モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

注文しようぜ・俺たちの世界 自分の好きな様に世界をつくり 自分の好きな様にお宝を稼ぐ そんなRPG

自分の好きな様に世界をつくり 自分の好きな様にお宝を稼ぐ

 

[ランダムダンジョンなんてもう古い 今は自分で好き勝手に作る時代]

[注文しようぜ・俺たちの世界  グローバルAエンタテイメント  PSP]

 

2008年発売  

ジャンル RPG   

参考価格  この記事を書いた当時は560円  今は760円

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  25時間

このゲームに対する世間の評価  コツコツ系のRPGが好きなら最高です

どんな人におすすめ ウィザードリィ ディスガイア この作品が好きならお勧め

 

 

RPGの記事は、

ついつい長めになってしまいます。

 

アクションゲームやアドベンチャーゲームならば

3000文字で抑えられるのに。

 

RPGならば、

数十時間費やしていますので、

ついつい書きたいことが多くなってしまいますね。

 

 

そんな今回の このゲームがいかに楽しいのかを6000文字で書く

注文しようぜ・俺たちの世界への6000文字のラブレターです。

 

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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retogenofu.hatenablog.com

 

 

注文しようぜ・俺たちの世界とはどんなレトロゲーム

 

この注文しようぜ・俺たちの世界ですが

2008年にグローバルAエンタテイメントから発売された

プレイステーションポータブル専用のRPG作品でした。

 

世界はあたしでまわってる」という作品に

ドハマリした私は、

こんなことを思いました。

 

「このメーカーは当たりなのでは?」と。

 

世界はあたしでまわってるという作品は

今までのRPGのお約束を、すべて破壊しまして。

 

「わがままで、どうにでもなる」

そんな作品に仕上がっていました。

 

貰える「経験値」や「お金」が少ないのならば、

無理やり2倍にすればいいですし

 

モンスターがアイテムを落とさないのであれば、

100%落とすようにすればいいですし

 

エストが面倒なのであれば、

わがままで無しにすればいい

 

そんな、世界は自分中心に回っていると思い込んでいる

わがままなお嬢様を、

最強の勇者に成長させていく。

 

奇跡のRPGになっていました。

 

 

retogenofu.hatenablog.com

 

そんなゲームに心を奪われたのですから、

「グローバルAエンタテイメントは、物凄いのでは?」と思った訳です。

 

そんな時に、

お勧めとして紹介されていたのが

今作の注文しようぜ・俺たちの世界でした。

 

 

そんなゲームの目的は

 

お金儲けが大好きな青年

イカ丸」を操りまして。

 

魔物やお宝が待っている、冒険施設

「アドベンチャーサービス」でお金稼ぎをして行きます。

 

街の住人が、

「虫の羽が欲しい」と頼めば、

虫のモンスターが出てくるフィールドに。

 

街の住人が、

「豚バラが欲しい」と頼めば、

獣のモンスターが出てくるフィールドに。

 

街の住人が、

「呪われた指輪が欲しい」と頼めば、

墓地の様なフィールドに。

 

なんて感じで、

自分の好きなフィールドを注文して、

住人達のクエストをこなしていき、お金持ちを目指していきます。

 

最初は1人だったイカ丸が、

 

ツンデレ魔法少女と出会い、

 

武骨な大男の戦士と出会い

 

影のある盗賊のお姉さんと出会い、

 

魔物の世界を仕切っている、大魔王と対決していく

 

コメディー要素満載で進んで行きながらも、

所々で、熱くなる展開も用意されている。

 

そんな濃厚なストーリーになっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなコマンド選択式RPGとは、

少し違いまして。

 

基本的にはRPGなのですが、

戦闘シーンはシミュレーションRPGの様なシステムになっていました。

 

レトロゲームで言いますと

「トレジャーハンターG」や「アークザラッド

 

最近のゲームで言いますと

ディスガイア」の様なシステムでしたね。

 

マスがあって、マスを移動して、モンスターを殴って、

次のキャラクターが行動する

 

