モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

西陣パチンコ物語 SFC版 伝説の春一番が遊べるのは 結構嬉しい

春一番に花満開 当時のパチンコが濃縮された 感涙のゲーム

伝説のパチンコ台が、今、蘇る。

 

1995年にケイエスエスからスーパーファミコン向けに発売された

西陣パチンコ物語』は、単なるパチンコシミュレーションではありません。

 

それは、パチンコ黄金時代の熱狂を凝縮し、

当時のファンが感涙するほどの魅力が詰まったタイムマシンなのです。

 

このゲームの攻略に必要なプレイ時間は「飽きるまで」。

 

それほどまでに奥深く、当時の雰囲気を心ゆくまで堪能できます。

 

世間からは「昔ながらのパチンコを遊べるのは嬉しい!」と高く評価されており、

まさに「パチンコ黄金時代を知る者、そして伝説を体験したいすべての人」に

捧げられた作品と言えるでしょう。

 

 

熱狂のパチンコ漫画、そして「脳汁」

 

みなさんのご家庭には、パチンコやパチスロの漫画ってありましたか?

 

私の実家には、それがもう山ほどありました。

 

父が熱心なファンだったのでしょう。

 

書棚にはいつも、あの伝説のパチプロ集団「梁山泊」を描いた漫画や、

「マンション久保田さん」のシリーズがずらりと並んでいました。

 

活字を追うごとに、パチンコ店の熱気、玉が弾ける音、

そして一喜一憂する男たちの姿が目に浮かび、

幼心に「大人の世界ってこんなに熱いのか!」と胸を高鳴らせたものです。

 

そして、その数年後には、一大パチスロブームが到来。

 

今度は『ジャグラー』や『大花火』といった名機の攻略法が描かれた、

スロット漫画が本棚を占領していきました。

 

その中で私は、「脳汁(のうじる)」という言葉を初めて知りました。

 

レバーを叩き、リールが止まり、小役が揃った瞬間に

脳内からドバッと分泌される快感物質。

 

ギャンブルの世界に存在する、言葉にできないほどの興奮と熱狂。

 

それを『西陣パチンコ物語』は、まさに家庭で味わわせてくれるのです。

 

今回は、そんな漫画の世界で幾度となく読んできた、

あの伝説のパチンコ台が遊べるゲーム、『西陣パチンコ物語』の魅力を、

当時の熱気を込めてお伝えします!

 

 

壮大なパチプロ物語が、ここから始まる!

 

西陣パチンコ物語』は、

1995年にケイエスエスから発売されたスーパーファミコン用のパチンコゲームです。

 

ただのシミュレーターと侮るなかれ、

このゲームには、プレイヤーを熱中させる壮大な物語が用意されていました。

 

主人公は、近所のパチンコ店では負け知らずの天才パチンカー。

 

いつしか「自分は一体どれほどの才能を秘めているのだろうか?」という

自問自答を繰り返すようになります。

 

そんなある日、彼の目に飛び込んできたのは、

とあるパチンコ全国大会の張り紙でした。

 

「パチンコの全国大会、開催決定!挑戦者求む。参加費30万円」

 

主人公の全財産は、たったの10万円。

 

しかし、彼はひるみません。

 

この大会こそが、自分の真の実力を証明する唯一の道だと確信したのです。

 

そう、ここからが本番!

 

10万円という手持ちを、

いかにして30万円にまで増やし、全国大会の舞台に立つか。

 

このドラマチックな目的を胸に、

プレイヤーはリアルなパチンコホールを舞台に、

資金を増やすための戦いを繰り広げていきます。

 

まさに、人生を賭けた壮大なパチプロ物語の始まりです!

 

ゲームシステムは、

オーソドックスなパチンコシミュレーション。

 

ハンドルを回す強さを調整し、玉を打つ場所を定め、

効率よく回転数を稼ぐための「打ち筋」を研究していきます。

 

このシステムは、単なるゲームとしてだけでなく、

実際のパチンコ攻略にも役立つ奥深さがありました。

 

ストーリーモードの他にも、

特定の機種をひたすら打ち込める「攻略・研究モード」も搭載。

 

気になる台を徹底的に研究し、

自分だけの必勝法を見つけ出すことができる、

まさにパチンコ愛好家垂涎の機能です。

 

さらに驚くべきは、

大当たり確率を自由に設定できるシステムが搭載されていたこと。

 

