もう少し簡単だったら 評価も違ったんだろうな
[後半のムービーシーンだけは 何度でも繰り返し見たくなる凄さ]
[マクロス・デジタルミッション バンダイ プレイステーション]
1997年発売 ジャンル 3Dシューティング 参考価格200円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 5時間
このゲームに対する世間の評価 難易度が鬼ムズ
どんな人におすすめ エースコンバットが好きなら最高です
アーカイブスで配信なし
お目当てのゲームだと思ったら
全然違うゲームだった
こんな事はたまにあります。
超名作ゲームだと思ったら
実は違うゲームを買っていたという奴です。
真田十勇士を買ったつもりで
里見八犬伝を買っていた
こんな感じです。
そんな今回の 超名作ゲームだと思ったら 全く違った
マクロス・デジタルミッションの感想です。
このマクロス・デジタルミッションですが
1997年にバンダイから発売された
プレイステーション専用の3Dシューティングでした。
ゲームの目的は
名もなきのエースパイロットとなりまして
誘拐されてしまった5人組のアイドル
「ミルキードールズ」を助け出すのが目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスな3Dシューティングゲームで
「エースコンバット」に似ていましたね。
VF-1X
VF―4G
VF-17D
VF-22などの
マクロスシリーズの名機に乗りこみ
宇宙や地上を大暴れする
そんなゲームでした。
敵を殲滅してくださいとか
軍事衛星を破壊してくださいとか
パラボラアンテナを破壊してくださいなんて感じで
そのステージ事にミッションが決まっており。
そのミッションをクリアしながら
ミルキードールズのメンバーを救出していくという流れでした。
最初は使える機体も少ないのですが
ミッションをクリアしていく事で、機体を補給してもらえ
その機体を使用しながら難解なミッションをクリアして行く。
まんまエースコンバットの流れなのも
逆に潔いですよね。
ではエースコンバットとの違いは?となった時に
マクロスのゲームという強みが出てきます。
移動力に特化した
戦闘機タイプのファイター
移動力と戦闘力のバランスが良い
バランス型のガウォーク
戦闘力だけに特化した
パワー型のバトロイド
こんな3種類の形態を細かくチェンジしながら
激ムズすぎるミッションに挑んで行く
そんなマクロスならではのセールスポイントもありました。
今までのマクロスキャラクターが出てくるという
お楽しみ要素は無いのですが。
完全オリジナルの
新たなマクロスを楽しめるのですから
マクロス好きにはたまらない作品だったのかも知れませんね。
有る一点を除いては…。
マクロス・デジタルミッションの感想でもあり レビューでもあり
[まだ3面なのに まったくクリアさせる気が無い 鬼の難易度]
このゲームですが
操作方法が独特でして
ゲームに慣れるまでに、かなり時間が掛かるタイプだと思います。
基本はエースコンバットなどの
戦闘機を操る系のゲームですので
慣れるまでは大変
慣れてからはスムーズなんて感じなのですが。
マクロスのゲームですので
3形態の操作方法に慣れる必要がありました。
遠くの敵には
ファイターモードで近づき
素早く動く敵には
小回りの利くガウォークモードで攻撃し
敵が密集している場所では
バトロイドモードで大暴れする
こんな、3つの操作方法を完璧にこなす必要がありました。
そんなゲームなのですから
難易度が高くなるのも当たり前ですよね。
なにせ2面をクリアするのに
30分掛かりましたからね。
1面は練習ステージの様な感覚ですので
実質初めてのステージの筈なのに
まさかの30分かかる。
しかも、やられたら
機体を使用不可能にされる
エースコンバット方式でのやり直しですからね。
いかに難しいゲームだったのかをご理解いただけると思います。
序盤のステージで30分ですからね
後半なんてそれ以上にかかってしまいます。
そんなステージをクリアし
ようやく1人目のアイドルを救出します。
ここで思う訳です。
「あれ?もう1人目を助けちゃった?」と。
実は、このゲームは9ステージしかなく
1つ1つが長めに設定されていました。
15分かかるステージから
40分かかるステージも有る
そんな連続で、だいたい5時間といった感じでした。
ただ、5時間でクリアできるのか?と聞かれれば
まあ無理でしょうねという難易度だったわけです。
なにせ、次の3面がまあ難しいですから。
ここだけで1時間ほどかかったでしょうかね。
