モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

地理を覚えるにはこのゲームでしょうね スーパー桃太郎電鉄

貧乏神の伝説が始まるスーパー桃太郎電鉄が切り拓いた国民的ボードゲームの金字塔

1992年にハドソンからファミコンで発売された

『スーパー桃太郎電鉄』。

 

桃太郎電鉄」シリーズの原点となる前作は、

シンプルなボードゲームでしたが、

今作でゲームシステムが大幅に進化しました。

 

後のシリーズの基礎となる重要な要素、

特に貧乏神の搭載は、このゲームの面白さを飛躍的に高め、

ボードゲームの歴史に新たなページを刻みました。

 

 

ボードゲームの王道と桃鉄の独自性

 

『スーパー桃太郎電鉄』の目的は、

設定された年数内で、誰が最も多くのお金を稼げるかを競うというシンプルなものです。

 

サイコロを振って日本全国を移動し、目的地に到着すると大金が手に入ります。

 

一見すると「人生ゲーム」のようですが、

桃鉄の最大の特徴は、その道中に立ち寄る駅で、各地の物件を購入できることです。

 

北海道の稚内を目指す途中で、

秋田の「水田」や青森の「リンゴ園」といったご当地物件を買い集め、

資産を増やしていきます。

 

これにより、地理の学習にも役立つという、

親を納得させるための「大義名分」が生まれました。

 

 

シリーズの基礎を築いた革新的なシステム

 

『スーパー桃太郎電鉄』は、

その後のシリーズに欠かせないシステムを多数搭載し、桃鉄の面白さを確立しました。

 

最も喜ばれたのは、目的地への矢印表示です。

 

前作ではプレイヤーは常に迷子状態でしたが、

今作からは明確な矢印が表示され、

ストレスなく目的地を目指せるようになりました。

 

次に、「おたすけカード」の導入です。

カードの存在がゲーム展開を多様にし、戦略性を高めました。

 

そして、最もスリリングで、

時には友情にひびを入れる原因にもなったのが、「貧乏神」の存在です。

 

目的地から最も遠いプレイヤーに取り憑き、

勝手に物件を売却したり、デビルカードを配ったりするなど、

厄介な行動でプレイヤーを苦しめます。

 

この貧乏神の存在こそが、桃鉄の醍醐味であり、

プレイヤー間の駆け引きをより過激にさせました。

 

これらの要素がわずか2作目で完成していたことは、

ゲームデザイナーのさくまあきら氏がいかに先見の明を持っていたかを物語っています。

 

 

セーブデータ破損の悲劇と「セーブなし桃鉄」の哀愁

 

このゲームには、

レトロゲームならではの切ない思い出があります。

 

長年の月日を経てバッテリーバックアップが消失し、

セーブデータが壊れてしまうのです。

 

私も、せっかく残っていたセーブデータをロードしようとしたところ、

ゲームがフリーズしてしまうという悲劇を経験しました。

 

新しくゲームを始めても、

セーブを「はい」にするとフリーズしてしまうため、

結局セーブなしでプレイすることになりました。

 

桃鉄の醍醐味は、99年間プレイすることにあります。

 

しかし、セーブができない状況では、せいぜい10年が限界。

 

目の前に最高のご馳走があるのに、

匂いを嗅ぐだけで終わるような、なんとも寂しい体験です。

 

 

友情と戦略のパーティーゲーム

 

『スーパー桃太郎電鉄』は、

友達同士で夜通しプレイするのに最適なパーティーゲームです。

 

「目的地に一切入らずに物件集めに専念する」といった

独自のローカルルールを設定して遊ぶことも可能で、

その自由度の高さが楽しさを倍増させます。

 

貧乏神を気にせず物件を集めるという、普段とは異なる戦略を楽しむのも一興です。

 

アメトークの「桃太郎電鉄芸人」が放送された際には、

多くの人が桃鉄への興味を再燃させました。

 

ファミコン版からプレイステーション版まで、

シリーズを通して愛される桃鉄の魅力は、今も健在です。

 

時には大喧嘩し、時には協力してコンピューターを倒す。

この『スーパー桃太郎電鉄』こそが、ボードゲームの王様として愛され続ける理由なのです。

 

 

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