モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ゾイド2・ゼネバスの逆襲 謎解きが簡単だったら 時代を作っていたでしょうね

ストーリーがおもしろくて先に進みたくなる

 

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[ドラクエタイプの作品かと思いきや…]

[ゾイド2・ゼネバスの逆襲  東芝EMI  ファミコン]

1989年発売  ジャンル  RPGシューティング  参考価格1900円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  15時間

このゲームに対する世間の評価  RPGなのにシューティングとは?

どんな人におすすめ?  全てのゾイドファンに遊んでほしいな

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

ゾイドというオモチャですが

高値の華だったと思います。

 

ガンプラ

組み立てて終わりだった時代に

 

ゾイド

その後に自動で動き出すのですから

未来のオモチャと言えば、ゾイドでしたよね。

 

 

ガンプラが庶民のオモチャならば

 

ゾイドは貴族のオモチャ、こんな印象でしたね。

 

ジャンプ放送局」のネタで

「砂場で遊んでいたら、ゾイドが動かなくなった…」

というネタを今でも覚えています。

 

 

そんな今回の、貴族のオモチャのゲーム化作品

ゾイド2・ゼネバスの逆襲の感想です。

 

 

 

ゾイド2・ゼネバスの逆襲とはどんなレトロゲーム

 

このゾイド2・ゼネバスの逆襲ですが

1989年に東芝EMIから発売された

ファミコン専用のRPGでした。

 

ゾイドというオモチャのストーリーを

そのままゲーム化した作品でした。

 

そんなゲームの目的は

 

へリック共和国の下っ端軍人である主人公が

 

各地で起こる事件を解決していき

 

どんどん階級が上がっていき

 

主人公にしかできない方法で、世界の平和を守っていく…こんなあらすじでした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなRPG

 

似たタイプのゲームで言いますと

まんま「ドラゴンクエスト」の様な作品でした。

 

そんな、ドラクエタイプのゲームなのですが

戦闘シーンだけが特殊でして。

 

今までは

ドラクエの様に移動していたのに

 

敵との戦闘シーンになると

「3Dシューティング」の様な画面に移行しまして

相手とのシューティングバトルが始まるという斬新さでした。

 

バーチャコップ」の様な画面で戦いまして

 

相手の攻撃を避けるには

弾丸を画面の外に出すという、シンプルさでした。

 

「弾丸が見えていないので、セーフですよね?」なんて凄さがありました。

 

 

このシステムに慣れるまでは、何度も死にましたね。

 

こちらの攻撃は当たらないのに

相手の攻撃はガンガン当たりましたので

とにかく、練習あるのみといった感じでした。

 

 

敵を倒せば、経験値とお金が貰えるのですが

お金は銀行に振り込まれるという

「マザー」システムだったのも最高でした。

 

銀行で、お金を下ろさなければいけませんので

面倒くさいのは事実なのですが。

 

「銀行でお金を下ろすなんて、大人みたい」と感動したのを覚えています。

 

 

貯めたお金で

ゾイドのパーツを買っていくのも

ミニ四駆を改造しているみたいで面白かったです。

 

後に「メタルマックス2」を遊んだ時に

ゾイド2に似ているじゃん」なんて思っていましたね。

 

 

最初は、名もなき下っ端軍人だった主人公が

 

最終的には、世界を平和へと導いていく

 

そんな、大河ドラマを見ている様な、興奮があったのでした。

 

 

 

ゾイド2・ゼネバス逆襲の感想でもあり レビューでもあり

 

[ストーリーが面白いよと 友達に勧められる]

 

このゲームですが

子供の頃に購入しました。

 

その頃は、物語の途中で辞めました。

 

戦闘シーンは大好きだったので

 

物語そっちのけで

戦闘シーンだけを、遊んでいたと思います。

 

そして、物語の記憶なんてほとんど無いまま

ゲームの箱に封印しました。

 

 

それから長い年月が経ちまして

5年程前だったでしょうか、友達との何気ない会話で

 

ゾイド2って覚えてる?」という話になりまして

 

「戦闘シーンしか覚えてない」というと

 

「ストーリーが最高だったよ」という話になりまして

 

「持っているんなら、絶対に遊んだ方が良い」と説得され

その日の内に、ゲームの封印を解きましたね。

 

 

そして、改めて、遊んでビックリでした。

 

「ストーリーがめちゃくちゃ複雑」

 

「ストーリーが暗い」

 

「でもなんだか暖かい…」こんな感想でした。

 

 

最初の方は

勧善懲悪の世界だと思って進みました。

 

「どうせ、悪を倒して終りなんでしょ…」みたいな感じです。

 

しかし、物語が進むにつれて、どんどん複雑になって行く…。

 

こんな、「ファーストガンダム」の様な奥深さでしたね。

 

 

ですので、子どもの頃の自分を

最高に褒めてあげたくなりました。

 

「よくぞ、途中で諦めてくれた」

 

「このストーリーは、今じゃないと絶対に分からない」こんな感想でした。

 

そんな、手塚治虫先生の

アドルフに告ぐ」を読んだ時と同じ感覚になれた

素晴らしい作品でしたね。

 

 

 

[そもそも、子供の頃にクリアするのは 不可能だったでしょうね]

 

このゲームですが、

こんなにもストーリーが良かったのに

それほど知名度がある作品ではありませんでした。

 

それこそ、

最後までプレイしたら

その日の内に、友達に勧めたくなる様な作品だと思うのですが。

 

有名になることはありませんでした。

 

 

実は、それには深い理由がありました。

 

 

このゲームですが、謎解きが理不尽です。

 

ヒントが少ないどころか

ノーヒントで進めなければならない場面もありましたので

当時としては、満足に物語を進められなかったと思います。

 

私が遊んだ頃は、攻略ページが既にありましたので。

 

分からない場所は、インターネットで調べて突破しましたが。

 

「こんな普通の場所を、誰が調べると思うのか!!」といった連続でしたね。

 

ドラゴンクエスト3」の「黄金の爪」を

ノーヒントで探すのが、最後まで続く感覚でしょうかね。

 

 

この作品が影に埋もれてしまった理由は

 

最後まで進めないどころか

 

20%程度しか進めないという

 

狂った難易度設定のせいだったかも知れません。

 

 

これが、マイルドな謎解き要素だけで

ストーリーに集中させてくれたのならば

 

今では「ゾイド14」位までは

発売されていたのではないでしょうか。

 

 

 

ゾイド2・ゼネバスの逆襲のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

勧善懲悪では終わらない

複雑なストーリー

 

こんな尖りすぎたゲームをお楽しみください。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

このゾイド2というゲームですが

難易度で言えば、完璧に狂っていると思います。

 

戦闘も、システムに慣れるまで

物凄く難しいですし

 

謎解きの理不尽さも、とんでもない物がありました。

 

ですが、それを補うほどの

ストーリーの良さがありましたので。

 

結局は、「ゾイド2って名作だよね…」となってしまうのでしょうね。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

今だったら攻略情報があります 

 

という事は、最後まで行けます

 

という事は、神ゲーになる確率が大幅にアップします

 

なので、諦めないで遊んでください

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

 

理不尽な謎解きさえなければ ゾイド14までは出ていた作品

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