードゲームが結婚したら

結構な中毒性があるから

 

なにがそんなに面白いのか?

 

相手にサイコロを振らせないで

どんどん進んでいく快感は

他のボードゲームでは体験できない爽快感がありました

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが、フリーモードも有ります。

 

このフリーモードでは

ちゃんとこいこいをしてくれますので

メインのモードよりもフリーモードの方がメインで遊べるという

何とも不思議な作品でしたね。

 

「双六と花札を両方遊びたかったんだよね」なんて人には

最高にお勧めのゲームでしたね。

 

 

花札が好きですよね

 

ボードゲームが好きですよね

 

だったら急いで買わなきゃね!!

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

相手にサイコロを振らせない双六をどうぞ

祇園

 

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