モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ザ・ファイヤーメン  自分は消防士、相手は炎、 そんなヒューマン三部作

モンスターなんて出てきません、相手は燃え盛る炎だけです

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[後期に発売された  隠れた名作アクションゲーム]

[ザ・ファイヤーメン  ヒューマン  スーパーファミコン]

1994年発売  ジャンル アクションゲーム  参考価格2800円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  2時間

このゲームに対する世間の評価  消防士は本当に凄い そんな熱いゲーム

どんな人におすすめ?  リアルなアクションゲームはいかがでしょうか

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

不思議な物で

「警察官を主役」にしたゲームは沢山あるのに

「消防士を主役」にしたゲームというのは、殆ど無かったんですよね。

 

人命を救助するという役割なら

同じくらい優秀なはずなのに

なぜか、主役はいつも警察官ばかりです…。

 

しかし、消防士が大活躍するゲームがあったんです。

 

ファイヤーメンと呼ばれる

火に対して恐れることなく人命救助に向かう

消防士にスポットを当てた、偉大な作品が。

 

 

そんな今回の、ヒューマンが贈る名作過ぎるアクション

ザ・ファイヤーメンの感想です(*’▽’)

 

 

 

ザ・ファイヤーメンとはどんなレトロゲーム

 

このザ・ファイヤーメンですが

1994年にヒューマンから発売された

スーパーファミコン専用のアクションゲームでした。

 

消防士という

炎の中に飛び込んで消火する

とても勇敢な職業にスポットを当てた作品でした。

 

 

ゲームのストーリーは

クリスマスというハッピーな日に

大火災が起きてしまう

そんな灼熱のビルの中から

逃げ遅れた人々を救出していく…こんなストーリーでした。

 

ゲームのシステムは

消防団のリーダー「ピート」を操りまして

斧で炎を消火するという危険な相棒「ダニー」と一緒に

 

無限に水が出るホースを武器にしながら

灼熱のビルを進んで行く

リアルなアクションゲームでした。

 

ゲームの画面は

聖剣伝説2」に似た画面で

2Dのコミカルなキャラクターが進んで行くのが面白かったですね。

 

このゲームの特長は

敵キャラクターが殆ど出て来ないという斬新さでした。

 

普通なら、敵が襲ってくるのが

一般的なアクションゲームですが

 

今回のファイヤーメンに関していうと、そんな敵は殆ど出てきません。

 

出てくるのは

火が付いて暴れている おそうじロボット

おもちゃのヘリコプターが熱々で突っこんで来る

たったのこれだけです。

 

それ以外は全て

炎が敵キャラクターの代わりになっているんです。

 

このゲームは

炎がとてもリアルに描かれていまして

 

炎や熱風を消火しながら進んで行くだけでも

アクションゲームとしてちゃんと成立しているんですよね。

 

 

ステージの最後には、ボス戦が待ち受けているので

全てが現実的なのかというと、そんなことは無いのですが

 

「灼熱のビルに入ったら、こんな世界が広がっているかもしれない」という光景が

このゲームのセールスポイントだったのかも知れません。

 

 

 

ザ・ファイヤーメンの感想でもあり レビューでもあり

 

[火災現場は本当に恐ろしい]

 

このゲームですが、ビックリする仕掛けの連続でした。

 

熱で根元が折れて

巨大なクリスマスツリーがこちらに向かって倒れてきたり

 

何気なく扉を水で撃った瞬間に

大爆発が起こるバックドラフト現象が起こったり

 

熱で膨張しすぎたタンクが爆発して

ミサイルの様にこちらに向かって来たり

 

実際の火災現場では

当たり前に起こる現象が

ゲームの中で上手く表現されているんですよね。

 

 

そんな、地獄の様な現場から

倒れ込んでいる人たちを救出していくのがメインの目的なのですが。

 

初めてゲームをクリアした時は

全ての人を完全に見つける事が出来ませんでした。

 

どこに進めばバックドラフトが起こるのか

自分で計算しながら進んで行くのが面白く

 

ゲームに慣れてくると

わざとバックドラフトを起こして

「その爆風で周りの炎をかき消す」ことが出来ると分かるなど。

考えて進むのも最高のゲームでした。

 

 

そんな

「タワーリングインフェルノ」や

バックドラフト」の様な

ハリウッド映画の中に居るかの様なスリリングな展開も

魅力的だった作品なのでした。

 

 

 

[ゲームのボリューム感でいうと若干少ない]

 

このゲームですが、一人プレイです。

 

斧が大好きな相棒がちゃんと居るのに

「なぜか二人プレイが出来ない」という哀しさがありました。

 

これがスーパーファミコン初期のゲームなら

仕方のないことなのでしょうが

 

1994年という

スーパーファミコンがバリバリ現役の時代ですからね。

 

そんな後期に、満を持して登場したはずなのに

ゲームのボリューム感が若干少なめだったんですよね。

 

全6ステージなのですが

大体1時間半くらいでクリア出来てしまうので

何度も繰り返しプレイするのが、前提だったのかも知れません。

 

エンディング画面で

達成度みたいなのが表示されているので

満点を目指して遊ぶのも楽しかったのですね。

 

 

同じメーカーの

クロックタワー」が何十時間でも遊べたので

このザ・ファイヤーメンも何十時間も遊びたかったなというのが

少し残念でしたね。

 

 

 

ザ・ファイヤーメンのまとめ  

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

このゲームの事を

知らない人の方が多いことも分かっています。

 

あまり売れませんでしたから。

 

ただ面白いです。

 

面白いのに売れなかった。

 

本当に勿体ないですよね。

 

だから遊んでください。

 

そして感動してください。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

火事というのは本当に怖い

 

こんなことを教えてくれるゲームでもありましたね。

 

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームの売りは

 

消防士にスポットを当てた数少ないゲーム作品

 

敵キャラクターを殆ど出さなくても

面白いアクションゲームは出来るという革命

 

ハリウッド映画の様な、スリリングな展開が最高

 

このゲームの残念所は

 

スーパーファミコン後期にしては、ゲームのボリューム感は少ない

 

こんな感じですね。

 

 

このゲームを購入して思ったのが

「やっぱりヒューマンって凄かったんだな」でした。

 

私は

ザコンビニシリーズ」でハマり

トワイライトシンドローム」で完全な虜になりました。

 

その後に

クロックタワー」や「セプテントリオン」などの

名作アクションゲームを集めて行き

ザ・ファイヤーメンにたどり着いたのですが。

 

やっぱり面白すぎましたね。

 

セプテントリオン

ザ・ファイヤーメン

クロックタワー

 

スーパーファミコン、ヒューマン三部作」を全て体験しましたが

全てが面白く

ヒューマン流石だなと改めて思いました。

 

スーパーファミコンで面白いゲームない?」という人は

この三部作を遊んでみてはいかがでしょうか。

 

値段は高い

 

ただ、それだけの価値がある

 

それがヒューマン三部作なのでした。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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