イケメンと美女が出てくる ライトなお気楽RPG……なのかと思いきや
[ストーリーのえぐさと ゲームシステムの面白さに 3日でクリアしちゃう]
2010年発売
ジャンル RPG
参考価格 この記事を書いた当時は350円 今は300円
記事のネタバレ度 オチは書きませんが かなり高め
攻略に必要なプレイ時間 20時間
このゲームに対する世間の評価 深夜アニメの様な ライトなノリかと思いきや?
どんな人におすすめ PSPを持っている 全ての人に遊んでほしい
モンスターハンターを遊んでいる時というのは
睡眠時間を削りまくって遊んでいました。
眠るよりもモンハン
気づいたら朝になっている
仕事に支障をきたす
それでもモンハン
こんな面白さがありました。
その時の様な興奮を
同じカプコンのゲームで味わえるとは思いませんでしたね。
そんな今回の 3日で20時間遊んでしまう めちゃくちゃな面白さ
ラストランカーへの5000文字のラブレターです。
ラストランカーとはどんなゲーム?
このラストランカーですが
2010年にカプコンから発売された
プレイステーションポータブル専用のRPGでした。
ゲームのあらすじは
辺境の村に住んでいる青年剣士「ジグ」
「こんな田舎で一生を終えるのは嫌だ」
「世界で一番強い男になってやる!!」
そんな目標の為に、力が全ての世界に挑んで行く…。
こんなあらすじでした。
ゲームの目的は
そんなジグを操りまして
95000人居るランカーの頂点を目指すのが目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなRPGで
ボタンの組み合わせで攻撃方法を決めていく
SPと呼ばれる行動メモリがありまして
そのメモリ数に応じて攻撃方法が変わるという感じでした。
5メモリを使用して 強攻撃
3メモリを使用して 特殊攻撃
2メモリを使用して 基本攻撃
こんな違いがありました。
最初は少なかったメモリ数も
沢山のランカーを倒すことで認められていき
徐々に解禁されていくという流れでしたね。
特殊攻撃2連からの基本攻撃とか
基本攻撃4連とか
強攻撃でひるませておいてから、必殺技を叩き込むとか
RPGなのだけど
バーチャファイターの様な格ゲーの匂いもする
そんなカプコンならではの楽しさもありました。
ゲームの基本的な流れとしましては
そのクエストをクリアする事で、ちょっとだけ認められる
認められることで、自分のランクが上がる
自分のランクが上がると、今まで戦えなかったランカーに挑めるようになる
全く勝てない
どうやったら勝てるのかを考える
そのランカーを倒す
そのランカーのランクを強奪する
その繰り返しで、頂点を目指して行く…。
こんな流れでした。
□ボタンを押すことで
ランカーならば、誰にでも挑めることができまして
街の中でガチバトル
武器屋の中でガチバトル
クエストの最中にもガチバトル
こんな戦いまくりのゲームでもありました。
自分は95000位
相手は90000位
無事に倒すことができれば
その場で90000位にランクアップできる
こんなシンプルさも最高でしたね。
武器のスタイルにはさまざまな種類があり
二刀流でスピードと破壊力を目指す
小手を装備してパンチを叩き込む
銃を装備して小刻みに撃ちまくる
盾を装備して守りながら勝つ
こんな、相手のランカーごとに戦略を考えるのも良かったです。
ランクの低いものはゴミ扱い
ランクが高くなると個室まで貰えるようになる
目の前には、圧倒的に強いランカー
そんなランカーを倒せるようになるために
必死にクエストをこなしていく
果たして最強のランカーになる日は来るのか?
そんな
RPGと格闘ゲームが融合した
熱すぎる作品なのでした。
ラストランカーの感想でもあり レビューでもあり
[ハンターハンターが好きならおすすめの まさかのキメラアントのシステム]
このゲームの何が面白いのか?
