モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ワルキューレの冒険 どう考えてもクリアさせる気がない 激ムズアクションRPG

攻略本なしでは“悪夢”!?それでも魅了される、美しきワルキューレの壮大な冒険!

[ゲーム性は極上アクションRPG!しかし謎解きは、もはや悪夢以外の何物でもない…!]

[ワルキューレの冒険 時の鍵伝説 / ナムコ / ファミコン]

1986年発売 ジャンル:アクションRPG

記事のネタバレ度:高め

攻略に必要なプレイ時間:10時間(攻略情報ありきの場合!)

こんな人におすすめ?:美少女キャラが好きなら最高!(おかっぱだけどね!)

 

 

「攻略情報には一切お答えできません」…その裏にあった、ゲームメーカーの優しさとは?

 

突然ですが、昔のゲームの説明書に書かれていた、

あの「攻略情報には一切お答えできません」という文言を覚えていますか?

 

当時は当たり前のように目にしていたこの一文、

実は、子供たちが電話でひっきりなしに攻略情報を問い合わせてくるため、

やむなく記載されていたものだったんです。

 

でも、こんな驚きの話を聞いたことがあります。

 

「昔のナムコは、電話で攻略情報を教えてくれたらしいよ!」と。

 

ナムコといえば、『ドルアーガの塔』のような、

まさに“激ムズ”ゲームを世に送り出してきたメーカーです。

そんなナムコが、まさか直接攻略情報を教えてくれるなんて、信じられますか!?

 

家にあった『カイの冒険』(ドルアーガの塔の続編ですね!)の

説明書を引っ張り出して確認してみると、確かにその文言はありませんでした。

 

これはつまり、ナムコのゲームなら、

どんな難解な謎でも、電話一本で解決できた時代があったということなんです。

(今の時代では考えられない、本当に素晴らしい試みだったと思いませんか!?)

 

そんな時代背景があったからこそ生まれた、

「攻略情報がなければ、平気で60時間以上は途方に暮れる!」とまで言われた

伝説のアクションRPG

それが今回ご紹介するワルキューレの冒険 時の鍵伝説』なんです!

 

さあ、あなたもこの壮大な冒険の扉を開いてみませんか?

 

 

金髪ロング?おかっぱ?ワルキューレの謎と、冒険の始まり!

 

この『ワルキューレの冒険』は、

1986年にナムコからファミコン向けに発売された、アクションRPGの金字塔です。

 

プレイヤーは、

主人公である女神「ワルキューレ」を操作し、

魔物の巣窟と化したマーベルランドを救うべく、

悪の化身「ゾウナ」を討伐するのが目的となります。

 

ゲームシステムは、

聖剣伝説イースのような、見下ろし型のアクションRPG

 

パッケージに描かれた金髪ロングヘアーの美しいワルキューレ…!

 

しかし、いざゲーム画面に入ると、

そこにはなんと黒髪のおかっぱ頭ワルキューレが!

 

まさかの「パッケージ詐欺」ですが、

これもまたレトロゲームの愛嬌ですよね(笑)。

 

そんなワルキューレを操り、

広大なフィールドを駆け巡り、様々なダンジョンを冒険しながら、

クリアに必要なアイテムを探し出し、

最終的にはラスボスが待ち受けるゾウナの城を目指します。

 

アクション要素が70%、RPG要素が30%と

まさにアクション強めのハイスピードな作品です。

 

最初は頼りないワルキューレも、

敵を倒すごとに経験値とお金を手に入れ、

コツコツとレベルアップを繰り返していきます。

 

そして、徐々に行ける範囲が拡大していく、この感覚がたまらないんです!

 

「このエリアはまだ敵が強すぎるから…もう少しレベルを上げてからにしよう」

「新しい魔法を覚えたから、今ならあのエリアも行けるかも!?」と、

次のエリアへ進むのが待ちきれなくなる。

 

この「成長と探索の繰り返し」こそが、最高に楽しいゲーム体験なんです!

 

 

自由な冒険があなたを待つ!「フリーシナリオ」の醍醐味

 

ワルキューレの冒険』には、

実は決まった「ストーリー」というものがほとんどありません。

 

プレイヤーは、どこから攻略するのかを自由に決められるんです!

(今でいうフリーシナリオの走りと言えるかもしれませんね!)

