モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

信長の野望・全国版 もっとも危険なのがゲームを開始してから数分間 そんなシミュレーションゲームの王様

伝説はここから始まった。ボタン一つで敵大名を暗殺!?ファミコン版『信長の野望・全国版』がヤバすぎる!

 

ゲームは、自分でプレイしていても面白いものです。

 

しかし、みんなでワイワイ言いながら、

誰かのプレイを見守るのもまた一興です。

 

特にシミュレーションゲームは、

まるで共同作業のように盛り上がる最高のジャンルです。

 

そんなシミュレーションゲームの歴史を語る上で、

決して避けては通れない金字塔があります。

 

そう、日本のゲームメーカー「コーエー」が世に送り出した、

あまりにも偉大なシリーズ『信長の野望』です。

 

今回は、そのシリーズの中でも特に異彩を放ち、

多くの伝説と(ある意味)トラウマを生んだファミコン

信長の野望・全国版』の魅力について、熱く語っていきます。

 

 

シミュレーションゲームの「王」が誕生した瞬間

 

信長の野望・全国版』は、1988年にコーエーから発売された、

ファミコン用のシミュレーションゲームです。

 

コーエーといえば、

後に『三國志』や『ジンギスカン』、『ロイヤルブラッド』など、

様々な時代・地域を舞台にした傑作シミュレーションゲームを次々と生み出していく、

まさに歴史シミュレーションのパイオニアです。

 

しかし、その全ての原点となったのが、この「信長の野望」シリーズでした。

 

初代『信長の野望』は、織田信長しか使えず、国の数もたった17カ国でした。

 

しかし、このファミコン版『全国版』では、

その初代を大幅にパワーアップ!

 

全国に広がる日本の各地を舞台に、

プレイヤーが好きな大名を選び、天下統一を目指すという、

まさにシリーズの基本形が完成したのです。

 

ゲームの目的はシンプルです。

 

好きな大名を選び、内政で自国を豊かにし、軍備を整え、

ライバルたちを打ち破って天下統一を目指します。

 

このシンプルながらも奥深いシステムは、

以降のシミュレーションゲームのスタンダードとなり、

多くのゲーマーを夢中にさせました。

 

弱小大名で苦労しながらのし上がるもよし、

強力な大名で最速クリアを目指すもよし。

 

何十時間、何百時間でも繰り返し遊べる、まさに伝説的な名作ゲームでした。

 

 

恐るべき「暗殺」コマンド!これが信長の野望の真骨頂!

 

このゲームの最大の特徴、そして最大の魅力は、

「戦争をしなくても敵大名を倒せる」という、あまりにも斬新すぎるシステムにあります。

 

普通のシミュレーションゲームなら、

軍備を整え、戦力を増強し、「これなら勝てる!」と確信してから

敵国に攻め込むのが常識でしょう。

 

しかし、『信長の野望・全国版』は、

そんな面倒な手順をすっ飛ばして、

たった一つのコマンドで敵大名を葬り去ることが可能でした。

 

そう、それが伝説の「暗殺」コマンドです!

 

このゲームでは、

米や武器と同じように、兵士や忍者を「お店」で購入することができました。

 

まるで駄菓子屋に行くかのような気軽さで忍者を買い、そのまま敵国に送り込むのです。

  • 相手が弱小国なら成功率は急上昇!
  • 見事に暗殺が成功すれば、その一族は滅亡!

 

普通のゲームならあり得ない、この効率的すぎるコマンドは、

当時のゲーマーたちに大きな衝撃を与えました。

 

「面倒な戦闘なんてやってられない!」

 

「俺は楽して天下統一したいんだ!」

 

そんなプレイヤーたちの欲望を、

この「暗殺」コマンドは完璧に満たしてくれたのです。

 

そして、さらにすごいのが、

暗殺によって空白地になった国を、なんと「お金で買い取れる」システム!

 

まるで人生ゲームのように、

好きな金額で入札し、競り落とせば自分の領土になるのです。

 

自分で暗殺しておいて、

何食わぬ顔で「その国を私が買い取ります」と入札に参加する。

 

当時のゲームデザイナーの豪胆さに、ただただ脱帽するしかありません。

 

 

最高の主人公を作ったのに、始まる前にゲームオーバー!?

 

もう一つ、『全国版』を語る上で欠かせないのが、

「キャラクターエディット」です。

 

ゲーム開始時、プレイヤーは自分の大名のパラメータを、

ランダムで流れる数字を止めることで決めることができました。

 

健康・運・魅力・知能・野心。

 

この5つのパラメータが、その後のゲーム展開を大きく左右します。

 

「ここだ!」というタイミングでボタンを押し、最高のパラメータを叩き出す。

 

合計545という、最高の数値を出すために、

何時間もリセットを繰り返したプレイヤーは少なくないでしょう。

 

「よし!最高の主人公ができた!ここから天下統一を目指すぞ!」

 

そう意気込んでゲームを始めたプレイヤーを待ち受けていたのは、

まさかの「初手ゲームオーバー」という絶望的な現実です。

 

なぜなら、このゲームは、

プレイヤーが行動する前に、他の大名が行動するターンがあるからです。

 

運が悪ければ、隣接する超強力な大名が、大量の軍勢で攻め込んできて、

プレイヤーが何もできないまま滅亡してしまうのです。

 

この理不尽なまでの難易度こそが、

当時のゲーマーたちの心を掴んで離さなかったのでしょう。

 

ゲームを開始してからの数分間が、最も危険な時間。

 

そんな、とんでもない難易度を乗り越えるからこそ、天下統一の喜びはひとしおでした。

 

 

『全国版』はなぜ今でも愛され続けるのか?

 

信長の野望・全国版』は、全てのシミュレーションゲームの基礎を築いた、

まさに「王様」のような作品です。

  • 武将の概念がないシンプルさ
  • 大名が倒されれば即ゲームオーバーという緊張感

 

これらの要素が、

シミュレーションゲーム初心者から上級者まで、幅広い層に愛された理由です。

 

シミュレーションゲームは難しそう……」と思っている人にこそ、

ぜひ一度プレイしてみてほしい作品です。

 

面倒な戦闘をせず、ボタン一つでサクッと暗殺。

 

そんな、お手軽ながらも奥深いシミュレーションゲームの原点を体験できるはずです。

 

 

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