前作の緊張感はありませんが…面白い
[ホラーゲームなのに なぜかレベルの概念が搭載される]
[Dの食卓2 ワープ ドリームキャスト]
1999年発売 ジャンル 探索型アドベンチャー 参考価格660円
記事のネタバレ度 普通
攻略に必要なプレイ時間 8時間
このゲームに対する世間の評価 続編なんか発売されていたんですね
どんな人におすすめ? 怖くないホラーゲームが好きなら最高です
アーカイブス配信無し
夏にやりたいゲームは
圧倒的に、ホラーゲームだと思います。
夏に観たい映画は
圧倒的に、冬が舞台の極寒映画だと思います。
そんな二つの要素が、融合したゲームがあったんです。
そんな今回の、雪山という極寒の地で、本物の恐怖を体験する
Dの食卓2の感想です(*’▽’)
Dの食卓2とはどんなレトロゲーム?
このDの食卓2ですが
1999年にワープから発売された
ドリームキャスト専用のアドベンチャーゲームでした。
前作のDの食卓は
心の底から恐怖を体験させてくれる
名作アドベンチャーゲームとして有名でした。
そんな、前作からアドベンチャーゲームにハマって
後のエネミーゼロにもハマり
今作Dの食卓2で締めくくる。
そんな、ワープという会社の
熱狂的にファンになったプレイヤーも、多かったのではないでしょうか。
(私は2015年に、熱狂的なファンになりました)
今作のストーリーは
飛行機事故によって、真冬の雪山に不時着してしまった主人公
どうして飛行機が事故になったのか?
どうやって雪山から脱出していくのか?
そんな謎を追っていく最中に、突如モンスターが襲ってくる…。
こんなストーリーでした。
ゲームのシステムは
探索型のアドベンチャーなのですが
自分の目線でゲーム画面が進んで行く、FPSの様な画面に進化していました。
自分視点でゲーム画面が進んで行く事によって
ゲーム全体の薄暗い雰囲気が、物凄く鮮明に表現されていました。
薄暗い雰囲気が鮮明という、なんとも相反する説明なのですが
薄暗い雰囲気が鮮明でしたね。
「ここはとても危険な場所なんだ…」というイメージを
画面の暗さで表現する
「グラフィックこそが命」の
ワープというゲームメーカーならではの素晴らしさでしたね。
雪山が舞台の、珍しいアドベンチャーゲーム
そんな斬新な作品なのでした。
Dの食卓2の感想でもあり レビューでもあり
[アドベンチャーゲームなのに、レベルが上がる]
このゲームのメインは、殆どが雪山です。
自分の山小屋を、メインの居場所として
そこから、謎を解くために近辺を探索していく
こんな流れでした。
真っ白な雪山の世界を
なぞを解いたり、冒険に必要なアイテムを探し出して
どうやってこの世界から、脱出するのか?
こんな楽しみがありました。
そこで、重要になって来るのが
雪山にはグロテスクなモンスターが、うじゃうじゃ居るという事です。
初めてプレイした時は、本当にびっくりしました。
今までの、アドベンチャーゲームのお約束である
窓から突き破ってくる
屋根から突然降ってくる…では無く。
雪の下から突如生えてくる
今までに見たことが無い、モンスターの登場の仕方なんです。
「登場の仕方がタケノコみたい…」なんて
ホラーゲームでは絶対にありえない、モンスターの出現方法に
驚愕しました。
モンスターとの戦いは
ガンシューティングの様な画面に切り替わって、ロックオンして撃つ
こんなシンプルなシステムに変わっていました。
(前作のDの食卓は、アイテムを使用して困難を乗り越える、普通のアドベンチャーでした)
モンスターをロックオンして撃つ
モンスターが横に移動したら、ボタンを切り替えて更に撃つ。
こんな感じで毎回進んで行きます。
更に驚いたのが
「経験値が貰える」RPGの要素が搭載されていた事でした。
経験値が貯まってレベルアップすると
銃の扱いが上手くなっていく
「ゲームが難しかったら、レベルを上げよう」というメッセージが
ホラーゲームに搭載されているとは、衝撃的でしたね。
今まで味わったことがない
不思議なシステムを体験できると共に
「ホラーゲームとRPGがこんなにも相性抜群なんだな」と気づかせてくれました。
難しかったらレベルを上げろ
アドベンチャーゲームだけどね。
[モンスターが出てくる前に、あ!モンスター出てくるな、と分かる]
このゲームは、ドリームキャストで発売されたゲームでした。
ドリームキャストというゲーム機の
「ウィークポイント」をあえて言うならば
ロードの音が、とんでもなく大きい事でした。
「ギイギイ、ギイギイ」といった音
パワフル過ぎる風が、ゲーム機の横から出てくる冷却機能
こんなコンボで、物凄くうるさかった訳です。
そんなゲーム機で、このDの食卓2をプレイするとどうなるのか?
モンスターが出てくるちょっと前に
ディスクをロードする音が、鳴ってしまう
こんな弱点になっていました。
緊張感が大事な、アドベンチャーのジャンルで
この弱点は、最高に残念な結果をもたらしました。
「モンスターがいつ出てくるのか分からない」
こんな、ドキドキの緊張感をこちらは楽しみたいのに。
「あ!今ロードしたって事は…出てくるな」と
音だけでモンスターの出現が分かってしまうのが
物凄く残念な所でしたね。
モンスターハウスがあると、ゲームのスピードが遅くなる様に
ロードの音がすると、モンスターが出てくる。
そりゃあ、ビックリしないよね。
Dの食卓2のまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
Dの食卓で心を掴まれて
エネミーゼロで辛さをあじわい
Dの食卓2で締めくくる
そんなワープマラソンをお楽しみください。
なにがそんなに面白いのか?
舞台が雪山ですからね
プレイしているだけで、最高に寒くなる訳です。
雪山とホラーゲーム
こんな奇跡のマッチングが最高に楽しかったです。
今急いで買う理由ってあるの?
このゲームですが
それほど話題にならないまま、終ってしまいました。
前作は「100万本」もの大ヒットだったのに比べ
今作は「13万本」ほどで、それほどヒットしなかったそうです。
この頃は、グラフィックの綺麗なゲームが
数多く発売されていた時代でしたので。
「別にDの食卓2じゃなくても、よくないですか?」となったのでしょうね。
しかし、不気味な雰囲気はなかなかのものでしたので
ホラーゲームが好きな人は遊んでみてはいかがでしょうか。
「雪山とホラーも、意外といけるな」と思えます。
ゲームのストーリーは最高
雪の表現がとても綺麗
ゲームの薄暗さがとんでもなく怖い
ロード音の大きさは完全なるミス
それでも、遊んでほしい魅力はあります
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとう
雪山とホラーゲームは相性抜群だった
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