モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

FZERO・SFC版 対戦モードが無くても良いじゃないか 神ゲーだもの

999km/hの衝撃!伝説のレーシングゲームF-ZERO』は、なぜ今も色褪せないのか?

今の時代にプレイしても、最高に面白いゲームってありますよね。

 

「思い出補正がかかっているんじゃないの?」

そう思われるかもしれません。

 

半分は正解です。

 

しかし、残りの半分は、思い出補正を抜きにしても、

やはり素晴らしい作品だと断言できます。

 

だからこそ、名作ゲームとして語り継がれているのでしょう。

 

今回ご紹介するのは、

スーパーファミコンのローンチタイトルでありながら、

圧倒的な完成度で多くのプレイヤーを熱狂させた伝説のレースゲーム『F-ZERO』です。

 

 

999km/hの未体験ゾーンへ!スーパーファミコンの未来を見せた『F-ZERO

 

F-ZERO』は、1990年にスーパーファミコンと同時に発売された、

任天堂のレースゲームです。

 

スーパーファミコンのローンチを飾った『スーパーマリオワールド』と共に、

新しいゲームハードの可能性を世に知らしめた、

まさに時代の象徴ともいえる作品でした。

 

ゲームの目的はシンプルです。

4台のマシンの中から好きなものを選び、

近未来のF-ZEROグランプリで勝利を目指します。

 

ゲームシステムは、

余計な要素を一切排除した、ストイックなレースゲームです。

 

セッティング機能もなければ、お助けアイテムもありません。

 

純粋なドライビングテクニックと、一瞬の判断力が勝敗を分けます。

 

選べるマシンは4種類。

  • バランスタイプ
  • 加速特化型
  • ガチガチの鉄壁型
  • 加速以外はすべて完璧な上級者向けマシン

 

それぞれのマシンに個性があり、

プレイヤーのスタイルに合わせて選ぶ楽しさがありました。

 

このゲームの最大の特徴は、

レースゲームには珍しい「体力ゲージ」が搭載されていることです。

 

コースのバリアに触れたり、地雷を踏んだり、ライバルにぶつかったりすると、

このゲージがどんどん減っていきます。

 

そして、ゲージがゼロになると問答無用でリタイアです。

 

この体力ゲージは、

単にリタイアに関わるだけでなく、マシンのスピードにも影響を与えます。

 

ダメージが蓄積するとマシンの速度が落ち、

回復ポイントにたどり着かなければ、レースをまともに戦うことが難しくなります。

 

これまでのレースゲームでは、

壁に当たると大幅に減速するのが当たり前でした。

 

しかし、『F-ZERO』では

「減速はほとんどしない代わりに、体力がガッツリ減る」というルールに変わったことで、プレイヤーは常に圧倒的なスピード感を体験できました。

 

まるで、本物のレースを体験しているかのような、

これまでのレースゲームとは一線を画す作品だったのです。

 

 

首が悲鳴を上げるほどのスピード感!体全体でプレイする『F-ZERO

 

F-ZERO』の何がすごいって、その圧倒的なスピード感です。

 

マシンの基本速度は400km/h。

これは、当時のレースゲームと比較しても異次元の速さでした。

 

さらに、コースを一周するごとに手に入る「ブースト機能」を使えば、

最高速度は600km/hに達します。

 

コースに設置されたブーストパネルを踏めば、

さらに加速して750km/h。

 

この状態になると、もはやマシンを操作することなど不可能です。

 

そして、この状態で再度ブーストパネルを踏むと……。

 

なんと、スピードメーターが振り切れて999km/hに到達します。

 

この状態になると、

壁にぶつかっただけでマシンはとんでもない場所に弾き飛ばされてしまいます。

 

もはやトラップ以外の何物でもありません。

 

400km/hは「グーン」、

600km/hは「ギューン」、

750km/hは「ギュイーン」、

そして999km/hは「ピカッ!」という効果音で表現される、

そのあまりのスピードに、

無意識のうちに体が傾いてしまうプレイヤーも多かったのではないでしょうか。

 

右に曲がる時は体も右へ、左に曲がる時は体も左へ。

それほどまでにゲームに感情移入できる作品でした。

 

その結果、長時間プレイすると、首に激痛が走ることも……。

 

「頭が動けば、体も動く」

 

このシンプルな感覚が、首にダメージを蓄積させていたのです。

 

それでも何時間でもプレイしてしまうほど、このゲームの中毒性は高かったのです。

 

 

対戦モードがないのが唯一の心残り

 

F-ZERO』は、エンディングを見た後も、

タイムアタックという自分自身との戦いが待っており、

何十時間でも何百時間でも遊び続けることができる、最高の作品です。

 

しかし、そんな素晴らしい作品にも、たった一つだけ欠点がありました。

 

それが、対戦モードがないことです。

 

F-ZEROのゲームモードは、

「グランプリモード」と「プラクティスモード」の2つしかありませんでした。

 

この事実を知った時は、

「え、対戦モードがないの?」と二度見してしまったほどです。

 

私はこのゲームを、

ジョジョの奇妙な冒険』の「F-メガ」という作品で知りました。

 

F-メガの対戦を通じて、魂を賭けるという不気味な話なのですが、

明らかにF-ZEROをモチーフにしており、

「いつかF-ZEROを買って、友達と対戦するぞ!」とワクワクしていました。

 

まさか、本家にそのモードがないとは、本当に驚きました。

 

もし、このゲームに対戦モードが搭載されていたとしたら、

きっと『マリオカート』に並ぶ国民的なレースゲームになれたかもしれません。

 

それだけに、対戦できないことだけが心残りです。

 

 

時代の先を走りすぎた、伝説のゲーム

 

もし『F-ZERO』が、

スーパーファミコン初期の1990年ではなく、

ハードの性能が成熟した1995年頃に発売されていたとしたら、

どんなに凄い作品になっていたでしょうか。

 

おそらく、対戦モードも搭載され、マシンの種類も増え、

コースももっとたくさん用意されていたかもしれません。

 

しかし、ファミコンが全盛だった1990年という時代に、

圧倒的なスピード感とクオリティで登場したからこそ、

多くの人に「スーパーファミコンを買わなきゃ!」と思わせることができたのでしょう。

 

ゲーム音楽も、スーパーファミコンの中でもトップクラスの神曲として、

今なお多くのファンに愛されています。

 

この音楽を聴くために、わざわざプレイする人がいるほどの素晴らしさです。

 

もはや制御不可能なほどのスピード感。

 

対戦モードはないけれど、このゲームがもたらしてくれた興奮と感動は、

今でも決して色褪せることはありません。

 

 

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