心がすさんでいる あなたに贈る ほのぼのRPG
[ドタバタコメディーではないけど ハッピーにさせてくれる素敵なRPG]
1994年発売
ジャンル RPG
参考価格 ソフトのみ 1400円 完品状態 2950円
記事のネタバレ度 オチは書きませんが 高め
攻略に必要なプレイ時間 20時間
このゲームに対する世間の評価 難易度は結構高め
どんな人におすすめ 名作RPGを求めているのならば 絶対におすすめ
バーチャルコンソールで配信なし
先日ガイア幻想紀の記事を書きました。
沢山の人に読んで貰えまして、最高にうれしかったです。
そして、数人の方に購入して貰いまして、
そっちの方でも嬉しかったです。
おそらくですが、昔から気になっていたと思います。
ガイア幻想紀ってどうなの?
こんなちょっとした疑問があったと思います。
そんな背中を押せたのでしょうね。
数人では有りますが、購入していただきました。
ありがとうございました。
そして、これからもお願いします。
そんな今回の ガイア幻想紀の弟的な作品かと思いきや ほぼ関係ない
スラップスティックへの6000文字のラブレターです。
このスラップスティックですが、
1994年にエニックスから発売された、
スーパーファミコン専用のRPGでした。
発売はエニックスですが、
開発元はクインテットというメーカーで。
ガイア幻想紀などを発売していまして。
いま最も熱中して遊んでいるメーカーになっています。
そんなクインテットの作品なのですが、
このスラップスティックに関して言いますと、
結構省略されがちな作品でした。
私も、ガイア幻想紀の後に、
「天地創造」が発売されたと思っていたのですが。
実はスラップスティックが発売されていまして、
「だったら、まとめて遊んでみようかな」というのが、
今作を買ったきっかけでもありました。
そんなゲームの目的は
天才発明家「アキハバラ」の息子である主人公
その主人公もまた、
メカをいじるのが好きな、発明家見習い
そんな主人公が
ロココという町に引っ越してくる
その平和な町に、
悪の組織「ハッカー軍団」が突如として襲ってくる
果たして、ハッカー軍団の目的とは?
こんな物語の始まりになっていました。
自慢の発明品と、
戦闘用のロボットを駆使して、
どうやって、この世界を救っていくのか?
こんなワクワクの目的になっていました。
ゲームのシステムは
オーソドックスなコマンド選択式のRPGで。
コマンド選択式のRPGに、
「敵に近づいて、攻撃を仕掛ける」アクションの要素もプラスしていまして。
似たタイプのゲームで言いますと、
「スターオーシャン」に似ていましたね。
このゲームの特徴としましては、
自分が敵と戦っていくのではなく。
「自分が発明した、ロボットを戦わせる」という、
独自のシステムで。
相手のモンスターも、
沢山のロボットになっていました。
モンスターでありながら、ロボット、
こんな部分も面白かったですね。
ロボットには
パラメーターを設定することができまして。
エネルギー(HP)
パワー
ガード
スピード
チャージ
こんな5つのパラメーターを、
持っているポイントの分だけ、振り分けていきます。
ポイントは
何度でも振り分ける事が可能になっていまして、
その場の状況に応じて、カスタマイズできるのも良かったですね。
その他にも、
パーツと呼ばれる装備品が用意されていまして。
近距離攻撃
遠距離攻撃
シールド
ミサイル
ブーツ
こんな数多くのパーツを、
そのロボットに有ったセッティングで考えていく、
メカニックの楽しさもありました。
攻撃力は最高だけど、
ガードが無くて、あっというまに破壊される、
一撃タイプのロボット
攻撃力を0にして、
両手にはシールドをがっちり構えて
回復のみに特化する
鉄壁のロボット
なんて感じで、
その場の状況に応じて、
様々なバリエーションのロボットに切り替えていく、
戦略的なゲームでもありました。
ロボットは3体まで作成することができるのですが。
3人パーティーで戦えるのか?と言いますと、
そんな事は無く。
ロボットが危なくなったら、次のロボットに変えていく、
ポケモンの様なシステムになっていました。
敵は3体同時に、出現するのに、
こちらは1体しか出すことができない。
そんな部分に、
理不尽さを感じる事もありますが。
こちらも全体攻撃をバンバン使用することができますので。
そこら辺は上手くバランスが取れていましたね。
敵を倒すことで、
データという経験値を貰う事が出来るのですが。
ロボットごとに振り分けられていくのではなく、
主人公に一括して入りまして。
その経験値を貯めていく事で、
発明家としてのレベルが上がって行きます。
発明家として成長することで
まだ見ぬ発明品を開発出来たり
ロボットに割り振れるポイントが増えていきまして。
RPGとしてもちゃんと楽しむことができました。
1レベル上がるたびに、
10ポイントずつロボットのポイントが増えていくので。
レベルを上げるほど、
強力なロボットになっていくというのも
ワクワクさせてくれました。
早く次のレベルになりたい、
そんなRPGのお手本の用の作品でした。
ちょっとした物しか作れなかった、
見習い発明家が
沢山の人生経験をして、
世界を救う大発明家へと成長していく
子ども時代に、リアルタイムで体験したかった
素晴らしすぎるRPGなのでした。
スラップスティックの感想でもあり レビューでもあり
