ドラゴンボールのゲームなら やっぱりこのゲームでしょうね
[RPGではなかなか体験できない ボスに追い掛け回される恐怖]
1991年発売 ジャンル RPG 参考価格200円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 10時間
このゲームに対する世間の評価 バランスで言えば最も遊びやすいよね
どんな人におすすめ? ハラハラドキドキのRPGをお楽しみください
バーチャルコンソールで配信なし
RPGを遊んでいて、こう思う事が有ります。
「魔王の方から、勇者を倒しに行けばいいのに?」と。
わざわざ、勇者のレベルが上がるまで待っているのではなく
「相手が弱い時に、一気に攻め込めばいいのに」という感じです。
そんなお約束をぶち壊したのが
エニックスから発売された
シミュレーションゲームの「ダークハーフ」でした。
魔王を操って
勇者が立ち寄りそうな町を破壊しまくり
もう一人の主人公を邪魔しまくるという
意地の悪さが楽しかった作品でした。
圧倒的な戦力でも
時間が経つと、どんどん差を縮められて
結局は勇者に成敗されてしまう
こんな悲しさがありますよね。
そんなお約束をぶっ壊せと発売されたのが
今回のゲームだったのかもしれません。
そんな今回の、凶悪なボスがそこら辺をうろついている 完全な恐怖
1992年にバンダイから発売された
悟空が大人になってからの物語である
今までの
「ドラゴンボールのゲームは難易度が狂っている」という設定を
ガラリと変更させまして
遊びやすい作品へと進化させたのが前作でした。
そんな前作から
更に遊びやすく
更にパワーアップしたのが
そんなゲームの目的は
ベジータ編の終わった後から
フリーザ編の最後までを楽しむのが目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなRPGに
ボードゲームの様なシステムをプラスした
ドラゴンボール独特のゲームシステムでして。
フィールドを歩いて移動するのではなく
数字が書かれたカードを選択して
ボードゲームの様に進んで行くシステムでした。
前作では
最初は少ないメンバーで戦っていき
最後はみんなが集まって一緒に戦うという展開でした。
今作では
悟空とピッコロ以外のメンバーが最初から集まっていましたので
5人パーティーでいきなり始まるという
ウィザードリィ以来の衝撃でしたね。
最大の戦力である悟空と
最大のライバルであるピッコロを欠いた状態で
「最強最悪のサイヤ人軍団」に立ち向かって行くのですから
こんなにも、燃える展開は有りませんでした。
こちらは5人で、相手は2人。
それなのに、物凄く苦戦するのですから
地球人とサイヤ人が
どれほどの戦力の差なのかをまざまざと見せつけられます。
そんな状態から、必死に進んで行くのが楽しかったです。
なにせ、相手のパンチ一発で
仲間のチャオズが死んでしまいますので
とにかく気を引き締めて
雑魚敵だろうが全力で立ち向かって行くのが重要でした。
レベルが1上がっただけでも心から嬉しい
ドラゴンボールのゲームという、大幅なプラス要素を差し引いても
ドラゴンボールZ2・激神フリーザの感想でもあり レビューでもあり
[今作でプラスされた新要素]
この作品でプラスされた要素ですが
このシステムがあるだけで
RPGの評価が星1つプラスされるでお馴染
「オートバトルシステム」が搭載されました。
前作では
殆どの時間をレベル上げに費やしていました。
そんなレベル上げのお供に
オートバトルシステムが搭載されたというのが
今作のセールスポイントでしたね。
今までは、ボタン連打で戦っていたのが
今回はオートバトルのボタン1つで
ガンガン戦ってくれるのですから
とにかく最高でしたね。
[もう1つの厄介なプラス要素]
このゲームの
斬新かつ、厄介なシステムが
「ボスが移動してくる」というシステムでした。
今までは
自分だけがマップに放り出されまして
好き勝手に冒険することが出来ました。
適当にレベルを上げて
適当にカードを集めて
適当にイベントを進めていく…こんな感じでした。
しかし、今作の激神フリーザでは
そのイベントシーンのボスも、ここに参戦してきます。
自分たちは、このゲームの目的である
ドラゴンボールを集めるために、必死に頑張るのですが。
そのドラゴンボールを
フリーザ様の命令で、ボスも一緒に探しているという物でした。
そんな部下のボスたちですが
自分たちとの戦力差で言いますと
「巨大像」対「ありんこ」といった感じでした。
もちろんこちらが、ありんこです。
自分たちは
フリーザ様の部下…のそのまた部下である
雑魚敵にすら苦戦しているのに
目の前には
雑魚敵の10倍は強力なボスが、ウロウロしている訳ですからね。
いかに
「ボスたちよりも早くドラゴンボールをゲットするのか」と共に
