モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

FC版鉄腕アトム このゲームをクリア出来る日は来るのだろうか  そんな憧れのゲーム

トラウマ製造ゲーム界のエース降臨!ファミコン鉄腕アトム』の闇を暴く!

先日、まとまった連休が取れたので、

昔クリアできなかったゲームを片っ端からプレイしていました。

 

すると、当時の私には気づけなかった、

独特の面白さにどっぷりハマってしまったんです。

 

そんな中で、今回の『鉄腕アトムだけは、

なぜか良い思い出が全くなく、これまでほとんど手を出せずにいました。

 

カセットを見ただけで、全身に鳥肌が立つほどの、まさに「理解不能な恐怖」。

 

これほどまでに心がざわつくのなら、

いっそこのハイテンション状態の時にこそ、向き合ってみようじゃないか!

 

というわけで、今回は、なぜカセットを見ただけで恐怖を感じたのか?

その謎に迫る、ファミコン鉄腕アトム』の感想です!

 

 

コナミが放った、国民的キャラの「ホラー」アクション!

 

1988年、あの国民的大人気漫画『鉄腕アトムが、まさかのゲーム化!

 

しかも、発売元は『グラディウス』や『悪魔城ドラキュラ』など

数々の名作を生み出した、大人気メーカーのコナミ

 

当時の子どもたちは、

きっと「このゲームは絶対に面白いだろう!」と胸を躍らせたことでしょう。

 

ゲームの目的は、

主人公のアトムを操り、幻のアトランティスの謎を解き明かすと共に、

神の子「セレナード」と「インドラ」を助け出すこと。

 

システムは、オーソドックスな横スクロールアクションゲームでありながら、

一筋縄ではいきません。

 

まるで『スーパーマリオのような横スクロールアクションの要素に加え、

グーニーズ』のようにアイテムを集めて謎を解いていくアドベンチャー要素も楽しめる、難易度が高いアクションゲームでした。

 

基本的な操作は、

パンチでの攻撃、ジャンプでの移動、

そして飛び越えられない場所は「飛行モード」で突破!

 

どうしても分からない時は、

お茶の水博士を呼び出してヒントをもらうという、シンプルな仕組みです。

 

ステージ上に散らばるコインを集めることでアイテムを購入したり、

コンティニューに使用したりと、RPG的なシステムも盛り込まれていました。

 

これだけ聞くと、かなり面白そうなゲームに聞こえますよね?

 

しかし、画面全体に流れる不気味な雰囲気と、

その激ムズな難易度が相まって、

多くのプレイヤーの心に深い傷跡を残した作品なのでした…。

 

 

トラウマのゲームが、まさかの「楽しかった」!?

 

初めてプレイした当時、

私はあまりのゲーム画面の怖さに、完全にビビりながらのプレイでした。

 

何しろ、ゲーム画面全体が薄暗く、

アトムがやられるたびに「バラバラ」になってしまうんですから、

それはもうめちゃくちゃ怖かった!

 

しかし、あれから長い月日が経ち、

数々のホラーゲームを体験してきた今、もうどんなゲームでも怖いものなし!

 

「今度こそはクリアできる!」そう決意して、

再びこのトラウマゲーに挑んだわけです。

 

まずは、久しぶりのプレイということで、攻略情報は一切見ずにスタート!

 

どこまで行けるか、楽しみながらの挑戦です!

 

…が、結果は5分でギブアップ!

 

すぐさま攻略サイトを開き、

飛び方が一切分からなかったため、基本的な操作方法だけを調べて再挑戦しました。

 

するとどうでしょう!

 

昔は全く理解できなかった

「博士を呼んでヒントを聞く」方法や、

「コインの効率的な稼ぎ方」が分かるようになり、

少しずつですが、ゲームを進めることができたんです!

 

あのトラウマのゲームを、

新しい視点で進められるのが本当に楽しくて、

気づけば時間を忘れて夢中になっていました。

 

生まれて初めて体験するステージも多く、

「ここはどうやってクリアするんだろう?」と悩むのがたまらなく楽しい!

 

結局、クリアはできませんでしたが、

初めてステージ7まで到達することができ、

ゲームクリアの背中がほんの少しだけ見えた、熱い一日となりました。

 

その後に、ステージ9がこのゲーム最高の難易度だと知って、

完全に心が折れましたけどね(笑)。

 

 

伝説の「1面クリアの壁」!原因は「説明書なし」!?

 

このゲームの良いところは、

全ての操作方法が分かれば、本当に熱中できる奥深さがある点です。

 

では、もしゲームの説明書がなく、インターネットもない、

そしてこのゲームを持っている友達もいない…そんな絶望的な状況だったらどうなるか?

 

それはもう、

ステージ1すらまともにクリアできない、

アトムがバラバラに壊されるだけの「トラウマ製造ゲーム」に早変わりするわけです。

 

お茶の水博士が「この上を飛んでいくのじゃ」と教えてくれますが、

「その飛び方が分からないんだよ…!」と、

当時涙を流したプレイヤーは数知れずいたそうです。

 

この「空の飛び方」さえ分かれば意外とサクサク進むだけに、

この部分だけが本当に残念な点でした。

 

ちなみに、空の飛び方は、

ジャンプボタンを「ポン!ポン!ポン!」と3回連続で押すという、なかなかの複雑さ。

 

飛び方を知ってしまえば簡単ですが、

知らなければどうやって発見するんだ!?と途方に暮れるほどの難しさでしたね。

 

博士がヒントをくれるなら、

「空の飛び方は、こうだよ!」と具体的に教えてくれても良かったのに…。

 

もしゲーム画面がもっと明るくて、空の飛び方がもっと簡単で、

ゲームの難易度がもっと易しかったとしたら、名作ゲームの仲間入りができたと思います。

 

しかし、そんな軟弱なゲームではないからこそ、

「『鉄腕アトム』ってゲームは本当に怖かったよね」なんて、

伝説になれたのかもしれません。

 

どちらのゲームが好きかと聞かれれば、

やっぱり「トラウマ確定のゲーム」の方が、

忘れられないインパクトがあるのかもしれませんね。

 

 

なぜ今、このゲームを遊んでほしいのか?

 

ファミコンを代表する「ヤバいゲーム」ですからね。

一度でいいから、その独特の世界観と難易度を体験してほしいですね!

 

何がそんなに面白いのか?

 

かなりの難易度を誇るゲームなので、腰を据えてじっくり遊ぶのが最高です。

 

アクションゲームとしてはかなり奥深く面白いので、

「泣きたくなるくらい難しいゲームが好き!」という

ドMなゲーマーには最高におすすめできます!

 

今すぐ買う理由ってあるの?

 

アクションゲームとしての面白さは確かなものの、

いかんせん難易度が高めなので、相当な根気が必要です。

 

しかし、遊べば遊ぶほど、

「難しいゲームってやっぱり面白いんだな!」と、あなたに思わせてくれる、

素晴らしいゲームでもあります。

 

手塚治虫作品のゲームでは、

同じコナミから発売された『火の鳥』が有名ですが、

この『鉄腕アトム』も、それに負けないくらいの強烈なインパクトがあります。

 

ファミコンを代表する伝説的なゲームですからね!

一家に一本は常備してほしい、そんな話題作りには最高のゲームです!

 

 

こちらから購入できます