歴史を変えた傑作RPG、その原点に触れる!

歴史を変えるような作品というのは、
最初から異質な輝きを放っているものです。
ただ時代が追いつくのを待つのではなく、
自らが時代を引っ張っていくような、そんな圧倒的なパワーを持っています。
今回ご紹介するのは、まさに日本のRPG史に革命を起こした一本。
それが、『デジタルデビルストーリー・女神転生』です!
1987年にナムコから発売されたこのゲームは、
今なお続く大人気シリーズ「女神転生」の記念すべき第1作。
洗練されたシステムと、ファミコンとは思えないほどの重厚な世界観は、
多くのプレイヤーに衝撃を与えました。
女神転生とはどんなゲーム?
このゲームは、
小説からアニメ、そしてゲームへと展開されたメディアミックス作品です。
プレイヤーは主人公「ナカジマ」となり、
人間界を征服しようと企む「大魔王ルシファー」を倒すため、冒険の旅に出ます。
ゲームシステムは、ウィザードリィのような3DダンジョンRPG。
多くのプレイヤーが、
このゲームで初めて3Dダンジョンに触れたのではないでしょうか。
迷路のような複雑なダンジョンを探索する楽しさと、
どこから襲ってくるか分からない悪魔の恐怖が、
プレイヤーの心を掴んで離しませんでした。
そして、このゲームの最大の特徴が、
従来のRPGの常識を覆す、革新的なシステムにありました。
革命的なシステムが生んだ中毒性
このゲームを語る上で欠かせない魅力が2つあります。
- 敵を「仲魔」にするという革命
これまでのRPGでは、モンスターはただ倒すべき敵でした。
しかし、この女神転生では、敵である悪魔に話しかけ、
交渉次第で「仲魔」にすることができます。
このシステムは、当時のゲーマーに衝撃を与えました。
目の前にいた敵が、自分の頼もしい仲間になるかもしれない。
あまりにも凶暴な悪魔や、言葉の通じない悪魔は仲魔にできませんが、
どの悪魔が仲間になるのか、そのドキドキ感に夢中になったプレイヤーは多いはずです。
敵と交渉し、仲魔を増やす。
この新しいシステムが、RPGの世界を大きく動かしました。
- 仲魔を「合体」させるという奇跡
イチゴと大福を組み合わせる「いちご大福」のように、
なぜその発想が生まれたのかと驚く組み合わせがあります。
女神転生は、そんな組み合わせを「悪魔」に適用しました。
仲魔にした悪魔はレベルが上がらないというシステムでしたが、
いらなくなった仲魔同士を合体させると、今まで見たこともない、
より強力な悪魔が誕生します。
イチゴ大福のように、
思わぬ組み合わせから奇跡的な悪魔が生まれることもあれば、
とんでもなく弱い悪魔が生まれることもあります。
悪魔は、単なる仲間ではなく、新たな悪魔を生み出すための「素材」でもある。
この画期的なシステムが、RPGの新たな可能性を切り開いたのです。
時代を先取りしすぎた難易度
素晴らしいシステムを持つ一方で、
このゲームは難易度が非常に高く、遊びにくかったという側面もあります。
特に辛かったのが、仲魔の所持数に制限があり、
預かり所のようなシステムがなかったことです。
仲魔の数が上限に達すると、新しい仲魔を迎え入れることができません。
不要な仲魔を合体させるか、
あえて死亡させてからパスワードを記録し、強制的に消去するしかありませんでした。
せっかく多くの悪魔を仲魔にできるシステムなのに、
容量の関係で限られた数しか持てない。
このバランスの悪さは、当時のプレイヤーを大いに悩ませました。
しかし、後のシリーズではこの欠点が改善され、
とんでもない名作へと進化していきます。
この初代の荒削りさもまた、歴史的な作品ゆえの魅力と言えるかもしれません。
今、女神転生の原点を体験しよう
なぜ今、このゲームを遊んでほしいのか?
私は、先に名作『真・女神転生』をプレイしてから、この初代作品に触れました。
進め方が分からず、マップを自分で書き、悪魔の強さに苦戦する。
しかし、そんな困難を乗り越えても、仲魔システムと合体システムが最高に面白い。
このゲームを遊ぶことは、
「ペルソナ」や「真・女神転生」といった名作RPGの原点を体験することに他なりません。
硬派でやりごたえのあるRPGが好きなら、間違いなくハマるはずです。
ゲームシステムも、音楽も、やり込み要素も最高なのに、
ゲームバランスが少し悪い。
それでも嫌いになれない、圧倒的な魅力がここにはあります。
RPGの概念を根底から覆した、歴史的な作品。
それが、今手に入れる理由なのです。
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