ハンターハンターのキメラアントの様なシステムです。
今の世代にはキメラアント
昔の世代で言いますと、ドラゴンボールのセルゲームでしょうかね。
ランカーが目の前に居ます
このランカーは自分よりもランクが低いです
という事は、別に倒す必要はありません
だって、倒してもランクアップしないのだから
しかし、こんなランカーを倒したくなります
それは何故なのか?
相手のスキルを奪う事が出来るからです。
倒した相手のランクを強奪するのが、
この世界のルールなのですが。
そのついでに、相手の必殺技や特殊能力も貰えます。
相手が使っている憧れの必殺技
相手が持っている特殊な能力
そんなスキルを集めて行く
まさにキメラアントやセルゲームの様な素晴らしさがありました。
念能力者の脳みそを食べて
その念能力者の念を使用できるようになる
キメラアント
相手を吸収して
かめはめはを撃てるようになる
セル
弱いランカーに喧嘩を売って
そのランカーのスキルを集めまくる
主人公
そんな豪快すぎるシステムこそが
「寝る暇なんてない、ラストランカーを遊びまくりたい!!」と思った
中毒性の高すぎるシステムなのでした。
ああ楽しい…。
[慣れるまでは5分 慣れてからは2分 そんな格ゲーの様なバトル]
このゲームですが
最後の最後まで、主人公の1人パーティーです。
敵モンスターは3匹とかで襲ってくるのに
自分は1人ですので、結構大変でした。
しかし、このゲームのメインは
ランカーとランカーのガチバトルですので
基本はタイマン勝負で進んで行きます。
このタイマン勝負が本当に面白かったですね。
回復アイテム等は一切使用できず
どちらかが倒れるまで終わらない
そんな真剣勝負でした。
メモリを使用して戦うシステムなのですが
ガードにもメモリを使用しますので
全てを使い切っては危険です。
敵の攻撃に耐えられるメモリを残しつつも
最善の攻撃方法を考えていく
そんな楽しさがありました。
必殺技は4種類までセットすることができ
回復するためのヒーリング
防御力を上げるデフェンド
攻撃力を上げるパワフル
相手の体力を大幅に減らすダブルエッジ
こんな感じで、バランスよく組みたてても構いませんし。
相手の体力を減らすパワーエッジ
相手の体力を減らすダブルエッジ
相手の防御力を減らすアーマーキル
攻撃力を上げるパワフル
こんな、破壊力重視のセットでも構いませんでした。
そんなバトルなのですが
序盤はあまり意味が分からず、長期戦になっていました。
3から5分掛かる時もありまして
「やけに長い戦闘だな…」なんて思ったりもしました。
そんな時に
「ブレイク」というシステムに気づいたんですね。
ブレイクというのは
攻撃を食らう度にゲージが減っていき
そのゲージが無くなると、一定時間無防備になるというシステムでした。
このブレイクのシステムに慣れることで
ゲームの面白さが何倍にも覚醒しましたね。
それまで思っていました
「ブレイクさせたからって何なの?」と。
ブレイクさせたからといっても
劇的に有利になる訳では無く
少しだけダメージ量が増えるくらいでした。
ダメージが増えて
ガードをされなくなって
カウンターも喰らわなくて済む
こんな状況で、なにをするのかが
いまいちピンと来ていませんでした。
ブレイクしたら
ただ□ボタンを連打して
ちょっとだけライフを減らす
こんな繰り返しだった訳です。
しかし、このブレイク状態にこそ
使用しなければいけない行動があった訳です。
それこそが
必殺技を叩き込むことでした。
ブレイク中はダメージが増えるのですが
まさかの倍になると知りませんでした。
今までは基本攻撃でしたので
80が160になっても
「だから何なんですか?」だったのに
ここに必殺技を叩き込む事で
500が1000になる訳です。
後半なんて
2000が4000ですからね
「ここしかない!!」というタイミングでした。
必殺技には、
3回などの回数制限がありまして
そんなに連続で撃てるわけではありません。
そんな数少ない必殺技を
このブレイク中に叩きこむことで
今までとは別世界になりましたね。
今までは、3から5分
それからは、1から2分で決着が付く
そんな、スピード感溢れるゲームに早変わりでした。
