コーエーの伝説はここから始まった
[戦闘なんて面倒だと思っている人にこそお勧め ボタン1つで直ぐ暗殺]
1988年発売 ジャンル シミュレーション 参考価格350円
記事のネタバレ度 普通
攻略に必要なプレイ時間 20時間
このゲームに対する世間の評価 暗殺のシステムがゲームのバランスを破壊する?
どんな人におすすめ? 名作シリーズの原点をお楽しみください
バーチャルコンソールで配信無し
ゲームというのは
自分でプレイしていても面白いですが
人がプレイしているのを見るだけでも楽しい
そんな作品もあります。
そんなゲームの代表格が
シミュレーションゲームだと思いますね。
ひとつのゲームを
みんなでワイワイ言いながら進めていく感じは
共同作業の様で、最高に好きでした。
そんな今回の、後ろで見ているだけでも楽しかった 名作シミュレーション
信長の野望・全国版の感想です。
この信長の野望・全国版ですが
1988年にコーエーから発売された
ファミコン用のシミュレーションゲームでした。
三國志が、中国を舞台にしたシミュレーションゲーム
ジンギスカンが、モンゴルを舞台にしたシミュレーションゲーム
ロイヤルブラッドは、中世ヨーロッパを舞台にしたシミュレーションゲーム
そんなシミュレーションゲームの基本形を作ったのが
今作の、日本を舞台にしたシミュレーションゲーム
信長の野望シリーズでした。
初代信長の野望は
織田信長しか使用できなかったそうで
国の数も17か国しか存在しなかったそうです。
そんな初代を、大幅にパワーアップして
ゲームの目的は
好きな大名から一人を選び、全国制覇を目指すというのが目的でした。
ゲームのシステムは
実在する歴史上の人物を選んで
最初はボロボロだった自国を、開発して価値を高めて行き
収入を上げながらも軍備を整えて
勝てそうな国に攻め込んで、勢力を広げていく…こんな流れでしたね。
今でも続いている、
コーエーのみならず
シミュレーションゲーム全ての原点ともなったシステムが
この作品にはありましたね。
弱小大名で始めて
苦戦しながら全国制覇を目指すのか
強力な大名で始めて
最速攻略を目指すのか
そんな何時間でも、何百時間でも
繰り返し遊べる名作ゲームなのでした。
信長の野望・全国版の感想でもあり レビューでもあり
[暗殺 入札 これが信長の野望]
このゲームですが
戦争をしなくても大名を倒すことが出来るという
斬新なシステムが売りでした。
本来ならば
軍備を整えて、戦力を強大にしていき
「これなら、絶対に勝てるな」と思ったら攻め込んで行くのが
今までのシミュレーションゲームだと思います。
しかし、
今作の信長の野望・全国版では
そんな面倒なことを何段階も取っ払って
いきなり倒すことが出来ます。
その斬新なシステムこそが
忍者を敵国に送り込んで「暗殺してもらう」というシステムでした。
このゲームでは
米や武器と同じように、兵士や忍者を購入できる
何とも豪快なシステムなのですが。
お店に行って
おやつ感覚で忍者を買いまして
そのまま相手国に送り付けるというのが定石でした。
相手があまりにも強すぎる場合は
どんなに頑張っても失敗してしまうのですが。
相手が弱い場合は、ガンガン成功します。
暗殺が成功するとどうなるのか?
その一族は滅亡してしまい
空白地になってしまうんですよね。
普通のシミュレーションゲームならば
こんな効率的なコマンドはあり得ないのですが
この全国版に関していえば
お手軽に使用できる最強のコマンドでした。
更に面白いのが、
この空白地をお金で買えるという
まさかの「いただきストリート」システムでした。
空白地を欲しい人は
好きな金額を入札して
無事に成功すれば、自分の国になるというのが斬新でした。
自分で暗殺しておいて
何食わぬ顔で「わたしがその国を買います」と入札に参加するのですから
酷いを通り越して
すがすがしいといった感じでしたね。
[キャラクターエディットを楽しんで 直ぐに滅亡]
このゲームですが
大名を決める時に、パラメーターも同時に決めます。
ランダムで流れている数字を止めることで
その大名のパラメーターが決定します。
このパラメーターこそが
この後、10時間以上も付き合っていく
主人公の強さを決めますので
それこそ何度もやり直して、パラメーターを吟味します。
健康 運 魅力 知能 野心 というパラメーターを
いかに高くとめられるのかが
全国統一を目指すうえでは大事なんですよね。
それこそ、このパラメーターを決めるだけでも最高に楽しいです。
最高の数値である
パラメーターの合計545を目指して
何時間でも粘ることが出来ます。
そして何度も繰り返し
ようやく納得できる大名でゲームを始めます。
「ここから全国制覇を目指して頑張るぞ!!」なんて感じで。
そして、「大量の軍勢を送られて直ぐに滅亡」ここまでが
信長の野望のお約束でしたね。
せっかく最強のパラメーターを勝ち取ったのに
最初のターンを迎える前に
直ぐにゲームオーバーというのも
このゲームの魅力でしたね。
なにせ、自分に行動が回ってこないという事は
キャラクターのセーブすら出来ませんので
全てが水の泡でした。
もっとも危険なのが
「ゲームを開始して数分間」
こんな、とんでもない難易度こそが
未だに愛され続ける理由なのかも知れません。
信長の野望・全国版のまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
全てのシミュレーションゲームの基礎を作った
王様の様な作品
そんな伝説にチャレンジしてみて下さい。
なにがそんなに面白いのか?
このゲームを購入したのは数年前だったのですが
「とんでもないゲームだ」という噂は
かねがね聞いておりましたので
どんな感じなのかは、プレイ前から分かっていたつもりなのですが。
自分でプレイしてみても「やっぱり凄いな」の一言でしたね。
「配下武将が居ない」というシステムも斬新ですし
「自分がやられてしまうと、そのままゲームオーバー」というのも斬新でした。
レベルが5段階まで設定出来ましたので
最初は、最弱のレベル1で腕前を磨いて
最終的には「こんなの絶対にクリア出来ないじゃん!!」という
レベル5に挑んで行くといった楽しみ方が出来ますので。
シミュレーションゲームが苦手な人にこそ
お勧めの作品でしたね
今急いで遊ぶ理由ってあるの?
面倒なシミュレーションも良いけど
サクッと終われるシミュレーションも良いよね
ボタン1つで即暗殺
そんなシミュレーションゲームをあなたに贈る
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
シミュレーションゲームの基礎を作った名作 難易度は異常
信長の野望・全国版
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