モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ハイドライド・スペシャル ファミコンのゲームで クイックセーブって凄いよね

初めてのアクションRPG体験だったかもしれませんね

 

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[ゼルダの伝説よりも イースよりも ハイドライド・スペシャル]

[ハイドライド・スペシャル  東芝EMI ファミコン]

1986年発売  ジャンル アクションRPG  参考価格1650円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  4時間

このゲームに対する世間の評価  ノーヒントでは絶対にクリアできません

どんな人におすすめ?  骨太すぎる 激ムズアクションRPGが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

当時はクソゲー扱いしていたゲームが

実は面白いゲームだったというのは、よくある事だと思います。

 

最近で言いますと

キングコング2・怒りのメガトンパンチ」だとか

カラテカ」だとか

ドラゴンボール2・大魔王復活」とかでしょうかね。

 

当時の印象としては

かなりのクソゲー扱いしていたのに

 

今の時代に遊んでみると

「やばい、このゲーム面白い!!」という作品ですね。

 

今回の作品もそんなゲームソフトの1本かも知れません。

 

 

そんな今回の、ダークソウルよりも3倍多く死ぬゲーム

ハイドライド・スペシャルの感想です。

 

 

 

ハイドライド・スペシャルとはどんなレトロゲーム

 

このハイドライド・スペシャルですが

1986年に東芝EMIから発売された

ファミコン専用のアクションRPGゲームでした。

  

ゼルダの伝説」や「イース

聖剣伝説」に「ドルアーガの塔」など

 

数多くのアクションRPGがある中で

初めて体験したのが、今回のハイドライド・スペシャルでした。

 

そんなゲームの目的は

最強の悪魔「バラリス」を倒すべく

フィールドに隠されている、冒険に必要なアイテムを探していく…。

こんなストーリーでしたね。

 

 

ゲームのシステムは

剣と魔法が存在する

これぞ王道のアクションRPGといった感じで。

 

今までの「たたかう」「まほう」などの

コマンド選択でモンスターを倒していたシステムとは違い

 

自分でアクションをしながら、相手を倒す快感を味わえる

素敵すぎるシステムでした。

  

ハイドライド・スペシャルでは

どうやってモンスターを倒すのかと言いますと

「モンスターにぶつかる」たったのこれだけです。

 

剣で切り付けるとか

遠くからボウガンをちまちま打っていく…とかでは無く

 

ただモンスターにぶつかっていく

こんなシンプルさも良かったですね。

 

 

お金という概念は無いのですが

レベルアップの概念はちゃんとありましたので

 

今までの「モンスターを倒す意味ってあるの?」という

アクションRPGとは少しだけ違った作品でした。

 

 

アタックモードと

ディフェンスモードがありまして

 

ガンガン攻める時はアタックモードで

それ以外はディフェンスモードでガチガチに守る、こんなゲームでした。

 

 

レベルが上がれば、魔法を覚えていくシステムで

「早く次の魔法を使ってみたい」と思えるのも良かったですね。

 

炎の魔法

氷の魔法

衝撃波の魔法

画面の敵を全滅させる魔法など

魔法を覚える楽しさも、このゲームの魅力でした。

 

宿屋という優しいシステムは無く

回復するためには、その場でじっと待ち続けるという

ネコの様な回復のシステムも、ハラハラドキドキで良かったです。

 

回復したいのに、周りからは敵が無数に襲ってくる

こんな世界もハイドライド・スペシャルの魅力なのでした。

 

 

シンプルなゲームなのにも関わらず

エンディングまでノンストップで遊んでしまうのですから

「やはり名作ゲームだったんだな」と思った作品なのでした。 

 

 

 

ハイドライド・スペシャルの感想でもあり レビューでもあり

 

[昔の思い出だけで、遊んでみよう]

 

このゲームですが

エンディング画面まで遊んだ事は無く。

 

いつも家族が遊んでいたのを、何時間も見ていました。

 

そんな当時の記憶を頼りに

「今回は遊んでみようではないか」と思った訳ですね。

 

 

このゲームの凄い所は、全てがノーヒントでした。

 

それは何故なのか?

 

この世界には、主人公しかいないからです。

 

住人達との会話は一切無く

 

全てのアイテムを自力で探し出し

 

全てのダンジョンの謎を解き

 

エンディング画面まで行かなければならない

 

とても大変な作品でした。

 

しかし、かすかな幼少期の記憶が残っていましたので

限界までは、攻略情報に頼らないで遊んでみました。

 

 

ハイドライド・スペシャルってめちゃくちゃ面白いですね。

 

ビックリしました。

 

思い出の中では、割と酷いゲームだと思っていたんです。

 

強力なモンスター

理不尽な謎解き

単調な音楽

こんな思い出だったのですが。

 

今までに培ってきた

ゲームのテクニックを、駆使しながら遊んでみると

ハイドライド・スペシャルってこんなに面白かったのか」といった

最高の感想に変わっていました。

 

 

どうしても分からない場所が

何か所かあったのですが

 

それ以外は苦労しながらも解けましたので

骨太なアドベンチャーが好きなら最高だと思います。

 

 

 

[サガフロンティアもビックリの 元祖クイックセーブ]

 

サガフロンティアというゲームがありました。

 

