前作のダークすぎる展開を全て消して 明るめなルパンとして再出発
[前作で操れなかった 愛しの不二子ちゃんが操れるよ]
[ルパン三世・コロンブスの遺産は朱に染まる バンプレスト プレイステーション2]
2004年発売 ジャンル アクションアドベンチャー 参考価格620円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 6時間
このゲームに対する世間の評価 前作は重すぎる 今作は軽すぎる
どんな人におすすめ ルパン三世が好きなら最高です
ルパンの漫画版を読んで
もっとも衝撃的だったのは
ガンガン人が死んでいくところでした。
数話で数人は死ぬ
そんなバイオレンスさでした。
そして、もう一つ驚いたのが
「みんな、不二子ちゃんの様な顔をしていた」ところでしょうかね。
「不二子ちゃんだ!!」と思ったら
別人のお嬢様。
「今度こそは、不二子ちゃんだ!!」と思ったら
飲み屋のお姉さん。
なんて感じで
「どれが不二子ちゃんなのかな?」なんて衝撃でしたね。
そんな今回の 愛しの不二子ちゃんが大活躍
ルパン三世・コロンブスの遺産は朱に染まるとはどんなレトロゲーム?
2004年にバンプレストから発売された
プレイステーション2専用のアクションゲームでした。
大人気アニメ
「ルパン三世」のゲーム化作品で。
第二弾目の作品でした。
前作は
かなり重めのストーリー展開
ルパン三世のテーマが流れる中で
ラスボスと戦える、熱すぎるラスト。
こんな、「最強のルパンゲーム」と呼ばれるほどの
名作アクションアドベンチャーでした。
ただ、あまりにも重すぎる展開でしたので
お子様が遊ぶゲームでは無かったかと思います。
そんなお便りが
バンプレストに沢山届いたのかもしれません。
今作では、そんな重い展開が一切無く。
金曜ロードショーで流れていても
なんら不思議では無い
お気楽なルパン三世がそこに居ましたね。
そんなゲームの目的は
主人公の「ルパン三世」を操りまして
鉄壁のセキュリティーを誇る
「ゲーブルタワー」に侵入し
時価10億円の「コロンブスの航海日誌」を盗み出す。
「これぞ、ルパン三世!!」という目的になっていました。
ゲームのシステムは
オーソドックスなアクションゲームで
似たタイプのゲームで言いますと
アクションアドベンチャーゲームになっていました。
変装の名人である
ルパン三世の持ち味を存分に発揮しまして。
様々なコスチュームに身をまとい
敵の警備をかいくぐって行く
そんなハラハラドキドキの
アクションゲームになっていました。
敵に見つかったら
部屋にあるゴミ箱に隠れるなど
「あ!メタルギアだ!!」なんて要素も楽しかったです。
今作でも「スリ」の機能がありまして
アイテムを敵から現地調達していくのは
面白かったですね。
「ご苦労様です!!」なんて感じで
相手を油断させておいて
その隙に、相手のアイテムを盗みまくる
こんな楽しさは最高でした。
前作では
敵からおまけアイテムを盗んで行く事で
「ムービーシーン」や「音楽」が集まっていく
やりこみシステムが搭載されていたのですが。
今作では、ガチのアイテムしか盗めなかったので
その部分では少しマイナスだったかも知れません。
前作の様に
敵から、おまけアイテムを盗めていたら
もっと素晴らしいゲームになれていたかと思うと
少し残念なポイントでもありました。
敵の目を欺きながら
最強のセキュリティータワーを登って行き
最高のお宝をゲットする。
世界感はルパン三世そのもの。
これだけで、大満足だよね。
そんな、意外と知られていない
隠れた名作アクションアドベンチャーなのでした。
ここからは、ゲームの感想に続いていきますので
このゲームの存在を知って
「新鮮な気持ちで遊びたい!!」と言う人は
閉じてもらっても構いません。
その場合は、ゲームを遊んでから
改めて、感想の部分を読んでもらえると幸いです。
こちらから購入できます
ルパン三世・コロンブスの遺産は朱に染まるの感想でもあり レビューでもあり
[愛しの不二子ちゃんを使えるのは なかなか珍しい]