 

簡単なダンジョンからじっくり攻めるもよし。

 

ひたすらレベルアップを繰り返して、

難しいダンジョンにいきなり飛び込むもよし。

 

自分の好きなように、攻略する順番を選べる自由度の高さは、まさに最高でした。

 

しかし、この自由が、時に牙を剥きます。

 

このゲームには「夜になると敵が急激に強くなる」というシステムがあったんです。

 

「このレベルなら楽勝だろうな」と思って進んだエリアで、

気づけば夜になり、途端に現れる強力な敵に瞬殺され、

あっという間にゲームオーバー…なんてことも日常茶飯事でした。

 

夜の敵の強さと相談しながら、

自分なりの攻略ルートを練り上げていく。

 

この試行錯誤こそが、

このファミコン初期の名作アクションRPGを最高に楽しいものにしていたんです!

 

 

「こんなの自力じゃ無理!」当時のプレイヤーを地獄に突き落とした「悪魔的謎解き」

 

久しぶりに『ワルキューレの冒険』をプレイしてみて、

改めて思ったんです。

 

このゲーム…マジで面白い!!」と。

 

でも、同時に「何をすればいいのか、全く分からない…」という、

あの頃の絶望も蘇ってきました。

 

全く意味が分からなかったので、

思わず攻略ページを頼りに進めてみたんですが、

そこで目にしたのは、「よくみんな、この謎解きが分かったな!?」と驚愕するような、

常識外れの突破方法ばかりでした。

  • 「見えないアイテムを、勘と根性でひたすら拾いまくる」
  • 「敵が低確率で落とすアイテムが出てくるまで、同じ敵を50匹くらい倒し続ける」

こんな風に、頭がクラクラするような「理不尽な謎解き」が満載だったんです。

 

アイテムを偶然拾えるかどうかは運次第ですから、

全くアイテムが手に入らず、10時間以上も手詰まりになる

「地獄」を味わったプレイヤーもいたとか…。

 

これほどまでに難しいゲームだったからこそ、

ナムコが電話で攻略情報を教えてくれていた、という話にも納得がいきますよね。

 

当時はゲームの攻略本が当たり前の時代でしたから、

本屋に買いに行くしかなかったそうですが、

ナムコに関しては電話で済んだわけですから、

良心的といえば良心的だったのかもしれません。

 

まさに、自力ではまずクリア不可能な、伝説の激ムズゲームだったんです。

 

 

ゼルダ』や『イース』が好きなら、きっとハマる!

 

もしあなたが『ゼルダの伝説』シリーズイース』シリーズのような、

探索とアクション、そして成長の喜びが詰まったアクションRPGが好きなら、

きっと『ワルキューレの冒険』も気に入るはずです。

 

ワルキューレの冒険」をクリアできるほどのプレイヤーなら、

ゼルダ』も『イース』も、きっと楽勝でしょうからね、

このゲームはあなたのゲーマー魂を試す、最高の挑戦になるはずです。

 

 

ワルキューレの冒険』を今、体験すべき3つの理由!

 

理由1: あの頃の自分に再挑戦!あなたは「天才」か「ひねくれ者」か?

 

当時プレイしていた方も、

兄弟や友達と知恵を出し合い、かなり良いところまで進めたものの、

あまりの難しさにエンディングまでたどり着けずに諦めてしまった…という経験があるかもしれません。

 

あの頃、このゲームを自力でクリアできた人は、

きっととんでもない天才か、あるいはとんでもないひねくれ者だったのでしょう。

 

さあ、今こそ再挑戦して、あなたがどちらのタイプなのか、確かめてみませんか?

 

理由2: レベルアップが生み出す「探索の快感」に酔いしれる!

 

アクションRPG特有の、

レベルを上げることで行ける範囲が拡大していく喜びは、まさに最高でした。

 

ディアブロ』でレベルを上げまくって

ダンジョンの奥底に潜っていくように、

これまで行けなかった場所へ足を踏み入れ、新たな発見をする快感。

これこそが、『ワルキューレの冒険』の最大の魅力だったんです!

 

理由3: 今すぐ体験できる!そして…即座に攻略ページを探すでしょう!

 

プレイステーションの「ナムコアンソロジー2」にもアレンジ版が収録されていますが、

これは全くの別物。

 

あの当時クリアできなかったあなた、今こそ再挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

きっと、プレイを始めて数分後には、

インターネットで「ワルキューレの冒険 攻略」と検索している事をお約束します。

 

 

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