パッケージがカッコよければもっと大ヒットしたろうな…
[ソウルブレイダーを遊んだ事が無い? 本気でうらやましいな]
1992年発売
ジャンル アクションRPG
参考価格 ソフトのみ 1000円 完品状態 2360円
記事のネタバレ度 かなり高め
攻略に必要なプレイ時間 20時間
このゲームに対する世間の評価 アクトレイザーの続編なの? 遊んでみようかな?
どんな人におすすめ? 全てのアクションRPG好きに遊んでほしいな
バーチャルコンソールで配信無し
最近は、スーパーファミコンのゲームを
これでもかと、重点的に遊んでいるのですが
ゲームのボリューム感が
ファミコンとは比べ物にならないほどありますので
とにかく大変です。
アクションゲームや
パズルゲームならば直ぐに終るのですが。
RPGとなると4日は最低でも必要なので
遊ぶ時間も大変ですよね。
そんな今回の、久しぶりに1週間まるまる遊びつくした
偉大過ぎる名作アクションRPG ソウルブレイダーの感想です
このソウルブレイダーですが
1992年にエニックスから発売された
スーパーファミコン専用のアクションRPGでした。
発売されたのはエニックスなのですが
開発したのは「クインテット」というメーカーで。
後期の名作、「ガイア幻想記」「天地創造」もクインテットの作品でした。
今の時代にクインテットと言われたら
「NHKの人形劇」をイメージしてしまいますが。
レトロゲーマーに
クインテットと言えば?なんて聞くと
真っ先にゲームメーカーを思いつくほどの、名作ゲームメーカーでした。
そんなゲームの目的は
神の化身である、
主人公の青年騎士を操りまして
「魔王デストール」によって滅ぼされてしまった世界を
救い出していくのが目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなアクションRPGで
似たタイプのゲームで言いますと
アクトレイザーという作品があったのですが
アクトレイザーの目的は
神様の化身になって、魔物の住む世界を平和な世界にしていく。
こんな目的でした。
つまり、ソウルブレイダーとなんら変わりは無い
世界感という訳です。
アクションにシミュレーションをプラスした
横スクロールアクションがメインの豪華すぎる作品でした。
(リアルな魔界村といった感覚でしょうか)
じゃあ、続編である
ソウルブレイダーは?と言いますと
アクションゲームに、RPGをプラスした
ゼルダの伝説の様な作品に急激に進化していました。
シミュレーションパートが面白いのに
アクションゲームが異様に難しい作品。
そんな不満点を解消してくれたのが
今作のソウルブレイダーだった訳ですね。
ゲームの基本的な流れとしては
荒廃した世界を救う為に、ダンジョンに冒険に行く
モンスターを倒すことで、荒廃した世界に住人達が戻ってくる
戻って来た住人から、攻略に必要なアイテムや情報をゲットできる
その世界のボスを倒したら、次の荒廃した世界へと向かっていく
こんな繰り返しで進んで行きました。
基本ルールとしては、かなりシンプルでしたので。
「もう少しだけ進んだら眠ろうかな?」からの
さらに3時間以上遊んでしまう魔力がありました。
スーパーファミコンのベストテンを決めろと言われれば
高確率でランクインする
遊ばないのが勿体ない、
偉大な名作アクションRPGをお楽しみください。
ソウルブレイダーの感想でもあり レビューでもあり
[レベルアップの為にモンスター倒す そんな概念を即刻破壊せよ]
この世界ですが、最初は何もありません。
寂しい世界が、ただ広がっているだけです。
昔は活気あふれる世界だったのですが
魔王によって、住人達が封印されてしまった訳です。
そんな寂しすぎる世界を
ダンジョンに存在する「魔物の巣」を封印して
「どんどん活気を取り戻して行こう」というのが、今作の目的でした。
このゲームですが
ダンジョンには魔物がうじゃうじゃ居ます。
そんな沢山の魔物を「規定数」倒すことで
魔物の巣が封印されるというシステムでした。
敵を倒すことで、経験値を貰う事が出来ます
敵を倒すことで、魔法を使用するためのジェムを貰う事が出来ます。
ここまではアクションRPGの基本かも知れません。
(普通のゲームならばお金も貰えますね)
ここで終わったら
普通のアクションRPGで終ってしまいます。
ソウルブレイダーという作品では
「雑魚モンスターを倒すことで、ゲームイベントが進む」という
とても画期的なシステムが搭載されていました。
RPGのお約束だった
「レベルアップやお金の為にモンスターを倒す」という概念を。
イベントを進めるために
モンスターを倒すシステムにする。
こんな、斬新な要素を加える事で
ゲームの面白さが何倍も覚醒していくのでした。
モンスターをバンバン倒して帰ってくると
少しだけ住人達が戻ってきて
行ける場所が少しだけ広がって
新しい魔法を教えて貰えるようになる
自分が頑張れば頑張った分だけ
住人達が戻ってくる
戦えば戦うほど、
どんどん街が発展していく
そんな前代未聞の最高のシステムになっていました。
向こう岸に渡ることが出来ない
橋の管理人を復活させて、向こう岸に渡れるようになる、とか
崖の上の宝箱を取りに行きたい
ツタを復活させて、登れるようになる、とか
犬を復活させて、アイテムの匂いを嗅いでもらうなど。
