モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

刺激的なRPGというジャンルならば トップクラスの面白さ 真女神転生1 スーパーファミコン版

プレイヤーの想像をはるかに超えてくる 圧倒的な物語の凄さ

 

[悪魔と 人間と 神  貴方はどの仲間になる?]

[女神転生1  アトラス  スーパーファミコン]

 

1992年発売  

ジャンル 3DダンジョンRPG

参考価格 ソフトのみ  878円  完品状態1830円

記事のネタバレ度  最後までは書かないけど 結構高め

攻略に必要なプレイ時間  30時間

このゲームに対する世間の評価  悪魔的に面白い 神ゲー

どんな人におすすめ  大人ならば最高に楽しめる

 

 

最近は色々なゲームの感想を書いています

 

 

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過去の記事も読んでもらえると嬉しいです

 

 

今回感想を書きたいなと思ったのが

「真女神転生」の感想です。

 

どんな内容になっていて

 

どんな部分が面白かったのか?を書いていきますので

 

「当時まったくクリア出来ませんでした…」とか

 

「遊ぼうと思って、20年積んでます」なんて方は、

久しぶりに遊んでみて下さい。

 

「心が揺さぶられる、ヤバいRPGを遊びたい!!」という方は、

購入の参考にしてみて下さい。

 

 

そんな今回の 小学生の時にクリア出来なかったのも納得する

女神転生というぶっ飛んだRPGの感想です。

 

 

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女神転生とはどんなレトロゲーム

 

この真女神転生ですが、

1992年にアトラスから発売された

スーパーファミコン用のRPGでした。

 

プレイステーションやPCエンジンなど、

沢山の機種で発売されていまして。

 

それぞれの作品に、思い入れがある人も多いかと思います。

 

 

そんなゲームの目的は

 

悪魔を召喚できるプログラムを偶然入手した主人公が

 

彼女が行方不明になって

困っている青年と

 

ヤンキーにボコボコにされて、

いつか巨大な力を手に入れてやり返したいと思っている青年と一緒に

 

各地で起こっている不可解な事件の謎に迫って行く

 

何とも不気味な始まりになっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスな3DダンジョンRPGで。

 

ドラゴンクエストファイナルファンタジーとは少し違う、

未来のRPGを体験することができました。

 

女神転生ならではのシステムで言いますと、

悪魔と会話をすることで、

そのまま自分の仲間になってくれるシステムでしょうか。

 

戦っていた敵が、そのまま仲間になる

こんな衝撃でしたよね。

 

新しい悪魔に出会ったら、

まずは会話をしてみるというのもメガテンならではの面白さでした。

 

その他の特徴的なシステムで言いますと、

自分でパラメーターを好きな様に成長させていくところでしょうか。

 

「主人公は強さとはやさを上げようかな?」とか

 

「ヒロインは魔力と知恵かな?」とか

 

自分だけのキャラクターを育て上げていくのは、

女神転生ならではの面白でしたね。

 

 

そんな女神転生ですが、

3Dダンジョンというちょっと玄人好みのシステムでした。

 

ですので、

メガテンってちょっと難しそう…」と思っている人も多いかと思います。

 

しかし、その部分は

3DダンジョンRPGの初心者の為に、

ちょっとだけ優しくなっていました。

 

ウィザードリィなどの、

他の3DダンジョンRPGですと、

自分で方眼紙にマップを書き込まなければいけませんでしたが。

 

今作では、オートマッピング機能というシステムが搭載されていますので、

その点ではかなり優しめの設定だったと思います。

 

ですので、

マッピングなんて面倒くさい!!」という方は、

安心して遊んでほしいなと思います。

 

 

小学生の時に遊んで、あまりの怖さに挫折し

 

2018年という今に遊んで、最高に感動する

 

当時最後まで遊ばなかった

 

いや、怖すぎて遊べなかった私の様な人ほど

 

今すぐ遊んでほしい

 

プレイヤーの想像の遥か上を行く

スーパーファミコンを代表する物語重視の超名作RPGなのでした。

 

 

 

 

女神転生の感想でもあり レビューでもあり

 

[怖くて 嫌な気持ちになって それでいて面白い 最高の物語]

 

このゲームの最大のセールスポイントで言いますと、

やっぱり物語のクオリティの高さでしょうね。

 

偶然悪魔を召喚できるプログラムを入手してしまった主人公が

 

性格の異なる2人の青年と一緒に、

この世界に何が起こっているのか?を探しに行くという

王道の始まりではあるのですが。

 

そんなのは最初だけで

 

進めば進むほど、

どんどんおかしな方向へ進んで行く、

スーパーファミコンのRPG随一の怖さになっていました。

 

 

開始1時間ほどで

「主人公のお母さんのイベント」という

RPG屈指のトラウマイベント持ってきまして。

 

「真女神転生とはこういうゲームだからね、ドラクエとは違うからね」と、

先制パンチを打ち込んでくれますからね。

 

ここで挫折しなかったものだけが、

女神転生という凄すぎるRPGを体験できたのだと思います。

 

 

最初は普通のRPGなのかな?と思って

 

中盤には、RPGのお約束を破壊する衝撃の展開を受けて

 

エンディングを見た時に、遊んでよかったなと思えた

 

え?嘘でしょ?

