モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

公開されなかった手記の感想 最初は絶対にクソゲーだと思います ただし謎解きは面白いです

プレイステーション初期に発売された ホラーアドベンチャー

 

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[バイオハザード風の世界感 斬新なシステム 謎解きも最高 それなのにマイナー?]

[後悔されなかった手記  サンソフト  プレイステーション]

1997年発売  ジャンル ホラーアドベンチャー  参考価格350円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  7時間

このゲームに対する世間の評価  システムを改善すれば名作に慣れたはず

どんな人におすすめ?  なんか狂ったアドベンチャーない?と思ってるならどうぞ

ゲームアーカイブスで配信無し

 

斬新なシステムというのは

大きくプラスに作用することも有れば

大きくマイナスに作用する事も有ります。

 

このシステムのおかげで

このゲームは大ヒットした

 

このシステムのお蔭で

このゲームは盛大に滑った

 

では今回のゲームはどちらだったのでしょうか?

 

 

そんな今回の、斬新なシステムを全て排除してください

公開されなかった手記の感想です(*’▽’)

 

 

 

公開されなかった手記とはどんなレトロゲーム

 

この公開されなかった手記ですが

1997年にサンソフトから発売された

プレイステーション専用のアドベンチャーゲームでした。

 

ゲームの目的は

古ぼけた洋館で行方不明になった

高校生三人組を探し出すべく

フリーのオカルト記者「新堂」が相棒の「千里」と共に調査に向かう。

こんなあらすじでした。

 

ゲームのシステムは

ホラーゲームとアドベンチャーゲームを融合したシステムで

まさにバイオハザードの様な感覚でした。

 

画面は「FPS」の様な自分視点なので

「ホラーFPS」という新感覚のジャンルだったのかも知れません。

 

操作性が独特でして

ボタンを押して

右を向いたり左を向いたり

上を向いたり下を向いたり

こんな独特の操作方法でした。

 

とんでもなく広い洋館の中から

行方不明の三人組を探すために、大冒険していくのですが

 

洋館には

凶悪な犬、凶悪なコウモリ、ゾンビ、ガーゴイルなどなど

怪物がうろついていますので

猟銃で撃退していきます。

 

しかし、この猟銃のポンコツ具合と言ったらもう

全く敵には当たりませんでしたね。

 

体の大きな敵になら

ガンガン当たってくれるのですが

 

コウモリやヘビなどの

小さな標的になると殆ど当たらないので

この部分で挫折するプレイヤーも多かったそうです。

 

敵との戦闘50%

洋館の謎解き50%

こんな感じのバランスでしたので

戦闘が上手くこなせないと、

ゲームが手詰まりになるのは少々きつかったのかも知れません。

 

そのぶん、操作に慣れてくると

ノーダメージで敵をバンバン撃つ事ができますので

FPSの訓練になるのではないでしょうか。

 

 

ホラーなのか?

ファンタジー世界のホラー

 

アドベンチャーゲームなのか?

バリバリのアドベンチャー

 

面白いのか?

操作性に目をつむれば面白い

 

そんなプレイステーション初期に発売された

ホラーFPSをお楽しみください(^◇^)

 

 

 

公開されなかった手記の感想でもあり レビューでもあり

 

[光と闇をこのゲームで堪能してください]

 

このゲームでまず真っ先に驚くのが

ゲーム画面の暗さだと思います。

 

普通の画面は明るいです

 

しかし洋館の中に入ると

不気味な暗さが広がっています

 

そしてこの暗さこそが

このゲームの斬新なシステムの1つでした。

 

 

目の前に鍵が落ちているとします

「あ!あそこの扉をあける鍵だ」と思って取ろうとします。

 

そんな時に

「暗くて良く解からない」と出ます。

 

これが本当に腹が立つんですよね。

 

「いや見えてるよ!!」と何百回も思います。

 

扉を開けようと鍵を使用すると

「暗くて良く分からない」と出ます。

 

「だから見えてるよ!!」と何百回も思います。

 

 

これこそが光と闇のシステムなんですよね。

 

 

今までのアドベンチャーゲームでは

真っ暗な部屋だとしても

それは「光の加減」というだけだったと思います。

 

「ただの真っ暗な部屋」です。

 

 

そこの部分を

ゲームシステムに大胆に取り入れまして

 

部屋に入ったら

周りのランタンに火をともして

窓に掛かっているカーテンを全部開けて

ちゃんと部屋を明るくしてから

隅々まで探索をするという

物凄く面倒なシステムになっていました。

 

 

光にはモンスターを弱体化させる要素もあるそうで

真っ暗闇では強敵のモンスター

ランタンを灯しまくって戦うと

意外と弱いなんて事も有りました。

 

この光と闇のシステムが

プラスに作用しているのかと聞かれれば

「ストレスしかありません」と答えますが。

 

