ノーセーブ ノーパスワードで最低3時間 もしくは5時間
[仮面ライダーのゲームは 子供たちが嫌いなんですか]
[仮面ライダーSD・出撃ライダーマシン ユタカ スーパーファミコン]
1993年発売
ジャンル レース・アクション
参考価格 ソフトのみ 1200円 完品状態 4500円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 5時間
このゲームに対する世間の評価 いくらなんでもボリューム感ありすぎ
どんな人におすすめ? 休みの時にガッツリ遊べる人にお勧め
バーチャルコンソールで配信無し
過去に「仮面ライダー倶楽部」について書きました。
どうやら、皆さんにもかなりのトラウマだったそうで
かなり読んでもらえました。
簡単に説明しますと
仮面ライダー倶楽部というゲームは
「夏場に遊ぶと、ほぼ間違いなくファミコンを壊す」という悪魔的なゲームです。
ですので、「仮面ライダーのゲーム」と言うと
あまり良い印象を持ってない方も大勢居る訳です。
そんな人達の、心の傷を癒すために発売されたのか?
かどうかは分かりませんが
数少ない、仮面ライダーのみが出てくるゲームがあったんです。
(ウルトラマンやガンダムなどと一緒に出ているのは有りました)
そんな今回の、わがままな「おやっさん」を本気で殴りたくなるアクション
仮面ライダーSD・出撃ライダーマシンの感想です。
仮面ライダーSD・出撃ライダーマシンとはどんなレトロゲーム?
この仮面ライダーSD・出撃ライダーマシンですが
1993年にユタカから発売された
スーパーファミコン専用のアクションゲームでした。
そんなゲームの目的は
おやっさんこと「立花藤兵衛」が
何かにつけて厄介事を持ってきますので
そんな厄介事を
優秀な仮面ライダーたちが小間使いとして活躍していく
おやっさんが主人公の様な作品でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなアクションゲームに
レースゲームの要素をプラスした不思議なシステムでした。
似たタイプのゲームで言いますと
「熱血硬派くにおくん」のバイクステージを
丸ごと一本の作品にした感じです。
ゲームの画面は
レースゲームを横スクロールにした感じで
仮面ライダーたちが、
バイクに乗ってボスの所まで進んで行きます。
そんなライダーたちを邪魔するベく
「ショッカー」たちがバイクや車に乗って襲ってくる。
こんな感じでした。
そんなショッカー軍団をどうやって迎撃していくのか?と言いますと
普通のキックで、
相手のバイクをガンガン蹴りまくって破壊します。
敵の攻撃にはガードボタン
敵を振り切るためにアクセルボタン全開
上手く相手の後ろに回ってガンガン蹴りまくる
こんな流れで進んで行きます。
ステージにはアイテム補給ポイントがありまして
このポイントに到着すると
さまざまな必殺アイテムを補給してもらえます。
一定時間無敵になれるアイテム
キックの威力が2倍になるアイテム
ミサイルを撃つ事ができるアイテム
敵の動きを止めるアイテム
こんな感じで、冒険を手助けしてくれる
魅力的なアイテムの数々も面白かったです。
ショッカー軍団を制限時間内に倒すことで
次のエリアに進むことが出来まして。
お馴染のボスたちが、
最後に待ち受けているというシステムでした。
そんな繰り返しで
全10ステージをクリアしていくのが楽しい
意外と面白いんじゃないの?と思える
名作アクションゲームなのでした。
仮面ライダーSD・出撃ライダーマシンの感想でもあり レビューでもあり
[おやっさんを本気で殴りたくなる素晴らしい作品]
このゲームですが、
別にショッカー軍団が悪い訳では無いんです。
単純におやっさんの気まぐれで進んで行くんです。
「おやつのモンブランを取られたから、黄金狼男を懲らしめてきてくれ」とか
「アポロガイストが、エジプトの秘宝を手に入れたから、奪ってきて」とか
「わしが焼いた、美味しいクッキーが、イカデビルに持っていかれた」とか
「暗闇大使にお金を貸したら、返してくれないんだよ、取り返してきて」とか
天下の仮面ライダーを、子分として使用する。
何とも酷いストーリーでした。
「サーキットを妨害しているから」とか
「地震発生装置を破壊して来てくれ」など真面目なストーリーも有るのですが。
物語の大半は、小学生のお使いの様な話でしたね。
そんなおやっさんが
最後のストーリーで、シャドームーンに誘拐されてしまいます。