 

と7回は思った

 

王道のRPGとは真逆の物語を楽しめる

 

最高の物語をお楽しみください。

 

 

 

 

[悪魔と 人間と 神  そんな三つの属性が面白すぎる]

 

このゲームならではのシステムで言いますと、

「主人公の属性がその後の物語を大きく左右する」という要素でしょうか。

 

ウィザードリィでも属性という物は有りました。

 

悪と善は一緒のパーティーを組めない

 

もしくは、組めるけどステータスが大幅に下がる

 

こんな感じのシステムがありました。

 

そんな属性を、

物語の分岐点として楽しめたのが、

今作の真女神転生だった訳です。

 

所々に選択肢が出現しまして、

「どうしますか?」と聞いてきます。

 

ボスを倒したとします。

 

普通のRPGならばここで終わりです。

 

しかし、

 

見逃してあげますか?

 

とどめを刺しますか?

 

こんな感じで選択肢が出現しまして。

 

その答えによって、

主人公の属性が徐々に変わっていくシステムになっていました。

 

 

これが普通のRPGならば、

それほど重要な意味を持たないと思います。

 

せいぜいアイテムを貰えないとかです。

 

しかし、真女神転生になりますと、

この選択肢がかなり重要な要素になっていきまして。

 

「本当にこの選択でいいのか?」と何度も考えましたね。

 

 

なぜこんなにも真剣に考えるのか?

 

 

かつての仲間が、

それぞれの陣営の主要メンバーに居るからなんです。

 

普通の考えならば、

「悪魔よりも、神を助けたくなるのでは?」となると思います。

 

しかし、

悪魔には悪魔の言い分、神様には神様の言い分がありまして。

 

その言い分を主人公に教えてくれるのが、

かつての仲間になる訳です。

 

一緒に戦った仲間だからこそ、

どちらも救いたくなってしまう。

 

だけど、そんな都合の良い事はない。

 

こんな痺れる展開になっていました。

 

「あの頃は三人仲良く冒険していたのに…」

この寂しさこそが、真女神転生だったのかもしれません。

 

 

そんな展開の中で、

私が最も衝撃を受けたのが、

とある1シーンでした。

 

「ボスを倒してきてくれ」と、

神の使いである、かつての仲間に頼まれます。

 

ここで断ることも可能なのですが、

「どうせなら頼みを引き受けたい」と思うのが当たり前です。

 

ですので、そのボスを倒しました。

 

正直言いまして、

少し嫌な気持ちになるイベントだと思います。

 

そんな時に、

テレビの前にいくと、ある放送が流れてきます。

 

「主人公がボスを倒してくれました、彼こそが勇者です」

みたいなメッセージだったと思います。

 

この時に、今まで味わったことがないくらい

本当に嫌な気持ちになりました。

 

かつての仲間を助けたかっただけで、

そちらの陣営を応援した訳では無い。

 

こんな不思議な感情でした。

 

 

他のRPGならば、

「勇者様ありがとうごさいました」なんて言われたら、

幸せしか無かったと思います。

 

しかし、真女神転生に関して言いますと、

「二度と勇者様と呼ばないでほしい…」ですからね。

 

他のRPGの10倍以上は感情移入していたのかも知れません。

 

 

悪魔側に着くのか

 

人間として中立の立場をとるのか

 

神様の手伝いをするのか

 

何度も何度も悩んで行く

 

最低でも3回は物語を楽しむことができる

凄すぎるシステムなのでした。

 

 

 

 

[ゲームの難易度で言うと かなり高め]

 

そんな物語が素晴らしい真女神転生なのですが、

「RPGとしてどうなの?」と聞かれたら

 

「面白いです…ただかなり癖があります」と答えます。

 

正直言いまして、

RPGの部分がもっと遊びやすかったとしたら、

もっと大好きな作品になれたと思います。

 

そんなちょっとだけ残念だった部分を書いていきたいと思います。

 

 

まず初めにビックリするのが、

「エンカウント率」がとんでもなく高いという部分です。

 

ファミコンのRPGならば理解できます。

 

「マップが狭いので、エンカウント率で水増しさせてもらいます」です。

 

しかし、今作の真女神転生に関して言いますと、

とんでもなくマップが広いです。

 

こちらとしましては、

ウィザードリィ系が大好きですので、

どうしたってマップを全て埋めたくなります。

 

それなのに、とてつもないエンカウント率で

悪魔が襲い掛かってくる。

 

 

