あまりの音楽の素晴らしさに 度肝を抜かれる
[もっと早く遊ばなければならなかった 絶対に遊ばなければいけないRPG]
1995年発売
ジャンル RPG
参考価格 ソフトのみ 1250円 完品状態 1530円
記事のネタバレ度 普通
攻略に必要なプレイ時間 25時間
このゲームに対する世間の評価 音楽の素晴らしさはトップクラス
どんな人におすすめ RPG好きには絶対に遊んでほしい
最近は色々なゲームの感想を書いています
過去の記事も読んでもらえると嬉しいです
今回感想を書きたいなと思ったのが
「ミスティックアーク」の感想です。
昔から名作RPGだと聞いていました。
しかし、今の時代まで
なぜか遊ばないで来てしまいました。
(中古価格が結構高かったからでしょうか)
そんな憧れのミスティックアークを
2019年という時代に、真剣に遊んだので
購入の参考にしてみて下さい
記事を最後まで読んでくれた時に、
「私も遊びたい!!」となることを願っています。
そんな今回の 遊ばなければ後悔する 全てにおいて素敵すぎる作品
ミスティックアークの感想です
ミスティックアークとはどんなレトロゲーム?
このミスティックアークですが、
1995年にエニックスから発売された
スーパーファミコン用のRPGでした
(プレイステーション版も発売されています)
1993年に発売された、
「エルナード」の世界感やゲームシステムを踏襲しつつも
ミスティックアーク独自の世界を楽しむことができる。
子供向けのエルナードという感じでしょうか
(エルナードが過激すぎたのかも知れません)
そんなゲームの目的は
失われた7つのアークを求めて
ネコの世界や果物の世界、
子どもしか住んでいない世界など7つの大冒険していく
エルナードのあの薄気味の悪さを完全に排除した
絵本の世界を冒険している様な、
ほのぼのとした作品に仕上がっていました。
エルナードなんて、
主人公が主人公に襲われるゲームですからね。
ほのぼのした瞬間に、命は無くなってしまいます。
そんなバイオレンスなゲームが
優しさ溢れるハートフルな作品になって帰って来た訳ですからね。
エルナードファンの方にとっては、
かなりの衝撃だったかもしれません。
ゲームのシステムは
オーソドックスなコマンド選択式のRPGで
前作のエルナードで好評だった
レーダーで敵を認識する、
個性的なシンボルエンカウントのシステムや
常に敵のライフが表示される、
他のRPGではなかなか体験できないレアなシステムも搭載されていまして。
エルナードの良い部分を上手く受け継いだ作品になっていましたね。
その他の変更点では、
エルナードでは2人パーティーだったのですが、
今作では3人パーティーになりましたので。
「どの仲間の組み合わせがいいのかな」なんて、
かなり遊びやすくなったのではないでしょうか。
7つの世界を冒険する
最高のワクワク感
一度聴いたら絶対に魅了される
素敵すぎる音楽
RPGと謎解きアドベンチャー両方を楽しめる
遊び応え抜群のゲームシステム
そんな、全ての要素がハイレベルだった、
リアルタイムで遊びたかった、最高のRPGなのでした
ミスティックアークの感想でもあり レビューでもあり
[ドラゴンクエストの馬車の様なシステムが楽しい]
前作のエルナードで言いますと、
ロマンシングサガの様な仲間のシステムでした。
酒場や宿屋に他の主人公がいて、
その主人公に話しかけて仲間に加える。
こんなシステムでした。
そんな仲間のシステムを大幅に変更しまして、
最初から沢山の仲間と一緒に冒険して行きます。
(RPGで最初から大人数というのは、かなり珍しいのではないでしょうか)
ただ、
最初から仲間がパーティーに加わってくれるのか?と言いますと、
そんな事はなく。
イベントが進む事に、
2人パーティー、3人パーティーになっていくという感じでした。
選べる仲間には、
戦士タイプや魔法使いタイプなど、
様々なキャラクターが用意されていまして。
「このダンジョンは、どのメンバーが良いのかな?」と考えるのも
このゲームの魅力のひとつだったと思います。
自分だけの最強パーティーを考える
仲間が沢山用意されているRPGにおいて、
最もワクワクする瞬間ですからね。
そんなワクワクを最初から楽しめたのは、
ミスティックアークならではだったと思います。
しかし、不安に思う部分もありました。
普通のRPGならば、
自分が好きなメンバーを選抜して
冒険に出かけていくと思います。
こいつは強い、とか
この仲間は可愛い、とか
どうしても、仲間の中に格差が生まれてきます。
ですので
使っているキャラはレベル30
使っていないキャラはレベル8とかになると思います。
そうなってきますと、
序盤は弱くても、後半に強くなるキャラクターなどは
「え!あのキャラクターって強かったの?」なんて、
20年以上たってから気づく場合もあります。
そんな、全ての仲間に平等になっているのが、
ドラゴンクエストの馬車のシステムだったと思います。
全員で冒険に出かけて、
全員に平等に経験値が入って行く。
仲間が多いRPGにおいては、
素晴らしすぎるシステムです。
そんな馬車のシステムが、
今作のミスティックアークにも搭載されていまして。
全員に平等に経験値が配分される訳ではないのですが、
まんべんなくレベルが上がって行きました。
(控えのメンバーは経験値が少なくなる?)
