モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

魔法合成があまりにも面白い 隠れすぎた名作マイナーRPG ザラストバトル スーパーファミコン

エンカウント率さえバランスが良かったら 名作RPGとして語り継がれたかも

 

[魔法合成のシステムまでたどり着ければ 最高のRPGになる]

[ザラストバトル  テイチク  スーパーファミコン]

 

1994年発売  

ジャンル コマンド選択式のRPG

参考価格 ソフトのみ  500円  完品状態  830円

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  18時間くらい

このゲームに対する世間の評価  エンカウント率が地獄

どんな人におすすめ  一風変わったシステムが好きならば 最高におすすめ

 

 

最近は色々なゲームの感想を書いています

 

 

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過去の記事も読んでもらえると嬉しいです

 

 

今回感想を書きたいなと思ったのが

「ザラストバトル」というスーパーファミコンのRPGです。

 

 

私が

「このRPG好きだな」と判断する

大事な要素があります。

 

その要素があれば、

その他の部分が駄目でも、

「最後まで遊んでみようかな」と思ってしまいます。

 

 

その大事な要素こそが、

「レベル上げの時間が苦痛か、そうではないか」だと思うんです。

 

どうしたって、

プレイ時間の4分の1くらいはレベル上げに費やすと思います。

 

その時間が苦痛ならば、

「あんまり面白くないかな?」となりますし。

 

その時間が楽しければ、

どんなに他の部分がきつくても

「やっぱり、このRPG好きだな」となると思うんです。

 

ウィザードリィならば、

100%宝箱落とす、

トレジャーハンティングのシステムが大好きでしたし

 

ドラゴンクエスト5ならば、

モンスターを仲間にしていくシステムが大好きでしたし

 

ロマンシングサガ2ならば、

モンスターと戦うごとに、国民から税金が納められる

リアル過ぎるシステムが大好きでした。

 

レベルを上げつつも、他の要素も同時に楽しめる

こんな遊び心満載な作品が大好きなんです。

 

そんな意味では、

このザラストバトルも文句無しの作品だったのではないでしょうか。

 

と言いますか、

この要素があったからこそ、

最後まで諦めないで遊べたのかもしれません。

 

 

そんなザラストバトルが

 

どんな内容になっていて

 

どんな部分が面白かったのか?を書いていきますので

このゲームを購入する時の参考にしてみて下さい

 

 

そんな今回の 地獄のエンカウントなのに 我慢できた理由がちゃんとあった

ザラストバトルの感想です

 

 

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ザラストバトルとはどんなレトロゲーム

 

このザラストバトルですが

1994年にテイチクから発売された

スーパーファミコン専用のRPGでした。

 

 

そんなゲームの目的は

 

自分の村に、突如として帝国軍が攻め込んできた

 

この帝国軍は

各地の村や街を攻めて次々と自国の領土にしているらしい

 

このままでは、

この帝国軍がこの世界を支配してしまうかもしれない

 

そんな危機を救う為に

 

成人したばかりの主人公が、

各地を転々としながら

帝国軍に支配されたエリアを救っていく

 

シミュレーションRPGならば王道だけど

 

コマンド選択式のRPGではかなり珍しい

 

そんな物語になっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなコマンド選択式のRPGに

少し変化を加えまして。

 

マダラシリーズの様に、

キャラクターが好き勝手にオートバトルで戦っていく、

少し変わったRPGになっていました。

 

コマンドを選択して戦う事もできますが、

監督になったような気持ちで、

主人公の戦いを見ているという作品になっていました。

(ピンチになったらコマンドを選択するという感覚でしょうかね)

 

作戦はわりと細かく設定できますので、

どうやって効率的に戦わせるのか?というのを探すのも

この作品の魅力だったのかもしれません。

 

 

敵がかなり強い

 

あり得ないくらいの頻度でモンスターが出てくる

 

なのに、エンディングまで遊んでしまう魅力もちゃんとある

 

魔法合成のシステムに感謝しかない

 

癖が強いけど、一度は遊んでほしい

隠れた名作RPGなのでした。

 

 

 

 

ザラストバトルの感想でもあり レビューでもあり

 

[目の前に階段見えているのに たどり着くのに5分以上かかる]

 

このザラストバトルですが、

今から20年以上前に一度クリアしています。

 

その時は、

「面白いRPGだったな」という印象しか残っていなかったのですが。

 

久しぶりに遊んで思ったのが

 

