ヌルゲーマーに捧ぐ!イージーモードで輝く名作シューティング『グラディウスIII』

ブックオフで最高の瞬間。
それは、見たこともないゲーム、未知のレトロゲームを発見した時ですよね。
今回は、そんな興奮を味わった一本、
スーパーファミコン版『グラディウスIII』の感想をお届けします。
なぜこんなにもメジャーな作品で興奮したのかというと、
実はこれ、SFメモリというカセットに入っていたからです。
書き換え機でゲームを入れ替えるSFメモリは、
中古で買うまで中身が分からない、まさに福袋。
数百円の『ダビスタ』なら残念ですが、
数千円する『ファイアーエムブレム』なら大当たり。
そんなSFメモリの中身が、
この『グラディウスIII』と、
書き換え限定の激レアゲーム『スーパーパンチアウト!!』、
そして『スペースインベーダー』でした。
福袋的には大当たりの内容で、前任者の方には本当に感謝しかありません。
そんな大興奮の中でプレイしたのが、今回の『グラディウスIII』です。
初心者からガチ勢まで楽しめる、スーパーファミコンの良心
大人気シューティングシリーズ『グラディウス』の第3作目にあたります。
アーケード版の完全移植ではないものの、
それに勝るとも劣らないクオリティで、
「スーパーファミコン版の方が好き!」というプレイヤーも多い、万人に愛された作品です。
ゲームの目的は、戦闘機ビッグバイパーを操り、
個性豊かな全10ステージをクリアしていくという王道のもの。
ゲームシステムもまた、グラディウスの代名詞ともいえる、
パワーアップアイテムによるカスタマイズシステムです。
敵を倒して出現するアイテムをゲットし、
スピードアップ、武器の追加、オプション、バリアなどを、
自分の好きなようにカスタマイズしていく。
このシステムが、何度プレイしても飽きない、このゲーム最大の魅力でした。
今作の特徴は、なんといっても武器の選択肢の多さです。
- ミサイルの種類
- レーザーの種類
- オプションの動き方
- バリアの種類
- 特殊な武器
これらすべてを自分で選ぶことができ、
自分だけのオリジナルビッグバイパーを作り上げる楽しさは、無限大でした。
さらに、オプションモードも非常に充実しています。
イージー、ノーマル、ハードの3段階の難易度調整、
パワーアップを自動でしてくれるシステムの切り替え、そしてボタン配置の変更。
これらの親切な設計は、
シューティングゲーム初心者から、とことんやりこむガチ勢まで、
誰もが楽しめるようにという、コナミの温かい配慮を感じさせてくれました。
ファミコン版の『グラディウス』は難しくてクリアできなかったけれど、
このスーパーファミコン版ならクリアできる。
シューティングの楽しさを心から味わえる、すべての人が遊べる偉大な作品です。
あの「コナミコマンド」は自爆コマンド!?遊び心満載のゲームシステム
グラディウスといえば、
誰もが知る伝説の裏技「コナミコマンド」ですよね。
しかし、この『グラディウスIII』では、
このコマンドが単なる自爆コマンドになっています。
打ち込んだ瞬間にビッグバイパーが爆発し、残機を一つ消費してしまうという、
まさかの展開。
「コナミコマンド=最強」という常識が通用しない、
開発者の遊び心満載な仕様に、私は思わず笑ってしまいました。
ですが、安心してください。これは単なるお遊びです。
実は「上上下下LRLRBA」と入力することで、
ちゃんとフルパワーになる裏技が用意されています。
アメトークでも「グラディウスIIIでは自爆する」という話で終わっていたため、
意外と知らない人も多いのですが、
ちゃんと最強になれますので、思う存分使いまくってください。
心地よいゲームの遅さが、ヌルゲーマーに勇気をくれる
アーケード版やMSX版と比べると、かなりゲームスピードが遅めに設定されています。
この「いい感じの遅さ」が、私のようなヌルゲーマーには本当に心地よかったのです。
- 敵の体当たりを、余裕をもって避けられる。
- とんでもない数の弾を、すべて見切れる。
- 初見殺しのトラップも、初見で突破できる。
まるで自分がシューティングの天才になったかのような気分になれる、
優しいゲームスピード。
「敵の弾をかわすのって、こんなに楽しかったんだ」と再認識させてくれる、
初心者には最適なバランスでした。
やっぱり「復帰の難しさ」もグラディウスの醍醐味
しかし、グラディウスといえば、
やはり「死んだら終わりの、復帰の難しさ」も欠かせません。
フルパワーで進んでいる時は「めちゃくちゃ簡単なステージじゃん!」と思えるのに、
一度ミスして初期状態に戻されると、「こんなの絶対にクリア不可能じゃん!」と絶望する。
この天使と悪魔の二面性も、今作では健在でした。
ステージの道中では、
ある程度のパワーアップアイテムが手に入るようにはなっていますが、
それでも難易度は非常に高く、
たった一度のミスが、それまでの40分間の努力を帳消しにしてしまいます。
「やっぱりグラディウスって難しいんだな」と、
シューティングの洗礼を味わうには最高の難易度設定です。
ただし、そこはスーパーファミコン版。
コナミコマンドを使えば、絶望的な状況も一気にひっくり返せます。
エンディングを見るだけなら、コマンドを駆使して誰でも到達できる。
この親切なバランスもまた、スーパーファミコン版ならではの良さでした。
40分が、あっという間に過ぎていく最高の体験
なぜこのゲームを遊んでほしいのか?
それは、シューティングゲームなのに
全10ステージという大ボリュームで、
40分があっという間に過ぎていく最高のゲーム体験ができるからです。
巨大ボスが連続で襲ってくるステージもあり、
常にドキドキしながら遊ぶことができました。
自分の好きなように武器をセッティングできる楽しさも格別です。
「ミサイルはナパームにして、ビームは溜めショットにして…」
自分だけの最強ビッグバイパーを作り上げる喜びは、
何度プレイしても色褪せません。
この作品は、スーパーファミコン向けのアレンジ版ですが、
もしアーケード版をプレイしたいのであれば、
アーケード版は、スーパーファミコン版よりも何倍も難易度が高いそうなので、
自分の腕と相談して、好きな方を選んでみるのも良いでしょう。
ゲームスピードの遅さが、ヌルゲーマーに勇気をくれる。
それが、この名作を手に入れるべき理由です。
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