通常通りの確率から、

なんと10倍当たりやすい確率まで、好きなように設定をいじることができたのです。

 

これは、当時のパチンコゲームとしては非常に珍しく、

初心者から上級者まで、

自分のレベルに合わせて楽しめるという画期的なシステムでした。

 

そして、このゲームの最大の魅力は、収録されている機種の豪華さにあります。

  • 球界王EX
  • 花満開
  • 花百景
  • 春一番
  • あんたはエライEX

 

当時のパチンコ店で、一世を風靡したエース級の名機が、

なんと5機種も遊べてしまうのです。

 

これはもう、当時のパチンコ黄金時代を知る者にとっては、感涙ものです。

指先ひとつで、あの熱狂を体験できる喜びは、何物にも代えがたいでしょう。

 

 

伝説のパチンコ台「春一番」との再会

 

このゲームに収録されている5機種の中でも、

私がひときわ特別な想いを抱いているのが、あの「春一番」です。

 

なぜなら、この台こそが、

私が幼い頃に読み漁った「梁山泊」の漫画で、メインの題材となっていた機種だからです。

 

漫画の中では、「梁山泊」という名のパチプロ集団が、

この「春一番」を徹底的に攻略し、パチンコ店と壮絶なバトルを繰り広げます。

 

彼らが用いたのは、「やすき節の歌」に乗せて特殊な打ち方をすると、

無限に連荘するという、とんでもない攻略法でした。

 

この「ゴト行為」によって、

彼らは1日に100万円近くを荒稼ぎし、

その結果、パチンコ店が雇った「危ない人たち」とのガチンコバトルに発展していくのです。

 

「普通の店員だと思って腕を見てみると、そこには……」

 

漫画で描かれた、この恐ろしすぎる描写は、今でも鮮明に覚えています。

 

普通のパチンコ漫画とは一線を画す、

そのバイオレンスでスリリングな展開に、私は夢中になりました。

 

西陣パチンコ物語』では、さすがにそのゴト行為は再現されていません。

 

しかし、それでもいいのです。

 

あの熱狂的な漫画の世界で、

梁山泊が攻略に挑んだあの「春一番」を、自分の手で打つことができる。

この事実だけで、私にとっては大満足の体験でした。

 

時代を超えて、漫画でしか知らなかった伝説のパチンコ台と、

ゲームの中で再会できる。

 

これこそが、このゲームの最もエキサイティングな点だと言えるでしょう。

 

 

まとめ:なぜ今、このゲームを遊ぶべきなのか?

 

  1. 豪華すぎる収録機種とサービス精神

1機種や2機種しか遊べないパチンコゲームが多い中、『西陣パチンコ物語』は、

当時のエース級パチンコ台を5機種も収録しています。

さらに、大当たり確率変更機能まで搭載されているのですから、サービス精神は満点です。当時のパチンコ黄金時代を知る人にとっては、まさに夢のようなラインナップ。

安心して、思う存分名機を堪能してください。

 

  1. 快適なプレイ環境

当時のゲームでは、セーブ機能がパスワード方式で面倒だったり、

読み込みに時間がかかったりすることがよくありました。

しかし、このゲームにはセーブ機能が完備されており、

いつでも気軽に続きからプレイできます。

これにより、壮大なストーリーモードをじっくりと楽しむことができますし、

パチプロランキング」システムも搭載されているため、やり込み度も非常に高いです。

 

  1. 手軽な価格とコレクション性

そして何より、このゲームの魅力は、その手軽さにあります。

完品状態でもわずか300円という破格の値段で手に入れることができます。

これだけ豪華な内容を、これほど安く楽しめる作品はなかなかありません。

当時のパチンコ世代にとって、このゲームはまさに大当たり。

コレクション目的で手に入れても損はありません。

 

いつかこのゲームがレアなプレミアソフトになることを信じて、

今、このタイミングで遊んでみてはいかがでしょうか。

 

そして、ぜひ『梁山泊』の漫画も読んでみてください。

当時のパチンコ界の熱すぎる世界に、きっと驚くはずです。

 

西陣パチンコ物語』は、単なるパチンコゲームではありません。

それは、パチンコ黄金時代の熱狂を凝縮し、

伝説の台を現代に蘇らせるタイムマシンなのです。

 

この興奮と感動を、ぜひあなた自身の目で、手で、確かめてみてください!

 

 

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