モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ブルーブレイカー バカゲーかと思いきや ストーリー重視のRPGだった

誰をお嫁さんにするのか そんなハーレムRPG

 

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[自分で魔王を復活させて 自分で魔王を封印する そんなハチャメチャRPG]

[ブルーブレイカー・剣よりも微笑みを  ヒューマン  セガサターン]

1997年発売  ジャンル RPG  参考価格200円

 

記事のネタバレ度 オチは書きませんが ガッツリ高め

攻略に必要なプレイ時間  25時間

このゲームに対する世間の評価  表面はバカゲー 中身は濃厚

どんな人におすすめ  ストーリー重視のRPGが好きなら最高です

アーカイブスで配信あり

 

 

最初の印象で

「これって?バカゲー?」って決めつける時ってありますよね。

 

この展開でスタートするって事は

まぎれもなくバカゲーだろうなと思う訳です。

 

そんな先入観でプレイしていたのに

「まさかのシリアスなゲームだった」となれば

物凄く心に突き刺さるのではないでしょうか。

 

 

最初は砂糖をなめていると思っていたのに

徐々に塩に変わっていき

後半は物凄くしょっぱくなる

 

 

そんな今回の  バカゲーの仮面を被った ストーリー重視の名作RPG

ブルーブレイカーの感想です。

 

 

 

ブルーブレイカーのとはどんなレトロゲーム

 

このブルーブレイカーですが

1997年にヒューマンから発売された

セガサターン用のRPGでした。

 

PC-FXで発売されていた作品の移植で

セガサターンプレイステーションで発売されました。

 

そんなゲームの目的は

主人公剣士「ケイン」となりまして

復活してしまった魔王を封印するために戦っていく…。

だけでは無く、お嫁さんを同時に探す必要もある。

果たして、可愛らしいお嫁さんを探し出すことは出来るのだろうか?

こんな目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなRPG作品で

 

コマンド選択式のRPGではなく

「全力で行くぞ」とか

「武器だけで攻撃するぞ」とか

大まかな作戦を決めて、オートで戦闘が進んで行くタイプでした。

「マダラ」とか「マグナブラバン」とかに似ていましたね。

 

 

ゲームの始まりとしましては

 

剣の修行に励んでいる主人公

 

祭壇に腕輪を奉納してくるよう、父親に頼まれる

 

「ついでに、結婚相手も探して来い」と無茶ぶり

 

嫌々ながら、旅に出かける主人公

 

腕輪を奉納する主人公

 

まさかの魔王復活

 

魔王を復活させてしまった絶望の主人公

 

そこから、主人公の壮大な冒険が始まる…。

 

こんな流れでした。

 

父親に「祭壇に腕輪を奉納してこい」と言われて

普通に腕輪を奉納しただけなのに

 

こんなドキドキの展開に完全に心を掴まれましたね。

 

 

魔王も封印しなければならない

 

まだ見ぬ、愛しのお嫁さんも探し出さなければいけない

 

各地では、沢山の事件がまきおこっている

 

そんな、重い十字架を背負わされた主人公が

大冒険していく

 

物凄くお気楽な始まりの

ドキドキワクワクのRPGなのでした。

中古福袋青年向けコミック 300冊セット

 

中古福袋じゃんく ジャンル色々!DVD 50枚セット

 

 

 

 

ブルーブレイカーの感想でもあり レビューでもあり

 

[ヒロインが多いって 本当に素晴らしいよね]

 

このゲームを簡単に表現するならば

聖剣伝説ときメモをプラスした作品」という感じでしょうか。

 

この世界では

守護者と呼ばれる精霊の力が働いていまして

 

火の守護者

水の守護者

風の守護者

地の守護者

光の守護者

闇の守護者

 

こんな6種類の属性と

一切の技を使用出来なくなる無の日を総合して

一週間が進んで行きます。

 

火の日にはその属性がパワーアップ

水の日にはその属性がパワーアップ

こんな聖剣伝説の様なシステムでした。

 

ここまでなら

聖剣伝説の様なゲームで終ってしまいます。

 

そんなゲームに

ときめきメモリアルの様な恋愛の要素を加えたのが

このブルーブレイカーの凄さでした。

 

全国各地には

様々な冒険者が住んでいまして

その冒険者に出会うことで一緒に冒険できる様になります。

 

幼なじみの見習い神官

アーシャ

 

男まさりの女戦士

カルミ―

 

可愛らしい弓使いの妖精

ターナ

 

ガチでやばい呪術師

サージュ

 

まだ見ぬお宝を求める女盗賊

ヤーム

 

鎌を得意武器とする年上のお姉さん

ナルター

 

何処か影のある、謎の女の子

マヤ

 

見た目は少女なのに、なぜか年齢不詳な魔法使い

ハミュン

 

こんな冒険者たちと一緒に旅をすることで

徐々に親睦を深めていき

自分のお嫁さんになって貰いましょう。

 

こんなギャルゲーの様なシステムだった訳ですね。

 

 

めちゃくちゃ弱いんだけど

好感度を上げたいから、パーティーに入れるとか

 

めちゃくちゃ強いんだけど

別に興味が無いから、パーティーから外すなど

 

中々の頭を悩ませるシステムでもありました。

 

女の子と仲良くする事で

その女の子のストーリーが展開して行き

 

その女の子がどういう境遇なのか?

