センスは抜群だけど 惜しいRPG
[主人公が8人もいるという なかなかの豪華さをお楽しみください]
[熱血大陸バーニングヒーロズ エニックス スーパーファミコン]
1995年発売
ジャンル RPG
参考価格 ソフトのみ 580円 完品状態 1280円
記事のネタバレ度 普通
攻略に必要なプレイ時間 サラッと遊んで13時間 ガッツリ遊んで50時間?
このゲームに対する世間の評価 ナーガ編は面白くて ダンが全くつかえない
どんな人におすすめ ライブアライブやロマサガが好きならば ありかも
最近は色々なゲームの感想を書いています
過去の記事も読んでもらえると嬉しいです
今回感想を書きたいなと思ったのが
「熱血大陸バーニングヒーロズ」というRPGです。
どんな内容になっていて
どんな部分が面白かったのか?を書いていきますので
購入の参考にしてみて下さい
そんな今回の 面白かったけど もっと面白くなれたと思う
熱血大陸バーニングヒーロズの感想です
熱血大陸バーニングヒーロズとはどんなレトロゲーム?
この熱血大陸バーニングヒーロズですが、
1995年にエニックスから発売された
スーパーファミコン専用のRPGでした。
そんなゲームの目的は
それぞれの目的を持った主人公が
様々な問題を解決して行き
他の主人公と色々な場面で出会いながら進んで行く
王道のRPGとは若干違う、
中々の個性的な作品に仕上がっていました。
ゲームのシステムは
オーソドックスなコマンド選択式のRPGで。
似たタイプの作品で言いますと
「ロマンシングサガ」がかなり近かったと思います。
個性豊かな主人公を選んで
それぞれの街に居る仲間達から、好きなメンバーを選んで
レベルが上がると、
攻撃型、防御型、命中型、バランス型などの、
陣形を覚えて
冒険を進めていく
ロマサガ好きには、
すんなり入っていけるシステムだと思います。
そんなRPGの中に、
このゲームならではの変な熱さが混ざり合っていく。
基本的には昔ながらのRPGでありながら
コミカルかと思いきや、時折ガチをプラスしてくる
素敵なストーリーや
他の大作RPGにも負けないくらいの
素敵な音楽や
「え?ファミコンのRPGですか?」と思う
若干腹の立つシステムなどなど、沢山の衝撃を詰め込んだ
もう3割頑張っていたら、かなり凄い作品になれた
RPGなのに8回新鮮に遊ぶことができる
惜しい名作RPGなのだけど
一度は遊んでほしい作品なのでした。
熱血大陸バーニングヒーロズの感想でもあり レビューでもあり
[このゲームの最高に惜しい部分]
正直言いまして、
賛否両論で言えば、否が多い作品だと思います。
ただ、私はかなり好きな作品です。
元々ロマンシングサガが大好きですからね。
「主人公が沢山居る」という作品を遊ぶだけで、
最高にワクワクできました。
そんなかなり好きな作品ですが、
欠点がない訳ではありません。
と言いますか、
結構な欠点があるからこそ、
エニックス発売のRPGなのに、マイナーゲームのままなのだと思います
まず初めに驚くのは、
エンカウント率の異常な高さです。
「女神転生シリーズ」を遊んだ後に遊びましたので、
地獄のエンカウント率にも耐えられる
強靭な精神はあるとは思うのですが。
それでもかなり辛かったです。
と言いますのも、
一回の戦闘が他の作品と比べると結構長めになっていまして。
戦っていても、爽快感はあまりなかったです。
「戦闘が面白ければ、全てを許せる」というのがRPGですからね。
その部分が辛かったのが、最高に惜しかったです。
どうして辛かったのか?
