ファミコンRPGの中でもトップクラスの名作 個性的なゲームだけどね
[このゲームで三国志を知りました 世界感はめちゃめちゃでしたが]
1989年発売 ジャンル RPG 参考価格1600円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 10時間
このゲームに対する世間の評価 アクションは知ってたけど RPGだったんですね
どんな人におすすめ? 個性的過ぎるRPGが好きなら絶対におすすめ
バーチャルコンソールで配信無し
ゲームのモチーフになった作品を知って
マンガや小説を読む事は、とても素晴らしい事ではないでしょうか。
子供の頃、三国志という作品を全く知りませんでした。
「中国の面白い小説かなぁ」程度の知識しかありませんでした。
そんな時に出会ったゲームが、今回の天地を喰らうです。
少年ジャンプに連載していたのですが
三国志という壮大な世界を、本宮ひろしワールドで展開したらどうなるのか?
という、とても面白いマンガでした。
本宮ワールド全開の三国志を
そんな今回の、あまりの面白さに、三国志を読むきっかけになった作品
天地を喰らうの感想です。
この天地を喰らうですが
1989年に、カプコンから発売された
後にゲームボーイ、プレイステーション、セガサターンでも発売された
大人気ゲームの、初代でした。
ゲームのストーリーは
三国志の世界感を活かしながらも
実際の三国志とは違う
ゲーム版天地を喰らうのオリジナルストーリーへと展開していく。
三国志ファンにも楽しめる
三国志を知らなくても楽しめる
そんな凄い作品でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなコマンド選択式のRPGで
「ドラゴンクエスト」の様な作品でした。
主人公の「劉備」となり
最初は名もなき存在だった自分が
徐々に全国統一目指して行く、システムでした。
このゲームの面白いところは
シミュレーションゲームが多かった
三国志という世界に
バリバリのRPGを持ってきたのが、凄かったですね。
武将を雇って
兵士を鍛え上げて
国力を上げて
国に攻め込んで行く…
こんな王道シミュレーションゲームの流れを、バッサリと斬りまして。
街で情報収集
あの街が困っているらしいぞ
だったら劉備様が助けに向かってやる
国に攻め込んで行く
返り討ちに合う
近くの山賊を狩りまくってレベルを上げる
国に攻め込んで行く…。
こんなRPGになっていました。
自分のレベルが上がれば
率いる事ができる兵士の数が上がって行きまして
どんどん最強の軍勢へと進化していく
こんな楽しさがありました。
最初は数百人規模の
吹けば飛ぶような武将だったのが
最後は数万単位でぶつかって行く
プレイした後は、三国志を好きになる事間違いなし
そんな、偉大な作品なのでした。
天地を喰らうの感想でもあり レビューでもあり
[仲間になりたそうに武将がこちらを見ている]
「ドラゴンクエスト5」では
敵のモンスターを倒すと、自分たちの仲間になるという
画期的なシステムが売りでした。
「女神転生シリーズ」では
敵の悪魔と会話をすることによって
仲間に加えることが出来る作品でした。
そして、今回の天地を喰らうでは
敵の武将たちを、仲間に加えることが出来るシステムでした。
天地を喰らうの世界では
ドラクエでいう「スライム」の様な感じで、武将が普通に出てきます。
山賊や海賊などがメインの敵なのですが
たまに、武将が兵士を引き連れて襲ってきます。
この武将たちは
その国に所属している武将たちで
この時に倒しても、ただ逃げていくだけです。
しかし、相手の君主を倒して
そのエリアを自分の陣地にした時に
「ある変化」が起こります。
今まで、その国を守っていた武将が
使えるべき君主を失って
無職の山賊と化してしまっているんです。
言わば会社が倒産したサラリーマンです。
そんな時に、こちらが相手を倒して
「うちの会社で働かないかい」とお誘いすると
「劉備さん、一生ついて行きます」となり
自分の仲間に加えることが出来るわけです。
今まで、何度も戦っていた猛将たちが
次の瞬間には、自分の仲間になっている。
仲間を集めて行く、最高のやりこみ要素も
このゲームには搭載されていたのでした。
無双シリーズなどで
一躍有名になったサブキャラクターたちを
ちょっとずつ集めて行く楽しさが
このゲームにはあったのでした。
[ラスボスが鬼の様に強い]
初めて天地を喰らうを
プレイした時は
ラスボスまでは進める事ができました。
そしてラスボスに全然勝てずに
結局はセーブデータが消えて、ギブアップしました。
次にチャレンジしたのは
それから4年ほど後だったでしょうか。
その時は
とにかくレベルを上げまくって挑みましたが
それでも、相当苦戦しながらのラスボス戦でした。
今までは
わりとスムーズにゲームが進んでいたのに
最後に待ち受けているラスボスの「司馬懿」が
とんでもない程の強さというのが
天地を喰らうの印象ですね。
エンディングを見る為に
天地を喰らうをゲームショップに修理に出して
電池を替えて貰いました。
それくらいエンディングが見たかったゲームでした。
[全ての仲間を集める事は出来ない]
このゲームのセールスポイントは、仲間を集めて行くシステムです。
しかし、このゲームでは
全ての仲間を集める事は出来ませんでした。
というのも、このゲームでは
仲間を預けられる限界が設定されていました。
「やっと強いキャラクターが仲間になった…」
「さて、どのキャラクターと別れようかな」という感じで。
天地を喰らうという、ゲームにハマればハマるほど
もどかしさが襲ってくるのが、少し残念な所でした
弱い武将と別れれば、問題は無いのですが
弱い武将ほど、愛着があるんですよね。
この部分が、完璧に仕上がっていれば
本当に惜しかったなというのが
率直な感想です。
天地を喰らうのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
ファミコンのRPGの中でも
特にお気に入りの作品で
遊んだら最後
三国志を読みたくなること間違いなしの素晴らしさでした。
「三国志って古臭いよね?」こんな先入観をお持ちの方は
是非とも遊んでみてはいかがでしょうか。
なにがそんなに面白いのか?
三国志でRPGを楽しめるだけでは無く
そんな豪華なゲームをお楽しみください。
今急いで買う理由ってあるの?
マンガ版の天地を喰らうのストーリーとは
関係ありませんでした。
キャラクターのイラストが
本宮ひろし先生のイラストだった位でしょうか。
それでも、本宮先生の描く「趙雲」のかっこよさは最高でしたね。
三国志を知らないんですか?
なら天地を喰らうをやればいい
ストーリーは、はちゃめちゃだけどね
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
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