モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

建設重機喧嘩バトル・ぶちギレ金剛 自分の重機で 相手の重機をグッチャグチャ そんなクレイジー格ゲー

人と人の殴り合いはもう古い!今の時代はクレーン車とロードローラーのタイマン勝負!

世の中には、常識を超えた

突拍子もないアイデアから生まれた作品が数多く存在します。

 

「どうしてこんなことを思いついたんだ?」と、

思わず製作者の天才的な発想に唸ってしまう。

 

そんなゲームの一つが、

今回ご紹介する『建設重機喧嘩バトル・ぶちギレ金剛』です。

 

2000年にアートディンクから発売されたプレイステーション2用ソフトで、

ジャンルはなんと「格闘ゲーム」。

 

一見するとバカゲーのように思えるかもしれませんが、

その実は、終始ニヤニヤが止まらない最高の癒しゲームなのです。

 

 

サラリーマン金太郎」×「重機バトル」の衝撃

 

このゲームのキャラクターイラストを手掛けたのは、

サラリーマン金太郎』や『天地を喰らう』でおなじみの漫画家・本宮ひろ志先生

 

作中に登場するキャラクターたちは、どこか見覚えのある熱血漢ばかり。

 

しかし、本家『サラリーマン金太郎』のシリアスな世界観とは異なり、

本作のストーリーは90%以上がギャグで構成されています。

 

物語の主人公は、

倒産寸前の建設会社「金剛一家」の跡取りである「金剛隼人」。

 

廃業寸前の会社を立て直すため、

優秀な重機乗りたちをスカウトする旅に出ます。

 

そのスカウト方法がまたクレイジーで、

「重機バトルで俺に勝ったら、一生タダ働きだ!」と、無茶苦茶な条件を突きつけます。

 

弱小だった金剛一家が、

個性豊かな仲間たちを次々とスカウトし、

大手建設会社にも負けない立派な組織へと成長していく...。

 

まさに本宮ワールド全開の、熱く、そしてどこか笑える物語が展開されます。

 

 

シンプルなのに奥深い!「重機格闘」の世界

 

本作の格闘ゲームとしてのシステムは非常にシンプル。

 

複雑なコマンド入力は一切不要で、ボタンを連打して相手を破壊するだけ。

 

舞台は閉鎖された建設現場で、

どちらかの重機がぶっ壊れるまで戦うという豪快さも魅力です。

 

操作する重機は、

ブルドーザー、クレーン車、ロードローラー、パワーショベル、フォークリフトなど、

見た目も個性もバラエティ豊か。

  • ブルドーザーで相手の重機を壁際に追い込み、グチャグチャに押し潰す!
  • 巨大クレーン車ロードローラーをガンガン叩き潰す!
  • フォークリフトでパワーショベルを突き刺しまくる!

 

これまでの格闘ゲームにはない、

重機ならではの重量感あふれるバトルは、

一度体験したら病みつきになること間違いなし。

 

「あれ?重機の格闘ゲームって、ありなんじゃないの?」と、

思わず唸ってしまうほどの完成度です。

 

 

「ぶちギレゲージ」が放つ、ド派手な超必殺技!

 

相手から攻撃を受けると溜まっていくのが、

「ぶちギレゲージ」

 

このゲージがMAXになると、なんと自動でド派手な超必殺技が発動します。

 

自分でコマンドを入力する必要がないため、

アクションが苦手な人でも、手軽に爽快な大技を楽しめます。

 

この優しいシステムのおかげで、

ゲーム中はストーリーに集中できるというのも嬉しいポイント。

 

格闘ゲームでありながら、濃厚なストーリーモードにどっぷり浸れるのです。

 

 

クレイジーなストーリーに隠された、意外なドラマ

 

このゲームの最大の魅力は、やはりストーリーのぶっ飛び具合でしょう。

 

社員も仕事もない地獄のような状況からスタートする金剛一家ですが、

主人公の隼人は常に前向き。

 

社員がいないなら他の会社から強奪し、

仕事がないなら入札金額が同じ会社の重機を破壊して、仕事を奪い取る。

 

こんなバカみたいな展開が、最初から最後までノンストップで繰り広げられます。

 

しかし、ただのギャグだけではありません。

 

主人公の出生の秘密や、

ライバル会社の令嬢との恋模様など、シリアスなドラマも用意されています。

 

そのため、続きが気になってプレイを止めることができません。

 

一見、重機が戦うだけのバカゲーに思えますが、

その根底には、本宮ひろ志先生らしい熱い人間ドラマが描かれています。

 

そのギャップが、このゲームを「名作格闘ゲーム」へと昇華させているのです。

 

 

強攻撃をマスターすれば、もう負け知らず!

 

ゲームの難易度は、慣れるまでは少し難しく感じるかもしれません。

 

特に、重機の独特な動きは、普通の格闘ゲームとは勝手が違います。

 

弱攻撃だけだと相手を時間内に倒しきれず、

タイムアップになってしまうことも多々あります。

 

そんな時、攻略の鍵となるのが「強攻撃」です。

 

弱攻撃では1%しか減らせなかった体力が、

強攻撃なら一気に14%も削れることも!

 

ボタンを押しっぱなしにするだけで発動するこの強攻撃をマスターすれば、

ゲームの難易度は一気に下がります。

 

ブルドーザーやロードローラーなら、

そのまま突進する体当たり攻撃で簡単に当てられます。

 

しかし、クレーン車のような攻撃は、

ベストなタイミングで当てなければならず、少し練習が必要です。

 

この強攻撃を的確に当てられるようになれば、

ストーリーモードはほぼゲームオーバーになることなく進められます。

 

クレイジーなストーリーを早く見たいのに、

バトルで足踏みするのは嫌ですよね。

 

ぜひ、強攻撃を練習して、重機バトルをガンガン勝ち進んでください。

 

 

今すぐ『ぶちギレ金剛』をプレイすべき3つの理由

 

  1. 重機で戦う格闘ゲーム

このキャッチーなコンセプトだけでも、プレイする価値は十分にあります。「クレーン車とロードローラーが戦ったらどうなる?」という発想自体が、もはや勝利です。

 

  1. ストーリーが最高に面白い!

格闘ゲーム部分もシンプルで楽しいですが、ストーリーの完成度はそれ以上。個性的な仲間が集まっていく『天地を喰らう』のような熱さがあります。

 

  1. 友達を爆笑させる鉄板ネタに!

このゲームは、友達とプレイすれば盛り上がること間違いなし。重機がグッチャグチャに壊れていく様子は、最高のネタになります。

 

自分の重機で相手の重機をグチャグチャにする、

そんなクレイジー格闘ゲーム

 

ぜひ、この衝撃的な体験を味わってみてはいかがでしょうか?

 

 

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