[リアルタイムで遊ばなかったことを後悔する 素敵な作品]
このゲームですが、
かなりほのぼのしたRPGになっています。
嫌な敵も出てきますが、
「心から嫌な奴」が少なく設定されていまして。
ガイア幻想紀ほど、
精神的なダメージを食らわないで済みます。
ですので、小学生くらいのお子さんがいらっしゃるのであれば、
安心して遊ばせてもいいと思いますね。
「ガイア幻想紀を遊ばせてもいいのか?」となりますと
「危ないかな?」とも思いますが。
「スラップスティックを遊ばせてもいいのか?」となりますと、
「純粋な今こそ遊ばせてあげてください!!」と思います。
逆を言えば、
「すさんだ心を浄化してくれる」作品でもありますので、
大人にも楽しめると思います。
ドラえもんの映画を毎年楽しみにしていた、あの時代。
そんな懐かしさが
このスラップスティックという作品に詰まっているのでした。
ちなみにですが、
「スラップスティック」と言うのは、
チャップリンなどに代表される
「体をはった喜劇」の事をさすそうです。
ですので、
ドタバタしたRPGに仕上がっていますので、
そんな部分でも、安心して遊んでほしいなと思いますね。
物語を楽しみたい
そんな人に、文句無しでお勧めする
ほのぼのRPGなのでした。
[謎解きが難しい と言うか謎解きがメイン]
このゲームですが、
戦闘のバランスで言いますと、
それほど難しい作品では無かったと思います。
貰える経験値が少ないというのは有りましたが。
戦闘のフィールドに、カプセルが落ちていまして。
経験値のボーナスが入っていたり
装備のレベルを上げてくれたり
全体攻撃をするアイテムが入っていたり
かなり優しめに設定されていました。
敵を倒しても0・3しか経験値が貰えないのに、
カプセルには1・0のボーナス経験値が入っている。
こんな作品でしたので、
ちょっとしたレベル上げの作業で、
そのイベントのボスを倒すことができるようになっていました。
なので、戦闘に関して言いますと、
ヌルゲーの部類になると思います。
しかし、総合的な難易度になりますと
クインテット作品の中では、
上位にランクインするほどの難しさだと思います。
それは何故なのか?
謎解きが難しかったからなんですね。
鍵がかかっている
その鍵を探してください
パスワードが必要です
そのパスワードを探してください
こんな謎解きは、それほど難しくないです。
普通に探せばいいので。
しかし、イベントが進まなくなった時に、
物凄く困る訳ですね。
え?ここからどこに行けばいいの?
こんな連続が、
スラップスティックが異常に難しくなった理由でした。
洞窟があります
そこには、通せんぼしている人がいます
どうすればいいんですか?
これで、20分とか平気で迷います。
どうやったら、イベントが進むのか?が分からずに、
何度も心が折れそうになりましたからね。
まあ、大変でした。
ただ、この謎解きの要素と、
「発明家」という設定がマッチしていまして
そういえば、さっき新しいアイテムを発明したよね?
もしかしたら?
いけた!!
こんな、閃いた瞬間の感動が最高でしたので。
結果的には大正解だったと思います。
過去の自分の行動がヒントになる
過去の発明品が、急に役立ったりする
ほのぼのRPGなのだけど
謎解きの要素は、結構な難易度
そんなアドベンチャー要素をお楽しみください。
[イラッとした時に 解決方法をそっと差し出す そんな優しさ]
このゲームですが、結構イラッときます。
普通のRPGならば、
それ程イラッとしなくても。
クインテットという、有名な看板を背負っていますので、
どうしたって期待してしまいます。
こっちは1体なのに、あちらは3体
おかしいだろ!!
こんな事を思ってしまいます。
大丈夫です
そんな時に、「連続技」のシステムを理解するんですね。
この連続技ですが、
物凄くシンプルなシステムで
パンチで3回攻撃とか
剣で3回攻撃とか
パンチ、剣、パンチで攻撃とか
自分の好きな様に、
連続攻撃を設定できるシステムでした。
しかし、この連続技のシステムですが、
特にヒントもなかったと思います。
おそらくですが、
説明書には書いていたのでしょうが、ゲーム内では特に説明されていません。
ですので、カセットのみしか持っていない場合は
「3回連続で攻撃するんだろうな?」くらいで終ります。
と言いますか、
5時間くらい一切使っていませんでした。
しかし、このシステムこそが、
スラップスティックを最高に面白くしてくれる
魔性のシステムなんですね。
この連続技ですが、
組み合わせによって、沢山の攻撃方法に変化します。
遠くまでダッシュで攻撃出来たり
敵の後ろに回って、大ダメージを与えたり
組み合わせによって、沢山の必殺技に変化する訳です。
そんな中で、
最も使用頻度が高いのが、
「近距離攻撃、ミサイル、近距離攻撃、」で発動する、
全体攻撃なんですね。
この必殺技を使えた時の、嬉しさったら無かったです。
1対3だろうが関係ない
こちらには、相手を瞬殺する全体攻撃がある
この連続技のおかげで、
一気に戦闘が楽しくなりました。
その他にも、
敵の多さにイライラしたとします。
どんだけ、敵がいるんだよ!!です。
しかし、そんなベストなタイミングで、
一切敵と戦わなくてすむ、
「きえるんです」を発明できるようになります
このきえるんですですが、
自分が透明になります。
するとどうなるのか?
