占いよりもさらにディープ！そんな心理ゲームをあなたに
占いって、いつの時代も大人気ですよね。
戦争の時でさえ、占いが大人気だったそうです。
占い師を呼んで、
どこを攻めるのかを決めていたなんて話もあるくらいですからね。
そんな占いが、より進化したのが心理ゲームです。
自分の本性を暴かれる、ちょっぴり危険なゲームなのでした…。
今回は、ほとんど悪口しか言われない悪魔的なゲーム、
『ザ・心理ゲーム 悪魔のココロジー』の感想です。
この『ザ・心理ゲーム 悪魔のココロジー』は、
1993年にヴィジットから発売されたスーパーファミコン専用のパーティーゲームでした。
ゲームの目的は、
自分では分からない「本当の自分」を知るために、
用意されているたくさんの心理ゲームを受けて、自分自身と真正面から向き合うことです。
ゲームシステムは、
その場の状況に応じて選択肢が出るので、
それに答えることで本当の自分に気づくことができるというものでした。
遊べるモードは以下の4種類です。
- さまざまな状況から答えを選んで診断するモード
- 最大6人まで同時に遊べて、相性占いなどができるモード
- 片思いの相手との相性を、無理やり診断するモード（一見するとストーカー的ですが…）
- おみくじを引いて、その日の運勢を占うモード
特に、片思いの相手との相性を占うモードでは、
他のモードが数問で終わるのに対し、このモードでは数十問もかかるという、
とんでもない充実ぶりでしたので、余計に怖かったです。
質問内容も結構きわどいものが多く、
一人で遊ぶのには良いのですが、家族みんなでワイワイ楽しむというわけにはいきません。
ですので、このゲームを遊ぶときは、
本当に仲の良い友達と遊ぶか、これから親密になりたい人と遊んだ方が、
より楽しめるでしょう。
基本的には悪口しか言われない、悪魔のゲーム
このゲームの心理ゲームは、
自分がその場面の主人公になって日常的な風景を体験していくという、
ユニークなシステムでした。
状況に応じた選択肢を選んでいくと、その結果が心理ゲームとして診断されます。
例：
「電車の中でバックを盗まれてしまいました。犯人はどんなタイプ？」
- やせ形の男
- 太った中年男性
- ハンサムなモデル風の男
- 不良タイプの男
- オタクタイプの男
この質問の意味は
「どんなタイプの人間が嫌いなのか？」という心理ゲームなのですが、
サウンドノベルのように風景や雑音が表示されるので、
ものすごくイメージしやすいのが良かったです。
頭の中では本当に電車に乗っていて、
するりとやせ形の男がバックを盗んでいく様子が思い浮かびました。
他にも、こんな質問がありました。
「バス停で待っていると、大きなトラックが走ってきて水しぶきがかかってしまいました。どこにかかった？」
頭の中では本当にバス停で待っていて、
本当に水しぶきが足にかかりました。
この質問の答えは、
自分が最も嫌いな部分だそうで、
顔にかかったら自分の顔が嫌い、全身ずぶぬれならば自分の全てが嫌いという、
かなり強烈な診断でした。
こんな感じで、短めのサウンドノベルをクリアすることによって、
本当の自分に出会えるゲームというわけです。
そして、最後に診断してくれる人の解説が、まあ酷いのです。
「足が嫌いということは、お前は短足なんだな」とか、
「オタクのタイプが好きって、救急車でも呼ぼうか？」とか、とにかく悪口ばかりでした。
こんなゲームでしたので、
後半は「この答えだったら、どんな悪口を言われるのかな」なんて、
気づいたら2時間も遊んでいたほどです。
ですので、最初は真剣に心理ゲームに答え、
後半は悪口を聞く、という方法でお楽しみください。
ザ・心理ゲーム 悪魔のココロジーのまとめ
なぜ遊んでほしいのか？
本当の自分に出会えるゲームも珍しいと思いますので、
ぜひこの機会に遊んでみてください。
何がそんなに面白いのか？
このゲームは、続編が『心理ゲーム3』まで出ているそうで、
意外と人気があったようです。
今までの心理ゲームはクイズ問題のように選択肢を選ぶだけでしたが、
サウンドノベルを遊びながら答えられることで、本当の自分に出会えたのは最高でしたね。
今すぐ買う理由ってあるの？
もし仲良くなりたい異性の相手がいるとします。
このゲームを遊ばせることで、
「その人がどんなに危険なのか」を事前に察知できますので、
ぜひプレイさせてみてください。そして、嫌いになってください。
さすが悪魔のゲーム、ほとんど悪口しか言われない
『ザ・心理ゲーム 悪魔のココロジー』。
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