こんな感じになっていました。

 

APと呼ばれるポイントがありまして、

 

移動には1

 

向きを変えるのにも1

 

攻撃には2

 

強力な魔法を使用するには11

 

なんてかんじで、

 

連続攻撃で、

モンスターを倒しても構いませんし

 

ポイントを貯めて、

強力な魔法を使用しても構いませんでした。

 

その場その場の状況に応じて、

ポイントをやりくりしていく。

 

こんな楽しさがありました。

 

 

ダンジョンを移動するのは、

普通のRPGの様に、素早く移動するのに。

 

戦闘シーンは、

シミュレーションRPG。

 

こんなハイブリッドのシステムになっていました。

 

ここで、普通の人なら思います。

 

「それって、面倒なんじゃないの?」と。

 

 

その点は安心してください。

 

戦闘シーンを倍速にできます。

 

Lボタンを押すことで、

キャラクターが素早く動きまして、

サクサク進める事ができました。

 

ゲームの後半になりますと、

強力な全体魔法をガンガン使用できる様になりまして。

 

ものの10秒で戦闘が終わりますので、

その点は優しかったと思いますね。

 

 

ゲームの基本的な流れとしましては

 

街の住人が困っている

 

イベントアイテムを探しに行く

 

イベントアイテムは、

どんなフィールドに有るのかを情報収集する

 

どうやら、草原の獣が持っているらしい

 

受付に行って、草原と獣を出現させてくれるように頼む

 

フィールドを延々と歩きまわって、

イベントアイテムを落とすまで狩りまくる

 

無事にイベントアイテムゲット

 

住人にアイテムを届ける

 

お礼にお金を貰う

 

そのお金を使用して、

装備を購入したり、魔法を覚えていく

 

さっきの自分よりも、ちょっとだけ強くなる

 

次のイベントを進めても構いませんし、

強くなったパーティーで、レベル上げに行っても構いません

 

果たして、主人公はお金持ちになれるのだろうか…。

 

こんな流れになっていましたね。

 

 

このゲームの特徴としましては、

レベルアップで魔法を覚える訳ではありません。

 

お金を貯めて、

「魔結晶」というアイテムを作成する事で、

魔法を覚えられるシステムになっていました。

 

レベルで覚えるシステムでは無いので、

必要な魔結晶を集めることができれば、

最強クラスの全体魔法も直ぐに覚えることができます。

 

このシステムが最高でしたね。

 

「弱い魔法なんていらない、最強の魔法をくれ!!」です。

 

 

魔結晶を作成するには、

「魔片」というカケラを集めなければいけません。

 

この魔片がなかなかのお値段でして。

 

装備を強化するのか、

魔法を覚えるために使用するのか、

こんなジレンマになって行く訳です。

 

装備を充実させれば、

楽にモンスターを狩ることができますが、

すぐに最新の装備が入荷してきます。

 

魔法は、「魔結晶の数」しか唱えることが出来ませんので、

沢山唱えられるようになるまでに時間が掛かります。

 

こんな悩みがあったからこそ、

1時間のレベル上げが苦にならなかったんですよね。

 

装備も欲しいし、魔法も覚えたい、

だったら、どちらも手に入れればいい。

 

「頑張れば、レベル上げが楽になるぞ!!」こんなご褒美の為に

レベル上げとお金稼ぎを頑張る。

 

そんな、往年の名作RPG

ウィザードリィ」の様なコツコツ感がありました。

 

 

入るたびに変化する

ランダムダンジョン

 

そんなランダムダンジョンの真逆を行く

 

自分の好きなダンジョンを冒険しまくる

 

そんな画期的な作品なのでした。

 

 

アイテムが出てこないって?