敵とぶつかっても、一切エンカウントしなくなります。
つまり、きえるんですがあるかぎり、
無駄な戦闘を一切しなくて済みます。
消耗アイテムなので、
何度も使えないように思うのですが。
効果が切れる前に、アイテムを外すことで、
なぜか、消費されないようになっていまして。
基本的には、ほぼ無制限に使えました。
イベントが発生すると、
「強制的に透明状態が解除」されますので、
その時は無くなってしまうのですが。
複数持っておくことで、
一切敵と戦わないで、ダンジョンをクリア出来たりしますので。
エンカウントのわずらわしさは、
きえるんですが無い、前半までになっていました。
貰える経験値が少なめに設定されていますので、
「強敵と戦うくらいならば、少し前のダンジョンに戻った方が効率化がいい」
というのもありましたので。
常にきえるんですを持っておくのが、
ゲーム後半の常識になっていくのでした。
最後のイラッとする部分ですが、
「経験値が物凄く少ない」というものがあります。
カプセルを開けて、
ボーナス経験値を稼いだり
全体攻撃を覚える事で、戦闘も短時間で終わる
優しいシステムでは有りますが。
それでも、貰える経験値は少ないです。
そんな時に出会うんですね
「メゾンシェル」という、
とんでもないモンスターに。
このモンスターですが、
簡単に表せば、はぐれメタルです。
ダメージをほとんど与えられないけど、
倒すことができれば、とんでもない経験値を貰うことができる。
こんな大好き過ぎるモンスターです。
ドラゴンクエストでは、
はぐれメタルを倒すために、延々とダンジョンを歩きますよね。
「くちぶえ」で無理やり呼び出したりもしました。
しかし、今作のスラップスティックに関して言いますと、
普通に見えています。
シンボルエンカウントのシステムですので、
普通にメゾンシェルが見えているんです。
まあ幸せでした。
そう簡単には倒せないようになっているのですが。
ゲームの後半になりますと、
クリティカルヒットを出しやすい武器も登場しまして。
ずっとそのダンジョンに入り浸ってしまいました。
ピンポイントで戦うことができる。
こんなシステムを考えただけで、
全ての事を許せるようになるのでした。
相手だけ3体って卑怯すぎる!!
全体攻撃で瞬殺しろ!!!
敵の数が多すぎて、ダンジョンの探索が辛い!!
透明になって、完全無視しろ!!!
敵を無視したら、レベルが上がらなくてボスが倒せなくなるじゃん!!
メゾンシェルを延々と狩りまくれ!!!
イライラする要素を、
これでもかと、解決していく
そんなスラップスティックが大好きです!!
スラップスティックのまとめ
なぜ遊んでほしいのか
ゲームとしては、
普通のRPGだと思います。
ただ、普通のRPGに、
色々な要素をプラスしていますので。
めちゃくちゃ楽しいんですよね。
ミニ四駆の様な
カスタマイズの要素
ゼルダの伝説のような
アドベンチャーの要素
そこに、メインとなる王道のRPGの要素
こんな色々な味を楽しめるのが、
スラップスティックの魅力だと思います。
なにがそんなに面白いのか
レベルが上がるだけで、めちゃくちゃ嬉しいです。
それはRPGでは当たり前の事なのでしょうが。
このスラップスティックでは、
他のRPG以上にワクワクさせてくれます。
それは何故なのか?
レベルが上がることで、
「発明できるアイテム」がどんどん増えていくからなんですね。
本棚に本が入っています。
しかし、いきなりは読むことができないんです。
自分は未熟なので、
その本の内容を理解することができないんです。
しかし、レベルが上がることで、
その本の内容を理解できるようになっていまして。
レベルが上がるたびに、
「次のアイテムはどんなアイテムなんだろう?」なんて、
最高にワクワク出来るようになっていました。
女神転生では、
1レベル上がるたびに、悪魔合体で新しい悪魔を探していましたが。
そのメガテンシリーズの様な、
ワクワクを楽しめますので。
メガテンシリーズが大好きな人にも、
遊んでほしいなと思います。
今急いで買う理由とは
他のクインテット作品とは違いまして、
アクションRPGではありません。
アクションRPGっぽい、
謎解きの要素を沢山用意されていますが。
ジャンルとしは王道のRPGになっています。
ですので、
イメージするのは少し違います。
しかし、面白さは文句無しですので。
天地創造を遊ぶ前に、
このスラップスティックを遊んでください。
きっと、大満足できると思います。
イライラするのは仕方ないよね
だって、その解決方法を探していくゲームだから
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
スーパーファミコンでも 上位にランクインする 名作RPG
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