モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

クラックス 大きなエックスを作りましょう

パズルゲームの常識を覆す!5×5の盤面が、あなたの知的好奇心を刺激する中毒性パズル!

レトロゲームの世界には、プレイヤーに不親切なゲームが溢れていました。

 

しかし、そんな時代だからこそ、

私たちプレイヤーのことを真剣に考えて作られたゲームに出会うと、

心から感動を覚えます。

 

今回ご紹介する『クラックス』は、

まさにそんな心温まる名作パズルゲームです。

 

見た目はシンプル。しかし、その奥深さと中毒性は、多くのゲーマーを夢中にさせました。

 

ルールはシンプル、戦略は無限大!5×5の盤面が織りなす奥深さ

 

1990年にハドソンから発売された『クラックス』は、

ファミコンだけでなく、メガドライブゲームボーイなど、

様々なプラットフォームに移植された大ヒットパズルゲームです。

 

その目的は、5×5の盤面にパネルを並べ、

ステージごとに出されるお題をクリアしていくこと。

 

このゲームの最大のポイントは、

「パネルを最大5枚まで貯留できる」という斬新なシステムです。

 

上から降ってくるカラフルなパネルを、

ただ受け身で並べるのではなく、

自分の好きな色を最大5枚までストックしておくことができます。

 

「次のステージは、赤色のパネルをたくさん使いたいから、今のうちに貯めておこう」

 

「このラインは、青で一気に消したいから、青色パネルの出現を待とう」

 

この「貯留」という要素が、

単なる反射神経を試すゲームとは一線を画す、高度な戦略性を生み出しました。

 

どの色をメインに組み立てていくか、どのパネルを捨てるか、

そしていつ放出するか…プレイヤー自身の意思が、ゲームの展開を大きく左右します。

 

全てのプレイヤーを虜にする、禁断の目標「ビッグX」

 

クラックス』には、

全てのプレイヤーを夢中にさせる、ある特別な目標があります。

 

それが「ビッグX」です。

 

斜めに3枚のパネルを揃えると高得点。

 

Vの字に揃えると、さらに高得点。

 

そして、その究極の形が、

盤面全体を使って同じ色のパネルで巨大な「X」を作る「ビッグX」なのです。

 

わずか5×5の小さな盤面で、同じ色のパネルを完璧なXの形に並べる。

 

これは、ただゲームをクリアするだけでは満足できない、

私たちの挑戦心を刺激する最高の目標でした。

 

まるで『ぷよぷよ』で連鎖を追い求めるように、

私たちはビッグXを作るという壮大な目標のために、ゲームに没頭しました。

 

そして、この「ビッグX」には、もう一つの驚くべき効果があります。

 

それは、ステージを大幅にワープできるというご褒美です。

 

全部で100面以上あると言われるステージを、

一気に飛び越えて、後半のステージへと進むことができるのです。

 

ワープができるステージでは、

お題そっちのけでビッグXを作ることに夢中になる。

 

これは、ゲームの攻略とは別の、もう一つの「楽しみ方」でした。

 

高得点とワープ、二つの大きなご褒美が、

ビッグXの達成感を何倍にも高めてくれるのです。

 

プレイヤーに寄り添う、優しいゲームデザイン

 

クラックス』の素晴らしさは、その優しさにもあります。

 

当時のゲームとしては珍しく、コンティニューが無制限。

 

そして、序盤のステージは、

ゲームのルールや楽しさを分かりやすく教えてくれるように、シンプルに作られています。

 

難しいゲームが正義とされていた時代に、

これほどまでにプレイヤーに寄り添ってくれたゲームは、そう多くはありません。

 

この優しいシステムがあったからこそ、

多くのプレイヤーが、このゲームの奥深い戦略性と中毒性に気づき、

夢中になることができたのです。

 

クラックス』は、単なるパズルゲームではありません。

 

それは、プレイヤーへの優しさと、奥深い中毒性が両立した、

パズルゲーム史に残る傑作です。

 

多くの機種に愛されたその理由を、あなたもぜひ体験してみてください。

 

お題そっちのけでビッグXを作るゲーム。

 

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