「エンカウント率が狂ってる!!」でした。

 

数多くのRPGを遊んできましたが、

エンカウント率の多さで言えば、

ベスト10には必ず入るほどの、強烈な作品だったと思います。

 

 

目の前に階段が見えています

 

普通のRPGならば数十秒で次のフロアに行けます

 

しかし、今作に関して言いますと、

6回から7回は敵と戦うことになります。

 

その戦闘も、

短くて数十秒、長かったら数分は掛かりますからね。

 

ほぼ戦闘をしている印象しかありませんでした。

 

 

そして、このゲームの辛い所で言いますと、

負けたら即ゲームオーバーという部分です。

 

あんなに苦労してダンジョンを進んだのに

 

最後に待ち構えているボスに負けてしまうと

 

即タイトル画面

 

こんな泣きたくなる辛さがありました。

 

 

戦えば戦うほど、

どんどん消耗して行きますからね。

 

その瀕死の状態で、

かなり強めのボスが現れて

 

こちらのパーティーを瞬殺する

 

「また最初から進まなきゃダメなんだ…」

 

この絶望感こそが、

ザラストバトルが

マイナーゲームだった理由なのかもしれません。

 

 

手に汗握るボスバトル

 

そんな言葉が最高に似合うRPGなのでした

 

 

 

[そんな地獄を我慢できた 魔法合成という最高のシステム]

 

そんな地獄をどうやって突破するのか?

 

レベル上げしかないですよね。

 

雑魚敵にも苦戦するのであれば、

それ以上のレベルで叩き潰すしかない。

 

そんなシンプルなRPGです。

 

ですので、

とにかくレベルを上げるゲームでもありました。

 

 

ただ、普通のRPGならば、

レベル上げの時間というのは苦痛だと思います。

 

「はやくイベントを進めたい!!」です。

 

しかし、

そんなレベル上げの時間を

最高に楽しくさせてくれる仕掛けが用意されていたおかげで

 

「ザラストバトルって面白かったよね」という

いい印象しか残っていなかったのかもしれません。

 

 

そのレベル上げの時間を楽しませてくれたのが、

「魔法合成」という未知のゲームシステムでした。

 

 

魔法合成とは?

 

 

そのものズバリ、

「自分だけのオリジナル魔法を作りましょう」というシステムでした。

 

ドラクエウィザードリィならば、

レベルを上げて新しい魔法や呪文を覚える

 

ファイナルファンタジーなどは、

お金をだして、新たな魔法を購入する

 

そして、このラストバトルは

自分自身で好き勝手に魔法を生み出す

 

こんな魅力的過ぎるシステムになっていました。

 

 

ただ、そう簡単に魔法を作れるのか?というと

そんな事はなく。

 

「マナ」と呼ばれる

魔法の経験値みたいなものをコツコツと貯めて行き。

 

そのマナを使って

 

攻撃魔法や回復魔法、補助魔法などを作りだしていく。

 

こんなシステムになっていました。

 

 

ここまでならば、

「まあそんなゲームもあっても良いよね」程度だと思います。

 

そうじゃないんです

 

合成するマナの多さによって、

どんどん魔法が強力になっていくというのが面白すぎるんです。

 

今魔法を作れば、

ギラみたいな魔法

 

もうちょっとマナを貯めて作れば、

ベギラマみたいな魔法

 

数時間我慢して作れば、

最強のべギラゴンを唱えることができる

 

こんなワクワク感が、

レベル上げという苦痛の時間を最高の時間に変えてくれたわけです。

 

本来ならば、

「あのボスを倒せないから、あと3レベル上げよう」なはずなのに

 

「もう少しマナを貯めたいから、まだボスに挑まなくていいな」になり

 

延々とレベル上げをしていても全く苦にならない

 

こんな幸せになっていきました。

 

 

正直に言いますと、

開始数時間ならば、かなりクソゲーだと思います。

 

プレイ数時間で

「あ、このゲーム駄目だ」となる確率がかなり高い

厳しめのRPGだと思います。

(中古で買っていたとしたら50%は諦めるかもしれません)

 

 

しかし、その数時間を耐えることができれば、

魔法合成のシステムが解禁されますので。

 

まず間違いなく

「ヤバい、めちゃくちゃ面白いじゃん!!」になると思うんです。

 

完璧なシステムだったか?と言われれば

 

もう少し複雑な魔法を作りたかった、とか

 