前作は
主人公のルパンの他にも
次元で進むルート
ゴエモンで進むルート
そんな主要3キャラを操る作品になっていました。
ここで思う訳ですね
「不二子ちゃんは使えないんだな」と。
不二子ちゃんの魅力で言いますと
「敵か味方かわからない」こんな部分だと思いますので。
その点も含めて
操れないようにしていたのかと思います。
(前作では、かなり重要なキャラクターになっていました)
そんな不二子ちゃんが
このゲームでは操れるようになっていました。
といいますか
次元とゴエモンは、ミニゲーム専用のキャラクターになっており。
実際は
ルパンと不二子ちゃんで、突破していくという流れでしたね。
前作では
敵の格好に変装して、敵から情報収集する
中々の面白いシステムが搭載されていましたが。
今作では
その役目を不二子ちゃんが代わりに行ってくれます。
ルパンでは聞き出せない情報を
不二子ちゃんになって、色仕掛けで聞き出す。
そんな楽しさがありました。
ルパンでは
百科事典やハンガーなど、物凄く危ない方法で気絶させますが。
不二子ちゃんならば
「投げキッス、一撃で」相手はメロメロになっていましたね。
美人OLとなり
最強のセキュリティーをバンバン解除していく
そんなたくましすぎる不二子ちゃんをお楽しみください。
[前作に比べると かなりライトなアクションゲーム]
前作の難易度は本当に凄まじく
そこら中に、警察官や機動隊が配備されており
少し怪しい行動をしただけで
「ルパンが居るぞ!!」となりまして。
あっという間に蜂の巣にされました。
後半なんて
そんな状況の中で、必死に情報収集しなければならず
「マジで勘弁してよ…」という難易度でした。
ただ、そんな難易度を突破した時の
「私は今、ルパン三世になっている!!」という快感は素晴らしく
嫌いにはなれませんでした。
最初は、情報収集をしながら謎を解いていく
メタルギアソリッドのパート
後半は、今までの人間では無く
得体のしれない、化け物と戦っていく
バイオハザードのパート
こんな、2種類の異なるアクションアドベンチャーを
楽しむことができまして。
まあ楽しかったです。
そんな濃厚なゲームの続編なのですから
それはもう期待しまくりでした。
まさか、半分ほどで終わるとは思いませんでしたね。
敵の数もかなり少なくなって
ライフが無くなっても
勝手に復活させてくれる「エイドボックス」の存在もあって
ゲームのなぞ解きも
それほど難しくはなく
おまけアイテムを盗まなくても良くなった
こんな優しさが
速攻でおわるアクションゲームになっていました。
「え?もう終わりなの?」なんて感じでしたね。
ストーリーはしっかりと終わるのですが。
ゲームの遊び応えとしましては
「もう少し遊びたかったな」とも思いました。
これで、アイテム集めの要素があったら
何週もしてコンプリートを目指すのですが。
エンディングを見ても
「ハードの難易度」が解禁されるくらいですので
直ぐに終ってしまうのも残念でした。
一応、マルチエンディングのシステムになっているのですが
グットエンディングを見るのも簡単でしたので
その部分でも優しかったですね。
この難易度で
前作並みの遊び応えがあったら
きっと神ゲーになれた
そんなアクションアドベンチャーなのでした。
なぜ遊んでほしいのか?
それだけで遊ぶ価値があるよね
短いけど
なにがそんなに面白いのか?
アクション要素が強めのアドベンチャー
謎解きも簡単
6時間ほどでサクッと終われる
ストーリーの展開は
流石ルパン三世
今急いで買う理由ってあるの?
このゲームを遊んで
ゲームの操作方法に慣れて
前作の超大作に挑んで行く
そんな流れがお勧めです。
そして、前作はめちゃくちゃ重いです。
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
愛しの不二子ちゃんが大活躍 そんな数少ない作品
それこそが、今急いで620円で買う理由です
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