モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ドラゴンボール3・悟空伝 ドラゴンボール激ムズ3部作 遂に完結

この後からは、マイルドな難易度へと変わりましたね

 

[前作と前々作をプラスした豪華な完結編  難易度も骨太です]

[ドラゴンボール3・悟空伝  バンダイ  ファミコン]

1989年発売  ジャンル アドベンチャーRPG  参考価格220円

 

記事のネタバレ度 高め

攻略に必要なプレイ時間  10時間

このゲームに対する世間の評価  これ以降はヌルゲーになったよね

どんな人におすすめ?  全てのドラゴンボールファンに贈る 名作ゲーム

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

ドラゴンボールを読んでいて思うのが

「どのストーリーで終っても、伝説的な漫画だったろうな」という事です。

 

最初のドラゴンボールを集めた場面で終っても

文句なしで素晴らしい作品だったかも知れませし。

 

ピッコロ大魔王を倒した場面で終っても

文句なしで素晴らしい作品だったと思います。

 

かと思えば

最終巻まで読んでも素晴らしいので

結局思う所は「ドラゴンボールは凄いな!!」でしたね。

 

 

そんな今回の、初期のドラゴンボールを楽しめる最後の作品

ドラゴンボール3・悟空伝の感想です。

 

 

 

ドラゴンボール3・悟空伝とはどんなレトロゲーム

 

このドラゴンボール3・悟空伝ですが

1989年にバンダイから発売された

ファミコン専用のアドベンチャーゲームでした。

 

初代の「神龍の謎」では

ドラゴンボールの始まりから

天下一武道界までのストーリーを描いた

ファミコン屈指の、激ムズアクションゲームソフトでした。

 

2作目の「大魔王復活」では

前作の続きである天下一武道から

ピッコロ大魔王を倒すまでの

 

ドラゴンボール史上、

最も濃厚で、最もシリアスなストーリーを描いた

アドベンチャーRPGで。

 

この作品も激ムズソフトとして有名でした。

 

そして今作の悟空伝が

続編として発売されたという訳ですね。

 

 

そんなゲームの目的は

ピッコロ大魔王を倒したあとのストーリーを…なんてことは無く

 

まさかの、「初めからドラゴンボールを楽しむ」という

衝撃の展開でした。

 

ゲームのパッケージには

大人の悟空と、最大のライバルである

マジュニア」が描かれているのに

 

ゲームの始まりは、子供時代からのスタートと言うのが

「あれ?なんだこれ?」といった衝撃でした。

 

と言いますのも、

このゲームは「神龍の謎」と「大魔王復活」をプラスして

更に大人編までをもプラスした

ドラゴンボールゲームの集大成でした。

 

 

ゲームのシステムは

大魔王復活と同じシステムで

「いどう」「しらべる」「はなす」などのコマンドを駆使しながら

冒険を進めていくアドベンチャーパート。

 

敵とのバトルは

数字が書かれているカードを使用して戦う

カードゲーム風RPGパート

 

こんな二つのパートに分かれている作品でした。

 

 

ドラゴンボールで、アドベンチャーゲームが出来るなんて最高だよね」とか

 

ドラゴンボールで、RPGが出来るなんて最高だよね」なんて

 

今考えてみると、かなり贅沢な作品なのでした。 

 

 

 

ドラゴンボール3・悟空伝の感想でもあり レビューでもあり

 

[自分好みの悟空がここにある]

 

今作から加わったシステムとしては

 

レベルアップ時に

好きなパラメーターを伸ばすことが出来る

女神転生の様なシステムでした。

 

パワーを上げたり

タフネスを上げたり

スピードを上げたり

テクニックを上げたり

 

自分だけの悟空を育て上げることが出来たのは

原作ファンのみならず

やりこみゲーマーにとっても素晴らしいシステムでしたね。

 

このパラメーターの伸ばし方によっては

とんでもなく難しいゲームにも変わりますし

普通の難しいゲームに変わります

 

「次のパラメーターはどこに振ろうかな」なんて楽しみが

このゲームのセールスポイントでしたね。

 

ちなみに

このゲームでは「レベルに制限が掛かる」という

何とも不思議なシステムが搭載されていまして。

 

「このイベントまではレベルは5までしか上げられません」といった風に

その場面ごとに制限がありました。

 

「悟空のレベルを上げたいのに、イベントを進めなきゃいけないのか」という

不思議なジレンマも面白かったですね。

 

 

本来ならば

イベントをクリアする為にレベル上げをする筈なのに

 

レベルの上限を上げて

悟空を育成していくのが楽しすぎたため

 

無理やりにでも、イベントを進めていくというのが

スマホゲームが大好きな皆様」にはご理解いただけるかと思います。

 

 

そんな

「レベル上げが楽しいゲームにはハズレが無い」という言葉通りの

遊び応えのある作品なのでした。

 

