モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

悪魔くん魔界の罠の感想 1対13で戦うそれが悪魔くんの持ち味

13対1の悪魔的戦い!バンダイが放った怪作RPG悪魔くん 魔界の罠』

仲間を集めるゲームには、抗えない魅力があります。

 

多様な仲間の中から最強のパーティーを編成する喜び。

 

しかし、その常識を根底から覆したゲームが、

1990年にバンダイからファミコンで発売されました。

 

それが『悪魔くん 魔界の罠』です。

 

あの水木しげる先生が手掛けた人気漫画のゲーム化。

 

このRPGは、プレイヤーに「敵1人に対して、こっちは13人」という、

まさに悪魔的な状況を作り出します。

 

仲間を集め、圧倒的な戦力で敵を蹂躙する…はずが、

現実は甘くありません。

 

その理不尽なまでのバランスこそが、このゲームの伝説を生み出したのです。

 

 

伝説の「12使徒」と壮大なる冒険

 

ゲームの主人公は、

一万年に一人生まれるとされる「伝説の悪魔くん」。

 

彼は、世界平和のために各地に隠れている12人の「使徒」を探し出し、

悪魔たちと戦う壮大な旅に出ます。

 

RPGとしてはシンプルなシステムですが、

特筆すべきはその圧倒的な仲間数。

 

悪魔くんと12使徒、合計13人で冒険を進めるのです。

 

敵の数がたった2匹でも、こちらは13人。

 

これほどまでに敵をボコボコにできるゲームは、他にはないでしょう。

 

全国各地を飛び回り、世界旅行をしているかのような感覚で、

壮大なストーリーを体験できます。

 

しかし、その圧倒的な戦力とは裏腹に、ゲームバランスはかなり大雑把。

 

序盤の雑魚敵ですら、プレイヤーを絶望させるほど強力です。

 

仲間が弱すぎるのか、敵が強すぎるのか…。

 

後半になり、すべての使徒を仲間に加えてようやく冒険が楽になるものの、

それまでの道のりは想像を絶する困難が待ち受けます。

 

 

パスワードのバグ技と隠された魔法

 

当時のファミコンゲームはパスワード方式が採用されていましたが、

悪魔くん』には、そのパスワードを最大限に楽しむバグ技が存在しました。

 

適当なパスワードを入力し、

最後の1文字を変えるだけでゲームが始まるという驚きの裏技。

 

これを使えば、レベル1なのに仲間が全員揃っていたり、

重要アイテムをすべて持っていたりといった、

通常ではあり得ない状況で冒険をスタートできます。

 

特に嬉しいのが「魔法を全部覚えている」パスワードです。

 

このゲームでは、

自分で文字を並べて新たな魔法を覚える独特なシステムを採用していましたが。

 

適当なパスワードを試すことで、最強の魔法を先に知ることができたり。

 

「みずきしげる」と入力することで、最強の状態でゲームを開始できるという、

開発者からのサービスともいえる裏技も存在します。

 

ストーリーだけを楽しみたい人にとっては、まさに最高の救済策です。

 

 

仲間との「機嫌」という名の戦い

 

このゲームの戦闘バランスをさらに難解にしているのが、

仲間たちの「機嫌」システムです。

 

戦闘を重ねるごとに仲間の機嫌は悪化し、

やがて言うことを聞かなくなります。

 

機嫌を回復させるためには「ソロモンの笛」を使う必要がありますが、

その頻度は尋常ではありません。

自分で戦うよりも、笛を吹いている時間の方が長かったと感じるほどです。

 

1対13の圧倒的戦力差にもかかわらず、戦闘が互角になってしまうこの理不尽さ。

もし、このバランスが調整されていたら、

ファミコン屈指の神ゲーになっていたかもしれません。

 

 

幻想水滸伝ファン必見!仲間集めの興奮を体感せよ

 

悪魔くん 魔界の罠』は、ゲームバランスの荒削りさがありながらも、

水木しげる作品ファン、

そして仲間集めが好きなプレイヤーには文句なしにおすすめできる作品です。

 

幻想水滸伝』のように仲間を集める楽しさを味わいたいなら、

今すぐプレイする価値があります。

 

今こそこの“悪魔的”な戦いに挑み、最強の仲間たちと世界の平和を守り抜きましょう!

 

 

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