モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

名探偵エヴァンゲリオン エピソードの順番さえ変えていれば  伝説になれたアドベンチャー

最初の1時間は猟奇的 後半の6時間はただのコメディー 

 

[プレイする事で分かる  このゲームのとんでもない酷さと中毒性]

[名探偵エヴァンゲリオン  ブロッコリー  プレイステーション2]

 

2007年発売  

ジャンル 推理アドベンチャー  

参考価格  360円

 

記事のネタバレ度  オチは書きませんが かなり高め

攻略に必要なプレイ時間  7時間

このゲームに対する世間の評価  エヴァンゲリオンゲームの最底辺

どんな人におすすめ  バカなエヴァンゲリオンが好きな人には ご馳走です

 

 

パラレルワールドって素敵ですよね。

 

原作の世界では、絶対に起こりえないことを

 

もう1つの世界で思う存分楽しむ。

 

あんなに嫌だったキャラクターも

パラレルワールドでは、いじられキャラになる

 

そんなほのぼのした世界が大好きです。

 

 

そんな今回の エヴァの世界で ガチの推理アドベンチャーを楽しむ

名探偵エヴァンゲリオンへの5000文字のラブレターです。

 

 

 

名探偵エヴァンゲリオンとはどんなレトロゲーム

 

この名探偵エヴァンゲリオンですが

2007年にブロッコリーから発売された

プレイステーション2専用のアドベンチャーゲームでした。

 

大人気アニメ

新世紀エヴァンゲリオン」のゲーム化作品で。

 

シリアスなゲームが多い

エヴァンゲリオンという作品の中で

 

コメディー要素を

これでもかと詰め込んだ、意欲的な作品でもありました。

 

 

そんなゲームの目的は

 

どんな難事件でも推理してしまう

名探偵の素質をもった「碇シンジ」を操りまして

 

使徒が原因で巻き起こったであろう

複雑に入り組んだ事件を解決していく。

 

果たして、全ての難事件を無事に解決できるのであろうか…。

 

そんなエヴァンゲリオンパラレルワールド

名探偵として体験していく

ぶっ壊れた作品でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなコマンド選択式のアドベンチャーゲームで。

 

移動 話す 調べる アイテム

こんなシンプルなコマンドを選びながら

起こった事件を解決して行きます。

 

 

ゲームの基本的な流れとしましては

 

日常生活を送っている

 

使徒が原因の事件がまきおこる

 

綾波レイ」や「鈴原トウジ」などの

シンジの身近な存在に、犯人の容疑が掛けられる

 

このままでは、使徒として

ゼーレに処理されてしまう

 

それでは困るので

 

色々な場所に行き

 

色々な人物に情報収集をして

 

大事な人の無罪を証明する

 

そうすると、使徒が出てき、

アクションゲームに移行する

 

使徒を無事に倒して、めでたし、めでたし…。

 

こんな一連の流れになっていました。

 

 

エヴァンゲリオンのゲームでありながら

 

エヴァンゲリオンが出てくるのは、後半の少しだけ

 

基本は推理アドベンチャー

 

こんな、斬新すぎるシステムに

衝撃を受けましたね。

 

 

序盤の1時間くらいは

一切エヴァンゲリオン出てきませんでしたので

 

「あれ?もしかして出てこないの?」なんて思うくらいでしたからね。

 

しかも、格闘ゲームの様なアクションゲームが、

いきなり始まる訳ですからね。

 

「え?推理アドベンチャーじゃなかったの?」なんて

軽くパニックなりました。

 

 

逆に考えれば

 

推理アドベンチャーが楽しめて

 

ちょっとしたエヴァ格闘ゲームも楽しめる

 

そんな素晴らしいゲームでもあるという事です。

 

 

ただ、いきなりそんな体験をさせられますので

「なんだよ、このゲームは!!」なんて怒ってしまうのかもしれません。

 

 

このゲームが

他のエヴァンゲリオンと違う

最大のポイントで言いますと。

 

最も人気のあるキャラクター

渚カヲル」君が

敵役として出てくるところでしょうか。

 

今までのエヴァンゲリオンならば

最後の最後で出てきますので

 

「カヲル君が出てくるまでは絶対に諦めない!!」という

ご褒美の様な役回りだったのですが。

 

今作の名探偵エヴァンゲリオンでは

主人公のシンジ君とは対立する役として

序盤からガンガン出てきます。

 

それこそ

主要3人組の1人である

「アスカ」よりも先に出てきますからね。

 

アスカが出てくるのは、3時間後

 

カヲル君が出てくるのは、開始10分ですからね。

 

いかに、カヲル君の割合が多いのかは

ご理解いただけると思います。

 

なんでもかんでも使徒のせいにしてしまう

むちゃくちゃなカヲル君

 

そんな、他の作品ではお目にかかることができない

新たな渚カヲルも、このゲームの魅力だったのかもしれません。

 

 

推理アドベンチャーという

ワクワクするゲームジャンルを

 

新世紀エヴァンゲリオンパラレルワールドで楽しむ

 

果たして、全ての事件を無事に解決できるのか?