攻撃が全く当らないからです。
「50%は攻撃が外れているのでは?」
これくらいのミスの多さでしたからね。
エンカウントが多くて、戦闘が長引くという、
泣きたくなる作品になってしまいました。
(後半は全体魔法で一掃するのが正解だったと思います)
次に辛かったのが、
装備品がかなり高かったことでしょうか。
お金を貯めているはずなのに、
装備を買うと一瞬で無くなってしまう。
こんな懐かしさでした。
一応の優しさとしましては、
地獄のエンカウント率ですので、
勝手に貯まってくれたかもしれません。
そして、最後にして最大の欠点こそが
「仲間を一切操ることができない」というシステムです。
「おいクリフト、ザラキを使うんじゃない!!」です。
そんな思い出が、
まさかスーパーファミコンのRPGでも体験できるとは思いませんでした。
回復役として大活躍していたのに
いきなり攻撃魔法を覚えて
攻撃魔法を連発し始めて
いざ回復しようとした時に、もうMPがない
他の作品の様に、
「じゅもんをつかうな」的な作戦も一切出せない
その結果、
レベルアップの度に
「お願いだから余計な魔法を覚えないで」と毎回ひやひやする事になる
こんな、RPGのお楽しみを全否定する
悲しすぎるシステムになってしまいました。
自分で命令できる
個別の魔法を使わせない様に設定ができる
たったこれだけで、
この問題はほぼ解決できたのですがね。
この部分に悩まされ続けるのが、
バーニングヒーロズという作品のもっとも悲しい部分なのでした。
エンカウント率が丁度いい
攻撃もガンガン当たる
装備の値段も丁度いい
自分で仲間に命令できる
そんな最強のバーニングヒーロズがやりたいです
[クリアする事に主人公が増えていく 8回遊べるRPG]
そんな欠点ありありの作品ですが。
嫌いになれない理由があります。
その面白さがあるからこそ、
「もうちょっとだけ遊ぼうかな」と思えます
そのバーニングヒーロズ最大のセールスポイントこそが、
「8人の主人公で遊べる」という部分です。
王道の主人公から、かなりぶっ飛んだ主人公まで。
沢山の主人公が選べるというのが、
今作が他のRPGとは違う最大の部分でした。
主人公が多いRPGの代表格で言いますと、
「ロマンシングサガ」になると思いますが。
ロマンシングサガは、
主人公を選んだら、基本的には主人公の物語が始まります。
他の主人公が各エリアに居て、
その主人公なりの冒険をしていますが。
基本的には、
選んだ主人公がメインになると思います。
しかし、今作のバーニングヒーロズに関しては、
色々な主人公が同じ時間軸を冒険していまして。
「ボスを倒しに行ったら、他の主人公が戦っている」、みたいな感じで、
かなり独特な世界が広がっていました。
「こいつは何をしているのだろう?」が、
違う主人公で冒険を始めると理解できるようになる。
こんな部分が、
「エンディングを見たけど、次はあの主人公で遊ぼうかな?」と思える
大きな違いだったのかもしれません。
最初は4人しか選べないのですが。
ゲームをクリアする事に、
その主人公のライバル的な主人公が解禁されていきまして。
表の主人公と、裏の主人公は居て、
2人をクリアすることで、物語のつじつまがあって行く。
こんな作品になっていた訳です。
1人のプレイ時間で言いますと、
6時間から7時間ほどで終りますので、
二人合わせても他のRPGよりも短いです。
ですので、
8人の主人公という、
特殊な遊び方ができたのかもしれません。
冒険の邪魔をしてきたライバル
そのライバルにもちゃんとした理由があった
遊べば遊ぶほど、この作品の事が分かって行く
8回遊べるRPGなのでした
[自分で仲間を選択していく 繰り返し遊べる工夫]
8回遊べるRPGですからね
どうしても途中でだれてくると思います。
「またあのダンジョンをクリアするのか…」です。
そんな作品を繰り返し遊ぶために用意されたのが、
「個性豊かな仲間」になっていました。
戦士タイプ、僧侶タイプ、魔法使いタイプなんて感じで、
沢山の仲間が街に用意されていまして。
その仲間達から
「どのメンバーが強いのか?」というのを探すのが楽しかったです。
序盤から強い仲間
後半どんどん強くなる仲間
急に失速する仲間
なんて感じで、
自分自身で探していくのが最高でした。
他のRPGならば、
沢山の仲間が用意されていたとしても、
1回のエンディングで満足してしまうのであまり意味はありません。
しかし、今作は8回遊べるRPGですからね。
何度も、何度も繰り返し遊んで、
自分だけの最強パーティーを探していく。
そんな何気ない優しさが、
このゲームを繰り返し遊べる理由だったのかもしれません。
リーザとライオスが強くて
ダンが弱い
慣れてくると主人公一人でもクリアできるらしい
そんな、仲間が沢山居るという幸せなのでした。
バーニングヒーロズのまとめ
なぜ遊んでほしいのか
主人公達が、1つの目標に向かって生きていない
この独特さが最高でしたね。
勇者だから世界の滅亡を阻止する
こんなお約束を、
エニックス自身が否定する
そんな作品をどうぞ。
なにがそんなに面白いのか
なんといっても物語の面白さでしょうかね。
主人公ごとに、目的が違いますからね。
時にはまじめに
時にはおバカに
本当に同じRPGなのかとパニックになる
そんなごちゃ混ぜの面白さも楽しんでください。
今急いで買う理由とは
などなど、
沢山の物語を体験できるRPGって貴重ですからね。
「バーニングヒーロズって知らなかった」という人は、
この機会に遊んでみて下さい。
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
8回遊べるRPG 主にいい意味で
それこそが、今急いで580円で買う理由です
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ソフトのみ 580円
完品状態 1280円
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