その結果が、
「沢山の仲間を使ってみよう」と自然と思えた、
最大の理由なんですね。
「新しい魔法を覚えたから、使ってみようかな」という感じで、
色々な仲間をとっかえひっかえしながら冒険できたのは
最高でしたね。
難点としては、
「全員分のレベルアップを見なくてはならない」という、
中々の面倒くささもあるのですが。
レベルアップの瞬間を見るというのも
RPGの醍醐味ですからね。
そんな意味では、
他のRPGの2倍は
レベルアップの瞬間を楽しむことができるのでした。
ザコ戦はこの仲間
ボス戦はこの仲間
この仲間はいつ使うの?
そんな、沢山の仲間を使うのが楽しい
戦略的にも面白い作品なのでした
[物語の素晴らしさが このゲームの最大のセールスポイント]
そんなRPGとしても素晴らしい
ミスティックアークなのですが
最大のセールスポイントで言いますと、
結局は物語の素晴らしさになりますよね。
7つのアークを探すために、
ネコの世界、果物の世界、子供の世界など
7つの世界を大冒険していく。
オムニバス形式のRPGを楽しむことができる
最高の物語になっていました。
その世界の悩み事を解決することで、
お礼としてアークを貰えるという流れになっていまして。
1つの世界が、
3時間から5時間程度で終わるというのも
忙しい人には高評価だったのではないでしょうか。
「この世界をクリアしたら寝よう」という感じで、
区切りが付けやすいのも最高でした。
基本的には、
「絵本のような優しい世界」を冒険していくので
お子様が居る方は是非ともプレイさせて欲しい作品なのですが。
所々に「ガチの展開」も散りばめられていますので、
大人が遊んでも満足できるというのも、この作品の魅力だったと思います。
その他の点で言いますと、
「住人の喋る会話」も本当に素晴らしかったです。
RPGの駒としての住人では無く、
その世界の住人として、生きた会話をちゃんと喋ってくれる。
たったこれだけで、
この作品がいかに真剣に作られているのかというのを理解できますからね。
「全ての住人に話しかけたくなる」というだけで、
このゲームの勝ちだったのかもしれません。
子供向けに作られているのだけど、
大人が遊んでもちゃんと感動できる。
物語の圧倒的な素晴らしさこそが、
未だにミスティックアークが愛され続けている理由なのでした。
[RPGと謎解きアドベンチャーの奇跡の融合]
そんなミスティックアークの
第二のセールスポイントで言いますと、
謎解きアドベンチャーも同時に楽しめるという部分でしょうか。
オーソドックスなRPGを楽しみつつ、
それはもう、
遊び応え抜群のゲームシステムだったと思います。
今までのRPGならば、
タンスやツボを調べるのはアイテムを探すためだけだったと思います。
「さっさと、ちいさなメダルを出せ!!」です。
そんなタンスやツボの中に
ひっそりとイベントアイテムが隠されていまして。
今までのように、アイテムを探している内に、
「これって何に使うのだろう?」と冒険が進んで行くのが最高でしたね。
ゲットしたアイテムが、
他の違う世界で大活躍するという場面も多く。
アイテムを使う面白さというのも、
ミスティックアークの魅力だったと思います。
めちゃくちゃ難しい謎解きなのか?と言いますと、
それほど難しくはないのですが。
めちゃくちゃ簡単なのか?と言いますと、
考えながら謎を解いていく楽しさがありましたので
アドベンチャーゲームとして遊んでも充分に楽しめるのが
素晴らしかったのではないでしょうか。
他のRPGでも
おまけ程度の謎解きはあったと思います。
しかし、今回のミスティックアークに関していますと、
かなりの割合を謎解きアドベンチャーが占めていますからね。
後半に登場する世界なんて、
謎解きアドベンチャーだけを
延々と40分くらいプレイしますからね。
モンスターと戦うのは5分くらいで、
あとは延々と謎解きをする。
そんな斬新な世界も、このゲームの隠れた魅力なのでした。
優秀なRPGでもあり
優秀な謎解きアドベンチャーでもある
そんな地味な凄さを体験してください
[フィギュアを集めるという 隠れたやりこみ要素]
そんな全てにおいてハイレベルな作品なのですが、
私が最も好きだったシステムで言いますと。
「モンスターのフィギュア化」だったのではないでしょうか。
物凄く簡単に説明しますと、
「ポケットモンスター」のようなシステムになっていまして。
モンスターを弱らせて
フィギュア化という特技を発動して
モンスターをバンバンゲットしていく
