人と人なんてもう古い 今の時代はクレーン車とロードローラー
[一見するとバカゲーで片付けられそうですが あ!やっぱりバカゲーだ!!]
[建設重機喧嘩バトル・ぶちギレ金剛 アートディンク プレイステーション2]
2000年発売 ジャンル 格闘ゲーム 参考価格480円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 2時間
このゲームに対する世間の評価 終始にやにやしてしまう そんな癒しのゲーム
どんな人にお勧め サラリーマン金太郎が好きなら 絶対におすすめ
どうしてそんなことを思いつくのだろう
こんなことって多いですよね。
普通の人では考えつかないことを
さっと思いつく
まさに天才ですよね。
そんな今回の どうして重機を戦わせようと思ったのか?
建設重機喧嘩バトル・ぶちギレ金剛の感想です。
ぶちギレ金剛とはどんなレトロゲーム?
このぶちギレ金剛ですが
2000年にアートディンクから発売された
本宮ひろしさんがキャラクターイラストを担当していまして。
「これって、サラリーマン金太郎に出てきたよね?」なんて
親しみやすいキャラクターたちばかりになっていました。
基本、真剣なストーリーで進んで行きますが。
今作のぶちギレ金剛に関して言いますと
ほぼ90%がギャグで構成されていまして。
遊んでいても、全く暗くなることはなく
終始にやにやしながら遊べる、完全なる癒しのゲームでした。
そんなゲームの目的は
主人公の「金剛隼人」を操りまして
倒産寸前の建設会社「金剛一家」を復活させる
こんな熱い目的になっていました。
主人公とよぼよぼの爺さんしか居ない
ダメ建設会社を立て直すために
優秀な重機乗りをスカウトしに行きます。
そのスカウトの方法もシンプルで
「重機バトルに勝ったら、一生タダ働きだ!!」なんて
中々の酷さも最高でした。
最初は弱小だった金剛一家が
沢山の重機乗りのお蔭で
大手の建設会社にも負けない、立派な建設会社になって行く…。
こんな本宮ワールド全開の物語でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスな格闘ゲームで
格闘家と格闘家が戦うなんてもう古い
今の時代は重機と重機でしょ!!
こんなクレイジーなゲームでした。
建設現場に閉じ込められて
どちらかの重機がぶっ壊れるまで戦う
そんな豪快な作品で。
面倒なコマンド入力なんていらず
ただボタンを押して、相手を破壊する
そんなシンプルさが良かったです。
相手に攻撃されまくると
「ぶちギレゲージ」という必殺技のメーターが溜まって行き
マックスまで貯まると
「ド派手な超必殺技」を勝手に発動してくれる
なんとも優しいシステムも最高でした。
相手の巨大クレーン車を
こちらのブルドーザーで、ガンガン壁際にまで押し込みまして
そのままぐちゃぐちゃに壊す快感
相手のロードローラーを
こちらの巨大クレーン車で、ガンガン叩き潰す快感
相手のパワーショベルを
こちらのフォークリフトで、ガンガン突き刺す快感
そんな
「あれ?重機の格ゲーってありなんじゃないの?」と思ってしまう
最高の格闘ゲームなのでした。
ぶちギレ金剛の感想でもあり レビューでもあり
[ストーリーがとてもいい もう完全に狂ってる]
このゲームのセールスポイントを探した時に
真っ先に思い浮かぶのは
ストーリーのクレイジーさでしょうね。
従業員も居ない
仕事も来ない
もうどうする事も出来ない
こんな地獄から始まるのですが
そこは本宮ワールドの主人公です。
とても前向きです。
従業員が居ないのならば
他の建設会社から強奪すればいいだけですし
仕事がないのならば
他の建設会社から強奪すればいいだけです。
「あそこに重機乗りの天才が居るぞ」となれば
そこに行って、重機バトルを通じてスカウトしますし。
仕事の入札金額が同じならば
その仕事を貰う為に、重機バトルを仕掛けます。
こんなバカみたいな展開が最高で
「ぶちギレ金剛って凄いね!!」と感動しました。
ただ、全てがギャグで進んで行くわけではなく
「主人公の出生の秘密」や
「ライバル建設会社の、お嬢様との恋愛模様」など
シリアスな展開も若干用意されており。
「続きが気になって、辞められない!!」となりましたね。
格闘ゲームでありながら
ストーリーモードがとても長く
その部分でも素晴らしかったと思います。
一見すると
重機同士が戦うだけの、完全なるバカゲーなのですが。
ストーリーの素晴らしさが
バカゲーという評価を、直ぐにかき消してくれまして。
「名作格闘ゲーム」として
最後の最後まで楽しむことができたのでした。
まあ、基本はバカゲーだけどね。
[効率的な攻撃方法を知った瞬間に まず負けなくなる]
このゲームですが
かなり難しいゲームだと思っていました。
基本的な攻撃方法としましては
相手の重機を壁際に追い込み
そのままガンガン押しつぶすという方法です。
ただですね、ダメージ量がかなり少なく
制限時間以内に倒せないことも多かった訳です。
このゲームでは
時間切れだと、相手が勝ってしまうシステムでしたので
体力的には余裕なのに、時間が足りない
となってしまいました。
なにせ重機を操りますので
好き勝手には動かせない訳です。
(レースゲームの様な大変さでした)
隅っこにハマってしまうと
そこから脱出するのも一苦労でした。
そんな時に、効率的な攻撃方法に気づいたんです。
それはボタンを押しっぱなしにする
強攻撃でした。
今までは弱攻撃で
ガンガン削っていたのですが。
強攻撃をすることで
一撃で体力を減らせると気づいた訳です。
弱攻撃で1%のダメージならば
強攻撃で14%のダメージとかですからね
もう別世界の格闘ゲームになりました。
ただ難点もありまして
強攻撃ですので、当てるのが物凄く大変でした。
ブルドーザーやロードローラーならば
そのまま直進する、体当たり攻撃で
当てるのはめちゃくちゃ簡単なのですが。
クレーン車ともなると
巨大クレーンをベストなタイミングで当てなければならず
物凄く大変になっていました。
ただ、この部分に慣れることができれば
ほぼゲームオーバーになることは無く進めます。
狂ったストーリーを早く観たいのに
格ゲーの部分で停滞するのは嫌ですからね。
適格に強攻撃を当てまくりでした。
ですので
「バトルが難しくて進めない!!」なんて人は
強攻撃を練習してみてはいかがでしょうか。
驚くほど簡単に、相手が粉々になって行きます。
そんな、物凄く効率的な攻撃方法をお楽しみください。
ぶちギレ金剛のまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
重機で戦う格闘ゲームですからね
そんなキャッチコピーを見た瞬間に
カートに入れていました。
皆さんもカートに入れて下さい。
なにがそんなに面白いのか?
格闘ゲームの部分はシンプルですが
ストーリーの楽しさが、その部分を補ってくれていまして
「これで、アドベンチャーゲームを出せばいいのに」というほどの
楽しさがありましたね。
どんどん個性的な仲間が集まって行く
そんな天地を喰らうの様な熱さなのでした。
今急いで買う理由ってあるの?
重機が戦う格闘ゲーム
これだけで、勝ちですよね。
クレーン車とロードローラーが戦ったらどうなるのか?
こんな発想力だけで、完全勝利なのかもしれませんね。
友達を笑わせるために買う
そんな鉄板ネタをどうぞ
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
自分の重機で 相手の重機をグッチャグチャ そんなクレイジー格ゲー
それこそが、今急いで480円で買う理由です
「この記事いい感じだったよ」とか
「このゲームを遊びたくなった」と少しでも思っていただけたら
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