 

だったら、そのアイテムしか落とさないダンジョンにすればいいじゃん

 

そんな潔さをお楽しみください。

 

 

 

こちらから購入できます

 

 

760円

 

 

 

 

注文しようぜ・俺たちの世界の感想でもあり レビューでもあり

 

[敵の方がレベルが高い  そんなRPG]

 

このゲームですが、

イベントが進むたびに、選べるフィールドが増えていきます。

 

最初は、

荒地とか、草原とか、

レベル1の冒険者が遊びに行く、生ぬるいフィールドしかありません。

 

そんなフィールドですので、

出てくるモンスターも、マイルドです。

 

虫とか、大根とか、ネコとかです。

 

そんな生ぬるい世界から脱するために、

とにかくイベントを進めていきます。

 

イベントを進める事で、

砂漠に行けるようになったり、雪山に行けるようになります。

 

呼び出せるモンスターも、

ケルトンとか、ネコマタとか、ガーディアンとか、

どんどん危なくなって行きます。

 

そんな危ない世界を冒険している時に、

ある事に気づくんですね。

 

「あれ?敵のレベルがヤバい!!」と。

 

こちらが18レベルとかなのに、

相手は40レベルとかだったりします。

 

これが、ヤバいモンスターを呼び出したから

40レベルなのでは無く。

 

虫とか、ピーマンとか、カラスとか、

弱いモンスターでも35レベルとかなんですよね。

 

 

いったい何が起こったのか?

 

イベントの進め過ぎです。

 

このゲームでは、

イベントを進める事で。

 

新しいフィールドの追加

 

新しいモンスターの追加

 

装備やアイテムが入荷する

 

そして、敵のレベルが上がる。

 

こんなシステムになっていました。

 

その結果が、レベル差が20という

あり得ない展開になって行きましたね。

 

ただ嬉しい点もありまして。

 

レベルが上がるという事は、

貰える経験値もお金も上がります。

 

なので、どんどん稼げるようになっていきます。

 

ただ、あまりにも上げ過ぎてしまうと、

太刀打ちできなくなるという悲劇になりますので。

 

一旦イベントを休憩して、

レベル上げに励むのでした。

 

 

このゲームの優しさで言いますと

属性ダメージが高いところです。

 

普通の武器では8ダメージなのに

 

光属性で攻撃すると60ダメージ

 

なんて感じで、

弱点を攻める事で、20レベルの差があろうが、

楽にモンスターを倒せたりもしますので。

 

光属性の武器で、

光属性の魔法を満タンにして。

 

不死族だけのダンジョンにレベル上げに行く。

 

こんな方法が通用しましたね。

 

最初は、賢さが高い魔女っ子だけ

ガンガンレベルが上がっていたのに。

 

貯めたお金で、

光の全体魔法を覚えさせていく事で、

他のキャラクターも、どんどん追い付いてくる。

 

こんな幸せがありました。

 

 

レベルの力でゴリ押しするのではなく

 

戦略でモンスターを倒していく

 

そんな部分が、このゲームの魅力だったのかもしれません。

 

 

ラスボスとのレベルの差が30だったけど

 

それほど苦戦しなかった

 

そんなゲームなのでした。

 

 

 

[全体魔法を使えるようになった時の あの幸せ]

 

このゲームですが、

完全なる魔法ゲーです。

 

世界はあたしでまわってる」でもそうでしたが、

結局は魔法を連打していくゲームでしたね。

 

いままで、1分程掛かっていた戦闘が、

たったの10秒で終わる。

 

このサクサク感たるや、

「いつまでもレベルをあげていたい」と思いました

 

たった10秒で、

数千の経験値と、数千のお金を得る。

 

レベルが上がれば、魔法のダメージも上がりますし

 

お金が貯まれば、

好きな様に魔法を覚えさせることができますので、

どんどん、ダンジョンに潜っていられる時間が増えていきます。

 

この繰り返しが可能になった瞬間に、

このゲームの面白さは覚醒すると思います。

 

 

なので、お勧めとしましては、

魔法を先に強化してください。

 

魔法を強化する事で、

強いモンスターに挑めるようになります。

 

強いモンスターなので、

落とす宝箱には、レアな装備が入っています。

 

その装備で補っても、充分間に合います。

 

ボス戦は、少しだけきついと思いますが、

それでも、充分耐えられますので。

 

