挑戦者の心を折る伝説の激ムズゲーム!『ドラゴンボール・神龍の謎』

「宇宙ステージまでは行けるんです」
このフレーズに、多くのレトロゲーマーは共感するでしょう。
1986年にバンダイから発売されたファミコン用アクションゲーム
ドラゴンボール初のゲーム化作品として、
当時のジャンプ読者たちがどれほど熱狂したかは想像に難くありません。
当時の大人気漫画がテレビゲームになることは、まさに時代の象徴でした。
原作愛に溢れた画期的なアクションゲーム
『神龍の謎』は、ドラゴンボールを集めるために悟空一行が冒険に出る、
原作序盤のストーリーをベースにしています。
単なる横スクロールアクションではなく、
縦横斜め自由に動き回れる画期的なシステムが特徴でした。
さらに、ホイポイカプセルがゲームを盛り上げます。
ステージのいたるところに隠されたカプセルを開けることで、
原作お馴染みのアイテムから、
「あれ?悟空ってこんなに変態だった?」とツッコミたくなるような仕掛けまで、
バンダイの原作愛が詰まった、斬新で面白いゲームでした。
無限コンティニューの優しさ、そして異常な難易度
このゲームは、裏技なしで無限にコンティニューができるという、
プレイヤーに優しい設計でした。
当時のゲームとしては非常に珍しく、
この親切さに多くのプレイヤーが救われました。
しかし、その優しさとは裏腹に、
ゲームの難易度は異常に高く設定されています。
このゲームの悟空は、
空腹になるとパワーが出なくなる「空腹度」がライフになっています。
回復アイテム(お肉やケーキ)を食べなければ、
何もしていなくても徐々にライフが減っていくシステムです。
これが難易度を大幅に上げる要因となりました。
ランダム要素と強制ゲームオーバーの恐怖
空腹度システムに加え、
落ちているアイテムがランダムであるという運の要素が、プレイヤーを苦しめます。
どれだけゲームのテクニックがあっても、
アイテムが食べ物以外だった場合、
強制的にゲームオーバーになる可能性があるのです。
この理不尽な展開は、多くのプレイヤーを絶望させました。
「もう少しバランスがよければ、神ゲーと呼ばれたかもしれない」と言われる所以です。
地獄の後半ステージ:容赦ないコンティニュー地点
そして、プレイヤーをどん底に突き落とすもう一つのシステムが、
後半ステージでのコンティニューの厳しさです。
ゲーム前半は、
ゲームオーバーになってもすぐにコンティニューして進められます。
しかし、後半の特定のステージでゲームオーバーになると、
決まったステージまで戻されるという悪夢が待っています。
「このゲームは簡単なのでは?」と油断していたプレイヤーは、
後半に突入した途端、「なるほど、後半は地獄の難易度なのか…」と痛感させられます。
この後半の難しさは、今でもファミコン屈指の激ムズゲームとして語り継がれる理由です。
伝説を体験せよ!
その伝説を体験するにはもってこいの作品です。
アクションゲームなのにランダムでゲームオーバーになるという理不尽さを、
どうやって乗り越えるかを考える。
そんな古き良きアクションゲームの魅力が凝縮されています。
当時125万本売れたため、中古価格は手頃です。
友達の家で遊んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。
ゲームの出来は非常に優秀で、
原作キャラクターが次々と登場し、プレイヤーを最高に楽しませてくれます。
- ヤムチャにボコボコにされる悟空
- 兎人参化にニンジンにされる悟空
- 怪物ブヨンの倒し方が分からなくてボコボコにされる悟空
最強キャラクターと呼ばれる前の、人間的な悟空を楽しめる数少ない作品です。
今からファミコンを引っ張り出すのが面倒なら、
3DSの『Jレジェンド列伝』にも本作が丸ごと収録されているので、お手軽に楽しめます。
ゲームの途中までは程よい難易度、後半からは地獄の難易度。
このバランスがもう少し良ければ、伝説のゲームとしてさらに語り継がれたでしょう。
「いつの日か、最後までクリアしたい」と思う。
それこそが、今急いで『ドラゴンボール・神龍の謎』を買う理由です。
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