 

その女の子がどういう悩みを抱えているのか?を理解して行きます。

 

このストーリーが素晴らしく

全ての女の子を攻略したくなる訳です。

 

 

水の守護者が付いているのに

一切の水系魔法を唱えることができない。

 

そんな謎を追い求めて行く内に

その少女に何が起こったのかを理解していく…とか。

 

どうして女盗賊は

必死にお金を集めなくてはいけないのか…とか。

 

その冒険者ごとに

濃厚なストーリーを用意されていまして

まあ面白かったです。

 

 

最初は思う訳です

「RPGにギャルゲーをプラスした、薄っぺらいゲームかな」と。

 

そんな先入観を

これでもかと、粉々に破壊してくれまして

「もっと濃厚なストーリーをくれ!!」なんて遊びまくってしまうのでした。

 

冒険者のストーリーが良いだけではなく

ゲーム全般のストーリーも良くできていまして

「ストーリー重視のRPG」と言っても文句ないと思います。

 

開始数時間はバカゲーだと思う

 

それ以降はストーリー重視のRPGだと思える

 

そんな素晴らしい物語をお楽しみください。

 

 

 

[ヒロインが死にまくるRPGってどうなの?]

 

このゲームの表の評価が

「RPGにギャルゲーをプラス」だとしたら。

 

このゲームの裏の評価が

「ヒロインが死にまくる、なかなかの鬱ゲー」でしょうかね。

 

そのヒロインの故郷が

ピンチになっているとします。

 

そんな時に

一緒に解決するのか?

ヒロインだけで解決してもらうのか?

こんな選択肢が出ます。

 

普通ならば

一緒に解決するのが当たり前です。

 

しかし、「後回しでもいいのかな?」なんて軽く思って

ヒロインに解決してもらおうとすると

まず間違いなく死にます。

 

数日後に

「ヒロインが亡くなりました」という、悲しいお知らせが届くわけです。

 

これは、選択肢が出るので

回避をするのは簡単なのですが

 

それ以外にも

イベントバトルで負けてしまうと戦死してしまうなど

常にひやひやしなければならず。

 

この部分では、

かなりの激ムズゲームになっていましたね。

 

 

その他の部分でも

 

どこに行けば良いのか分からなくなる

 

どうすればイベントが発生するのか分からない

 

戦闘のバランスが結構悪いなど

 

RPGの難易度で言いますと

かなり難しい作品でした。

 

 

なにせ、始めて見たエンディングはバットエンドでしたからね。

 

25時間くらいかけて

ようやく見られたのが、誰とも結ばれないバットエンドですからね。

「どうやってグットエンディングを見るの?」なんて絶望でした。

 

ただ、ストーリーが面白いので

結局は、何度も遊んでしまうんですよね。

 

 

どうやったら、ヒロインを最後まで死なせずに進められるのか

こんなシビアすぎるRPGだったからこそ

 

好きな人には最高

 

理解できない人には完全なるバカゲー

 

こんな二つの評価になったのかも知れません。

 

 

もう少しで名作RPGになれた

玄人向けすぎる、惜しい作品なのでした。

 

 

 

ブルーブレイカーのまとめ

 

こちらから購入できます

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

RPGも楽しめて

 

恋愛シミュレーションも楽しめて

 

濃厚なストーリーも楽しめる

 

遊ばない理由はないよね

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

RPGとしては物凄くシンプルです。

 

クエストを受けて

 

クエストをこなして

 

イベントを進めていく

 

とてもシンプルなRPGでした。

 

そんなシンプルなRPGに

これでもかと恋愛要素を加える事で

ブルーブレイカーでしか味わえない魅力がありましたね。

 

今では攻略サイトもありますので

「25時間遊んで、バットエンド」ということも無いでしょうから

 

今の時代にこそ遊んでほしいなと思います。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

セガサターンなんて持ってないよ!!

 

そんな人も多いかと思います。

 

その部分では大丈夫です。

 

今では

プレイステーション版がアーカイブスで配信されていますし

 

続編である

「ブルーブレイカー・バースト」という

何故か?格ゲーになった作品も配信されていますので

 

PS3やVITAをお持ちの方は

ダウンロード版でもいいかも知れませんね。

 

サターン版には致命的なバグがあり

隠しキャラを仲間にすることができませんので

その点でもプレイステーション版がおすすめです。

 

 

当時の雰囲気を楽しみたいのなら

セガサターン版を

 

快適なゲームを楽しむなら

プレイステーション版を

 

完全オリジナルを楽しみたいのなら

PC-FX版をお楽しみください。

 

きっと、ブルーブレイカーを大好きになると思います。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

バカゲーかと思いきや ストーリー重視のRPGだった

それこそが、今急いで200円で買う理由です