バイオハザードに勝ちたいな」と思った結果が

こんなにも斬新なシステムを生み出したのかも知れませんね(*´з`)

 

 

 

[ダメージを食らう度に視界が狭まって行く  これまた斬新]

 

このゲームは

自分の視点でゲームが進んで行きます。

 

バイオハザード等は

主人公などのキャラクターを見ながら動かすのですが

このゲームは自分の視点だけで進んで行きます。

 

ここまでなら普通のFPSです。

 

 

ここからが斬新なシステムの登場です。

 

 

このゲームではライフゲージというシステムが無いのですが

ダメージを食らう度に

視界がどんどん狭まって行きます。

 

眠気がMAXの時の様な

「瞼が勝手に落ちてくる!!」状態ですね。

 

 

最初はテレビ画面一杯の視界なのですが

 

ダメージを食らう度に徐々に瞼が下がってきまして

 

最後まで達してしまうと

ゲームオーバーといったシステムでした。

 

アイテムを使用することで

視界を回復できるのですが

 

モンスターの攻撃が

とんでもなく激しいゲームなので

常に狭い視界で戦わなければいけないのはきつかったですね。

 

 

不思議な物で

他のゲームでは

画面一杯の視界が当たり前な筈なのに

 

このゲームでは

画面一杯の視界を見られるだけで幸せなのですから

洗脳って凄いなと思いましたね。

 

慣れてくれば

視界が狭くても問題は無いのですが

 

ライフの代わりにもなっていましたので

結局は全快にしておくのが安全でした。

 

最初は本当に凄いシステムだなと思ったのですが

結局はプレイヤーにとっては

マイナス要素しかありませんでしたので

 

この部分でも

遊ぶプレイヤーを選んだのかも知れません。

 

 

このゲームの良心としましては

セーブが比較的簡単にできますし

お店で「猟銃の弾」や「回復アイテム」をガンガン購入できるなど

プレイを制限されるというのは有りませんでした。

 

それでも「激ムズゲーム」と呼ばれるのですから

二つの斬新なシステムが

いかに厄介だったのかはご理解いただけると思います。

 

システムさえ良ければな

こんな言葉がこのゲームを物語っていたのでした(´・ω・)

 

 

 

[謎解きは本当に面白い アドベンチャーゲームの中でも特に優秀です]

 

このゲームが嫌いになれない理由は

アドベンチャー部分の優秀さでした。

 

「この先に行くにはどうすれば良いのかな?」

 

「この謎を解決するにはどうすれば良いのかな?」

 

「このくぼみは、もしかしたらあのアイテムを使うのかな?」

 

こんな昔ながらのアドベンチャー部分が

かなり楽しかったです。

 

 

簡単なアドベンチャーゲームが多い中

頭から煙が吹くほど考えなければいけないのは

このゲーム

「公開されなかった手記」か

「ミスト」かといった感じでしたね。

 

例で言いますと

普通のアドベンチャーゲームならば

くぼみにはめるアイテム自体が落ちている物です。

 

ですので、迷宮を探索して

そのアイテムを探し出したらイベントクリアです。

 

しかし、このゲームでは

アイテムの型を探して

そのアイテムの型に粘土をはめ込んで

焼却炉に入れて

薪のアイテムをくべて

焼却炉に火をともして

ようやくキーアイテムが出来上がって

そのアイテムをくぼみにはめ込む

 

こんな複雑な手順が必要でした。

 

 

謎解きの発想を閃いた瞬間に

「もしかしたら自分は天才なのでは?」と思える事こそが

アドベンチャーゲームを遊ぶ理由だと思いますので

 

謎解きが難しければ難しいほど

「ハートがメラメラ燃えてくる人」にとっては

こんなにも楽しいゲームも無かったのではないでしょうかね。

 

 

遊んだ時はインターネットなんて無かった時代ですから

友達みんなで知恵を出しながら

必死に謎を解いていたのを思い出しますね。

 

 

操作性

斬新なシステム

主人公の声優の演技

全てが酷いです

 

しかし、アドベンチャーゲームの肝である

謎解き部分が楽しかったために

今でも好きなゲームとして心に残っているのでした(/・ω・)/

 

 

 

公開されなかった手記のまとめ

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主人公の演技ですが

それはもう酷いです。

 

相棒の演技も

重要なキャラクターの演技もまともなのですが

主人公の演技だけは酷かったですね。

 

そんな演技なのに

そんな酷い演技なのに

エンディングまでプレイすると慣れてくるのは不思議でしたね。

 

「なんだよ、この酷い演技は」だったのに

「この声の方が、すんなりはいってくるかも」まで慣れますので

その部分も楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

このゲームは、意外と知られていませんが

骨太なアドベンチャーゲームが好きなら

怖いもの見たさで遊んでください(/ω\)

 

 

そんな今回の、斬新なシステムを全て排除してたら 超名作になれたかも

公開されなかった手記の感想でした(*^▽^*)