「お前たち、おやっさんのわがままにも、こりごりだろう」
「これから、俺が懲らしめてやる」
「そんなおやっさんを、助けに来るというのか?」こんな感じです。
そして、最後の最後で、
「おやっさんを救助するのか」という
重要な選択をぶつけてくるんですね。
なんでも、おやっさんの救助を断ると
強制的にゲームオーバーになるそうです。
これが
「世界の滅亡を救ってくれますか はい いいえ」
ならば、間違いなく「はい」です。
これが
「お姫様を救出しに行ってくれますか はい いいえ」
ならば、間違いなく「はい」です
これが
「おやっさんを救助しにいきますか はい いいえ」
だからこそ、物凄く悩むんですね。
結局は、救助に行くのですが
今までの、おやっさんの酷さを思い出すと
どうしても悩んでしまうというのが、
このゲームの上手い所なのでした。
[ノーセーブ ノーパスワード ゲームのボリューム感は最高]
このゲームですが、全10ステージです。
そして、1つのステージをクリアするには
最低でも15分ほどかかります。
つまり効率的に攻略して行ったとしても、約150分です。
更に、ステージの難易度がかなり高く
基本的には、死んで覚えていくタイプのアクションゲームでした。
即死トラップ等は無いのですが
ボスの攻撃方法や、ステージの構成などを必死に覚えないと
全くクリア出来ません。
つまり、どんどんプレイ時間が増えていきます。
このゲームの良心としては、コンティニューが無制限ですので
諦めなければクリア出来るのですが。
ステージがかなり長いので
ボスに行くまでに15分掛かって、返り討ち
ボスに行くまでに15分掛かって、返り討ち
ボスに行くまでに15分掛かって、ようやく撃破。
こんな、コツコツ感が半端ない作品でした。
ですので、このゲームを初めてプレイした時は
エンディングを見るまでに5時間ほど掛かりました。
これが、セーブ機能が搭載されていれば
何の文句もありません
これが、パスワード機能が搭載されていれば
何の問題もありません
「ノンストップで5時間遊ばないといけない」
こんな状況だからこそ
このゲームが、かなりの激ムズゲームと呼ばれる理由なのかも知れません。
これだけ頑張って、ラストステージに辿り着いて
おやっさんの救助を断って
即タイトル画面に戻ったとしたら
二度と遊ぶ気にはならないでしょうね。
ゲームのシステムが、もう少しだけ優しかったとしたら
名作アクションゲームになれたであろう
超絶惜しい作品の感想を終わらせていただきます。
仮面ライダーSD・出撃ライダーマシンのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
このゲームが
「仮面ライダー倶楽部」の借りを返すために発売されたとしたら、
全くの逆効果だったと思います。
仮面ライダー倶楽部が
どうして不評だったのかと言いますと、
ノーセーブ、ノーパスワードだったからです。
ゲームのシステムはかなりの名作なのですが
最後までノンストップで遊ばなければならず
最高のクソゲーという扱いを受けてしまいました。
それから数年経ちまして
仮面ライダー倶楽部の借りを返せる、絶好の機会が訪れたのに
まさかのノンストップで5時間ですからね。
何を学んで帰って来たのでしょうかね。
なにがそんなに面白いのか?
レースゲームとアクションゲームの融合
こんな素晴らしさが、
今でも遊んでしまう魅力なのかも知れません。
くにおくんでも
バイクのステージだけを遊びたいと思っていました。
そんなわがままを叶えるために
このゲームを遊んでください。
今急いで買う理由ってあるの?
キャラクターゲームという事もあり
バーチャルコンソールで配信される事は絶望的だと思います。
だったら今の内に購入するのが利口ですよね。
仮面ライダー倶楽部の時もそうだったのですが
今ではレトロフリークという
「いつでもセーブが出来るゲーム機」も発売されていますので
レトロフリークを持っている人にとっては
超名作ゲームに早変わりする事をお約束します。
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
セーブ機能、もしくはパスワード機能があれば 最高にお勧め
それこそが、今急いで1200円で買う理由です
こちらから購入できます
ソフトのみ 1200円
完品状態 4500円
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