ちなみに、
後半のランカーたちは
このブレイク中の必殺技を多用してきますので
マジで気が抜けませんでした。
「ライフが2000もあるから、楽勝だよね」なんて隙を突き
ブレイクからの大技で瞬殺、なんて事が多くなりますので。
後半になればなるほど
格闘ゲームを遊んでいるかのような緊張感を味わうことができましたね。
ダメージが2倍になる瞬間に
最高クラスの大技を叩き込む
そんな幸せをお楽しみください。
[ゲームのシステムも完璧なら ストーリーはそれ以上の面白さ]
このゲームを遊んだ時に思っていました
「深夜アニメの様な、お気楽なゲームなのかな?」と。
都会に来た主人公
そんな主人公をとりまく
イケメンや美女の面々
個室を持てれば
友達や女の子に合いカギを渡すことができる
イベントが進むたびに
ちょっとした恋愛シミュレーションが遊べる
声優さんも人気声優ばかり
ああこれは、お気楽なゲームなんだな…、と。
なんて事はありませんでした。
最初は本当にライトです。
同期の女の子が居まして
そのヒロインと競い合いながら、ランクを上げて行きます。
ボスを倒して来いと言われて、ダンジョンにいくと
その女の子が既に倒している
絶対に負けないぞ!!と思う。
こんな感じです。
荒くれ者の一味の仲間になり
世間に嫌われるのだが
実は真面目な一味だった…、とか。
物凄くライトなRPGを楽しむことができました。
しかし、そんな展開は序盤の10時間位で
後半の10時間は、まあ、えぐかったです。
自分の村が、悪い村だと因縁をつけられて
一瞬の内で壊滅されられるとか。
その壊滅した村に行くと
ヒロインの女の子が、剣を持って立っているとか。
まさかの「ドラクエ4の5章の展開」を楽しむことができました。
ドラクエ4ならば
自分の村を壊滅したのはデスピサロですが
ラストランカーならば
自分の村を壊滅させたのはヒロインですからね。
「このシナリオを考えた人やばい」と思いました。
こんなえぐすぎる展開が、
後半の10時間に集約していると思います。
最初はお気楽なんだけど
物語が進むにつれて、どんどん嫌な方向に進んで行く
「エヴァンゲリオン」でもあり
「デビルマン」でもあり
「まどかマギカ」でもあり
「結城友奈は勇者である」でもある
そんな、次の展開を見たくて
必死に遊びまくった作品なのでした。
上記の4作品が大好きな人にこそ遊んでほしい
プレイステーションポータブルを代表する
嫌なストーリーをお楽しみください。
ラストランカーのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
このゲームですが
全く期待せずに購入しました。
ストーリーを楽しむためのものでは無く
バトルを楽しむゲームだと思っていました。
サクッと遊んで、サクッと終わろう
こんな感じでした。
そんなゲームだったのに
まさかの濃厚過ぎるストーリーですからね。
いい意味で期待を裏切られました。
20時間という短い時間でありながら
こんなにも深い物語を体験できるのですから
流石カプコンと思ったのでした。
なにがそんなに面白いのか?
敵のランカーを倒すことで
どんどん強くなって行く
キメラアントの様なシステム
RPGと格闘ゲームの奇跡の融合
ストーリーが面白すぎて全く止められない
そんな、PSPを持っているのならば
絶対に遊んでほしい作品です。
今急いで買う理由ってあるの?
お気楽なRPGを求めて
このゲームを買った人も多いかと思います。
豪華声優
キャラクターもイケメンと美女とムキムキ
こんな見た目なので
10時間は楽しかったと思います。
しかし、そこからの怒涛の展開ですからね。
まさにパッケージ詐欺だったのではないでしょうか。
しかし、ゲームのクオリティは完璧で
3日で20時間遊んでしまいました。
PSPを持っているのであれば
絶対に遊んでほしい一本です。
PSPを持っていない?
ラストランカーとセットでどうぞ。
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
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