限界を超えて、魔法を極めたかった、という惜しさもありましたが。

 

それでも他のRPGにはない斬新なシステムでしたからね。

 

このゲームのセールスポイントとしては

充分な魅力を持っていたと思います。

 

 

当時の私は、

「このゲームめちゃくちゃ面白いから!!」と友達にお勧めされたので、

諦めることなく魔法合成までたどり着けました。

 

ですので、

「この後にどんどん面白くなっていくんだろうな」と、なっていたので

このゲームの印象は悪くなかったのだと思います。

 

しかし、今この記事を読んでいる人の中で、

「当時そこまで行けなかった…」と言う人も

かなり多いかと思いますので。

 

この記事をきっかけにして、

久しぶりに遊びなおしてほしいなと思います。

 

そして、ザラストバトルという作品の

真の面白さを体験してください。

 

 

開始数時間は完全なるクソゲー

 

しかし、そのあとからは中毒性抜群のシステムが花開く

 

そんな今作の最大のセールスポイントなのでした

 

 

 

[それ以外に好きだったポイント]

 

そんな魔法合成のシステムが最高に面白かった作品ですが。

 

それ以外の部分にも

「あ、ここ結構好きかも」と思えるポイントがありました。

 

まずひとつは、

おまけの要素の豊富さでしょうか

 

このゲームですが、

本編としてはかなり短い作品です。

 

当時の私は、

4日ほどでゲームをクリアしていたと思います。

 

そのくらい本編は短めです。

 

しかし、簡単にエンディングまで行けるのか?というとそんな事はなく。

 

所々に強敵を配置して、

その強敵を倒すまではレベル上げをしなくてはならないという、

昔ながらのRPGになっていました。

 

本編は短いけど、

結局は他のRPGとプレイ時間は変わらない。

 

こんなスパルタな仕様だったと思います。

 

そんな作品だと嫌われると思ったのか?どうかは分かりませんが。

 

サブストーリー的なおまけ要素が、各地に隠されていまして。

 

「こんなボス倒せないじゃん!!」となったら

 

「じゃあ、まだ行ったことのない洞窟を攻めてみますか」となるのは、

かなり上手い流れだったのではないでしょうか。

 

本編の敵があまりにも強すぎてクリアできないので、

行ける所を片っ端から冒険していく。

 

この繰り返しが、

徐々に主人公達の戦力をアップさせてくれて、

気付いたら本編をクリアできるだけのレベルになっている。

 

この何気ない優しさが良かったです。

 

 

その他にも、

ドーピングアイテムやレア装備を

ザコモンスターが比較的落としやすいというのも嬉しく。

 

「ここは賢さ系のドーピングアイテムがあるのか」とか

 

「ここは力系のドーピングアイテムがあるのか」とか

 

「このダンジョンは、エンディング後に来るのかな?」とか

 

最強を求めて、クリア後でも遊べるという部分も、

この時代のRPGには珍しかったのではないでしょうか。

 

他のRPGの比じゃないくらい

アイテムドロップしますからね。

 

ドーピングアイテムやレア装備を拾いまくれるRPGというだけで、

このゲームの価値が何割かはアップしたのではないでしょうか。

(最高難易度のダンジョンは、結局クリア出来ませんでした)

 

 

本編だけだったら、結構辛いRPG

 

しかし、魔法合成のシステムやおまけの要素がある事で

 

「あれ意外と好きかも」と最終的に思える

 

癖が強いけど嫌いになれない

ザラストバトルという

個性的過ぎるRPGの感想を終わらせていただきます。

 

 

 

ザラストバトルのまとめ

 

このゲームを久しぶりに遊んだ感想としましては、

「こんなに難しかったんだ」でしたね。

 

昔の私は、

わりとサクサク進めていたと思うのですが。

 

今回は、何か所かで停滞しまして。

 

そのたびに、

「ザラストバトルってこんなに難しかったんだな」と

不思議な気持ちになりましたね。

 

後半になりますと、

「サイレンス」と「パラライズ」という魔法の強さに気付きまして。

 

割と楽に進んで行けたのですが。

 

それでも敵の強さが半端なかったですからね。

 

エンカウント率が平均的で

 

モンスターの強さがもう少しマイルドだったら

 

ザラストバトル8くらいまでは出ていたかもしれない

 

根性がある人には、

最高の作品になるかもしれない

 

潜在能力抜群の隠れた名作RPGなのでした

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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