モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

クライングの感想 こんなシューティングが許されていた時代…最高です

セガの狂気が生んだ最高難易度シューティング!『クライング 亜生命戦争』

子供の頃、大好きだった昆虫が、大人になると気持ち悪く感じる。

そんな経験はありませんか?

 

もし、そんな昆虫が巨大化し、

おぞましい姿で襲いかかってきたらどうなるでしょう。

 

1992年にセガからメガドライブ用として発売された

『クライング 亜生命戦争』は、まさにそんな悪夢をゲームにしたかのような、

異色のシューティングゲームです。

 

「昆虫」や「魚」をモチーフにした、

お世辞にも格好良いとは言えない不気味な自機を操り、おぞましい「亜生命体」と戦う。

その世界観と、圧倒的な難易度は、当時のゲーマーに強烈なインパクトを与えました。

 

狂気に満ちた世界観と、中毒性のあるゲームシステム

 

『クライング』の最大の魅力は、その独特な世界観にあります。

 

プレイヤーが選択できる4種類の自機は、

魚や昆虫をモチーフにした異形のデザインで、初めて見たプレイヤーの度肝を抜きました。

 

さらに、不気味さを際立たせているのが、ボス戦のBGMです。

 

不協和音を多用した、耳に残る独特な音楽は、

初めて聞いたプレイヤーを恐怖のどん底に突き落としました。

 

しかし、何度もプレイしているうちに、この奇妙な音楽がクセになり、

気づけばこの狂気に満ちた世界観の虜になってしまうのです。

 

ゲームシステムは、ショットとオプション、

そして強力な溜め撃ちを駆使するオーソドックスな横スクロールシューティングです。

 

4種類の自機はそれぞれ異なる性能を持っており、

自分に合った機体を見つけ出す楽しさも、このゲームの中毒性を高めています。

 

「イージー」が通用しない、圧倒的な難易度

 

『クライング』が多くのシューティングファンから語り継がれているのは、

その圧倒的な難易度です。

 

イージーモードですら、他のゲームのハードモードに匹敵するほどの難しさを誇り、

ゲーム画面は不気味な敵と弾丸で埋め尽くされます。

 

敵の数が非常に多く、弾も容赦なく飛んでくるため、一瞬の油断が命取りになります。

 

私はイージーモードでさえ、

全8ステージをクリアすることができませんでした。

 

しかし、この難易度が、

プレイヤーの挑戦心を掻き立てます。

 

「このステージをクリアしたい」「次はもっと上手くプレイできるはずだ」と、

何度も何度も繰り返しプレイしてしまうのです。

 

今こそ、セガの狂気を体験すべき理由

 

『クライング』は、今の時代ではまず発売されないであろう、

セガが最も狂っていた時代の産物です。

 

「自機がキモい」「敵キャラがキモい」「BGMが怪電波」と、

一見するとマイナス要素ばかりですが、

それらが一体となって生み出す独特の世界観は、一度体験すると忘れられません。

 

硬派なゲームが好きで、不気味な世界観に魅力を感じる、

そして何より圧倒的な難易度に挑戦したい。

 

そんなあなたにこそ、この『クライング 亜生命戦争』を強くおすすめします。

 

あなたも、セガの狂気が生み出したこの傑作シューティングに挑戦してみませんか?

 

 

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