 

そんな、名探偵エヴァンゲリオンという

タイトルだけで、即購入した

 

クソゲーという言葉だけでは語れない

 

伝説的なアドベンチャーゲームなのでした。

 

 

 

 

名探偵エヴァンゲリオンの感想でもあり レビューでもあり

 

[エピソードの順番が 完全におかしい  そんな伝説]

 

このゲームですが

事前情報を一切入れないで遊びました。

 

昔から名前だけは聞いた事がありました。

 

エヴァの世界で、推理アドベンチャーが遊べるらしいよ」なんて感じで

当時話題になっていました。

 

 

そんなゲームが

格安で購入出来ると分かりましたので

 

2017年という時代に

購入してみた訳です。

 

エヴァンゲリオンで、推理アドベンチャーを遊びたい!!」と。

 

 

そして、ワクワクで遊んでみた

最初の印象がどうだったのか?

 

「これは絶対に面白い!!」でした。

 

 

何故か?

 

 

物凄く猟奇的なゲームだったからです。

 

 

ゲーム開始から、わずか数分で

「血だらけの警察官が道路に倒れまくっている」という

衝撃のスタートでした。

 

原作アニメでもお馴染の

ミサトさんが迎えに来てくれる」というシーンなのですが。

 

そのシーンの少し前に

使徒が、次々と警察官を血祭りにあげていく」という

衝撃のイベントが追加されていました。

 

 

普通のアクションゲームならば

 

警察官が倒れている事は有っても

血だらけにする必要なんてありません。

 

しかし、今作では

そこの部分に、かなりの重点を置いているらしく

とんでもない血液量になっていました。

 

ここで、思った訳です

「なるほど、猟奇的なゲームなのね」と。

 

その後も

使徒の攻撃でズタズタになった被害者」が出てきたりしまして

中々のグロさで進んで行きます。

 

 

ズタズタの被害者がいる画面を

 

虫眼鏡を使用して、ヒントを探していくという

 

どう考えても、頭のおかしなゲーム展開に

「これは、ヤバいね」と思いました。

 

グロさで言えば

かまいたちの夜」や「ひぐらしのなく頃に」を遙かに上回っていまして。

 

「こんなゲームを、エヴァンゲリオンで出すんだな」と

逆に感心しました。

 

 

そんな、猟奇的なアドベンチャーゲームなのに

 

そんな、素晴らしすぎるゲームだったのに

 

 

なぜコメディーにしたのか!!

 

 

このゲームですが

5つのエピソードで構成されていまして

 

1つのエピソードは1時間程度で終わります。

 

最終エピソードが3部構成になっていますので

 

合計のプレイ時間で言いますと

7時間ほどでエンディングまで行く事ができます。

 

 

普通だったら、思いますよね。

 

「全て猟奇的に進んで行くんだろうな」と。

 

だって、最初に解決する

チュートリアル的なエピソードなわけですからね。

 

その練習ステージが

とてつもなく猟奇的なエピソードならば

 

その後のエピソードは

それ以上に猟奇的になって行くはずです。

 

「最初でびびったの?」

 

「これから、もっと酷くなって行くからね!!」だと思います。

 

 

まさか、その後の6時間

「コメディー要素しかない」とは思いませんよね。

 

あの騙された感

 

流石です。

 

 

街中に「ボウリングのピン」の使徒が出現した

 

謎を解けとか

 

エヴァンゲリオンの中に虫歯を発見した

 

白衣を着て、引っこ抜けとか

 

完全に頭のおかしなエピソードが続いていきました。

 

そんなバカなエピソードを

「猟奇的なエピソードと同じ時間」で体験していく訳ですからね。

 

「だったら、ガチのエピソードをもっと増やせ!!」と思ってしまいました。

 

 

決して、おバカなエピソードが悪いんじゃないんです。

 

物語の順番がおかしいんです。

 

普通の考えならば

 

最初はおバカな事件を解決して行き

ゲームの操作方法に慣れさせると思います。

 

そこから、徐々に暗めのエピソードを盛り込んで行き

 

そして、満を持して

猟奇的なエピソードを出す。

 