住人のみならず、動物、植物、石像などなど
様々な物を復活させて、自分の攻略に役立てていくのは最高でした。
目の前に魔物の巣がある
だけどライフは大ピンチ
封印するのか、安全策で逃げ帰るのか
結局、特攻して返り討ちに合う。
ペナルティとして、せっかく貯めたジェムが
全て消失して泣きを見る。
それでも、戻って来た街の住人達と話して嬉しくなる。
笑顔を取り戻すために
再び危ないダンジョンへと冒険に行く…。
ここまでが、ソウルブレイダーの黄金パターンなのでした。
[ソウルブレイダーと言えば 結局は最高のストーリー]
このゲームは、
子供の頃に購入してドハマリしたのですが。
その頃の印象というのは
遊べるアクションRPGという軽めの印象でした。
それから時代が流れて
大人になってから真剣に遊んでみたんです。
こんなにストーリーが深いとは思いませんでしたね…。
この世界は7つの世界に分かれていまして
その世界を行ったり来たりしながら、攻略していく作品でした。
その世界ごとに、
さまざまなエピソードが体験できまして。
そのエピソードの、
ひとつひとつの完成度が素晴らしかったです。
童話的なエピソードが大半なので
子供が遊んでも文句無しで楽しめる作品だと思うのですが。
そんな中にも深味がありまして
「へえー、この台詞はあの台詞に対しての答えなんだ」なんて
言葉のパズルを組み合わせていくのが面白かったです。
小学生の頃は
「早くダンジョンに行って、モンスターを倒しまくりたい!!」
こんな、興奮状態だったと思いますので、
住人達の台詞に、それほど関心は無かったのですが。
大人になってから遊んでみると
「この台詞が、エンディングに繋がっていたのか…」なんて
台詞を読むのが楽しみになっていました。
1つの世界で、物語が完結するのではなく。
次の世界や、
そのまた次の世界の情報を元に
壮大なストーリー体験していく
こんな流れが良かったですね。
ダンジョンの全てを、
最初から攻略できるのではなく。
後に手に入るアイテムを駆使する事で
ダンジョンの違う場所に進めたりもできましたので。
自然と、過去の世界にも
足をのばす様になっていた訳ですね。
「変なアイテムが手に入ったから、あそこを攻略できるかも?」
こんな感じで、過去の世界に戻った時に、
「あれ?この台詞って、あの世界とリンクしてない」と
上手く繋がっていく。
こんな流れが本当に素晴らしく
システムも完璧ですが、
「やっぱり最高の魅力はストーリーだったのだな」と改めて思ったのでした。
[ゲームの難易度で言いますと 相当簡単]
前作のアクトレイザーでは
難易度だけが最大のネックでした。
ゲームとしてはかなり面白かったのですが。
アクションステージの異常な難易度のせいで
最大限に楽しむ事は出来ませんでした。
そんな不満点が
エニックスにガンガン届いたのでしょうね。
ソウルブレイダーでは、物凄く簡単な作品になっていました。
どのくらい簡単なのかと言いますと、
ほとんど詰まることなく進めました。
確かに、ダンジョンでは
何回も死ぬことはあるのですが。
だからといってペナルティが厳しいのかと言いますと
たいしたことはありません。
魔法を使用するためのジェムが0になるだけですので、
結局は、突っ走って行けばどうにかなりました。
イベントを完璧に進めていけば
強力な武器や防具、チート級のアイテムなど、バンバン手に入りますので。
自分で制限プレイをしない限りはまず苦戦はしないでしょうね。
「最も困ったのが、ラスボス」という感じでしたので
簡単なゲームが好きな人にはお勧めです。
素晴らしいストーリーや
システムを体験して欲しかったと思いますので。
簡単なゲームというのが
必ずしもマイナスにならないのかも知れません。
それくらい、ゲームに流れる雰囲気が素晴らしかった作品なのでした。
ソウルブレイダーのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
この作品は、結構安いソフトだったんですけどね。
今では、「隠れた名作アクション」という情報が広まり過ぎて
結構なお値段になってしまいました。
それでもお値段以上の価値は絶対にありますので
アクトレイザーの世界感が好きな人は
この機会に遊んでみてはいかがでしょうか。
なにがそんなに面白いのか?
アクションRPGとしても
文句無しの素晴らしさなのですが
ゲーム音楽の素晴らしさも、この作品の魅力です。
ちなみに、音楽を担当しているのが
「タケカワユキヒデ」さんなのですが
ゲームの世界感とマッチしていますので、是非とも遊んでください。
あまりの音楽の素晴らしさに
ゲームのサントラは40000円くらいします。
今急いで買う理由ってあるの?
アクトレイザーが配信されているのに
どうしてソウルブレイダーは配信されないのでしょうか。
任天堂の目は節穴なのでしょうか。
だったら現物で遊ぶしかないですよね?
大丈夫です
100%面白いですから
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
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完品状態 2360円
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