フィールドを注文するお金を残して、

それ以外は、全て魔法につぎ込んでください。

 

そのくらい、魔法が強すぎるゲームでもありました。

 

 

 

[二つのアイテムが このゲームのバランスを破壊する]

 

このゲームですが、

最高に楽しかったです。

 

25時間程度で、本編をクリア出来ますし。

 

そのあとにも

図鑑を埋めていくなど、遊び応え抜群の作品になっていました。

 

そんな最高のゲームの、

少しだけ残念なポイントを書きたいと思います。

 

 

このゲームの売りですが、

APと呼ばれるシステムです。

 

行動制限があるから、

必死に戦略を考えていく。

 

こんなシステムです。

 

しかし、このシステムを真っ向から否定する

チート級のアイテムが用意されていました。

 

 

そのアイテムは

「主導権の巻き物」と「にかわの一服」というアイテムでした。

 

主導権の巻き物は、

味方全体のAPを3プラスします。

 

にかわの一服は、

敵単体のAPを5減らします。

 

最大でマイナス5までしか減らせないのですが。

 

それでもヤバいです。

 

 

ボスが居るとします。

 

そのボスは、毎ターンAPが7回復します。

 

しかし、にかわをぶつけられているので、

2しか、行動できません。

 

攻撃しても終わりですし。

 

2歩あるいただけでも終わります。

 

そうするとどうなるのか?

 

 

無限にこちらのターンになります。

 

どんなに強力な攻撃方法を持っていようが、

関係ありません。

 

ポイントを減らしまくりますから。

 

敵にはにかわをぶつけて

 

こちらは巻き物を読みまくって、APをフルにして戦う。

 

こんなゲームになってしまいました。

 

 

この二つのアイテムですが、

ゲームの序盤で直ぐに買えるようになっています。

 

最初は思っていました。

 

「後半はAPがめちゃくちゃ回復するんだろうな」と。

 

マイナス5にしたくらいで、

ほとんど意味がないんだろうなと。

 

 

まさか、超効果的だとは思いませんでしたね。

 

流石に後半のボスになって来ると、

12とか回復してきますので、一方的な展開にはならないのですが。

 

それでも、ヌルゲーになるのは止められませんでしたね。

 

制限すればいいのは分かっているのですが、

一方的にボスを殴れる誘惑には勝てませんでした。

 

 

おそらくですが、

イベントを進め過ぎたプレイヤーに向けて、

救済アイテムとして用意していたと思います。

 

しかし、序盤で買えますからね。

 

ボス戦では、ほぼ負けないゲームになってしまいました。

 

その部分だけが、

このゲームの少し残念なポイントなのでした。

 

 

ボスを楽勝で倒せる

 

そんな誘惑には勝てないよね…。

 

 

 

注文しようぜ・俺たちの世界のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

最初の印象で言いますと

 

「ずいぶん、もっさりしてるな」でした。

 

しかし、そこはグローバルAエンタテイメントです。

 

どんどん面白くなってきます。

 

5時間も遊べば、

完全に虜になるでしょう。

 

そんなゲームを遊んでください。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

戦えば、戦った分だけ、自分たちは強くなる。

 

そんなコツコツ感が最高なのでした。

 

さっきまでは8ダメージ

 

それが15ダメージに伸びて

 

次は40ダメージ

 

「こんなに強くなったんだな…」が、このゲーム最大の魅力です。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが、数百円で買えます。

 

そんな値段ですので、

クソゲーなんじゃないの」と思いがちです。

 

私も、そんな不安がありました。

 

しかし、めちゃくちゃ楽しかったです。

 

確かに、序盤はもっさりしています。

 

なので、序盤で諦めてしまった人にとっては

「つまんない」になるかもしれませんが。

 

その部分を乗り越える事で、

どんどん面白くなって行きますので。

 

序盤で諦めないでほしいなと思います。

 

 

全体魔法を覚えてからが、このゲームの本番

 

そんな合言葉をお忘れなく

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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