もう完全に心が折れそうになりました。

 

 

ただ、救済措置も用意されていました。

 

それは、「エストマ」という悪魔が一切出てこなくなる

最高の魔法でした。

 

この魔法が出てきた瞬間に、

エンカウント地獄というストレスからは解放されましたので。

ここまでは我慢して遊んでください。

 

 

次に戦闘のバランスですが、

ここはわりと優しめだったと思います。

 

昔の印象では、

とてつもなく難しいというイメージだったのですが。

 

雷や氷の魔法がとてつもなく強力、であったり

 

ガンを効率的に使うと、かなり一方的に攻撃できる、であったり

 

人間キャラクターは、後ろに下げた方が安全、であったり

 

「こうしたら、全滅しにくくなるんじゃない?」という事を学べば、

サクサク進んで行きましたね。

 

と言いますのも、

「敵のレベルが自分よりも高ければ、その分多めに経験値が貰える」という、

メガテンシリーズならではのシステムがありましたので。

 

自然と、推奨レベルまで上がってくれました。

 

ですので、戦闘バランスで言えば、

そこまで辛くは無かったです。

 

考えて戦闘する、こんなガチのRPGをどうぞ。

 

 

最も辛かった部分で言いますと、

「バインド」という状態異常でしょうか。

 

このバインドですが、

一切の行動ができなくなります。

 

魔法を使用して治すことはできるのですが、

そのキャラクターがバインドになると相当やばいです。

 

もう何も出来ません。

 

「ずっと戦っていれば勝手に治る」という優しさは有りますが、

相手の方が強い場合は全滅の危機ですので

「バインドにかかったら、逃げまくる」というのがセオリーでした。

 

 

このバインドの何が辛いのか?

 

 

コンピュータを使用出来なくなります。

 

意味合いとしましては、

「仲間を呼んじゃだめだよ」という意味なのでしょうが。

 

そこが辛いんじゃないんです。

 

マップを見られなくなるのが辛いんです。

 

今まではマップを頼りにして進んでいたのに

 

そのマップを取り上げられて、

広すぎるダンジョンから帰れと言われる

 

もうドキドキでしたね。

 

手に汗握るという言葉が、

こんなにも似合うゲームも無かったかもしれません。

 

ですので、

「マップは無くなるかもしれない」という事を頭に入れて、

楽しんで欲しいなと思います。

 

 

最後にどうしても言いたいのが、

「ラストダンジョンはヤバすぎでしょ!!」という事です。

 

嫌な敵

 

嫌なトラップ

 

ボスまでノーセーブ

 

そしてとんでもない広さ

 

このラストダンジョンを作った人こそが、

本当の悪魔だったのかも知れません…。

 

 

物語が最高なのは、間違いない

 

そして、RPGとしてもちゃんと面白い

 

ただ、ラストダンジョンはヤバい

 

 

全ての人に絶対に遊んでほしいと思う

 

女神転生という

かなり大人向けのRPGの感想を終わらせていただきます。

 

 

 

 

女神転生のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか

 

正直言いまして、

ずっと積みゲーになっていた可能性もあります。

 

そのくらい、嫌な雰囲気が漂っていました。

 

そして、そんな人もかなりの数居ると思います。

 

「真女神転生……怖い!!」みたいな感じで。

 

しかし、意外と怖く無かったです。

 

めちゃくちゃ怖いのですが、

その怖さが、逆に楽しいです。

 

「次はどんな酷いイベントが待っているのかな?」ですからね。

 

スーパーファミコンでこんなにも尖ったRPGがあったんだな」を、

体験してください。

 

 

なにがそんなに面白いのか

 

物語も最高

 

RPGとしても面白い

 

銀座の音楽とエンディングの音楽は一生聴いていたい

 

そんな、総合力でも文句無しの作品ですが。

 

結局は、悪魔合体の面白さに尽きますよね。

 

悪魔を仲間にして

 

その悪魔を合体させて

 

ちょっとだけ強い悪魔を仲間にする

 

もう最高以外のなにものでも無かったです。

 

 

主人公のレベルが上がれば、

仲間になる悪魔の種類が増えて行きますからね。

 

レベル上げが苦痛にならないというだけで、

このゲームの勝ちだったと思います

 

もうラスボスを倒せるのに、

まだ見ぬ仲間を求めてレベルを上げまくる

 

おまけも最高に楽しい作品なのでした

 

 

今急いで買う理由とは

 

今遊ぶならば、

プレイステーション版が良いのかも知れませんが。

 

当時の怖さを味わいたい場合は、

スーパーファミコン版がいいと思いますので。

 

今の気分で、どちらを遊ぶのか決めて下さい。

 

演出面では、PCエンジン版もかなり良いそうなので、

PCエンジンをお持ちの方はそちらもどうぞ。

 

 

トップクラスに面白いRPGは

 

終わった後がとても寂しいね

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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