完全なるポケットモンスターでした。
モンスターをフィギュアにすることで
闘技場で戦わせてポイントを稼いだり
捕まえたフィギュアを
レアアイテムや強力な装備と交換したりすることができまして。
フィギュアのシステムを楽しまなくても
物語は普通に進行していくけど。
フィギュアのシステムを楽しむことで、
冒険がかなり楽になっていく。
そんな地味なやりこみ要素になっていました。
大抵のフィギュアは、
それほど良いアイテムにはならないのですが。
たまに、
物凄いレアアイテムと交換できるフィギュアも登場しますので。
「もう全部のモンスターをフィギュアにするしかない!!」なんて感じで
冒険そっちのけで、フィギュアを集めてしまう魔力がありましたね。
初めて出会ったモンスターに最高にときめく
そんな不気味なポケットモンスターをどうぞ
[ゲーム音楽の良さに度肝を抜かれる]
ミスティックアークを語る上で、
絶対に避けては通れないのが、ゲーム音楽の素晴らしさですよね。
あまりの音楽の素晴らしさに、
はやく次の世界へ冒険したくなりますからね。
システムも、物語も、おまけの要素も素晴らしいですが
結局は、ゲーム音楽の素晴らしさで、
全て吹き飛んでしまうのかもしれません。
最近スーパーファミコンのRPGを遊んでいて思うんです。
「こんなに素晴らしい音楽が山ほどあったんだな…」と。
今までは
ロマンシングサガの音楽最高!!とか
クロノトリガーの音楽最高!!とか
聖剣伝説の音楽最高!!とか
ライブアライブの音楽最高!!とか思って生きてきました。
しかし、沢山のRPGに触れることで
ダンジョマスターの音楽最高!!とか
天地創造の音楽最高!!とか
女神転生2の音楽最高!!とか
大好きな曲が更に増えて行きます。
そんな最高の音楽を集めても、
ベスト3に入るのではというくらい最高の音楽だったのが、
今作のミスティックアークでした。
そのあまりの音楽の良さに、
普通に放置して聴き入ってしまいますからね。
プレイ時間の数時間は、
そんな放置の時間も込みだったかもしれません。
ゲームシステムも
物語も
おまけ要素も
全てにおいて完璧だけど
それを遙かに超えるくらい、
音楽の良さが素晴らしすぎた
絶対に遊ばなければならない、
最高クラスのRPG
ミスティックアークの感想を終わらせていただきます。
ミスティックアークのまとめ
なにがそんなに面白いのか
やっぱり物語の素晴らしさですよね。
ほのぼのとガチが融合する、
全ての人に体験して欲しい物語だと思います。
ミスティックアークが好きな方ならば、
「あの世界の事を書いてよ」と思うかもしれません。
私もかなり衝撃を受けました。
しかし、そこを知らないからこそ、
純粋に楽しめると思いますので。
これから遊ぶ人は、
沢山のプレイヤーに衝撃を与えた、
後半の世界を楽しんで欲しいなと思います
今急いで買う理由とは
ミスティックアーク自体は、
テレビCMがバンバン流れていたので、
かなりメジャーなタイトルだと思います。
しかし、ゲームを遊んだ事がある人で言いますと、
ファイナルファンタジーやドラゴンクエストに比べますと、
それほどではないと思うんです。
と言いますか、
私自身も、遊んだのは今回が初めてでした。
そして思ったんです。
「もっと早く遊んでおけば良かったな…」と。
「リアルタイムで遊んでいたら、もっと衝撃を受けられただろうな…」と。
ですので、
当時買えなかった人にこそ遊んでほしいなと思います。
RPG的なゲームバランスで言いますと、
一発死の恐怖もありますので、かなり難しめではあるのですが。
それでも最後まで遊んでしまう魅力がありますからね
この機会に遊んで、
「こんなにも面白いRPGがあったんだ」と感動してください。
ちなみにですが、
RPGではなくアドベンチャーゲームだそうなので
もう少ししたら遊んでみたいと思います。
子供向けのRPGでもあり
大人が遊んでも文句無しのクオリティ
そんなミスティックアークが大好きになりました
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
なぜミスティックアークが未だに愛され続けているのかが分かった
それこそが、今急いで1250円で買う理由です
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ソフトのみ 1250円
完品状態 1530円
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