このゲームでは

本物のセーブとは違う

「クイックセーブ機能」というシステムがありまして

 

どこでもセーブが出来るけど

電源を切ってしまうと消えるというシステムでした。

 

こんな便利な機能が

1986年というファミコン初期のゲームに搭載されていたとは

ビックリでしたね。

 

 

このゲームは

パスワード方式のゲームでした。

 

しかし、クイックセーブ機能が搭載されていましたので

パスワードをメモするのは

ゲームを辞める最後だけで良かったんです。

 

主人公が死んでしまうと

タイトル画面に戻されるのですが

 

クイックセーブのおかげで

パスワードを打ち込まなくても再開できるのは

今の時代に遊んでいても

素晴らしい機能だったと感じられました。

 

 

 

[ダークソウルの3倍は死ぬでしょうね でも楽しい]

 

このゲームはいきなり始まります

ストーリーなんて物はありません。

 

いきなり広大なフィールドに放り出されます。

 

まるで、「ハンターハンター」のグリードアイランド編のスタートみたいです。

 

 

そんなフィールドには、スライムが居ます。

 

最初は思います

「スライムを倒してレベルを上げろってことだな…」なんて。

 

早速スライムと戦ってみると

ちゃんと倒すことが出来ます。

 

そして、調子に乗ってバンバン倒していると

自分のライフが、ガンガン減っていることに気付いて

そのままゲームオーバーになってしまいます。

 

 

しかしこのゲームには

クイックセーブ様がありますので

死ぬことなんて怖くありません。

 

少し倒したらセーブ

 

少し倒したらセーブ

 

少し倒したら死ぬ…。

 

こんな繰り返しです。

 

 

そして苦労の末に

主人公のレベルが上がりまして

 

今まで強敵だったスライムが

簡単に倒せるようになるんですよね。

 

とはならないのも

ハイドライド・スペシャルです。

 

 

スライム相手でも、気を抜けば直ぐに死にます。

 

こんな難易度が、最後の最後まで続くゲームでした。

 

私は「ダークソウル」というゲームも大好きなのですが

このゲームも、とにかく死ぬゲームで有名です。

 

「え!トラップがクリア出来ない…だったら死んで覚えろ!!」

こんな、漢らしいゲームでした。

 

そんなダークソウルよりも

今回のハイドライド・スペシャルの方が、相当死にましたね。

 

それでも、ダークソウル同様

あまりストレスを感じないのですから

「やっぱり面白いゲームなんだな」という感想でした。

 

 

このハイドライド・スペシャルというゲームでは

「死なない為にどうすればいいのか?」を考える事が

攻略のヒントになっていますので

 

死ぬことにも意味があるのは素晴らしかったです。

 

 

「この敵には、絶対に勝てない」

 

「という事は、なにかあるんだな?」とか

 

「吸血鬼を倒すには、なにかアイテムが必要なんだろうな?」とか

 

「ここから出られないってことは、なにかするんだろうな?」なんて事を

 

100回くらい死んで気づきます。

 

なにせノーヒントですので

昔の記憶を思い出しながら必死でした。

 

 

とにかくレベルを上げて

 

とにかくフィールドを走りまくって

 

とにかく無数の魔法を連打して

 

「絶対にクリアするんだ」と思いながらプレイする

 

こんな遊び方が

ハイドライド・スペシャルを、100%楽しむ方法なのかも知れませんね。

 

 

 

ハイドライド・スペシャルのまとめ 

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

ダークソウルが好きだったのは

もしかしたら?ハイドライド・スペシャルが好きだったからかもしれません。

 

ということは?

ダークソウルが好きな人は

このゲームも気に入ってもらえるのではないでしょうか。

 

だって死ぬのが苦にならないでしょ?

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

何をすればいいのか分からない

 

だからこそ真剣にゲームに取り組める

 

これって凄いことですよね。

 

そんなところが

ハイドライド・スペシャルの魅力でしょうね。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームが

どうして、初めてのアクションRPGだったのかと言いますと

「値段が物凄く安いゲーム」だったからでした。

 

燃えろプロ野球

缶ジュースよりも安い、90円で売っていました。

 

その次に

安いゲームを探した時に出てくるのが

今回の、ハイドライド・スペシャルだったんですね。

 

180円という、燃えプロの倍の値段ではありましたが。

 

他のゲームで言うと

 

ドラクエ3が2000円

 

グラディウスが2000円

 

ファミスタが1000円

 

こんな時代に

180円という安さだった為に

少ないおこずかいでも買えました。

 

 

どうしてそんなに安くなったのかと言いますと

ゲームの難易度設定が、おかしかったからでしょうね。

 

子供たちには

英語の意味なんて分かりませんからね

 

セーブは分かっても

「ロードってなに?」こんな感じだったと思います。

 

その結果が

クイックセーブという機能を知らずに

やられるたびに、パスワードを打ち込んで再開していたのかも知れません。

 

もしも、クイックセーブ機能無しで

このゲームを遊べと言われれば

「絶対に嫌です」と言うほどの、鬼の様な難易度でしたので。

 

即中古ショップに売られ続けたのでしょうね。

 

 

なので、当時の記憶のまま

ハイドライド・スペシャルってクソゲーだったよね」なんて方は

今の時代に遊んでみて下さい。

 

名作だったと気づけると思います。

 

 

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