 

 

[前作よりはマイルド ファミコンの中では激辛]

 

このゲームですが

かなり難しいゲームだと思います。

 

その理由は

戦闘のバランスにありました。

 

自分好みの悟空に育てる事が出来るという事は

「とんでもなく強力な悟空」にもなりえますし

「とんでもなく貧弱な悟空」にもなりえます。

 

確かに、このシステムのおかげで

何度でも繰り返しプレイしたくなる程の、名作ゲームなのですが。

 

初めてのプレイの時は、本当に苦労しました。

 

なにせ、敵にやられてしまうと

即ゲームオーバーですので。

 

その度にパスワードを打ち込まなければならない為

結構なドキドキで進んで行きました。

 

前作の大魔王復活は

アドベンチャーパートが激ムズで

RPGパートは比較的簡単でした。

 

今作では

アドベンチャーパートが

それほど難しいゲームでは無かったので

 

RPGパートさえ頑張れば、比較的簡単にクリアできる

マイルドなゲームになっていましたね。

 

 

もしも、前作同様に

いかにも当たりの選択が

即ゲームオーバーという鬼の様な難易度だったら

私は絶対にクリア出来なかったと思います。

 

しかし、今作のアドベンチャーパートは

謎解き要素で苦労するというよりも

 

迷宮がとんでもなく広い為に

マッピングに苦労するという感じでした。

 

なので、ゲームの割合で言いますと

アドベンチャー3 RPG7 こんな感じでしたね。

 

続編のシリーズでは

アドベンチャー要素が、どんどん少なくなって行きますので。

 

ファミコン

アドベンチャー要素が豊富なドラゴンボールを遊ぶのは

今作が一応の最後になりました。

 

難しいゲームではあるけど

前作に比べれば、かなりマイルドなゲームになった

そんな印象でしたね。

 

 

 

[ドラゴンボールのストーリーを楽しむには 最高にお勧め]

 

このゲームを久しぶりにプレイして驚いたのが

トーリーを最初から体験できることでした。

 

ドラゴンボール3というタイトルなのですから

 

ドラゴンボール

ドラゴンボール2のストーリーはおまけ程度で

 

最新ストーリーが展開すると思っていましたが。

 

まさかの、「最初から」ですからね。

 

 

考えてみれば

神龍の謎」はアクションゲームでしたので

その部分のストーリーは

すっぽりと抜け落ちている訳です。

 

その抜け落ちてしまった部分を

アドベンチャーゲームとして

一から楽しめるのは良かったですね。

 

ドラゴンボールを探して

亀仙人に弟子入りして

クリリンと出会って…。

 

こんな、前作では語られなかった大事な部分を

最初から楽しむには最高でした。

 

 

ただですね、欠点もありまして

原作ストーリーが大幅に端折られている部分もあり

「この部分は、軽めに流すんですね」なんてところが惜しかったです。

 

まあ、子供時代から大人になるまでを完璧に描いたとしたら

相当なゲームの容量になってしまうので

そうするのが良かったのかも知れません。

 

「初期のドラゴンボールはこういう感じだったな…」と

懐かしみながら、お楽しみください。

 

 

 

ドラゴンボール3・悟空伝のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか

 

これ以降のドラゴンボールのゲームは

物凄く簡単になっています。

 

そんなゲームも素晴らしいのですが

激ムズのゲームも最高に燃えます。

 

だったら、この機会に遊んでみてはいかがでしょうか。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

戦闘に緊張感のあるゲームは

マジで面白いです。

 

悟空をどのタイプに育成していくのか?

 

これだけで

ゲームの難易度がめちゃくちゃ変わりますので。

 

その部分もお楽しみください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

初代の神龍の謎は

ファミコン屈指の激ムズアクションゲームでした

 

2代目の大魔王復活は

トラウマ確定のストーリーと

理不尽な謎解きで子供たちを苦しめた

ファミコン屈指の激ムズアドベンチャーゲームでした

 

3代目の悟空伝は

初代と2代目に比べれば

かなり遊びやすくなったマイルドなゲームだとは思いますが

 

ファミコンの中では、上位に入るほどの激ムズゲームでした。

 

続編の「ドラゴンボールZ」からは

物凄く簡単なゲームへとシフトチェンジしていきましたので。

 

ドラゴンボールのゲームは激ムズ」という世代と

ドラゴンボールのゲームはヌルゲー」という世代に

このゲームを境に分かれましたね。

 

子供たちの心に

激ムズゲームという多大なるインパクトを残した

 

ドラゴンボール3部作は、今作を持って完結したのでした。

 

ちなみに、今作の悟空伝は収録されていないのですが

 

前二作と強襲サイヤ人が遊べる

「Jレジェンド列伝」という作品も有りますので

3DSをお持ちの方は遊んでみてはいかがでしょうか。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました。

 

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