嫌な物語からの ちょっと嫌な物語からの 感動の物語 そんな凄さ
[ミニゲームと嫌な物語を楽しめる なかなかにヤバいゲーム]
[ちびまる子ちゃん・まる子デラックス劇場 タカラ ゲームボーイ]
１９９５年発売
参考価格 ソフトのみ ３００円 完品状態 ７８０円
記事のネタバレ度 わりと高め
攻略に必要なプレイ時間 ６０分
どんな人におすすめ ブラックな物語が好きならば 最高です
最近は色々なゲームの感想を書いています
過去の記事も読んでもらえると嬉しいです
今回感想を書きたいなと思ったのが
「ちびまる子ちゃん・まる子デラックス劇場」という
少し前にちびまる子ちゃんのゲームを遊びまして、
その流れで今作も遊びました。
前作もなかなかのヤバさだったのですが
今作もそれ以上にヤバい作品でしたからね
ちびまる子ちゃんのゲームといえば、
ヤバいゲームというくくりになるのかもしれません。
そんなちびまる子ちゃん・まる子デラックス劇場が
どんな内容になっていて
どんな部分が面白かったのか？を書いていきたいと思いますので
購入する時の参考にしてみて下さい
そんな今回の 大人になってわかる 物語の地味な嫌さが最高
ちびまる子ちゃん・まる子デラックス劇場の感想です( ｀―´)ノ
ちびまる子ちゃん・まる子デラックス劇場とはどんなレトロゲーム？
このちびまる子ちゃん・まる子デラックス劇場ですが、
１９９５年にタカラから発売された
そんなゲームの目的は
ちびまる子ちゃんの三つのエピソードを
アドベンチャーゲームとして楽しんでいく
こんな作品になっていました
ゲームのシステムは
オーソドックスなアドベンチャーゲームに
ミニゲーム集をプラスした
３０％がアドベンチャーゲーム
７０％がミニゲーム集という内容になっていました
考えるとか
よいしょとか
移動とか
コマンドを選びながら物語を進めていき
その合間合間にミニゲームが発生して、
クリアすると物語が進んでいく
二つのゲームを楽しめる作品でした。
ミニゲームの種類も豊富で
的あて
クレーンゲーム
間違い探しなどなど
シンプルながらも、
今遊んでも熱中できる内容になっていましたので
アドベンチャーゲームとしても楽しい
ミニゲーム集としても楽しいというのは凄かったと思います。
ちょっと嫌な、いや、結構嫌な物語を楽しめて
シンプルながらも、熱中できるミニゲームも楽しめて
それでいて、最後は感動の物語でしっかり終わってくれる
キャラクターゲームという言葉で終わらせるには
最高に勿体なさすぎる
大人になっても楽しめる、
名作ミニゲーム集なのでした
ネタバレしたくない人は こちらからお先にどうぞ
３００円
ちびまる子ちゃん・まる子デラックス劇場の感想でもあり レビューでもあり
[物語の結構な嫌さに かなり衝撃をうける]
今作の最大のセールスポイントを考えたときに
真っ先に思い浮かんだのが
「物語の嫌さ」でしょうか。
ちびまる子ちゃんのゲームですからね、
「ブラックユーモアを楽しむゲーム」だというのは
分かっていたつもりなのですが。
まあ嫌な物語です
最初のエピソードの始まりだけ書きますと
おじいちゃんに年金が入った
まる子を誘って、贅沢しようとするおじいちゃん
プレゼントを買ってもらって、最高に嬉しいまる子
そのままの勢いで、お寿司屋さんに行こうという流れになる
しかし、行こうとしているお寿司屋さんは、
とてつもない高級店だった……。
こんな流れです。
ここに
お金持ちのはなわ君が登場して
キャビアのお寿司を食べだして
まる子も食べたいと言い出して
みたいな感じで
文章を読んでいくだけで
精神にどんどんダメージを喰らっていくという流れなのですが
この物語の流れが、本当に素晴らしく。
辛くて読みたくないのだけど、
先が気になって、猛烈に読みたくなるという
不思議な魔力を持っていました。
当時遊んでいたら、
主人公のまるちゃんに感情移入していたと思うのですが。
今では、
お金を払うおじいちゃんの方に感情移入していますからね。
お金を稼げるようになった今遊ぶことで、
子供時代に遊ぶよりも、何倍も真剣に楽しめたのかもしれません。
じゃあ、嫌なゲームという印象で終わるのか？と言いますと、
実際はそんな事はありませんでした
なぜか？
最後の物語が結構いいからです。
エピソードの流れで言いますと
家になぜか子犬が居る
どうやらご近所さんから預かってほしいと頼まれたらしい
子犬の散歩に行く
まる子とおじいちゃん
しかし、子犬が逃げ出してしまう
この子犬を探すために、
まる子とおじいちゃんが街中を探し回っていく…。
こんな物語です。
今までの流れならば、
「この物語も嫌な物語で終わっていくのかな…」と思っていたのですがね。
そうではなく、
感動の物語として流れていきますからね。
最後の最後に感動のエピソードを持ってくるあたりが
本当にあった怖い話の様な
世にも奇妙な物語の様な
最高の上手さがあったのではないでしょうか。
嫌な物語で終わるのではなく
感動の物語で終わってくれることで
「明日からも頑張っていこう」と思えるようになっていた
そんな、物語の素晴らしさが際立った作品なのでした
[ミニゲームの難易度が高すぎて 心が折れそうになる]
今作のもう一つの面白さで言いますと、
ミニゲームの面白さになると思います。
的あて
クレーンゲーム
間違い探し
などなど、
多種多様なミニゲームを楽しむことができました。
なのですが
少しだけ、難易度が狂っていました。
特に難しかったのが、
的あてとクレーンゲームのミニゲームで
これってクリアできるの( ;∀;)なんて
何度も思いましたからね
この二つのミニゲームをクリアできなくて、
ここだけで、数十分停滞しましたね。
一応の優しさとしましては、
失敗しても何度でもやり直すことができまして。
諦めなければいつかはクリアできます。
そして、
ミニゲームをクリアすればパスワードが表示されますので
一度クリアすれば
そこを超えた状態で再開できるというのは良かったと思います。
物語の先を知りたいです
このあとどうなるの(*’▽’)です
そんな先に、
かなり難しいミニゲームが待っているわけですからね。
ここの部分は、
いい所でもあり、悪い所でもあったと思います。
正直言いまして、
もう少し簡単でも良かったと思います。
もしくは、
難易度が選べて、
何回も失敗したら「やさしい」が解禁されるとかにすれば
万人が楽しめたと思うんですけどね。
結構なガチの難易度になっていましたからね。
せっかくの物語の素晴らしさを、
ミニゲームが難しすぎて、最後まで味わえなかった人がいるかと思うと、
もうちょっと優しくても良かったかなと思っています。
物語というご褒美が欲しくて
鬼の様な
的あてやクレーンゲームに挑んでいく
そんなガチのミニゲーム集でもありました
ちびまる子ちゃん・まる子デラックス劇場のまとめ
嫌な物語を楽しんで
ちょっと嫌な物語を楽しんで
最後はとてつもなく優しい物語を楽しむ
この物語の流れが、
大人が遊んでも楽しめる理由なのかもしれません。
最初のエピソードのオチなんて、
本当に最高ですからね。
ブラックな短編小説を読んでいる感覚で楽しんでみてください
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
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完品状態 ７８０円
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