「そんなボスに襲われない為に距離を保つのか…」というのが
とにかく重要な作品でした。
最初は「キュイ」
次は「ドドリア」
その次は「ザーボン」など
どうしたって
地球人では歯が立たない存在から
いかに逃げまくるのか?を楽しむ作品でした。
まるで、「クロックタワー」の「シザーマン」から逃げるかの如く
とにかく恐怖しか無かった思い出です。
[何度でも楽しめる理由をお教えします]
このゲームですが
何度でも繰り返し楽しめた作品でした。
「そんなのRPGなら当たり前なのでは?」とお思いでしょうが
このゲームでは
少し特殊なシステムでしたので
何度でも遊びたくなってしまうんですよね。
そのシステムが
「もしかしたら、あのボスを倒せるかも?」という
ワクワクするシステムでした。
こちらは、紛れもないありんこです。
そして、レベル上げをする事が出来ない理由がありました。
最初のフィールドのみ
ボスが出現しないエリアなのですが。
強制的にマスが進むフィールドでして
先に進むと、マスを戻ることが出来ませんでした。
つまり、決まった戦闘回数しか
戦う事が出来ませんでした。
なので、満足なレベル上げをする事が出来ない
理不尽なシステムなっていたと思います。
そんなゲームですから
「どうやっても、ボスなんて倒すのは無理でしょう」と勝手に決めつけていました。
しかし、このゲームをクリアする頃には
このゲームのシステムに気付いて
どんどん行けそうな雰囲気が出てくるんです。
最初のフィールドでは
極力数字の少ないカードを出して
戦闘回数を増やす努力をしていきます。
今までは
3とか4とかで急いで進んでいたのに
極力1とか2のカードで、チビチビと進んで行きます。
全てのカードが強すぎたら、電源を切って再開します。
こうする事で
カードがチェンジされますので
少ない数字までは粘る覚悟で進みます。
こうやって
序盤にキャラクターのレベルを限界まで上げる事で
「巨大像」対「像」くらいまでは持っていけますので
「運が良ければ、ボスを倒せるかも?」という所までは
持っていく事ができるんですよね。
こんな、ワクワクするやりこみ要素が含まれていましたので
エンディング画面を見た後にでも
もう一度始めたくなりました。
凶悪なボスを倒せば
とんでもない経験値を貰えますので
次の相手にも、チャレンジする権利を貰えるという事です。
そんな積み重ねで
どこまで行けるのかを楽しんでいました。
ちなみに
変身前ザーボンまでは行けたのですが
変身後ザーボンには、全く勝てませんでした。
いつか倒せる日が来るのでしょうか。
そんな、やりこみゲームとして何度でも楽しめる
素晴らしい作品なのでした。
激神フリーザのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
前作も完璧だったのに
今作はそれ以上に完璧ですからね。
是が非でも遊んでほしいなと思います。
なにがそんなに面白いのか?
絶対に勝てないと思っていた相手を
ゲームの隙をついて撃破する
こんなやりこみプレイをお楽しみください。
きっと最高に楽しめると思います。
今急いで買う理由ってあるの?
このゲームですが
長期離脱していた悟空と合流するまでが
RPGとしてのピークでした。
前作もそうだったのですが
悟空の戦闘力があまりにも強すぎて
その後の展開が、全て霞んでしまうんですよね。
もちろん
それまでが苦戦の連続でしたので
今までのうっぷんを晴らすかの様に、暴れる事が出来ます。
ここからの展開は
「もはや悟空だけのゲーム」だと言っても過言ではありませんでしたね。
前半は苦労しながら進んで行くRPG
後半は、ドラゴンボールを読んでいるかのように進める
ドラマチックなゲーム
こんな作品でしたね。
このゲームはバーチャルコンソールで配信されていないのですが
「Jレジェンド列伝」という
作品を購入した、おまけのコードとして封入されていました。
しかし、問題がありまして
中古で購入した場合は
「既に使用されている」事が多かったそうです。
ですので、激神フリーザを遊ぶ場合には
「新品で購入するしかない」というなかなかの辛さがあったそうです。
それでも、3DSでこの作品を遊べる魅力には勝てずに
新品を購入する人が続出したそうですので。
いかに、みんなの心に突き刺さった
圧倒的な面白さの作品だったのか?というのは
ご理解いただけると思います。
ですので、遊びたい方は
その部分に注意して購入してください。
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
どのボスまで倒せるのかを限界まで遊びたくなる 名作RPG
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