「2人だと天国、1人だと地獄」!難易度が激変する名作シューティング『ポップンツインビー』
子供の頃、友達の家に集まってゲームをするとき、
決まって遊んだのが協力プレイができるゲームでした。
特に、ボードゲームのような穏やかなものから、激しいアクションゲームまで、
一緒に遊ぶことで何気ない会話が弾み、友情を深めたものです。
まさにそんな友情を育むのに最適なゲームであり、同時に「一人で遊ぶと地獄」という、
とんでもない二面性を持った作品です。
1993年にコナミからスーパーファミコン用ソフトとして発売された本作は、
可愛らしいキャラクターとポップな世界観からは想像できない、
骨太なゲームシステムが魅力の名作です。
カラフルなベルが鍵を握る、奥深いパワーアップシステム
主人公の「ツインビー」と相棒の「ウインビー」を操り、
全7ステージのクリアを目指す縦スクロールシューティングゲームです。
このゲームの最大の特徴は、
ツインビーシリーズおなじみの「カラフルなベル」を撃って色を変え、
パワーアップアイテムとして取得するシステムです。
- 青いベルでスピードアップ
- 緑のベルで分身が増える
- ピンクのベルで3方向ショットに変化
など、状況に応じてベルの色を変化させることが、攻略の鍵となります。
さらに、本作から追加された「ミニ分身」というボム機能は、
画面上の敵を一掃する爽快感が抜群で、戦略の幅を広げてくれました。
ライフ制の採用や、やられてしまうとステージの最初からやり直しという
厳しめのシステムは、一見すると難しそうに感じますが、
2人同時プレイを前提として設計されているため、
協力プレイではその難易度が大きく緩和されます。
1人プレイは地獄!真の難易度を思い知らされる協力プレイの罠
子供の頃、友達と一緒にプレイしていた時には
しかし、大人になって1人でプレイしてみると、
その認識が完全に間違っていたことに気づかされます。
1人プレイでは、敵の数が圧倒的に多く、弾幕をかわすのも一苦労。
ライフが無くなるとステージの最初からやり直しになるため、
ボスまでたどり着いても、やられてしまえばまた一からやり直しです。
一方、2人同時プレイでは、
お互いの機体を投げつけて無敵のミサイルにしたり、ライフを分け与えたり、
やられてもその場から復活できたりと、協力プレイならではの恩恵が満載でした。
当時の私は、協力プレイの優しさに甘えていただけで、
このゲーム本来の難易度は、コナミらしい「硬派なシューティング」だったのです。
可愛らしい世界観とポップなBGMで多くのファンに愛されていますが、
その奥には硬派なシューティングゲームとしての面白さが隠されています。
1人プレイで地獄の難易度に挑戦するもよし、
友達と一緒に協力プレイでマイルドなシューティングを楽しむもよし。
この二面性こそが、このゲーム最大の魅力です。
現在、バーチャルコンソールやPSPの『ツインビーポータブル』でもプレイできるので、今からでも手軽に遊ぶことができます。
2人で遊ぶと天国、1人で遊ぶと地獄。
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