モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

デッドダンス 北斗の拳をパクっているのに 本家よりも面白い!!

世紀末の風が吹く!謎の格闘ゲーム『デッドダンス』、その衝撃の正体とは?

「200X年、核の炎に包まれた」──このフレーズを聞いて、

胸が高鳴らないゲームファンがいるでしょうか?

 

そう、伝説的マンガ『北斗の拳』のあまりにも有名なナレーション。

 

しかし、今回はジャレコというメーカーが世に放った、

とんでもない「世紀末格闘ゲーム」のお話です。

 

舞台は1993年、スーパーファミコンの全盛期。

 

ストリートファイターIIが巻き起こした格闘ゲームブームの渦中に、ひっそりと、

しかし確固たる存在感を放つ一本のソフトが誕生しました。

その名も『デッドダンス』。

 

あまりにも熱く、あまりにも濃密な「世紀末体験」が詰まっていたのです。

 

 

拳王ではなく「覇王」!潔すぎるパロディが炸裂するストーリー

 

物語は、まごうことなき「北斗の拳」そのもの。

 

核の炎で地上は荒廃し、

力こそが正義の世界になってしまった。

 

そんな世界を支配するのは「格闘神ジャドー」と呼ばれる男。

 

そして、そのジャドーを倒すべく、4人の戦士が立ち上がる……。

 

北斗の拳」を知る者ならニヤリとせずにはいられないオマージュが、

これでもかとばかりに詰め込まれているのです。

  • モヒカンのザコたち:もちろん、登場する敵は全員モヒカン!あの雑魚キャラたちが画面を埋め尽くす光景は、まさに世紀末の光景そのもの。
  • ラスボスの異名が「覇王」:拳王ではなく「覇王」。このネーミングセンス、逆に清々しい!「俺の名を言ってみろ!」と叫びそうな迫力満点のジャドーを、君は倒せるか?
  • 荒廃した世界観:BGMもグラフィックも、全てが「世紀末」をテーマに作られています。錆びついた街並み、爆発に包まれた世界……ただの格闘ゲームではない、壮大な物語を体験している気分になります。

 

ジャレコというメーカーは、

燃えろ!!プロ野球』や『じゃじゃ丸くん』といった

ユニークなゲームを世に送り出してきました。

 

そんなメーカーが本気で「世紀末」をテーマにしたら、

こんなに素晴らしい作品が生まれるなんて、誰が想像できたでしょう?

まさに、知る人ぞ知る隠れた名作なのです!

 

 

時代を先取りしすぎた「未来の機能」に痺れる!

 

『デッドダンス』は、ただの「北斗の拳」パロディではありませんでした。

 

このゲームを語る上で絶対に外せない、2つの衝撃的なシステムが搭載されていたのです。

 

1.超斬新!格闘ゲームにまさかの「リプレイ機能」

今では当たり前となったリプレイ機能ですが、なんと『デッドダンス』は1993年という時代に、その機能を搭載していました。

  • 俺の華麗なコンボをもう一度!:強敵を倒した瞬間、リプレイ機能で何度もその勇姿を堪能することができます。
  • コマ送りで弱点研究:負けた試合をコマ送りでじっくり見て、「あのとき、こうしていれば……!」と戦略を練ることも可能。
  • 華麗なる逆転劇を記録:体力がわずかになった状態からの逆転劇は、何度見ても鳥肌が立ちますよね。その感動を、このゲームは永遠に記録してくれたのです。

 

まだインターネットも普及していなかった時代に、

自分のプレイを振り返って研究できるなんて、まさに夢のような機能でした。

この一点だけでも、このゲームが時代を先取りしていたことがわかります。

 

2.これはヤバい!小学生のトラウマレベルの「血みどろシステム」

そして、もう一つの衝撃的なシステムこそ、このゲームの最も大きな特徴かもしれません。それは、「体力が減るごとに、キャラクターの顔が血まみれになっていく」というシステムです。

スーパーファミコンという、どちらかというとファミリー層をターゲットにしたゲーム機で、ここまで過激な表現を搭載するとは……!

  • 可愛い女の子だって容赦なし!:登場する女の子キャラクター「琴乃」や、ライバル「ザジ」も、激しい闘いの果てには顔から血を流す。製作者の熱意と狂気が伝わってきます。
  • モータルコンバット』とは違うヤバさ:対戦相手を血みどろにするゲームは他にもありましたが、このゲームは「両者が血みどろになりながら戦い続ける」という、より凄惨な表現に特化していました。
  • バーチャルコンソールでは絶対に不可能:この過激な表現ゆえに、現代のゲーム機では配信されることはまずないでしょう。まさに、時代が生んだ幻のシステムと言えるかもしれません。

 

「本当に、こんなゲームが小学生に遊ばれていたのか……?」と考えると、

時代の変化をひしひしと感じます。

 

しかし、だからこそ当時のゲームは熱く、危険で、そして何よりもワクワクしたのです。

 

 

現代の君にこそプレイしてほしい!『デッドダンス』はなぜ今でも輝くのか?

 

この『デッドダンス』、実は必殺技のコマンドが全くわからない、というのも

魅力の一つでした。

 

当時のプレイヤーは「このコマンドならいけるか?」と試行錯誤しながら、

なんとかゲームを進めていました。

 

しかし、今はインターネットという最高の相棒がいます!

 

当時の苦労を経験する必要はありません。

 

コマンドを調べて、最強の必殺技を繰り出しましょう!

  • 衝撃のコマンドを体験せよ!:あの頃のプレイヤーが必死に探し求めたコマンドが、実はこんなにシンプルだったのか!という感動を体験できます。
  • 名曲揃いのBGMを聴け!:ゲームのBGMは、世紀末の世界観を最高に盛り上げてくれる名曲ばかりです。ぜひ音量を上げてプレイしてみてください!

 

そして何より、このゲームをプレイする最大の理由は、

「ここまでバイオレンスで、ここまでグロテスクなゲームが、あの国民的ゲーム機で遊べた」という、時代が生んだ奇跡を体験することです。

 

『デッドダンス』は、ゲームの歴史の中に埋もれてしまった小さな宝石です。

 

これほどまでに熱く、そして濃密な体験ができるゲームは、そう多くはありません。

 

今こそ、スーパーファミコンを引っ張り出して、

この世紀末の世界に飛び込んでみませんか?

 

 

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