モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

商人よ大志を抱け!の感想 このゲームで経済を楽しく学ぶ

食べ物は腐る物  これこそが枡田省治イズム…なのかな?

 

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[シンプルなボードゲームですか? いいえ、ひねくれたボードゲームです!!]

[商人よ大志を抱け  バンダイ  スーパーファミコン]

1995年発売  ジャンル ボードゲーム  参考価格500円

 

記事のネタバレ度  低め  

攻略に必要なプレイ時間  2時間

このゲームに対する世間の評価  癖の強さは流石 枡田ゲー

どんな人におすすめ? ひねくれたボードゲームが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

学生の頃というのは

経済の授業がとても退屈だった思い出があります。

 

周りのクラスメートも

他の授業に比べると

ボーッとしながら、ふわふわしていました。

 

そんな、皆が大嫌いな経済の授業ですが

私は割りと好きな授業だったんですよね。

 

こうすれば景気が上がる

こうすれば景気が下がる

そんな授業が、とてもゲーム的で楽しかった思い出です。

 

そんな今回の、経済がボードゲームで学べるとしたら嬉しいよね

商人よ大志を抱け!の感想です(*’▽’)

 

 

 

商人よ大志を抱けとはどんなレトロゲーム

 

この商人よ大志を抱けですが

1995年にバンダイから発売された

スーパーファミコン専用のボードゲーム作品でした。

 

ゲームの目的は

マップを周回しながら、各地の特産品を購入しまして

 

高い場所で売って、また特産品を購入して

 

違う場所でまた高く売って、また特産品を購入して

 

こんな繰り返しで、お金持ちを目指すのが目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなボードゲーム

 

似たタイプのゲームで言いますと

桃太郎電鉄」や「いただきストリート」の様な作品でした。

 

 

商人よ大志を抱けというゲームは

港に寄ってその街の特産品を購入します。

 

その街ごとに、特産品が違いまして

この街ではレモンが特産品

この街ではマグロが特産品

この街ではトマトが特産品

 

そんな特産品を購入して、積荷を満杯にして冒険する訳です。

 

そんな特産品をどうするのかと言いますと

果てしなく遠い街まで、特産品を売りに行く訳ですね。

 

その利益の合計で勝敗を決める

貿易を繰り返して、経済も学べるボードゲームでしたね(^◇^)

 

 

 

商人よ大志を抱けの感想でもあり レビューでもあり

 

[食べ物という事は? 時間が経過すると? どうなるのでしょうかね?]

 

これだけならば、ただのボードゲームですよね。

 

安い場所で購入して、高い場所で売る

これって普通の貿易のゲームですよね。

 

このゲームの最大の特徴は

特産品は全て食べ物で

「時間の経過で直ぐに腐る」という所です。

 

最初は、食べ物が腐る?なんて疑問でしたが。

 

時間が経つに連れて

どんどん意味が分かってきます。

 

「遠くで、特産品を売れば儲けられるのに。···直ぐに腐っちゃう」と。

 

 

このゲームは

リスクを取れば、大きく儲けられるけれども

そのぶん、失敗の代償がとてつもなく大きい···。

 

そんな、現実的なボードゲームでしたね。

 

アイテムカードを使用することで

特産品の値段を壊滅的にしたりできるのも面白かったです。

 

相手がレモンを買い占めたのならば、レモンの値段をガンガン下げる。

自分がトマトを買い占めたのならば、トマトの値段をガンガン下げられる。

 

こんな、相手を破滅させるのも楽しい

現実の世界に居るような感覚を楽しめる

リアルなボードゲームなのでした(*´з`)

 

 

 

[コンピューター戦が辛い]

 

この作品は、ボードゲームとして

結構面白い部類のゲームだと思います。

 

対人戦が面白いのですから

ボードゲームとしては充分な作品ですよね。

 

しかし、コンピューター戦となると話は別で

コンピューターの動きが、かなりトロいんですよね。

 

こちらは、サクサク進みたいのに

コンピューターはノロノロといった感じで

結構なストレスを感じましたね。

 

この部分が

ボードゲームなのに

ワゴンセールで買えた理由だったのだと、気付いたのでした。

 

これが、対人戦ならば

友達とわいわい喋りながらプレイ出来るので

イライラする事はなかったのですが。

 

コンピューターとは喋れませんからね。

 

対人戦は最高に楽しい

対コンピューター戦は最高に辛い。

 

そんな伝説になれなかった惜しい作品なのでした(/・ω・)/

 

 

 

商人よ大志を抱けのまとめ


 

ゲームデザイン脳 [ 桝田省治 ]
価格:1706円(税込、送料無料)


 

 

このゲームを作った人が

リンダキューブ」や「俺の屍を越えてゆけ」等でお馴染みの

「枡田省治」さんの作品だったとは知りませんでした。

 

出会った順番で言いますと

この作品の方が何年も前に出合っていますので

枡田省治を好きになるのは、必然だったのかも知れませんね。

 

リンダキューブ俺の屍を越えてゆけ等が大好きならば

この機会に遊んでみてはいかがでしょうか(/ω\)

 

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

経済を学べるボードゲームなのですから

教育的にも素晴らしいゲームなのかもしれません。

 

なにがそんなに面白いのか?

 

噛めば噛むほど面白い

知れば知るほど楽しい

そんな癖の強いボードゲームなのでした。

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

枡田省治さんという人は

カリスマ的なゲームデザイナーなのですが

 

このゲームはあまり有名ではないので

今の内に補完しておくのが利口なのではないでしょうか!!

 

 

そんな今回の、シンプルなボードゲームが嫌いな人に贈る ひねくれた異色作

商人よ大志を抱けの感想でした(*^▽^*)