モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

星霊狩りの感想 最初のクロイツのシーンはトラウマもの

恐怖と安らぎの奇妙な融合ハドソンが仕掛けた異色のアドベンチャーゲーム星霊狩り

1989年にハドソンからファミコンで発売された

『星霊狩り』。

 

アドベンチャーゲームを無性にプレイしたくなる時、

このゲームは強烈な体験を提供します。

 

難解な謎解き、長すぎるパスワード、そして予測不能なストーリー展開。

それらすべてがプレイヤーを悩ませ、そして魅了するのです。

 

ゲームの目的は、

16歳の誕生日に謎の怪人「ローゼンクロイツ」にさらわれた

幼馴染のミウを助け出すため、主人公のミチムネが大冒険を繰り広げるというもの。

 

「調べる」「取る」「使う」「話す」「移動」といった

オーソドックスなコマンド選択式アドベンチャーですが、

その雰囲気は最高に不気味です。

 

特に序盤、ヒロインがさらわれるシーンは、

あまりの恐怖にゲームを止めてもおかしくないほどの完成度でした。

 

 

ホラーとほのぼののギャップ

 

『星霊狩り』は、

ホラーゲームかと見紛うほどの不気味な雰囲気で始まります。

 

ファミコンでは珍しいホラー要素(『スウィートホーム』くらい)に

期待が高まりますが、その恐怖は長く続きません。

 

ゲームを進めていくと、

登場するキャラクターたちが

「日本昔話」に出てくるような優しいキャラクターばかりであることに気づかされます。

 

命を懸けた冒険が始まるはずなのに、

優しすぎるキャラクターたちの登場に、

プレイヤーは拍子抜けしてしまうかもしれません。

 

しかし、洞窟などに足を踏み入れると不気味な雰囲気が復活するため、

ゲーム全体としてはホラーテイストのアドベンチャーだと言えます。

 

選択肢を間違えればすぐにゲームオーバーになるシビアな難易度は、

プレイヤーに緊張感を与えます。

 

 

謎解きの快感と理不尽なパスワード

 

このゲームの難易度は非常に高く、

正解のコマンドにたどり着くまでに何度も頭を悩ませることになります。

 

しかし、その分、悩みに悩んで謎を解き、

ストーリーが進行した時の快感は格別です。

 

プレイヤーは、その不気味な世界観と独特のストーリーに引き込まれ、

「このゲームがどうやって終わるのか?」という興味から、

苦労しながらもエンディングを目指してしまうでしょう。

 

特にプレイヤーを苦しめるのが、異常に長いパスワードです。

 

メモするのも入力するのも一苦労。

 

当時のゲームにありがちなシステムですが、

クリアを諦める大きな要因にもなりかねません。

 

 

戦闘シーンをアドベンチャー化した独自システム

 

『星霊狩り』のユニークな点は、

アドベンチャーゲームでありながら、

戦闘シーンがアドベンチャーのシステムに組み込まれていることです。

 

敵モンスターと遭遇すると、

コマンドを使って「調べる」「アイテムを使う」などで戦います。

 

腕力ではなく「知力」でモンスターを倒すという、

独特の戦闘システムは非常に斬新でした。

 

「腕力がなくても、知力で倒せる」という爽快感は、

このゲームならではの魅力です。

 

不気味な導入部とは裏腹に、

ほのぼのとしたキャラクターたちと、奥深い謎解き、

そして独自の戦闘システム。

 

『星霊狩り』は、不気味ながらもどこか愛らしい、

異色のアドベンチャーゲームとして、今もなお語り継がれる名作です。

 

 

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