そうする事で

「おバカな雰囲気からの、ガチのストーリー…最高」と評価が上がるのですが。

 

まさかの「後半は全てコメディー」ですからね。

 

組み立てさえ完璧ならば

最高のゲームに慣れていたのではないでしょうか。

 

 

エヴァンゲリオン

猟奇的なアドベンチャーを楽しめる

 

とはならなかったね。

 

 

 

[推理アドベンチャーという名の  推理しなくてもいい優しさ]

 

このゲームは推理アドベンチャーです。

 

沢山の人に情報収集をして

 

沢山の場所を調べて

 

沢山のヒントを集めて

 

大事な人を守るために

推理を頑張って行きます。

 

 

そんなゲームですので

「さぞかし難しいゲームなのだろう」と思っていたのですが。

 

まったく難しくありませんでしたね。

 

 

何故ならば

 

全ての選択肢を試していいからです。

 

 

普通のアドベンチャーゲームならば

推理を間違った時点で

「お前はクビだ!!」なんて感じで、ゲームオーバーになってしまいます。

 

もしくは

「推理をして、犯人の名前を自分で打ち込む」なんて

ガチのシステムになっていました。

 

つまり、真剣にゲームに取り組まなければ

絶対にクリア出来ない訳です。

 

 

そんなゲームが多い中で

 

間違った推理をしても

「もう一度考えてみたら?」なんて感じで

もう一度選択させてもらえますし。

 

間違った犯人の名前を言っても

「その人にはアリバイがあるわね、もう一度真剣に考えて」なんて

またもや選択させてくれます。

 

つまり、正解を選ぶまでは

先に進めない訳です。

 

ゲームオーバーになることも無く

選択肢を何度でも選び直すことができる

 

こんなヌルゲーになっていました。

 

 

この部分を

「さくさくイベントが進んでラッキー!!」と

好意的にとらえる人もいれば

 

「ガチの推理アドベンチャーでも良かったのに」と

ガックリ来た人もいる。

 

賛否両論あるシステムだったかも知れません。

 

 

まあ、ゲームの90%はコメディーですからね

 

お気楽に楽しむのが正解の様な気もします。

 

 

誰でも簡単にクリアできる

 

そんな、推理アドベンチャーをお楽しみください。

 

 

 

このゲームの詰まったポイント

 

このゲームですが

かなり簡単なアドベンチャーゲームだと思います。

 

このゲームで慣れて

「他の推理アドベンチャーに行く」というのをお勧めしたいくらい

マジで優しいゲームでした。

 

 

そんなゲームの中で

40分程進まなかった部分を書きたいと思います。

 

読みたくない人は

下までスクロールしてくれると嬉しいです。

 

 

第4話の「静止した山の中で」というエピソードで詰まりました。

 

おそらくですが、

ここで詰まる人が、最も多いと思います。

 

ここの解決方法ですが

「左上にある、バラバラの量産型エヴァ」を調べて下さい。

 

お腹に傷が付いていますので

そこを調べる事で、イベントが進むと思います。

 

この部分があまりにも分かりづらくて

40分ほどかかりましたので。

 

ゲームの参考にしていただけると幸いです。

 

 

 

名探偵エヴァンゲリオンのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

クソゲーではないと思います。

 

「お気楽なエヴァンゲリオン」が大好きな私にとっては

充分満足できました。

 

ガチのストーリーも最高ですが

 

たまには、完全に狂っている世界も良い気がします。

 

カヲル君も出まくりですので

 

そこも含めて愛して欲しいなと思います。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

最初のエピソードに関して言いますと

マジで良かったです。

 

大事な人を守るために

必死になって事件を捜査していく。

 

こんな展開が最高でした。

 

その他の部分でも

コメディーが大半を占めるのですが。

 

事件の真相に迫って行く

あのドキドキ感は流石だったと思います。

 

クソゲーというよりも

愛すべきバカゲーという言葉が似合う

 

そんなアドベンチャーでしたね。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

名探偵エヴァンゲリオンというタイトルに心を魅かれて

 

序盤の猟奇的なエピソードに、神ゲーだと確信し

 

次のエピソードで急に手のひらを返される

 

しかし、どんどん進みたくなる魔力があり

 

最終的には

 

私が求めていた

お気楽なエヴァンゲリオンの世界が広がっていた。

 

 

そんな、推理アドベンチャーに慣れていない

初心者にこそ遊んでほしい

 

愛すべきバカゲーをどうぞ。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

エピソードの順番さえ変えていれば  伝説になれたアドベンチャー

それこそが、今急いで360円で買う理由です

 

 

こちらから購入できます

 

完品状態    360円

 

 

その他の関連商品