簡単に表現すれば
相手の攻撃力が異常すぎる
こんな感じでしょうか。
これが、3面がピークならば何の問題もないのですが
当たり前の様に、難易度はグングン上昇していきます。
1対20とか
1対30とか
明らかにおかしい、数のバランスになってきます。
蜂の巣という言葉が
こんなにも似合うゲームも珍しい
それほどの難しさでした。
それに対抗するために
最新型のバルキリーを支給されますので
楽しいといえば、めちゃくちゃ楽しいのですが。
まあ辛かったですね。
「意地でもクリアさせないぞ!!」こんな狂気を感じました。
もう少し難易度を下げてくれたとしたら
めちゃくちゃ楽しかったと思うのですが
そんなゲームの中にも
凄い部分は隠されていたんです。
その部分があるからこそ
このゲームを嫌いになれないのかも知れませんね。
[最後の最後に待っている 素晴らしいムービーをお楽しみください]
このゲームの目的は
5人組のアイドルユニット
ミルキードールズを助け出すのが目的です。
せっかく助けに行ったのに
お菓子を食べまくって、最高にくつろがれているなど
悲壮感はまったくないのですが。
そんなメンバーを助け出していきます。
ここでマクロスが好きな人にはピンときます
「アイドルユニットという事は…歌うよね?」と。
マクロスといえば歌ですからね
「このゲームにだって用意されているよね」と思うのは当たり前です。
そんなご要望を裏切るような会社ではありません。
そんなご褒美を
最後の最後で持ってくるのが良かったですね。
今までは3Dバリバリのゲーム。
次の瞬間からは
最新のアニメを見ているような2Dのアニメーション。
こんな凄さがありました。
歌を目標にして
最後のメンバーの居場所を探し出すという流れなのですが。
いつまでも聞いていたいと思わせる名曲でしたね。
それまでの点数が10点だとしたら
このご褒美のお蔭で70点まではアップしたのでは
そんな素晴らしさでした。
エンディングでは
助け出したミルキードールズのライブシーンで終わるなど
「これでギャルゲーを出した方が良かったのでは?」なんて思ってしまいましたが。
硬派な3Dシューティングの
ちょっとしたおまけにすることで
このムービーに何倍も感動出来たのかもしれません。
そんな、このゲームを嫌いになれない
素晴らし過ぎる歌を楽しんで欲しいなと思います。
生半可な気持ちでは絶対に辿り着けない
しかし、たどり着ければ最高の幸せが待っている
そんな、お金のかけ方を間違っていた、最高のご褒美なのでした。
マクロス・デジタルミッションのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
操作に慣れる前に
激ムズのステージを用意するスパルタな難易度
3面で心を折りにくる
ゲーム製作者の狂気
こんなゲームを
怖いもの見たさで遊んでほしいなと思います。
なにがそんなに面白いのか?
3Dシューティングでは珍しく
必殺技という物が搭載されていまして。
シューティングなのに
ボスに連続パンチを叩き込むなど
シューティングが苦手で
このゲームをクリア出来ない人の為に
ちょっとした救済措置もありましたので。
「固い敵にはパンチを叩き込む」というのを覚えておいて下さい。
敵の密集地ではバリアを張る
ボスとの戦いはパンチを食らわせる
こんなシューティングとアクションの
ハイブリットゲームをお楽しみください。
今急いで買う理由ってあるの?
このゲームですが
超名作ゲームだと聞いて購入しました。
「マクロスのゲームは、プレイステーション版で完成されていた」なんて
めちゃくちゃな褒めようでしたので
ワクワクしながら購入した訳です。
まさか、続編だったとは驚きでしたね。
このゲームには続編が発売されており
そちらが、超名作ゲームとして語り継がれているそうです。
そして、こちらの方は
ヤバいゲームとして、逆に有名だそうです。
おかしいと思ったんです
めちゃくちゃ難しすぎましたから。
ただ、あのムービーは
全てのマクロス好きに見て欲しいなと思いますね。
あまりの良さに
何度も最終ステージを遊んでしまう
そこだけは、絶対に満足できることをお約束して
この記事を終わりたいと思います。
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
ご褒美のムービーを見る事で 全てを許せるのかも知れない
それこそが、今急いで200円でマクロス・デジタルミッションを買う理由です
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