モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

エコーザドルフィン 干物にしたら美味しそうなラスボスが待っている

イルカのゲームがあなたを深海へと誘う、衝撃のブラック・アクション!

[「友達のイルカが主人公だよ!」…という、あまりにも手強い罠!]

[エコー・ザ・ドルフィン / セガ / メガドライブ]

1993年発売 ジャンル:アクション

記事のネタバレ度:高め

攻略に必要なプレイ時間:2時間(クリアだけなら!)

こんな人におすすめ?:全てのイルカ好きはもちろん、ゲームの常識を覆されたいあなたに!

 

 

イルカは、エコーで「井戸端会議」をする!?

 

イルカって、本当にすごい生き物ですよね。

 

彼らは「エコーロケーション」という特殊な能力を使って、

周囲の障害物の位置を把握するだけでなく、

なんと仲間と会話までしているらしいんです!

 

エコーで物の位置を調べるだけかと思いきや、

エコーを使って仲間と井戸端会議…まさに人間と大して変わらないと思いませんか?

 

そんな賢くて神秘的なイルカが、まさかゲームの主人公になるとは!

 

それが今回ご紹介する、メガドライブを代表する、

ある意味「ブラック」なアクションゲーム、『エコー・ザ・ドルフィン』なんです!

 

さあ、あなたもイルカになって、広大な海の世界へ飛び込んでみませんか?

 

 

エコー・ザ・ドルフィン』ってどんなゲーム?

 

この『エコー・ザ・ドルフィン』は、

1993年にセガからメガドライブ向けに発売された、異色のアクションゲームです。

 

ゲームの目的は、

主人公であるイルカの「エコー」を操り、

突如連れ去られてしまった仲間のイルカたちを助け出すため、

様々な困難を乗り越えながら広大な海を進んでいく…まさに王道のアクションゲームといった感じです。

 

しかし、このゲームの最大の特徴は、

なんといっても「主人公がイルカ」であること!

 

イルカならではの圧倒的なスピード感と、

海の中を泳ぎ回る爽快感は、他のアクションゲームでは絶対に味わえません。

 

さらに、イルカの特性である「エコー」を駆使して、

マップの全体像を把握したり、仲間のイルカと会話をしたり…。

 

このシステムを通して

「イルカって本当にすごいんだな!!」と心から感じられるんです。

 

そのリアリティとユニークさから、

特にアメリカでは絶大な人気を博したそうです。

 

アクションゲームとしての面白さはもちろんのこと、

その美しい画面に心が癒される要素も半分。

 

後にセガの名作となる『ナイツ』の原点とも言える、

浮遊感と独特の操作感。そんな、海中の冒険があなたを待っています!

 

 

リアルすぎて「難しい」?酸素とライフ、そして「食欲」の戦い!

 

このゲームは、全てにおいて「リアル」を追求していました。

 

体力ゲージの他に、

まさかの「酸素ゲージ」まで存在するんです!

 

「そうか…イルカにも酸素が必要なんだな…」と妙に感心すると同時に、

ゲームを進めるうちに、

ライフゲージよりも酸素ゲージが先に尽きて死んでしまうことの方が多いという事実に、「リアルすぎて難しすぎる!」と何度も叫んだものです。

 

そして、ゲーム画面の「綺麗さ」も当時の基準を遥かに超えていました。

 

一般的なアクションゲームに登場するような、

可愛らしくデフォルメされたキャラクターたちとは真逆で。

 

このゲームに出てくる全てのキャラクターが、

まるで図鑑から飛び出してきたかのように「リアル」に描かれているんです。

 

小魚たちを見て「美味しそう…」、

巨大なオオダコを見て「美味しそう…」、

そして最終ステージで待ち受けるラスボスまで「美味しそう…」なんて感じで、

プレイしていると、気づけば必ずお腹が空いてしまうほどの圧倒的なリアルさ!

 

当時の私は、「エコー・ザ・ドルフィンって、本当にすごいゲームなんだな…」と、

何度も感嘆したものです。

 

 

なぜ、主人公まで「リアル」にしたのか…!?イルカ好きをも悩ませる「識別問題」

 

ソニック』の主人公は可愛くデフォルメされたハリネズミ

 

ペンゴ』の主人公もキュートなペンギン。

 

それなのに、この『エコー・ザ・ドルフィン』の主人公は…

リアルなイルカなんです!

 

水族館にいるあのイルカが、

そのままゲーム画面に登場する、その徹底したリアル志向には驚かされます。

 

そして、その結果何が起こるかというと…

仲間のイルカと主人公のエコーが、全く同じ顔なんです!

 

猫に興味がない人が

「猫の顔ってみんな同じに見える」と言うように、

よほどのイルカ好きでなければ、

仲間のイルカたちと主人公エコーを見分けるのは至難の業。

 

その時、私は思わず心の中で叫びました。

 

そこは、可愛くデフォルメしろよ!!」と。

 

他のゲームではデフォルメされるのが当たり前だった時代に、

敢えてリアルを追求したセガのこだわりが、

ある意味プレイヤーに挑戦状を突きつけてくる、そんなユニークなポイントでした。

 

 

エコー・ザ・ドルフィン』を今、体験すべき3つの理由!

 

理由1: 困難な冒険の先に待つ、忘れられない感動体験!

 

このゲームはパスワード方式が採用されているので、

諦めずにプレイし続ければ、いつかはクリアできる作品です。

 

しかし、そのゲームの難しさたるや…本当に尋常ではありませんでした。

 

エンディング画面を見るためには、かなりの苦労を強いられた思い出があります。

 

それでも、困難なステージをイルカになって泳ぎ回り、

謎を解き明かしていく過程は、本当に楽しく、時間を忘れて没頭してしまうほどでした。

 

理由2: イルカならではの「斬新すぎるシステム」が病みつきに!

 

エコーを発してマップを把握し、

仲間とコミュニケーションを取りながら冒険を有利に進める…。

 

こんなイルカならではの斬新なシステムが、このゲームの面白さの核にあります。

 

時に、そのシステムが歯がゆく感じることもあるかもしれませんが、

それも含めて、他では味わえない唯一無二の体験があなたを待っています。

 

さあ、エコーと共に、深海の謎と友情の物語を体験しに行きましょう!

 

 

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